インフィニット・ストラトス 世界最強の天使   作:夢の翼

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こんな筈じゃなかったぞ!あれは呪いじゃなく祈りだったんだ!、ニュータイプなんてものが生まれてこなければぁぁ!!!


第9話 想い

一夏と千冬の模擬戦が始まって数分が経過していた。一組の生徒や管制室にいる箒とセシリア、山田先生は二人の戦いに目を奪われていた

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

千冬は高速で一夏に近づき雪片を振り下ろすも素早くかわされ、一夏はライフルモードで千冬へ粒子ビームを放つ。が千冬も粒子ビームの攻撃を避けると再び一夏に雪片を振り下ろす。一夏はアメイジングGNソードをソードモードに切り替え、雪片を受け止める

 

『やるじゃないか』

 

「くっ!」

 

『お前が初めてだ、此処まで俺と戦えてこれた操縦者は』

 

「くそぉっ!!」

 

一夏は左手にGNショートブレードを展開し逆手に持つと下から千冬へ斬りつける、それを見た千冬は一夏から距離を取った

 

「手加減してるくせによく言うな、一夏兄っ!!」

 

『ガキ相手に本気に成程、俺は馬鹿じゃないからな』

 

千冬は一夏が話している隙に雪片で斬りつけてくるが一夏はひらりとかわすと千冬の背中に回し蹴りをすると、ライフルモードに切り替え粒子ビームを放ち白式に直撃した

 

「ぐあっ!!」

 

『もう終わりか?』

 

「くっ!まだだ!」

 

一夏は千冬を挑発し、GNソードの刃を向ける。それに対し千冬は落ちる途中で体制を建て直し一夏に接近する

 

「行くぞ!イグニッションブースト!!」

 

瞬時加速『イグニッション・ブースト』を発動し一夏の目の前に来る。一夏は『同じ手をまた』と思いながらGNソードで雪片を受け止めようとする、だがそれを見た千冬は口を吊り上げた

 

「そこだ!!零落白夜!」

 

『っ!?』

 

千冬は上から雪片を振り下ろすと見せかけて体を下へしゃがませその一瞬の隙に零落白夜を発動しエクシアの腹部の装甲を斬りつけた

 

「どうだ!」

 

『ちっ!!』

 

一夏はすぐさまGNソードで千冬を斬りつけようとするが千冬は直ぐに一夏から離脱し再び光の刃を展開した雪片を向けてくる。斬りつけられた腹部にはヒビが入っておりアメイジングエクシアのシールドエネルギーが半分以上削られた

 

『まさか、お前がそんな戦い方をするとは思わなかった』

 

「そうだろう・・・・もうエネルギーが尽きるな・・・・・」

 

千冬は白式のシールドエネルギー残量を見て舌打ちをする、もう200は切っており雪片は光の刃を閉じ元の実体剣に戻る

 

『・・・・・千冬、少しだけお前に俺の本気を見せる、いいか?』

 

「・・・・・あぁ」

 

千冬は一夏を警戒し雪片を構える、一夏は地上へ着地すると千冬も同じように地上へ着地した、それを見た一夏はアメイジングGNソードを千冬に向けた

 

『―――――トランザム』

 

 

 

 

 

           単一仕様能力:TRANS―AM

 

 

 

 

 

エクシアの緑色のツインアイが光ると同時に機体全体に細かい赤いラインが走るとエクシア装甲が真紅の光を纏った。そして

 

 

 

 

 

ザシィィィィィィィィィィィンッ!!!!!

 

 

 

 

「「「っ!?」」」

 

「「「「「え!」」」」」

 

「え・・・・・・?」

 

『・・・・・・・・』

 

山田先生や箒、セシリア、そして一組の生徒達は何が起きたのか分からなかった、エクシアが真紅の光を纏ったところまでは見えていた。しかしいつの間にかエクシアが立っていた場所には既にエクシアの姿はなく、次にエクシアの姿を見たのは白式の直ぐ後ろだった。エクシアは既に真紅の光から元の色に戻っており、腕にはアメイジングGNソードを右へ振っている姿だった。千冬も何が起きたのか分からずにいた、そしてアラートが鳴り響いたのに気がつきモニターを見るとシールドエネルギーがゼロになっていたのだ。千冬は力尽きる様に地面に座り込む

 

「い、今・・・・一夏さんは・・・何をしたんだ?」

 

「多分・・・・ワンオフ・アビリティーの能力ですわ・・・・・けどこれは」

 

「・・・・・・・」

 

管制室にいた箒達はアメイジングエクシアの力を見て驚愕していた、ワンオフ・アビリティーを発動したと同時に白式のシールドエネルギーがいつの間に尽きその後ろにいつの間にかGNソードを振って立っていたエクシア

 

「な、何も・・・見えなかった・・・何も」

 

『・・・・・・・・・』

 

エクシアは千冬の前に移動すると千冬の首元にGNソードを突き付ける、それを見た一組の生徒達と箒達そして、千冬は驚いた

 

「お、織斑先生!何を!?」

 

「一夏様!!」

 

管制室に居た箒達も同じように管制室のマイクを使って一夏に話しかける

 

《い、一夏さん!何をする気ですか!?》

 

《織斑先生!!》

 

『・・・・・・・』

 

「い、一夏・・・・兄?」

 

目の前にいる蒼い天使は何も答えず白い騎士へ剣を向ける。千冬はその姿を見て恐怖していた、逃げろと体の本能がそう言う、千冬は涙を流しながら殺気を放つ蒼い天使――――エクシアを見上げる。

 

『これが・・・・人の命を絶つ武器の力だ、千冬』

 

「え・・・・・・?」

 

『今、お前は死という恐怖を体で心で感じたはずだ・・・・お前が人を殺そうとした時、その殺されようとされている者と今同じ気持ちを・・・お前は感じたはずだ』

 

「・・・・・・・・」

 

千冬は一夏の言った言葉を理解したのか自分が持っている雪片を見る、小さい頃初めて刀を持った時、一夏が同じことを言った事を今思い出した、千冬は雪片を手から落としてしまう

 

『いいか?千冬。力とは何の為に使うのかどんな時に使うのかを理解しておけ・・・力の器となるのは己自身だ・・・・もし力の使い方を誤れば、お前はその力に飲み込まれる、そこら辺を一から考え直せ』

 

「・・・・・・・・」

 

白式は限界に達しISが解除されると一夏もエクシアを解除し地面に膝待着いている千冬に手を伸ばす

 

「なぁに、お前はまだ10代の小娘だ・・・・時間はいくらでもある。使い方はこれから学んで行けばいい、そうだろう?」

 

「・・・・・・うん・・・そうだな・・・私は、死という感情を感じたことがなかったから・・・此処まで・・・」

 

「お前は今日、死という恐怖を感じた。ならその恐怖を糧にして、乗り越え。力を使え。そうすれば、お前はこれからもっと強くなれる。俺よりもな」

 

「・・・・・・・はい!!」

 

千冬は泣きながら一夏に抱き着き、顔を一夏の腹に押し込む、一夏はそんな千冬の頭を撫でながらオープンチャネルを開いてアリーナ全体に聞こえる様にする

 

「お前達、これが女にしか使えない世界最強の兵器だ。ISはスポーツではない、これは人の命を絶つ武器であり力だ、お前達がISに乗るならそれ相応の覚悟を持て!、ISに乗って力を持って後悔しない様に、後悔すれば今まで傷つけて来た者達に対しての侮辱になる。それを忘れるな」

 

一夏はオープンチャネルでそう言う観客席に居た一組の生徒達は一斉に立ち上がり、大きな声で「はい!!!」っと応えた、それを見て一夏は苦笑すると千冬を背中に乗せピッドの方へ歩き始める

 

「い、一夏兄!」

 

「織斑先生だ、馬鹿者・・・・・・・わるかったな」

 

「え?」

 

「少しやり過ぎたと思ってな・・・・怖かっただろう?」

 

「・・・・・うん、だけど。よかった」

 

「ん?」

 

「私はただ一夏をの右目を奪った女へ復讐する事しか考えていなかった・・・家族を傷つけられた怒りと憎しみに囚われていたんだと、今・・・そう感じたんだ・・・・ありがとう」

 

「・・・・これで、お前はもっと強くなれる。いずれ俺を越えるだろう」

 

「そうか?・・・・・」

 

「あぁ、俺にダメージを与えたのは”あいつ”を含めてお前が二人目だ」

 

「あいつって?」

 

「ふん、内緒だ」

 

「・・・・けち」

 

「ははっ」

 

千冬は顔をプクーと膨らませそう言うと一夏は笑うと二人の前に一組の生徒達と管制室にいた三人が明るく二人を出迎えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

復讐に囚われていた白い騎士の少女は蒼い天使の兄に心を救われ、真の力を見つけ始める。それは誰かを傷つける力ではなく、誰かの笑顔を大切な人の笑顔を守る為に

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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