インフィニット・ストラトス 世界最強の天使   作:夢の翼

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      ――――――そんな勝手な理由で世界を滅ぼされてたまるかぁぁぁ!!―――――――


第10話 GNドライブ

授業が終わり、昼休みに入った千冬達は学園の食堂で食事をしながら今日の模擬戦の事を話し合っていた

 

「千冬。どうだった?一夏さんと戦って」

 

「兎に角、動きと剣裁き。射撃が早かった、あビームを避けても直ぐに懐に入り込まれて斬ってくるがそれを避けてもビームの雨が降ってくるの繰り返しだった。流石は一夏兄だよ、世界最強の名は伊達じゃない」

 

「織斑先生が現役時代の映像を見させてもらいましたが、凄かったですわ。世界最強《ジークフリート》・・・その実力はまさに世界最強ですわ」

 

「あぁ・・けど、あの時一夏兄が最後に使った、あの紅い光は何なのだろうか」

 

一夏が千冬に少し本気を見せると言って使った、アメイジングエクシアの 単一仕様能力、TRANS-AMの事が三人は気になっていた。発動した直後に白式のシールドエネルギーを一瞬でゼロにしたあの単一仕様能力に

 

「一夏さんのISの単一仕様能力は相手のシールドエネルギーをゼロにする能力なのか?」

 

「いえ、それは考えられませんわ。ISには外部からのコントロールは強固なセキュリティーによって守られておりますわ、それにもしそれが単一仕様能力なら態々動く必要がないはずですわ」

 

「じゃあ、あれは一体何だというのだ?」

 

「恐らくですが、機体性能を一時的に大幅に上げる能力だと思いますわ。目に見えない程の速度と威力を出すにはそれしか考えられませんわ・・・・後一つ気になる事が」

 

「あの緑の粒子の事か?セシリア」

 

「はい。あの粒子には通信機能やレーダー機能を妨害する事が出来るみたいなのですが、それだけではないと思いますの」

 

セシリアはアメイジングエクシアの動力源になっているGNドライヴの事を二人に話し始めた

 

「一瞬だけですが、織斑先生の機体が紅い光を纏った時に背中のスラスターから緑の粒子が凄い勢いで放出されているのが見えましたわ」

 

「確かに一瞬だが、私も見えたな・・・・まさかあのスラスターには何らかの力を持っているのか?」

 

「あくまで可能性ですわ。・・・でも、あれほどの性能を持った機体を政府が黙っていないと思いますわ。ビーム兵器の実装化に零落白夜に似た能力を発現出来る大型実体剣。現段階ではビーム兵器の実装は不可能と言われておりますし」

 

「何故ビーム兵器の実装が不可能なんだ?」

 

「まずエネルギーの消費が激しく、ビームを撃った後の冷却に時間が掛るというデメリットがありますの、銃口も高出力のビームに耐えきれなくて溶解し大破するほど」

 

現段階での技術ではビーム兵器の実装は不可能と判断されエネルギー消費や冷却必要がないレーザー兵器の実装が決まったのである。だがアメイジングエクシアの場合はビームなのに関わらずそれを実装化、連射速度に威力、並びにビームを刀の様に固定し近接格闘武器への転用も可能にしていた

 

「大丈夫なのだろうか、一夏さん」

 

「ふ~ん、大丈夫じゃないの?あの一夏さんだし」

 

箒の言葉に返事をする千冬の知り合いである鈴がいつの間にか千冬の隣に座りながらラーメンを食べていた

 

「「「うわっ!」」」

 

突然現れた鈴に驚いた三人は大きな声を出してしまい、席を立ってしまった。鈴は「何驚いてんのよ」と言いたそうな顔をしながらラーメンのスープをレンゲですくい飲む

 

「り、鈴!お前いつの間に!?」

 

「さっきから声かけてんのにあんた達、一夏さんの話に夢中だったらしいからあんたの隣に座っていたんじゃない」

 

「そ、そうだったのか・・・すまん鈴」

 

「わかればいいのよ」

 

鈴は最後のラーメンのスープを飲み干すとお腹をさすった

 

「所でさ、千冬。あんた元気だった?」

 

「まぁ、おかげさまでな。そう言うお前も元気だったか?」

 

「当たり前でしょ?あたしなんだから」

 

すると

 

「お前達、隣空いているか?」

 

「「「お、織斑先生!?」」」

 

そこに和食定食が乗ったプレートを持った一夏が箒達の前に立っていた、千冬以外の三人は驚いた表所をして一夏を見ていた

 

「あぁ、空いてる。ていうか一夏兄、いつも食堂でご飯を食べているのか?」

 

「だから教師に溜口を使うなと言っているだろう。・・・まぁ、いつもは弁当を作っているのだが今日は作り忘れていたのでな、仕方なく此処に来たんだ」

 

一夏は千冬にそう言いながら席につくと箸を持って料理を口へ持っていく

 

「あ、あの織斑先生・・・お久し振りです!」

 

「あぁ、久し振りだな凰。元気にしていたか?」

 

「は、はい!」

 

「それなら構わん、所でお前達、さっき何を話していたんだ?」

 

「織斑先生の専用機の事で」

 

一夏は専用機の事を話していたと箒から聞くとコーヒーを飲む

 

「そうか」

 

「織斑先生。あの紅い光は何なのですか?私たちには先生の機体が紅くなるところしか分からなくて」

 

「ワンオフアビリティーなのですよね?」

 

「あぁ、『TRANS-AM』というシステムだ。機体内部に蓄積された高濃度の圧縮粒子を全面開放する事により、機体スペックを3倍にまで上げる事ができるエクシアのワンオフアビリティーだ」

 

「「き、機体性能を3倍!?」」

 

それを聞いた代表候補生であるセシリアと鈴は『TRANS-AM』の能力を聞いて驚いた声を上げる。一般的には高機動パッケージという装備で機体性能を上げるのだがアメイジングエクシアの場合はそれなしで機体性能を上げる事が出来る

 

「だが、『TRANS-AM』にも機体性能を上げる分、限界時間は存在する。大量のGN粒子を消費するというその性質上、稼働時間には時間制限があり稼動限界時間が過ぎると大幅な機体性能低下が生じる」

 

「詰まり、諸刃の剣。という事って言う事か?一夏兄」

 

「まぁな、だが『TRANS-AM』は任意でのシステムの解除を可能にする。あの時の戦いの時にわかっただろう?」

 

エクシアが白式を斬りつけた後『TRANS-AM』が消えた事を千冬達は思い出した、益々エクシアというISとそれを動かす一夏に三人は惹かれていく。そして一夏は食べ終わると席を立つ

 

「お前達も早く済ませろよ。授業に遅れたらグラウンド十週だからな?」

 

「待って!」

 

すると千冬は席から立ち上がり、一夏を呼び止めた

 

「何だ?」

 

「・・・・一夏は・・・ガンダムで、何をするの?」

 

それを聞いた一夏は苦笑すると、虚ろな目で人差し指を口元へ持っていく

 

「秘密だ」

 

「「「ぐはぁ!!!」」」

 

一夏のミステリアス感を出すイケメンフェイスを見た千冬達は口や鼻から血を吹き出し、机へと倒れ込んだ。それを見ていた鈴は「一夏さん・・・変わってないな~」とあえて声に出さずに心の中でそう言った

 

「ん?まただ、何故血を出して倒れるんだ?」

 

「それは織斑先生が鈍感だからですよ・・・・」

 

「まぁ、いいか。凰、早く教室に戻れ授業が始めるぞ」

 

「え?いいんですか?あの三人ほっといて」

 

「どうせ直ぐに立ち上がるだろう。いつもそうだしな」

 

一夏は鈴にそう言うとその場を立ち去って行った、鈴は気まずいまま、血を流している三人を見て「あんた達も大変ね~」と思うのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその夜。一夏は学園の地下に設置された関係者以外立入禁止の研究室の様な場所に山田先生と居た

 

「織斑先生、本当によろしいんですか?」

 

「構わん、政府に伝えろ。『ガンダムのデータと武装の提示はしない』と」

 

エクシアの存在を知ったIS委員会が一夏の専用機、アメイジングエクシアの提示を要求してきたのである。今の一夏の顔はとても怖い表情だった、そんな一夏の顔を見ながら山田先生はキーボード動かし委員会へ返信する

 

「どうしてISの情報を提示しないのですか?このままだといずれ委員会が直接此処へ」

 

「兵器に心を奪われた連中に私は従う気はない。それに争いの種をばら撒くなど以ての外だ」

 

「恐らく、既に各国にガンダムの情報は伝わっています。もし何処かの国から襲撃を受けたら」

 

「真耶、俺を誰だと思っている?元世界最強の座に輝いた、元ジークフリートだ。学園の一つや二つ守ってみせるさ。後」

 

「関係のない者を巻き込もうというのなら―――――――駆逐するまでだ、俺とエクシアで」

 

指にはめられたエクシアの待機状態が薄らと光を放った

 

「織斑先生・・・」

 

「―――――――人を殺す兵器としての力から、人と人が互いに手を取り合って分かり合える未来を掴み世界を変える力へ変える―――――――それが俺がGNドライヴを創った目的だ」

 

「人の心の光・・・・可能性の光・・ですか?」

 

「・・・・あぁ。世界を変えてしまったのが俺と束の罪ならば、その罪は再び世界を変える事にしか償えない・・・例え世界を敵に回しても」

 

一夏は暗い部屋で腕を組んでモニターに映る、アメイジングエクシアとダークマター、そして白騎士と黒騎士のデータが移し出されていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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