碇レイさんの日常   作:ありやす

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碇くんのおかげで…今…幸せだわ…

「ただいまお母さん」

「おかえりなさいアイ」

「おかえり姉さん」と何気ない私と子供たちとの会話。

それだけでも私は幸せを感じる様になった。

これも私の夫の碇くんのおかげ…

そんな私にも心配なことがある。

それは子供たちのこと。特に心配なのはアイ。

何故なら、アイは、中学生の頃の私と碇くんに似て 、

感情を表に出す事はなかなか無く、後ろ向きに考えてしまうことが多い。

その点レイジは、アイよりも感情を表に出してくれる事が、

多く助かっているところがあるわ…

「アイ、学校はどうだったの…」と聞いてみるもアイは少し黙り、

「…特に……」と消えてしまいそうな声で言ってくれた。

本当にアイは、私たちに似ているはアイは…

「そう…なの…」と心配そうに返してしまったかも知れない…

私の心配をよそにアイは自分の部屋に行ってしまった。

あの娘にも碇くんの様に私を変えてくれた人に出会えると良いのに…

と考えながらもお腹を空かせて帰ってくる碇くんと子供たちのために、

夕食の準備を始める事にした…

準備を進めていると玄関から、「ただいま〜」と碇くんの声がした。

私は夕食の準備を一時中断して、碇くんの元へ向かった。

私は碇くんに抱き着き、「おかえりなさいあなた」と

甘えた声で、言った。

それに応じる様に、碇くんは私の頭を優しく撫でながら

「ただいまレイ…」と私の耳元で耳元で優しく囁いてくれた。

もう何年も聞いて、慣れている筈なのに、たったその一言で、

私はいつも顔を赤くしてしまうわ…

そして、碇くんの甘い囁きを聞くだけで、一日の家事の疲れを

どこかに追いやってくれるわ…

私は碇くんに元気を貰い碇くんに

「もう少しで夕食出来るわ…あなた…

その間アイのことお願い出来るかしら…」と頼むと

碇くんは快く引き受けてくれたわ…

その間に私は碇くんが私と結婚した時に買ってくれた圧力鍋で

野菜多めの肉じゃがの最後の仕上げに入った。

野菜多めなのは私は肉を食べれる様になったけど、

アイがまだ、食べれないから、野菜多めにしている。

碇くんが出来るだけ家族で一緒のものが食べたいと言ってくれるので、

私も出来る限り工夫して料理を作る様にしているわ。

お味噌汁も碇くんの好みの味に整ったし、圧力鍋に掛けた肉じゃがも

そろそろ出来そうだわ…

様子を見てたレイジが私が盛り付けを始めようとすると、

いつもの様に「手伝おうか母さん」と私の元に寄ってきてくれた。

「ありがとうレイジ…棚からお皿出して貰えるかしら…?」と頼むと

レイジは慣れた手付きでお皿の用意とお味噌汁の盛り付けをしてくれた。

この子がこうやっていつも手伝いをしてくれるから、ありがたいわ…

レイジの手伝いもあってすぐに盛り付けが終わり、

「母さん、お父さんとアイを呼んでくるわ」とレイジに告げ

二階にあるアイの部屋に向かった。

コン…コン…

返事がない「入るわよ、あなた、アイ…」と

断りを入れて、そっと扉を開けた。

そこには碇くんに膝枕をして貰いながら目元を真っ赤に

腫れ上がれせ泣き疲れたのか寝てしまったアイと

アイの頭を優しく撫でている碇くんが居た。

碇くんは私に気付いた様で私に向かって手招きをしてくれた。

私はアイを起こさない様にして碇くんの元へ向かった。

「今日もアイはあなたに甘えた上に泣いてしまったの」と耳元で聞くと

碇くんは「うん…そうなんだよ…アイもレイに似て感情を表に出す事が、

苦手だからこうやって一度に色んな感情が

爆発してしまうのかも知れないね…」と優しく私に言ってくれた。

するとアイが目を擦りながら「あれぇ…お…お母さん…?」と

寝ぼけながら私の事を呼ぶ。

私は碇くんとアイに夕食が出来た事を伝えた。

「お母さん…今日の夕食はなにかしら…?」と聞くので

私は優しくアイに「今日は肉じゃがよ」と言うと

満面の笑みを見せてくれた。

この子たちと碇くんの笑顔を見ると私はいつまでも頑張れる気がするわ…

 

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