また、競馬関係者の方とウマ娘プリティーダービーの関係者の方へ感謝を。
この物語は現実のレースを参考にしたフィクションであり、あらゆる関係者及び読者の皆様を傷つける意図はございません。
前置きが長くなりましたが、まずはプロローグをお楽しみください。
仄かな月光が赤いバージンロードを照らす。参列者たちは夜色へまぎれるように二人を静かに見守っていた。
新郎は笑顔のまま姿を見せるが、新婦は緊張しているのか新郎の腕を強く握っている。
空からブルーローズとムーンダストの花びらとライスシャワーが舞っていた。
新郎のうなずきに、新婦はうなずきを返す。持っていたブーケを暗闇へ投げる。
ブーケは一度月を隠し、そして誰かの手元へ収まったようだった。小さな拍手とささやきが聞こえる。
新婦は小さく何かを呟いた。新郎は新婦の腕を引き、いよいよバージンロードを歩いていく。
静かで温かい時間は、これにて幕を閉じた。
⭐︎
控室にて、新郎と新婦の二人は笑顔で向き合っていた。
「はぅ〜緊張したよぅ」
「ウイニングライブでは大丈夫そうだったけれど、今日は緊張していたね」
新婦──ライスシャワーの頭を新郎──元トレーナーの
「私が自分のために初めて、こういうことをしたから……」
「ライスは今までみんなのために頑張ってきたからね。これからは自分の幸せのために生きていこう。もちろん、俺もライスの幸せのために頑張るから」
「ライスもお兄さまが幸せになれるように頑張るよ!」
何も変わらないライスシャワーの笑顔に、知里も笑顔でうなずく。
二人の微笑を向け合う時間はいつまでも続きそうだったが、控室に入ってきた二人のウマ娘がピリオドを打つ。
「本当に仲睦まじいお二人ですわ」
「しかし、時間です。すみやかに着替えを済ませなければなりません」
それぞれワインレッドとダークネイビーのシックなドレスをまとった、メジロマックイーンとミホノブルボンだった。
苦笑したままのメジロマックイーンが改めて祝福の言葉を贈る。
「この度は本当におめでとうございますわ。本当なら他にも多くの方がうかがう予定だったのですが、あまり大勢を好まれないかと思いましたので、私とブルボンさんが代表して贈らせていただきます」
「お二人の未来に、幸福がありますように」
無表情ながら真摯な祈りがミホノブルボンから贈られる。
「二人とも、ありがとう」
ライスシャワーが笑顔で受けとってくれたことを二人は確認し、壁にかかった時計を見た。
「夜の挙式ということで、まもなく退館しなければなりません。私たちは先に帰らせていただきますが、くれぐれも退館時刻を忘れないでくださいまし」
「さすがに大丈夫だよ。でも、ありがとうな」
「いえ、先程のやりとりは時間を気にしていないようでしたので」
冷静なミホノブルボンの言葉に、知里はうめく。
「いや、うん、本当に気をつけるよ」
「それでは、お幸せに」
その言葉を最後に、メジロマックイーンとミホノブルボンは退室する。
「はぁ〜もうこの時間が終わっちゃうんだね」
「たしかに一生に一度しかないイベントが過ぎてしまうのは切ないけれど、これからの毎日を今日に負けないくらい特別なものにしていこう」
「そうだよね! お兄さま!」
二人は着替えを済ませ、帰路につく。いつもの私服に戻った二人は、ゆっくり歩みを進めた。 会話の代わりに、手をつなぎあう二人を式の時と変わらずに照らし続けていた。
しかし、この時間を迎えるまでに、二人は多くの挫折を味わってきた。栄光に比べて数が多い挫折を乗り越え、時に受け入れ、今の二人がある。
この物語は二人で歩んだトゥインクルシリーズ時代とレースとトレーナーを引退するまでを描くものである。
⭐︎高校からの友人との会話
「最近、ウマ娘の二次創作の小説を読んでいるんだけど、こんなに読んでいたら書きたくなってきたわ。でも、鋼の意思で書かんわ」
「書け」
「書くかー」
てな感じで始まりました。まったく続きがないので、これから書いていきたい所存。
プロットという名のメモ書きはあるので、エタらないよう頑張ります(二次創作で一回も完結させたことがない屑物書きの鑑)
ライスかわいいよライス
お願いしますから温泉旅行券を引いてください……(目標未達成含めて33回育成するも未だ一回も当てられず)