タニシですが、なにか?   作:マリモ二等兵

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蜘蛛7 デカい体って不便そうだよね

 タニシちゃんが魔の山脈を荒らしまくり、いくつか山の標高が低くなってきた頃。

 私の準備が整った。

 だいたい3日ぐらいかかったかな。

 出来ればもう少し練習したかったけど、タニシちゃんが魔の山脈から離れようとしてるので今から倒しに行くことになった。

 しかも離れようとする先は魔族領。

 それは困る。

 

 私は万里眼モドキを発動させタニシちゃんの様子を見てみる。

 今は特に暴れたりはせず、虚を見つめてボーとしている。

 タニシちゃんののんびりが出てない?

 龍になって理性を失っても本質は変わらんのかね。

 この万里眼モドキは一番最初に再現した魔術。

 準備中もタニシちゃんの様子は見ておきたいし万里眼自体かなり便利な魔術だ。

 それでタニシちゃんの様子を見るに、浮遊と身体能力強化、そして微弱ながら龍結界を貼ってる。

 でもその龍結界は弱いから、多分少しやり辛いと感じる程度のものなんじゃないかな?

 まぁあまり考えてなくても良いかもしれない。

 

 さて、これからタニシちゃんの理性を取り戻しにいくか。

 方法は強い衝撃を与える。

 つまり気絶させるということだ。

 少年漫画みたいに仲間の記憶や友情を思い出せ!みたいなものではない。

 ぶっ叩いて正気を取り戻す。

 この手に限る。

 

 術式を構築。

 使う魔術は空間転移。

 どうやら私は空間魔法に適性があるらしく、他の魔法よりも素早く正確に構築できる。

 前はちょいと時間かかってたけど、あの時よりも数段早く出来るようになってる。

 よし完成、転移!

 

 転移した場所はのんびりしてるタニシちゃんより少し離れた所。

 タニシちゃんの後ろを取る感じだ。

 馬鹿みたいに真正面に転移する必要なし。

 現在私は宙を浮いている。

 なんでそんなことが出来るのかって?

 タニシちゃんの浮遊をコピーさせてもらったからさ!

 今のタニシちゃん一切術式を隠そうとしないから万里眼で術式丸見えなんだよねー。

 龍結界のおかげでちょっと見づらかったけど、まぁそれくらいなら時間さえあれば再現は簡単。

 フフフ…なんか他の人の技を奪うって強くね?

 

 にしてもタニシちゃん、全く動こうとしないな。

 のんびりする時は心を空っぽにしてやってるて言ってたし、体を動かす意思すら消してるんかね。

 それ大丈夫か?

 それのおかげで私が転移しても気づかれなかったんだけどさ。

 正直隙だらけだからせめて危険を察知するくらいには意思を残してほしい。

 

 そんなことを思いながら術式を構築。

 エネルギーを目一杯詰め込んだ暗黒弾を放つ。

 めっちゃデカくなったけどいっか。

 目には目を歯には歯を。

 デカいのにはデカいのをぶつけるんだよ!

 タニシちゃんは反応すらせず頭に直撃。

 巨大な頭を揺らしうめき声を上げる。

 その隙に大量の極大暗黒弾で頭を集中的に攻撃し、より強い衝撃を与え続ける。

 これで気絶してくれれば終わりなんだけど…。

 

 「ギュオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

 

 タニシちゃんが私に向かって咆える。

 ですよねー。

 こんな簡単に気絶しちゃったら呆気無さ過ぎてびっくりするわ。

 タニシちゃんが私の下に潜り込み、次は体をひねって上に、その次は前に、横に。

 何をやってるのか最初は分からなかったけど、だんだんと外の景色がタニシちゃんで見えなくなってきた時にやっとこの行動の目的に気づき、空間転移で抜け出した。

 タニシちゃんはその長い体を使って私を閉じ込めようとしていた。

 しかも囲まれる度に龍結界が強力になっていっているから、空間転移が出来なくなって本当に閉じ込められるところだったわ。

 理性がないって言うから知的な行動は出来ないもんかなって思ってたけど、そんなことはないかもしれん。

 

 タニシちゃんは逃げた私を追いかけようとするが体を何かに締め付けられる。

 タニシちゃんを締め付けていたのは同じタニシちゃんだった。

 困惑するタニシちゃん。

 私も困惑してる。

 なんでこんなことになってるの?

 直前のタニシちゃんの行動を思い出す。

 あ、私を閉じ込めようとしたせいか。

 私を閉じ込めようとしたときにタニシちゃんの体は複雑に絡み合っており、糸玉みたいになっていた。

 そしてそれを解かず突撃したら堅結びのように体が締め付けられたってわけね。

 馬鹿じゃねぇの?

 やっぱ知的さはないかもしれん。

 風龍の時もそうだったけど龍って実はクールな奴居ないんじゃね?

 理想と現実の差っていうのはファンタジーにも適用されるのか。

 

 タニシちゃんが絡まってる体をある程度見回した後、私に顔を向け口を大きく開けた。

 そして口に大量のエネルギーが溜まり始める。

 まずい!

 空間転移で即座に距離をとる。

 次の瞬間、私がいた場所に黒い極大ブレスが通る。

 そのブレスは先にある山にデカい穴を開けて貫通し見えなくなる。

 ブレス吐けるんかい!

 おのれDめ!嘘をついたな!

 いや、ブレスを吐けないなんて一言も言ってなかったし後は自分で探せって言ってたし嘘はついてないか。

 てか威力やべーな。

 あれをまともに喰らったら死ぬな。

 だが問題はない。

 私には空間転移がある!

 どれだけブレスが太かろうと空間転移の前には無力よ!

 

 タニシちゃんが私に突進してくる。

 背後に転移、からの暗黒弾!

 暗黒弾が後頭部に命中し唸り声を上げる。

 でもダメージを受けてる気がしないんだよなぁ…。

 ヘイトは稼いでるっぽいけど。

 私に決定打がないのはキツイ。

 なんかないか?

 深淵魔法の再現とか?

 あれかなり複雑だしあまり発動したことないから術式覚えてないわ。

 それにあれシステムに還元するためのものだし。

 となるとやっぱ空間魔法か。

 空間を歪ませてダメージを与えるか?

 重要なとこを狙わなければ大してダメージはないだろうし。

 それか空納でタニシちゃんを封印するとか?

 それで元に戻るまで待つか気絶させられる魔術を開発するかの選択が出来るし。

 よし、空納でタニシちゃんを封印作戦で行こう。

 とりあえずタニシちゃんから離れよう。

 転移。

 

 それにしてもデカいってやべーわ。

 だってタニシちゃんが動く度に暴風が吹き荒れるし山が削れるしで災害が起きてる。

 デカいのはそれだけでも強い。

 よく聞く言葉だけどタニシちゃんを見て納得したわ。

 そりゃつえーでしょうよ。

 今だって山に追突したら山がごっそり削れてるし。

 さらに土砂崩れが起きて木を巻き込んでいってる。

 移動による暴風で色々巻き上がって環境という環境が破壊されてる。

 私にはないけど魔の山脈の被害がひどい。

 

 タニシちゃんがブレスを放つ。

 転移で避ける。

 …今気づいたけど転移じゃなくて空納で良くね?

 やっば天才の発想かも。

 タニシちゃんが私と一定距離を保ちつつ円をえがきながらブレスを放つ。

 空納を開きブレスを中に入れる。

 これなら転移せずともブレスは当たらないな。

 ふはは!効かぬわ!

 もし私に空間魔法の適性がなかったらあっという間に消されてエンドだったかもしれん。

 いやー空間魔法様々だわ。

 

 空間魔法の素晴らしさを再認識していると、タニシちゃんが動きを止め、私を見つめる。

 巨大でしかも5つの目があるからただ見つめられるだけで威圧感が凄まじい。

 常人だったら失神してもおかしくない。

 私もちょっとビビる。

 

 タニシちゃんが術式を展開する。

 あれは…空間魔法?

 え?タニシちゃん空間魔法使おうとしてるの?

 

 タニシちゃんの横に空間の裂け目ができ、そこにタニシちゃんが突っ込んでいき異空間に姿を消していく。

 

 あまり魔術は使えないとか言っておいて結構使えるじゃなーか!

 おのれDめ!

 やっぱ邪神は信用できん!

 あ、Dの性悪さにイラついてたらタニシちゃんが完全に異空間に入った。

 こうなったのもDのせいだ。

 そういうことにしておこう。

 

 私の背後で空間に歪みが。

 するとそこからブレスが飛び出してきた

 ちょ!?空納!

 空納にブレスを入れると、前方の空間に歪みが。

 いや後方にも歪みがある。

 そして後方からはブレスが、前方からは口を開けたタニシちゃんが出てきた。

 あ、チャンス!

 私は後方に空納に入れておいたブレスを出し、前方に空納を展開する。

 後方でブレス同士が衝突し爆発する。

 タニシちゃんは方向転換をして空納に入るのを回避し、異空間に消えた。

 流石に無理か。

 

 さて、次は何処から来る?

 上か?下か?真ん中か?

 周囲を警戒していると空間の歪みを検知。

 しかも複数。

 軽く数えて数十個。

 それが私を中心とした球状に出てきていた。

 マジか。

 これは空納で捌ききれそうにない。

 転移で逃げるか。

 術式を構築。

 その間に空間が裂け、数十のブレスが私目掛けて飛んでくる。

 私に命中する前に構築完了。

 転移でサッと避ける。

 ふふっ…私に空間魔法がある限り間接攻撃は効かないと思え!

 数が有っても無駄無駄…。

 

 私に当たることなく飛び交うブレスを見ながらそんなことを思う。

 ブレスはブレス同時ぶつかりあって自爆するのだと思ってたら、ぶつかり合う事無く対にある裂け目から異空間に帰っていった。

 ブレスが異空間に帰ると同時に私の周りに歪みが。

 今回は球状ではなく、バラバラなところに。

 私に向かってるのもあれば全く別の方向のものもある。

 でも、バラバラに見えてちゃんと対になるようになってる。

 なるほど。

 もしブレスが外れても回収できるようになってるのね。

 空間が裂けブレスが飛び出してくる。

 1つブレスを空納に入れ、すぐに転移する。

 ブレスが戻っていく。

 戻る前に背後に歪みができ、そこからブレスが飛び出る。

 1つしか出てないのでこれは空納に。

 次は上下に4つずつ。

 これは転移で避ける。

 転移で避けた先に歪みが。

 さっきから歪みの位置が正確だ。

 ブレスだって私を正確に狙い撃ってくるし、どこかから見てるとしか思えない。

 どこだ?

 ブレスを転移で避けながらそれらしいものを探す。

 左右を確認してもブレスしか見つからない。

 てか危な!空納!

 横にないなら上にあるか?

 私は空を見上げる。

 裂け目から顔を出したタニシちゃんの姿があった。

 がっつり見てるやん。

 空納からさっき取ったブレスを出す。

 ブレスが命中する前に顔を引っ込め、別の場所に大きめの歪みが。

 次はあそこか!

 私はいつでも回収しといたブレスを出す準備をする。

 空間が裂けると案の定タニシちゃんの頭が出てくる。

 しかし顔だけでなく長い体も出てきたのは予想外。

 タニシちゃんは私を見るなりブレスを放ってくる。

 それだけでなく私からすぐ近くの場所の空間が裂けそこから複数のブレスが飛び出てきた。

 

 転移は間に合わない!

 空納でしまうのも無理!

 やばいどうしようなんとかして逃げなければ。

 やべーよやべーよ!

 …あ!ひらめいた!

 空納を展開!

 からのそこに私が入り込む!

 そしてすぐに閉める!

 ふぅ…危なかった。

 あと少し遅かったら死んでたかもしれない。

 てかどうするよ?

 タニシちゃんが空間魔法を使えるのなら空納封印無理じゃね?

 かといってタニシちゃんを気絶させられるほどの衝撃を与えられる手段もない。

 あれ?やばくね?

 どうやって倒せばいいんだ?

 やべーどうしよう。

 糸で拘束する?

 糸は格上さえも縛りつけ戦いを有利にしてきた私のメインウェポンだ。

 んーでもなー。

 タニシちゃん、デカいんだよなー。

 デカいとそれだけ沢山の糸を出さなきゃいけないわけでして。

 そして沢山の糸を出すには時間がかかる。

 タニシちゃんは見た目の割に結構速い。

 あー…。

 そうだなー。

 網を作って、それをタニシちゃんの前に出して、顔だけでも縛りつけるか。

 そうすれば顎が開かなくなってブレスを吐けなくなったりしないかな?

 それで……次はどうするんだ?

 ……あれ?なくね?

 いつもは糸で拘束して抵抗できないところに強力な攻撃をする。

 でもタニシちゃんは殺しの対象じゃないしそもそもダメージを与えられる手段が少ない。

 時間をかけて魔術をもっと知れば気絶させられるけど、あいにく私の魔術歴は3日ぐらい。

 システムにあるものを真似るくらいしか出来ない。

 真似られるものも限られてる。

 その中でタニシちゃんにダメージを与えられるのは空間魔法、暗黒魔法……え?これだけ?

 ば、ばかな…。

 どうすればいいんだってばよ。

 

 そんな時、カランっと音が聞こえた。

 音のした方を見てみるとそこには白い大鎌があった。

 この鎌、偶に私の手元に出現する事がある。

 白鎌を手に取る。

 この鎌は神になってから色々変わった。

 魔術を習得する前はなんか強くなった気がする程度の認識だったけど、習得してこの鎌の事が分かった。

 この鎌、結構やばいエネルギー秘めてる。

 このエネルギーはおそらくだけど私の手持ちの魔術よりも強力だ。

 これならいけるか?

 このエネルギーは多分、腐蝕属性だ。

 これを当ててタニシちゃんは無事だろうか?

 タニシちゃんのブレスに腐蝕属性が混じってるし、耐性はありそう。

 ………やってみるか。

 

 空納から顔を出し、外の様子を見る。

 タニシちゃんは縦横無尽に動きながら私を探している。

 そういえば鎌はどうやって当てればいいんだ?

 UFOの時に飛ぶ斬撃みたいなの出たし、それでいけるか?

 試しに空納内で鎌を振ってみる。

 何も起きない。

 少し鎌の中のエネルギーに干渉してみる。

 すると鎌が禍々しいオーラを出し始めた。

 その状態のまま鎌を振る。

 鎌が纏う禍々しいオーラが形を作り、これまた禍々しい斬撃が飛び出た。

 よし、出来るな。

 

 空納から出て鎌を構える。

 鎌に意識を向け、禍々しいオーラを纏わせる。

 その間にタニシちゃんが私に気づき、異空間からブレスを出しつつ接近してくる。

 私は鎌を振り、ブレスとタニシちゃんに向かって斬撃が飛んでいく。

 ブレスは斬撃に当たると爆発し、接近しながらブレスを放つタニシちゃんだけが残った。

 そのブレスを空納に入れ、鎌に力を込める。

 そしてタニシちゃんに斬撃を放った。

 タニシちゃんは方向転換をしてそれを避けようとするが、デカい体故に間に合わず斬撃が命中する。

 すると命中した場所が鱗から崩壊していき体が削れる。

 そこから血が流れ始める。

 よし、これならダメージを与えられる。

 タニシちゃんを攻撃するのは心苦しいけど、こうもしないと世界の危機だし仕方ない。

 良い感じのダメージを与えて気絶させよう。

 タニシちゃんがブレスを放つ。

 後方には2つのブレス。

 自分を空納に入れて退避。

 少し離れたとこに出て、タニシちゃんに斬撃を放つ。

 これも命中。

 タニシちゃんは怯みながら異空間に入っていく。

 入り切る前にもう一発斬撃を放ち、尻尾部分にダメージを与えた。

 よしよし順調だ。

 さて、どこからくる?

 

 上から反応。

 鎌に力を込める。

 右から反応。

 左から反応。

 警戒を強め、いつでも転移ができるように準備をする。

 上からブレスが来たので空納で対処。

 それと同時に右からタニシちゃんが、左からはブレスが飛び出してくる。

 私は少し離れた場所に転移、タニシちゃんに斬撃を放ち一応ブレスも出しておく。

 斬撃はタニシちゃんの首元辺りに命中。

 ブレスはタニシちゃんに当たること無く空を切った。

 

 「ガッ…ガガ……!!」

 

 タニシちゃんはよろけ始め、口から血を吐き出す。

 タニシちゃんのサイズがデカいせいで吐く血も多い。

 視線を落として見れば赤く染まった山肌が見える。

 赤い山ってゲームの終盤辺りのマップでありそう。

 そんなことより、そろそろタニシちゃんはキツくなってきたはず。

 回復魔法を使えるのなら話は別だけど、そんなことはないらしい。

 このまま放置して体力切れを狙ったほうが良いかもしれない。

 そう思いつつ怯んだタニシちゃんに斬撃を放つ。

 出来る限り致命傷になる可能性が低い部位を選ぶ。

 タニシちゃんは避けることなく命中する。

 さらに怯むタニシちゃんに転移で接近し、空納を展開。

 タニシちゃんの長い体を私と一緒に異空間にしまう。

 

 鎌に力を込める。

 鎌のエネルギーをそのまま使うのではなく、それを力づくで打属性と衝撃属性に変える。

 さらに私のエネルギーを身体能力強化に注ぐ。

 そして野球のバッターのように構え、全力でタニシちゃんの頭を打つ!

 異空間に爆発したかのような音が鳴り響く。

 鱗が飛び散りタニシちゃんの長い胴体が仰け反るように吹っ飛んでいく。

 そして放射線状に飛んでいき、大きな音を立てて地面に叩きつけられる。

 タニシちゃんは気絶した。

 

 …うまくいった。

 私が斬撃でダメージを与えている間に思いついた作戦。

 思いっきりぶっ叩くが成功した。

 この作戦はギュリギュリを参考にした作戦だ。

 タニシちゃんが酔って龍形態で暴れ、ギュリギュリが対処に向かったとき、ギュリギュリはただ身体能力を底上げして殴ってタニシちゃんを気絶させていた。

 私はそれを真似したってわけ。

 残った力のだいたいを全て身体能力に注ぎ込んだから、今の私はエネルギー結構カツカツ。

 ほんと上手くいってよかった。

 これで上手くいかなかったら鎌の斬撃で気絶するまでタニシちゃんを斬り続けなければならない所だった。

 そうならなくて良かったよ。

 

 異空間内が一瞬黒く染まり、タニシちゃんは人型に戻った。

 私は全裸のタニシちゃんに近寄り、糸を出して服を着させる。

 龍形態では傷があったのに人形態の今は傷一つない。

 傷が無いのは、形態が変わる度に体を再構成してるから?

 まぁ、どうでもいいか。

 あーにしても疲れたわー。

 エネルギーを使って疲れたのもあるし、タニシちゃんを攻撃するのにも疲れた。

 なんで親友を攻撃しなきゃいけないわけ?

 あ、Dの仕業か。

 もしかして私がこんな気持ちになるのも計算済み?

 いや、むしろこの為か。

 ないわー。

 性悪イカれパッパラパー邪神だわー。

 はぁ…。

 マジで疲れた…。

 ちょいと私も一眠りしましょうかね。

 糸でちょちょい布団を2つ作る。

 タニシちゃんに布団をかけ、私も布団を被る。

 遅いリズムで息をするタニシちゃんを一目見た後、殺風景な異空間の中で私は眠りについた。

 

 

 

 

 




 完全オリジナルな戦いは初めて。
 
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