インフィニット・ストラトス 世界最強の天使   作:夢の翼

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―――――あった事を消したらダメだ・・・そんな事すればあの時抱いた『悲しみ』や『憎しみ』そして『笑顔』も全部なかった事になっちまう・・・・そんなの・・・あってはダメだなんだ!!!―――――


STAGEⅡ 輝きを追う者たちへ
第16話 天使の感


「いきなり何をする!!」

 

千冬は思考を現実に戻し自分に平手打ちをしたラウラに席から立ち上がり言う

 

「・・・・・・・」

 

ラウラは千冬の言葉を無視し自分の席へ向かおうとする。すると

 

「おい。初対面の相手にいきなり暴力を振るうとはどういう事だ」

 

「・・・・・・・」

 

ラウラは声が聞こえた方へ顔を向ける。そこには怒気を放つ箒が立っていた、千冬がいきなり殴られた事に腹が立ったのだろう。ラウラは興味がなくなったのか再び前を向いて先に進もうとする

 

「おい!聞いているのか!!」

 

箒はラウラの手首を掴んだ。するとラウラは箒の腕を振り払うと後ろへ引き制服の右袖の隙間から黒いサバイバルナイフを取り出した、それを見た箒はサバイバルナイフを持った方の腕を掴みラウラを投げ飛ばす

 

「ほう」

 

投げ飛ばされたラウラは冷静に体制を立て直し綺麗に着地すると箒を睨み付ける。ラウラはサバイバルナイフを逆手に持ち変える

 

「『アイキ』か面白い!」

 

「篠ノ之流だ!こい!!」

 

等々箒も何処から出したのか分からない木刀を手に取りラウラと睨み合う。そして二人が武器を構えた瞬間

 

「「うぅっ!?」」

 

武器を構えた二人の後ろ首を誰かが鷲掴みした。二人は突然後ろ首を掴まれ動きが止まってしまった。箒とラウラはその体制のままクラスメイトの顔を見る。全員見てはいけない物を見てしまった様な顔をしており、千冬やセシリアは箒と視線が合うと目を逸らした

 

 

「おい」

 

「「・・・・・・・」」(;´・ω・)

 

二人はそのとてつもなく低い怒気を聞きゆっくりと後ろを見る。まず先に見えたのはしわが一つもない綺麗な黒いスタイリッシュスーツ。今はSHR当然そこには先生がいる、当然”先生”も二人は恐る恐る上を見上げた、その顔を見た瞬間、顔から大量の汗が出て来た。そこには『鬼』が立っていた

 

「きょ、教官・・・」

 

「い、一夏さん・・・」

 

二人はそれぞれ、その『鬼』と化した先生の名を言う

 

「織・斑・先生だっ!!!」

 

 

ゴスゥゥゥゥゥゥゥンっ!!!!!

 

ゴスゥゥゥゥゥゥゥンっ!!!!!

 

鬼と化した一夏は首を掴んでいた両手を拳の形にし二人の頭に『カーディナル・ストライク・ナックル』(貫く鬼教師の拳)を二人の頭に容赦なく殴り着けた

 

「「―――――――」」バタン

 

昔のドラ〇もんの漫画にあった、ジャ〇アンがのび〇の顔を拳で陥没させた場面の様に一瞬陥二人の頭が没した様に見えた一組と巨乳眼鏡教師。二人は頭に大きなたんこぶが出来たままそのまま倒れた。一夏は手を数かい叩くとクラスメイト達を見る

 

「では、これでHRを終わる。全員第二グラウンドへISスーツを着て集合、今日は二組と合同でIS模擬戦を行う。山田先生」

 

「は、はいぃぃぃ!、で、では皆さん!つ、次は実習ですので第二グラウンドへ集まってください!!」

 

山田先生はそう言うと皆猛ダッシュで教室を次々に出ていく。残ったのは千冬とセシリアだけになった

 

「さて、どうしたものか」

 

一夏は頭のたんこぶから煙を出して気絶している箒とラウラを見る。するとラウラがゆっくりと立ち上がろうとした、頭を押さえながら痛みを耐えている

 

「うっ・・・きょ、教官・・いきなり何を」

 

「此処では織斑先生だ。私はもうお前の”教官”ではない。授業の支度をしろ、いいな?」

 

「・・・・・はっ!」

 

ラウラは複雑そうな表情するが、持ち直し一夏に敬礼するとラウラも教室を出ていった。ラウラが出ていったのを確認すると千冬は一夏に話しかける

 

「いち・・・織斑先生、ボーデヴィッヒとはどんな」

 

「お前も早く第二グラウンドへ行け。私は先にデュノアを連れて行く、山田先生。すみませんが篠ノ之をお願いします」

 

「い、イエッサー!!」

 

((何故に英語?))

 

「うむ、では、付いて来いデュノア」

 

「うぅ・・・は、はいぃ」

 

何故か英語で返事をし一夏に敬礼する山田先生。そして先ほどまで全く興味を示さなかった半泣きのデュノアを連れ教室を出ていった

 

 

 

 

 

 

一夏は男子専用の更衣室へシャルルを連れ廊下を歩いている。シャルルはそんな無言の中一夏に話しかける

 

「あ、あの織斑先生」

 

「何だ?デュノア」

 

「あの、驚かないんですか?」

 

「何がだ?」

 

一夏は前を向いたまま廊下を歩く、二人目の男性IS操縦者なのに驚かないのかと

 

「僕も先生と同じ男性操縦者なんですよ?」

 

「驚く必要があるのか?」

 

「い、いえ!」

 

一夏とシャルルが話している内にロッカールームにたどり着いた。二人は部屋に入りそれぞれロッカーの前に立ち一夏はブレザーを脱ぐと次にカッターシャツのボタンに手を持っていく

 

「時間がない、急いでお前も着替えろ」

 

「うわっ!////」

 

シャルルは一夏のシャツを脱いだ一夏の体を見て手で顔を隠す。一夏はそんなシャルルを見て一夏は向こう側のロッカーに指を指す

 

「・・・・・お前は向こうのロッカーを使え」

 

「えっ!?い、いや!大丈夫ですよ!た、ただ・・・その・・・///」

 

シャルルは遠慮するように一夏に言おうとするが、次に一夏が言った言葉に顔を青ざめることになる

 

「安心しろ、お前が”小娘”であることなど、当に気づいている」

 

「っ!?」

 

それを聞いたシャルルは青ざめた表情で、一夏を見る。自分の正体が既に一夏が気づいていた事にシャルルは心臓をバクバクさせていた。一夏は着替え蒼いパイロットスーツに着替えるとロッカーの扉を閉めロッカールームを出ようとする

 

「デュノア、一つ言っておく。貴様が何の目的で此処に来たのかは大抵予想がついている、もしお前が生徒を人質にして目的を達成しようするなら、私は貴様を容赦なく無力化する」

 

「・・・・・・・」

 

「言いたいことがあれば、私の部屋に来い。話しは聞いてやる、教師としてな」

 

一夏はそう言うとロッカールームから出ていった。出ていったのを確認したシャルルは腰が抜けた様に冷たい床に座り込む

 

「・・・・・流石・・・ジークフリート・・・見事に見抜かれたてたなぁ」

 

シャルルは立ち上がり特注で制作した男性用ISスーツを着るとロッカーを閉める

 

「・・・・お母さん、僕あんな優しい人に・・・助けを求めても、いいのかな・・・・お母さん」

 

専用機の待機状態であるオレンジ色のペンダントを強くに握りしめながら震えた声でそう言う

 

「・・・・いかなきゃ」

 

このまま授業に遅れる訳にもいかないとシャルルは急いで第二グラウンドへ向かっていった

 

 

 

 

 

 

 




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