タニシですが、なにか?   作:マリモ二等兵

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 今回オリジナル邪眼が入ります。
 苦手な方は、お覚悟を。
 ……いまさらか!

  


君に絶望を与えるRPG

 あれから数日。

 魔物狩って食べての生活の中、私は叡智の凄さに感動していた。

 鑑定と探知を足して少し能力をアップさせたような性能に、検索機能、進化ツリーなどまさに叡智の名にふさわしいスキル。

 もし蜘蛛さんが派生や進化を期待していなかったらこのスキルを手に入れてなかったと思うと、蜘蛛さんは本当にいいことをしてくれた、グッジョブ。

 感知能力が上がったおかげで処理しなければいけない情報が増えたけど、その分遠くの敵に気づけたり不覚を取ることも無くなったのでよしとしよう。

 進化ツリーの方を見てみたけど私はいい感じの進化を遂げているらしい。

 インレント・クイーンの次に進化があることも知れたし、この進化ツリーという機能は本当に素晴らしい。

 

 その叡智だけでも十分良いのに「星魔」や「魔導の極み」という魔法系スキルもついてくるというおまけ付き。

 私は魔法系が絶望的だったけど、このスキル達のおかげで魔法はコップ1杯から燃料タンクぐらいになった。

 今まで持っていても使えなかった魔法やものによっては消費が激しい邪眼系スキルなどが十分に使えるようになった。

 

 ちなみに邪眼系スキルは使えそうな奴だけ強化した。

 強化したのは6つの邪眼。

 

 1つ目は呪いの邪眼。

 これはHP、MP、SPを削っていくというもの。

 スキルポイントを取得したのを合わせて4000ポイントを犠牲にしてカンスト、「呪怨の邪眼」になった。

 これは呪いの邪眼よりも速く削り、しかも削った分を自分に移すというもの。

 これもカンストさせたかったけど狂により断念。

 使い勝手が良いからもうLV2だけどね。

 

 2つ目は麻痺の邪眼。

 効果は単純、麻痺属性を与えるというもの。

 こちらも同じく4000を犠牲にしてカンスト、「静止の邪眼」に。

 これは麻痺のように体が動かしづらくなるのではなく、時間が止まってるみたいに一切体が動かなくなる。

 一瞬で効果が出てしまうせいか使用頻度が多くとも使用時間が少ない。

 なのでまだLV1。

 

 3つ目は恐怖の邪眼。

 外道属性〈恐怖〉を与えるというもの。

 4000でカンストさせ「悄然の邪眼」に。

 より強い恐怖を与えられるようになった。

 恐怖で逃げ出しちゃうから使えないなんて思ってたけど、見るだけで恐怖を与えるってカッコいいじゃん。

 そんな理由でカンストさせた。

 スキルポイントがたくさんあるしこれぐらい大丈夫大丈夫。

 ちなみに悄然の邪眼になってから、逃げ惑うなんて余裕もないくらいの恐怖が与えられるようになっている。

 割と使える。

 

 4つ目は狂気の邪眼。

 外道属性〈狂気〉を与えるというもの。

 4000でカンストさせ「狂乱の邪眼」に。

 より強い狂気を与えられるようになった。

 これも恐怖の邪眼と同じ理由。

 ちなみに狂乱の邪眼を当てると……なんというか……上からも下からも体液を撒き散らして奇声を上げながら体を無差別に動かし始める………うん、エグい。

 

 5つ目は闇の邪眼。

 名前がもうあの頃の心をくすぐる。

 闇属性を与えるというもの。

 4000でカンストさせ「暗黒の邪眼」に。

 他の邪眼と違い純粋な攻撃のためダメージは高め。

 現在はLV2。 

 

 6つ目は重の邪眼。

 重属性を与えるというもの。

 4000でカンストさせ「引斥の邪眼」に。

 縦横斜めに重属性を与えられるようになり、引力と斥力どちらも使えるようになった。

 常時自分にかけて修行しているのでもうLV3になっている。

 

 本当は石化の邪眼とか死滅の邪眼とかも鍛えたかったけど食べるところが少なくなるからやめた。

 それに効果が発動するの遅いし、他の邪眼に比べてなんとなく射程が短いような気がする。

 まぁ呪怨と静止と暗黒で十分だから上げる必要を感じないのも確か。

 死滅の邪眼に関しては鍛えちゃうと蜘蛛さんが使った瞬間に死んじゃう。

 LV1なら蜘蛛さんの腐蝕耐性でも耐えられるから、これは上げないほうがいいね。

 下手に使いまくってレベルを上げてしまうのを防ぐために、私も死滅の邪眼を使用するのは控えよう。

 

 そんなこんなで中層で生きることは初めて来たときよりも簡単になっていた。

 叡智で魔物を見つけて邪眼の射程内に忍び寄る。

 そこから呪怨麻痺暗黒のトリプルコンボ。

 相手は死ぬ。

 たまに悄然と狂乱も追加。

 ちょっと相手が可哀想。

 

 そんなことを考えていると叡智に敵反応あり。

 この形あいつかな。

 

 『これは…ウナギか……殺らなきゃ。』

 

 『そうだね。』

 

 私たちは仁王立ちしている気分になりながらウナギがくるのを待つ。

 3、2、1。

 来た!

 

 『引斥の邪眼!!』

 

 私たちは引斥の邪眼を使いウナギを無理矢理陸に上げる。

 そして静止!

 次に呪怨!

 止めに暗黒!

 一応猛毒攻撃!!

 

 《熟練度が一定に達しました。個体、インレント・クイーンがLV6からLV7になりました》

 《熟練度が一定に達しました。個体、インレント・クイーンがLV7からLV8になりました》

 

 『ふっ…所詮こいつはウナギ……余裕だな。』

 

 うん、そうだね。

 あのウナギをこんな簡単に倒せてしまうとは……私たちも強くなったもんだ。

 さて、モグモグタイムの始まり。

 そういえば今の私のステータスってどれくらいなんだろう?

 鑑定。

 

 《インレント・クイーン(篠前 ゆりか) LV8

  ステータス

 HP:3272/3272(緑)+450

 MP:1649/1649(青)+1507 

 SP:3094/3094(黄)+391

   :3094/3094(赤)+392

 平均攻撃能力:116     +16

 平均防御能力:3933    +844

 平均魔法能力:1554    +1507  

 平均抵抗能力:5535    +2344

 平均速度能力:681     +61

 スキル

 「HP自動回復LV7」「SP回復速度Lv5」「SP消費緩和Lv5」「魔導の極み」

 「吸収lv8」「共存lv10」「同体」「産卵LV10」「眷属支配LV10」「遠話lv4」「毒合成LV6」「集中LV10」「思考加速Lv7」「予見Lv4」「並列意思Lv2」「高速演算Lv2」「命中Lv3」「回避LV3」「立体機動LV6」「糸の才能LV6」「狂LV6」「挑発LV5」

 「気闘法Lv5」「気力付与LV4」

 「恐怖耐性Lv2」「酸耐性Lv2」「麻痺耐性Lv3」「気絶耐性LV1」「猛毒耐性LV3」「斬撃耐性LV4」「打撃耐性LV5」「破壊耐性Lv4」「火耐性lv3」「痛覚軽減LV5」「睡眠無効」「腐蝕無効」「苦痛無効」「外道無効」

 「外道魔法LV4」「影魔法LV1」「毒魔法LV2」

 「叡智」「忍耐」「怠惰」「退廃」「断罪」「禁忌lv9」

 「韋駄天lv4」「のんびり屋LV10」「堅牢LV2」「剛力LV3」「瞬発Lv8」「持久LV9」「生命LV8」「望遠LV4」「聴覚強化Lv9」「嗅覚強化Lv8」「味覚強化LV4」「触覚強化Lv8」「視覚領域拡張Lv5」「神性拡張領域LV2」「星魔」

 「腐蝕大攻撃LV4」「猛毒攻撃Lv4」「破壊強化Lv4」「斬撃強化Lv4」「毒強化Lv3」

 「呪怨の邪眼LV2」「静止の邪眼LV1」「引斥の邪眼LV3」「魅了の邪眼LV1」「悄然の邪眼LV1」「狂乱の邪眼LV1」「死滅の邪眼LV1」「幻痛の邪眼LV1」「暗黒の邪眼LV2」「不快の邪眼LV1」「催眠の邪眼LV1」「石化の邪眼LV1」

 「n%I=W」

 スキルポイント:37420

 称号

 「のんびり屋」「怠惰の支配者」「忍耐の支配者」「叡智の支配者」「魔物殺し」「無慈悲」「崩壊」》

 

 わぁお。

 抵抗能力上がり過ぎじゃない?

 これならナマズの攻撃どころかウナギの攻撃すら通らなさそう。

 星魔のおかげで魔法系も高い。

 そして相変わらず攻撃力が低い。

 邪眼と魔法があるから遠距離も安心。

 魔法は強いの無いけどね。

 うんうん、中々隙がなくなってきたんじゃないかな。

 防御と攻撃、両方こなせるようになったのは大きい。

 にしても邪眼系スキル多い……。

 これだけの量を体担当の私2号に任せるのは難しいな。

 

 ❲じゃあさ、ちょっと前に上がった並列意思に任せればいいんじゃない?❳

 

 ああ、あの用無しの私3号か。

 

 ❴お、ひょっとして出番?❵

 

 出番だね。

 私3号には邪眼と魔法を担当してもらうよ。

 

 ❴了解。❵

 

 よし、これで隙は無くなったも同然。

 我らの敗北は少しになった。

 

 む?またもや叡智に反応が……。

 1つじゃない、2…3…4…5…6…7………え!?

 何この量!?

 

 『な、なんじゃこの量は!?』

 

 蜘蛛さんと私は反応があった方角を見る。

 そこには膨らんだマグマが私たちに向かって進んでいた。

 膨らんだマグマといっても丸いわけではなく、堤防のように横に広がっていた。

 そのマグマの中に数えたくないほどの敵がびっしり反応しており、その反応はタツノオトシゴ、ナマズ、ウナギ、そして別の何かの大群だった。

 あまりの迫力に逃げることを忘れてしまい、叡智でわかっているのに奴らがどれほどの規模の集団なのかこの目で見てみたいという好奇心に駆られてしまった。

 奴らがある程度接近してくると、その軍団がマグマから顔を出し始める。

 100近い数のタツノオトシゴ。

 70ほどのナマズ。

 20は超えるウナギ。

 そしてナマズやウナギより竜らしい姿をした火竜。

 

 『エルローゲネソーカ LV19

  ステータス

 HP:2731/2731(緑)

 MP:2194/2194(青)

 SP:2519/2519(黄)

   :2715/2715(赤)

 平均攻撃能力:2319

 平均防御能力:3026

 平均魔法能力:1743

 平均抵抗能力:1857

 平均速度能力:1842

 スキル

 「火竜LV9」「逆鱗LV2」

 「HP自動回復LV2」「MP回復速度LV1」「MP消費緩和LV1」「SP回復速度LV3」「SP消費緩和LV3」

 「火炎攻撃LV5」「火炎強化LV3」「破壊強化LV2」「打撃強化LV4」

 「連携LV5」「統率LV7」「命中LV10」「回避LV10」「確率補正LV8」「気配感知LV4」「危険感知LV7」「高速遊泳LV7」「過食LV8」「呼声LV6」

 「打撃耐性LV6」「炎熱無効」

 「身命LV1」「瞬発LV8」「持久LV9」「剛力LV1」「堅牢LV1」「術師LV4」「護法LV4」「疾走LV5」

 スキルポイント:11250

 称号

 「魔物殺し」「魔物の殺戮者」「率いるもの」』

 

 『エルローゲネソーカ LV16』

 

 『エルローゲネソーカ LV18』

 

 『エルローゲネソーカ LV16』

 

 その数、4体。

 何か理由があるのか一番レベルが高い火竜をかばうように3体の火竜が前に出ている。

 口からは火が漏れ出しており、今にも火球を飛ばしてきそうだった。

 しかもその火竜だけでなくタツノオトシゴもナマズもウナギも、みんながみんな火球の準備をしている。

 200近い魔物がたった2体の私たちに目を向けていた。

 

 

 

 




 タニシの影響で蜘蛛子大幅強化。
 なら敵も強化しないと。
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