騎士団長は転生しても女の子を守り続けるようだ。 作:ジンジャー・エール
作者はすごいんですよ?尊敬してます!
え?お前作者だろって?
…君のような勘のいいガキは嫌いだよ(ほんとは大好き)
きれいなお義姉さんによしよしされたい人生でした(
それでは4話どうぞ!
「父さん、なんでここに」
「ん? もちろん仕事で」
「あ、そう…ってなんで宙に浮いてるの!?」
オケストラは明らかに宙に浮いている。
あれ、どうなってるの?
見えないなにかでもあるの?
「詳しい話は後でな。無駄口叩く暇あったら顔上げたらどうだ? ほら、上がってくるぞ」
「…わかった」
オケストラが地に足をつける。
数秒後、あの大きな化け物が戻ってきた。
先程の罠に随分怒っているようだ。
それに翼もある。
「父さん、あいつは一体なんなの?」
「あいつは今日の騎士団会議で報告されたオオトカゲだな。シンフォと酒で勝負してたから会議が進まなくて大変だったな」
会議の前に何してるんだ。
「で、なんでもこいつは魔物らしくてな。この森にいる生き物にも悪影響だから、見つけ次第討伐しろとのことだ。 全く第二部隊のやつらめ、面倒事押し付けやがって…」
ちょくちょく文句が漏れてますよ。
俺は魔物が何かは知らないが、こちらにとって害なのは理解した。
「じゃあ俺は」
「お前はオペラを守ってろ。お前もそいつも、もうヘトヘトだろ」
「でも一人じゃ」
「俺は騎士団長のオケストラさんだぞ? 魔物なんかに負けねぇよ。ワンパンだ、ワンパン」
「…分かった。気をつけてね」
オケストラは笑っていた。
それほど余裕があるのだろう。
オオトカゲは空を飛んでいる。
あの翼のおかげだろう。
そういえば、はじめに遭遇したときには無かったはずなのに、いつの間に生えていたのだろうか。
「ソナタ、このトカゲって翼とかあったの?」
「いや、全く」
「だよなー、翼の生えたトカゲとか見たことないもんな! こいつの能力とかかな〜」
能力って何だよ。
そんなおとぎ話のようには話はないはずだ。
身体の中に隠していたのだろう。
「ギョルウエエエェェ!」
オオトカゲが咆哮する。
それの咆哮と共に、押されるような衝撃が体に響く。
「オペラ、大丈夫か?」
「うん、あたしは平気…オケストラさん大丈夫かな?」
オペラが心配している。
「きっと大丈夫、父さんは騎士団長だもん」
オケストラは、先ほどの衝撃波を受けても全く動じなかった。
それどころか、剣を持って構えを取り、戦闘に備えていた。
「さぁこいよ、今日の晩飯はオオトカゲの丸焼きだぜ」
オケストラが挑発をする。
それにつられるように、オオトカゲはオケストラに飛びかかり、尻尾を下に振り攻撃を仕掛けた。
その大きさもあり、ミニトカゲとは比べものにならない圧がある。
しかしオケストラは一歩も動かなかった。
ただ、じっと構えをとっているだけだ。
「父さん!」
刹那、オオトカゲの尾が根元から無くなり、そこから紫色の血が吹き出した。
オオトカゲが空中で身悶える。
そして怒りからか、正面からオケストラに体当たりをしてきた。
「刃の体『斬』!」
オケストラがそう言うと、オオトカゲは頭から真っ二つに分かれ、崖のそこへ落ちていった。
「これで一安心だな。オペラ、ついでにソナタ、大丈夫だったか?」
ついでってなんだよ!
「あたしは大丈夫だよ」
「うん、大丈夫だったけど、最後のやつ何が起こったの?」
確かにオケストラが何かを叫んだ瞬間にオオトカゲが斬られた。
「あぁ、後で魔物について話すときに話す。とりあえず帰ろうか。俺がおんぶしてやるよ」
「わ、わかった」
オペラと一緒にオケストラの背中に乗り、空を飛んで街まで帰った。
…あれ、なんで飛んでるの?
☆☆☆☆☆
あの後、オペラをシンフォがいる第一部隊の隊舎に送り、俺とオケストラは家に帰った。
家に帰ると、母さんが俺とオケストラの大好物のシチューを作ってくれた。
それを三人で食べ、オケストラがお酒を数杯飲むと、俺はオケストラの部屋に呼ばれた。
部屋に入るとオケストラは俺が座るよう促した。
「それで、話って何? まぁ俺も色々聞きたいことあるけど」
「そうだな、まずは魔物についてだ」
「それは気になっていたんだ。魔物は討伐するんだっけ。じゃあミニトカゲは魔物じゃないの?」
「まずは最後まで話を聞いてくれ」
オケストラが手を少し上げて抑えるようアピールする。
「まずは魔物の定義からだ。ソナタとオペラが倒したのはミニトカゲ、あれはただの動物だ。魔物じゃない。だが、オオトカゲは魔物だ。」
「オオトカゲは何が違うの?」
「オオトカゲはミニトカゲを故意的に突然変異させた動物、だから魔物だ。動物を特殊な力で強制的に進化させられて、森やら山やらに放って環境を荒らすんだ。そして、その特殊な力を使う者を魔族という」
「魔族という存在は確認できているんだね」
「あぁ、巫女様の力もあって一人だけ捕らえたんだが、急に炎に包まれて焼け死んでしまった。魔族が口封じのために遠距離から攻撃したとと考えられる」
「思ったんだけど、巫女様ってそんなにすごい力を持っているの?」
「当たり前だろ!」
オケストラが前のめりになる。
「巫女様は六年前のあの日にソロさんに保護されて数ヶ月経たれた頃、不思議な力に目覚められたんだ。ちょうどその頃から目撃され始めた近くの魔物の位置を把握でき、弱体化もできるんだ。巫女様がいるから今回もいち早くお前のところに駆けつけることが出来た」
「わ、わかったよ」
巫女様とはアリアのことだ。
今は亡き国王の娘で、俺が前世で命を賭けて守った人である。
「じゃあ二つ目、これはお前も気になっているだろうが、スキルについてだ」
「父さんが何かを叫んだらオオトカゲが真っ二つに斬れたあれだね」
「あぁ、これも巫女様のおかげだ。魔物の凶暴化を危惧して、女神様から授かった力を、巫女様が我々に授けれくださったんだ。騎士団のみんなはこの力をスキルと呼んでいる。」
俺が赤子の間に色々起きてたんだな。
「えっと、スキルには種類とかあるの?」
「もちろんだ。今回はこれが一番大事な話になる」
オケストラが一冊の本を取ってくる。
俺の手が届かないくらい高いところにあって読めなかった本だ。
「まず、スキルは大きく四つに分類される。刃、拳、治、そして魔だ。そしてそこから、心、技、体、業にそれぞれ分かれる。ここまではいいか?」
「うん、いいよ」
「じゃあ続けるぞ。心技体業はそれぞれ使い方が違うんだ。そして、文字数が多いほど強力だと考えられている。まぁ、実際に文字数が多いほうが強い」
「なるほどね。…あれ、父さんオオトカゲ一文字で倒してなかった…?」
「あぁ、あれはまだ弱いほうの魔物だからな。だが、子供なのに俺が来るまであいつから逃げ続けたのは凄いことだ」
あれが弱いほうだなんて、一体魔物はどれほどの脅威なのだろうか。
「ということで、明日は緊急の騎士団会議があるんだ。ソナタも来てくれ」
「…え?」
こうして、何がなにか分からないまま夜は明けた。
更新遅くなりましたごめんなさい!
前書き書いてから2ヶ月経ってました(汗)
中間テストと期末テストが連続であったんです。
詰め込み過ぎだよおこだよ٩(๑`^´๑)۶
ということで次回もお楽しみに!
それでは!