インフィニット・ストラトス 世界最強の天使   作:夢の翼

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―――世界を変えてしまった事が俺達の罪ならば、その罪は再び世界を変える事にしか償えない―――


第7話 セカンド幼馴染

翌日。千冬と箒は一緒に学園へ登校し教室に着くと何故かクラスの女子たちが騒いでいた

 

「?、何かあったのか?」

 

「さぁ?」

 

千冬と箒は席に着くとクラスの女子たちは千冬の傍に寄って来た

 

「織斑さん、転校生の噂聞いた?」

 

「転校生だと?まだ入学式が終わって数日しか経ってないのにか?」

 

「うん、その転校生、中国の代表候補生なんだって」

 

「中国、か・・・あいつは元気にしているのかな・・・」

 

「千冬?気になるのか?」

 

「まぁ、一応な。もしかしたら戦うかもしれない相手だしな」

 

千冬はもう一人の幼馴染の事を思い出し、箒にそう言う。

 

「だけど、私達には織斑さんがいるもの!負けはしないよ!」

 

「そうそう!織斑さん強いし!」

 

「おりむ~がんばれ~」

 

女子達とのほほんさんは千冬にそう言いながらデザートの事を考える、すると、教室のドアが思いっきり開けられた

 

「残念だけど、そんな簡単にはいかないわよ」

 

そこに立っていたのはカスタマイズされたIS学園の制服を着て、髪をツインテールにした少女が立っていた。千冬と箒、一組の女子たちは一組のドアの前に立っている少女に視線を向ける

 

「2組のクラス代表も専機持ちになったの。そう簡単には優勝できないわよ!」

 

少女は腰に手を置き、堂々と一組に宣言する。すると千冬は立ち上がった

 

「お前、鈴か?」

 

「そうよ!中国代表候補生、凰鈴音!。今日は宣戦布告に来たんだから‼︎」

 

ビシッ!と千冬に指を指し、キメ顔をしてそう言う。千冬はそんな鈴を見て苦笑する。それを見た鈴は顔を赤くした

 

「ちょっ!何よ!」

 

「いや、すまん、はは!・・・・・久しぶりだな、鈴。元気だったか?」

 

「ま、まぁ、お、おかげさまで」

 

鈴は頬を指でかくと千冬が近づき鈴の前に立つ

 

「それにしてもお前が噂の転校生だとは思わなかったな」

 

「あら?意外だった?」

 

「いや、お前は昔から喧嘩をする奴だったからな。イメージ的にな」

 

「別に!わ、私は喧嘩が好きで喧嘩をしてるわけじゃないわよ!」

 

すると千冬は鈴の後ろを一瞬見ると視線を鈴から鈴の後ろへと視線を変える

 

「ん?どうしたのよ、後ろに誰かいるの・・・・・・・あ」

 

鈴も後ろを見るとそこには出席簿を持った一夏が立っていた、一夏は冷たさを感じさせるような視線を鈴へ向けていた

 

「もうSHRの時間だ」

 

「ち、い、一夏さん!?」

 

「織斑先生と呼べ。さっさと戻れ、邪魔だ」

 

「す、すいません…………また後で来るからね! 逃げないでよ千冬!、ふん!!」

 

鈴は雲の子を散らすかのように一組から自分のクラスへと戻って行った。

 

「何故私は逃げなくてはならないんだ?」

 

「千冬、あの女子とは知り合いなのか?、随分と仲が良さそうだったが」

 

「もしかして、千冬さんの幼馴染さんですの?」

 

「何故わかった?、セシリア」

 

「ま!本当ですの!?」

 

「幼馴染は私のはずだろう!」

 

「それは「お前達もさっさと席につかんか!」って!痛!!」

 

バシン!バシン!バシン!っと出席簿で頭を叩かれた三人は頭から煙を出しながら席についた

 

「全く、それでは、一時間目はIS実習を行う。全員ISスーツに着替え次第、第二アリーナへ集合だ。いいな?」

 

『はい!』

 

「よし、では行動を開始しろ。第二アリーナには既に山田先生が準備をしている。遅れるなよ?」

 

一夏はそう言うと教室を出ていき、クラスメイト達はすぐさまロッカールームへ移動を開始する

 

「よし、では我々も・・・って千冬?」

 

「箒さん、千冬さんは?」

 

すると箒は千冬を呼ぼうとした時、既に千冬の姿がなかった、箒とセシリアは廊下に出て辺りを見渡すがいるのは一組の生徒だけだった

 

「あいつ何処に行ったんだ?」

 

「・・・・もしかして織斑先生の後を追ったのではないでしょうか?」

 

「何故一夏さんを・・・・・・まさかあいつ」

 

箒の脳裏にあるイメージが浮かび上がった、それは千冬が一夏の生着替えをドアの隅から覗いているイメージだった。それを見た箒は呆れた表情をした

 

「あの馬鹿者、死にに行ったか」

 

「ん?どういう事ですの?」

 

「まぁ、あいつの事はほっておこう。私達もロッカールームへ行くぞ」

 

「?は、はい」

 

箒とセシリアはそのままロッカールームへ向かって行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、千冬は既にISスーツに着替えて一夏の後を追っていた。そのスーツ姿はとてもピッチリとしておりボディーラインがくっきりと出ており、その所為で大きな胸がまるっきりわかる

 

「きついな・・・・まぁいい。一夏兄の生着替えを見れる事だし、それに私の子の姿を見た一夏兄は絶対私のとりこになるはずだ・・・・ぐふふ!」

 

ISスーツは外見はスクール水着のようなレオタードと膝上サポーター感じの物であり、明らかに一部のマニアにはたまらない姿である。そして千冬の場合は男性が見たら悩殺されてもおかしくないレベルの破壊力を持っている。すると一夏は教員用のロッカールームへ入る。千冬はそれを確認するとドアの傍まで早足で近づく

 

「・・・・よし、開いてるな・・・・・おぉ!」

 

千冬はドアを少し開け中を覗くと視線の先にはロッカーの前で上着を脱いでいる一夏の姿を見た。千冬は顔を赤くしながら覗いていた

 

「おぉぉ!や、やっぱり一夏兄の裸姿は絶大だ!・・・・あぁ!触りたい!あの肌を!一夏兄を!//////」

 

「・・・・・・・・・」

 

すると一夏はロッカーを開けて中に入っていた全身を包む様な青いパイロットスーツを取り出し肌着を脱ぐとそのパイロットスーツを着る。

 

「・・・・・いつか」

 

「ん?」

 

「いつかお前と・・・・戦わなくてはならいなのかもな・・・・スコール」

 

ロッカーの扉の裏に一枚の写真が貼ってあった、その写真には一夏と金髪の女性が一緒に抱き合っている写っていた。一夏はその写真に手のひらを当て、悲しそうな表情をする

 

「今の俺にあいつとどこまで戦えるか・・・それが俺の越えなくてはならない壁だな」

 

それを見て聞いていた千冬は誘拐された日の事を思い出す

 

「・・・・あの時、一夏兄の右目を奪った女の髪の色は確か・・・金髪だったなぁ・・・・まさか」

 

「それに、あの写真の女・・・何故一夏兄と親しそうに抱き合っているんだ?・・・」

 

千冬の目から光が消えていき、虚ろな目になる。自分の胸に手を当て一夏を見る

 

「さて、行くか」

 

「・・・・・・・」

 

一夏はロッカールームから出ていこうとドアへと向かってくる、千冬はドアの右側に移動し一夏に見えない様に隠れる。そして一夏はルームから出てきて左側の方へ向かおうとするが途中で止まる

 

「・・・・・・千冬」

 

「っ!?」

 

「もし、お前が人を殺そうとした時は・・・俺はどんな手段を使ってでもお前を止める。それが兄としての務めだ」

 

「・・・・・・」

 

「もう少しで授業が始まる、お前も急いでアリーナへ来い。いいな?」

 

一夏は千冬へ振り向きもせず再び足を動かしてその場を去って行った、千冬は一夏が去って行った先を見る

 

「なら、私を・・・・一人にしないで・・・・私はもう・・一人はいやなんだ・・・・・」

 

千冬は震えた体を両手で抑え込んでいた、まるで一人置いていかれるかのように。自分を置いて更に前へと進んでいく兄の隣に立つことが出来ない自分に

 

「・・・・・・・・行かなくてはな」

 

千冬は何とか気持ちを切り替え、アリーナの方へ向かって行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、あるホテルでは

 

「・・・・・・・・」

 

「スコール、さっきからどうしたんだ?」

 

高級ホテルの様な部屋の中に髪は豊かな金髪ですらっと背が高く、大きな胸とほそりとくびれた腰に艶やかなヒップラインを持つ女性とオレンジ色の長い髪にタンクトップにジーパンを着た女性が居た、金髪の女性はソファーに座りながら空を見つめていた、そんな彼女にオレンジ色の髪の女性、オータムはスコールに話しかける

 

「いや、彼と別れてから随分経ったと思ってね」

 

「彼って……一夏の事か?」

 

「えぇ、そうよ・・・・・私が初めて愛した男性だもの、気になるのは仕方ないじゃない?貴女もそうでしょ?オータム」

 

「ま、まぁ・・・そうだな。一夏とは学生時代、仲だったからな。・・・・・・私も好きだったけど」

 

オータムは頭を掻きながら、学生時代の事を思い出し顔を赤くする。そんなオータムに苦笑するスコール。すると部屋にもう一人入って来た

 

「スコール、帰還したぞ」

 

「ご苦労様、エム」

 

そこに現れたのは青いISスーツを着た千冬と瓜二つの少女だった、大きな胸が窮屈そうにISスーツに閉じ込められている

 

「それで、次は?」

 

「いえ、これから一次任務はないわ。それまで私達、実働チームは学園に忍ばせたスパイからの定期報告を聞くことになるわ」

 

「了解した…私は部屋に戻る」

 

「えぇ、お疲れ様」

 

少女はスコールにそう言いい自分の部屋へと入って行った、少女は部屋に入るとベットへ体を預ける。部屋の中には何かが入っていた薬品が入っていた小さなカプセルがあちこちに散らばっていた

 

「……まだ、彼方に会うのは先になるが…彼方と会えることを楽しみにしている」

 

少女は手にロケットを持ってそう言うとロケットのふたを開ける。その中にはまだ右目を失ってない頃の一夏の写真が入っていた。少女はそれを見て顔を赤くする

 

「必ず会おう……兄さん…」

 

少女。マドカはそう言うとロケットを強く握り占めながら体を丸めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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