今、私たちは蜘蛛型モンスターに囲まれている。
え?唐突だって?
出会いもそれぐらい唐突だったよ。
それはある日のこと。
いつものように下層で適当な魔物を狩ってレベル上げをしていたら叡智に無数の反応あり。
どうやら私たちに一直線に向かってきているようだ。
一体何がくるのか、千里眼で見てみるとそこにはなんと大量の蜘蛛が!!
しかもとんでもないヤツが来ていた!
その名はアークタラテクト。
『アークタラテクト LV31
ステータス
HP:4466/4466(緑)
MP:3182/3182(青)
SP:4267/4267(黄)
:4262/4262(赤)
平均攻撃能力:4399
平均防御能力:4315
平均魔法能力:3004
平均抵抗能力:3101
平均速度能力:4237
スキル
「HP高速回復LV5」「MP回復速度LV7」「MP消費緩和LV7」「SP高速回復LV2」「SP消費大緩和LV2」
「魔力操作LV7」「魔力撃LV6」
「魔闘法LV4」「気闘法LV7」
「糸の才能LV5」「万能糸LV3」「操糸LV10」「念動LV2」「毒合成LV5」「空間機動LV8」「命中LV10」「回避LV10」「確率大補正LV2」「飽食LV4」
「猛毒攻撃LV10」「状態異常大強化LV3」「破壊大強化LV2」「斬撃大強化LV4」「貫通大強化LV8」「打撃大強化LV3」「衝撃大強化LV1」
「危険感知LV10」「気配感知LV10」「動体感知LV10」「魔力感知LV7」
「外道魔法LV10」「毒魔法LV10」「治療魔法LV4」
「破壊大耐性LV1」「斬撃大耐性LV2」「貫通大耐性LV2」「打撃大耐性LV4」「衝撃耐性LV9」「状態異常大耐性LV8」「腐蝕耐性LV6」「外道耐性LV5」「苦痛無効」「痛覚大軽減LV2」
「暗視LV10」「視覚領域拡張LV7」「視覚強化LV10」「千里眼LV2」「聴覚強化LV7」「嗅覚強化LV2」「触覚強化LV7」「天命LV2」「魔蔵LV8」「天動LV1」「富天LV1」「剛毅LV2」「城塞LV2」「道士LV7」「護符LV8」「韋駄天LV1」「禁忌LV7」
スキルポイント:34500
称号
「悪食」「血縁喰ライ」「魔物殺し」「毒術師」「魔物の殺戮者」「糸使い」「魔物の天災」「人族殺し」「覇者」』
わーお!
なんてステータスでしょう!
ふっ防衛力、たったの4000か、ゴミめ。
というか速度も私が勝ってるじゃん。
300ぐらいだけだけど。
ステータスで私が負けてるの攻撃能力だけじゃん。
勝ったな。
楽勝じゃん。
アークが10体もいなければね!
なんでそんなにいるの?
君たちさ、ステータスなら龍種ぐらいあるよね。
つまりこれさ、龍種が10体来てるってことだよね。
なんでそんなことするの?
10体ってどういうこと?
もっと他に無かったの?
……。
………。
…………。
……………。
蜘蛛さんや、どうするよ。
『一旦退却!作戦を練るぞ!』
『了解。』
私は上層の唯一巣がある場所に転移する。
蜘蛛さんは糸でできたベットに寝転がる。
『………ないわー。』
『ないねー。』
なんで私たちはこう……ステータスが高い相手の集団と遭遇するの?
火竜とか火竜とか火竜とかさ。
火竜のときは4体だったけど今回は10体。
しかも全員龍種並のステータス持ち。
火竜並のステータスを持ったグレーターもたくさんいたし。
うわぁ……叡智でマーキングしたアークが私たちに向かってきてる。
なんで場所がバレてるんだろう。
そもそもなんでアーク達は私たちを襲ったんだろう?
『……ナンデダロウナー。』
『蜘蛛さん、何かした?』
『いいいいや何も!……何もシテナイヨ。』
『正直に話して。』
『………マザーの精神を攻撃してました。』
『精神を?なんで?』
どうやったかは後で聞こう。
『マザーが私を支配しようとして来たから。』
『………それでマザーはそれを止めようと蜘蛛さんを倒すようにアークに頼んだっていうこと?』
『多分、きっと、メイビー。』
『はぁ…なるほどね。』
てことはこの状況は蜘蛛さんのせいってことか。
うーん。
支配しようとしてきたからお返しに精神を攻撃した……ね。
まぁ、正当防衛かな。
こうなっちゃったのは仕方がない、この状況を打破できる策を考えよう。
と、いってもアーク達を倒す。
それしか方法は無いね。
精神攻撃を止めてマザーに許してもらうのもあるけど、蜘蛛さんの事だし精神攻撃はやめないだろうね。
さて、どうやってアーク達を倒そう。
『真正面からは……イケるか?』
『いくら強くなったとはいえあのステータスの集団を真正面で倒せるのは無理だと思う。』
『だよねぇ……んーじゃあマグマ風呂にご招待するのはどうよ?』
『どうやって?』
『転移で。』
『うーん。確かに良いかもしれないけどどうやってアーク達を転移させるの?』
『糸で頑張って拘束して身動きが取れないところを転移!…どう?』
『いいね、やってみよう。』
私の言葉を最後に、せっせと罠の準備をする。
あのアークを拘束するにはパパっと作れる糸ではなく、何重にも重ねたガチガチな糸じゃないと安心できない。
グレーターはまぁ……魔法で十分のはずだ。
それ以外のタラテクトも暗黒弾とかで十分だろう。
む、あともう少しで速度が速いアークは着くな。
でもここは狭い通路だし、10体同時に来るなんてことは無いはず。
詰められて5体ぐらい?
あ、今思いついたけどぎゅうぎゅうになったアーク達に破滅スキルの技を喰らわせるのはどうだろう。
いいね、それ。
蜘蛛さんも良いって言ってくれたし、罠にかかる前はそれで応戦しよう。
お、ちょうどいいところに来た。
予想通りここの通路は狭くて全員がいっき来ることはできないみたいだね。
それじゃあ、さっそく攻撃を開始。
破滅レベル4、破滅榴弾。
その名の通り破滅弾の爆発するバージョン。
MP消費がちょいと多いけどそれ以上に高い威力を出してくれる。
これには破滅属性だけでなく衝撃属性も込められた爆発を起こすから、たとえ抵抗能力が私の魔法能力を超えていたとしてもノーダメージでは済まない。
アーク達に破滅榴弾が命中する。
一発一発がそこそこな爆発を起こし、迷宮中に爆音が響き渡る。
うん。
うるさい。
でも我慢我慢。
見ればアークのHPは減ってってる。
いいね。
この調子で撃ちまくろう。
蜘蛛さんも手伝ってね。
『もちろん。』
蜘蛛さんと私で大量の破滅榴弾と暗黒弾をアーク達に撃つ。
前のアークはHPがかなり減ってる。
この調子なら2体ぐらいはアークを倒せそう。
む、後ろのアーク達が後ろに移動してる。
逃げてるわけじゃないね。
周り込みかな。
いや、道を開けたのか。
遅れてやってきたグレーターとその他のタラテクトのために。
まぁ肉壁がきたって感じかな。
感動的なあれこれは無さそう。
蜘蛛さんぐらいの大きさのタラテクト、スモールレッサータラテクトが暗黒弾と破滅榴弾を防ぐ。
一発被弾するごとに何匹もやられてるけどそこらへんは数の暴力でカバー。
私は破滅弾をタラテクト達に撃ち込む。
破滅弾は魔法能力と抵抗能力に大きな差があると貫通する。
タラテクト達のステータスなら貫通できる。
これで素早く倒せて、MP消費も少なく済む。
『フハハハハ!!数あれば倒せると思ったかー!』
これでタラテクト対策はバッチリ。
さて、戦況確認。
タラテクトはゴミのようだ。
グレーターは流れ弾でHPがそこそこ減ってる。
ダメージを受けたアークは後方で回復中。
そして何体か周り込んできてるね。
うん。
今のところ私たちが優勢だ。
この調子でアークを除くタラテクトを倒して、アークはマグマ風呂にボチャン。
完璧な作戦だね!
勝ったな、風呂入ってくる。
アニメでマザーが出た時にまわりにめっちゃアークタラテクトいたんでこの蜘蛛子とタニシなら10体ぐらい来てもいいんじゃないかなって。