タイトルドオリ、シャルロットの問題の話です
一夏SIDE
「19時前か」
千冬は篠ノ乃の部屋に移動して、俺はデュノアが来るのを待っていた。もしあいつが今自分がしていることが嫌なのなら、ここに来るはずだ
「にしても、どこかで見た事がある顔だったな」
最初にデュノアを見たとき誰かに似ていると思った、何処かは忘れたが会った事があるとそう思った
「ん?」
すると俺のスマートフォンから着信音がなった。スマートフォンを手に取り画面を見る、・・・・ナターシャ?
「もしもし」
『ハロー!一夏、久し振りね』
電話の相手はナターシャ・ファイリス。IS学園で共に過ごした俺とオータム、そしてスコールの友人だ。学生時代は俺達の中で一番テンションが高かった女だ
「久し振りだな、ナターシャ。元気だったか?」
『そう言う彼方こそ、元気?』
「あぁ。元気だ」
『ならよかったわ!』
ナターシャの奴、如何やら相変わらずのようだな
『久し振りに彼方の声が聴きたくてね、大丈夫だったかしら?』
「大丈夫じゃなかったら電話に出ないさ」
『ふふ、彼方って面倒事は早めに終わらせたいタイプだものね』
「誰だってそうだろう。それで?そっちは大丈夫なのか?アメリカのテストパイロットをしているのだろう?」
『えぇ。今テストが終わった所だったのよ、久し振りに彼方の学生時代の写真を見つけて久し振りに連絡してみようと思ってね。それで先生はどう?上手くやっていってる?』
「まぁ、何とかな」
俺は椅子から立ち上がり部屋のベランダへ移動し夜の空を見つめる
『スコールの事は大体聞いたわ、まさか彼女が亡国機業に入ったなんて』
「・・・お前もまさか」
『えぇ。オータムと同じよ』
「・・・・・・・」
『スコールが何故亡国機業に入ったのか解らないけど、一体彼女に何があったのかしら』
「さぁな」
スコールが何故亡国機業に入ったのか、それはスコールの恋人であった俺でも分からない
『それから、一夏。彼方のIS・・・確かガンダムだったかしら?』
「あぁ、そうだが」
『気を付けなさい』
急にナターシャの雰囲気が変わった
「・・・どうした?」
『私今米軍の基地にいるのだけれど、米軍の奴等、随分と彼方のISの事を調べているらしいのよ』
「ほぉ・・・・」
『もしかしたら彼方のISを奪取するつもりなのかもしれないわ、あれ程の高性能な機体を欲しがらないはずがないから』
「だろうな」
いつか俺のISを奪取する奴らが現れるだろうと予測していたが、まさか米軍とはな
『だから、気を付けなさい。恐らくちゃんと訓練された特殊部隊よ』
「あぁ。了解した、だがナターシャ、余り無茶はするなよ?」
『あら、心配してくれるの?嬉しいわね』
「お前こそ、俺がそんな奴らにやられるとでも?」
『そうだったわね、でも一応彼方も人間よ。人は必ず失敗する生き物だから、注意しなさいって事』
「わかっている、だがどうしてその特殊部隊の事や俺のISの奪取してくる事を知っている?」
『イーリが彼方のファンでね、偶然米軍のお偉いさん方が彼方のISの話をしているのを盗み聞きしてらしくて私にその事を伝えてくれたのよ』
「ファンって・・・」
イーリとはアメリカ基地で知り合ったナターシャと同じテストパイロットの女性らしい。俺はやはりまだ、珍獣扱いを受けているのか?それともアイドルか何かか?
「取り敢えず、感謝するとイーリス・コーリングに伝えておいてくれ。いつか会ったときは礼をさせてもらうと」
『了解よ、それと私にはないの?』
「・・・・感謝する」
『どうも♪』
俺はナターシャにそう言うと彼女は楽しそうに返事をする
トントントン
「っ?」
《お、織斑先生・・・ぼ、僕です。デュノアです》
如何やら来たようだ。俺は部屋に戻り窓を閉めると緩んでいたネクタイを整える
「すまない、少し切るぞ」
『あら?何か用事が出来たの?』
「あぁ・・・・スコールの事は余り喋るな、いいな?」
『わかってるわ、彼女には借りがあるもの。それじゃあ、またね一夏。バーイ』
「あぁ。じゃあな、ナターシャ」
『一夏。スコールの事が飽きたら私の所にいらっしゃ♪それか愛人でもいいわよ♪、私は彼方の事を諦めた訳じゃないから♪』
「おい、コラ」
『うっふふ♪バァーイ♪』
ナターシャはそう言うと電話を切った、全くあいつは。スマートフォンを机の上に置くと俺は部屋のドアを開ける、そこにはもじもじとしているデュノアが立っていた
「来たか、デュノア」
「は、はい」
「すまなかったな、少し友人と話をしていてな。入れ、寒かっただろう?」
「だ、大丈夫です!」
俺はデュノアを空いた椅子に座らせ、向かい合う様に座る
「さて、では聞こう。シャルル・デュノア、お前が男として此処に来た理由と目的を」
「はい・・・・」
デュノアはそう返事をすると自身の目的を話した
一夏OUT
そしてその頃。静かになったIS学園校舎の前に怪しく動く複数の影がいた
「いいか?今回の目的はシャルロット・デュノアの始末と織斑一夏のISの奪取だ」
黒く肌が密着したスーツを着たリーダーと思わしき女性がその場にいる戦闘員に言うと戦闘員達は小さく頷く
「あの小娘の正体と目的がばれてしまった以上、あの小娘に用はない。全てはデュノア社の為だ、いいな?」
女性はそう言うとその隣で地下通路に続くゲートのセキュリティーを解除していた兵士がゲートを解除した事を合図する
「いくぞ、続け!」
そう言うとリーダーとその兵士たちはIS学園へ侵入した
一夏SIDE 2
「これが、僕が・・・父から受けた命令と目的です」
「・・・・やれやれ」
デュノアの目的、いや父親から受けた任務は千冬の白式と俺のエクシアのデータかISの強奪だったらしい。デュノア社が経営難になっているのは私でも知っている、設立当初から技術・情報力不足に悩まされ、未だ生産できるISが第2世代止まりであることから経営危機に陥り。経営危機の回避のための苦肉の策として、デュノアを男装させ広告塔および第3世代以降のISのデータ収集のためにIS学園へ送り込んだ・・・・全くもってふざけている
「それで、お前はこれからどうする気だ?」
「織斑先生にばれた以上、僕はフランス政府もこの真相を知ったら黙ってないだろうし代表候補生を降ろされて当然牢屋行きです・・・当然の報いですよ」
デュノアは顔を沈めて痛々しくそう答える
「お前はそれでいいのか?」
「いいも悪いもないですよ、僕には選ぶ権利はない・・・仕方がないんです」
「そう言う事を私は聞いてるんじゃない、お前自身はどうしたいと聞いている」
「僕は・・・僕は・・・うぅ」
デュノアは泣いている顔を俺に見せない様に両手で顔を隠す、俺は椅子から立ち上がりデュノアの頭に手を乗せる
「安心しろ、お前をフランス政府に突き出す気はない」
「え・・・・?」
顔を上げて何故?といった顔をする
「私と千冬はな、両親に捨てられて生きて来た」
「っ!?」
「その時の私はまだ中学生であいつ(千冬)は小学生になったばかりだった、施設でお世話になりながら・・・・いや、殆どが私の手で織斑を育てて来たのも同然か」
「どうして、ですか?」
「私は両親に捨てられた時に私の中で何かが壊れたんだ。『他人を信用するな』『身内だけを信じろ』そう言う思考が俺を突き動かした。近づいて来る者は遠ざけさせ、突き放してきた、此処に入学するまでは」
「・・・・・・・・」
「何度突き放そうとしても何度も近づいて来る奴らがいた、最初は『此奴らもどうせ裏切るに決まってる』そう思い込んでいた、だがそいつら俺にもう一度『他人を信じる』心を貰った・・・・いいか?デュノア」
「は、はい」
俺はデュノアの肩に手を置く
「お前もいずれ私や山田先生の様に大人になる、だからこそ今のお前の様な大人の道具にされる子供を増やさない為にも、そして・・・次の世代に生まれてくる子供達の未来を悪い方向へ向けかねない様にお前達はそんな大人たちよりも強くならなければならない」
「強く・・・」
「自分で決めろ、お前が何をしたいのか。どうしたいのか」
デュノアはズボンを強く握りしめて俺の顔を見る
「僕は・・・皆と一緒に・・・・い、いたいです・・・」
それでいい。お前が進みたい道があるのならその道を進め、他人に決められた道ではなく己が信じた道をそして、その答えを
「ふ・・・・・・」
――――――キュイィィィィィィィ・・・・――――――
「っ!・・・・(成程、そう来たか)」
「お、織斑先生?」
「デュノア、少し野暮用が出来た。お前は此処に居ろ外には出るなよ?」
「は、はい・・・(や、野暮用?)」
俺はデュノアにそう言うと、部屋の外に出る。そして懐からワイヤレスイヤホン型のインカムを片耳に付けると山田先生に通信を入れる
《は、はぁ~い、や、やまだですぅ~・・・むにゃむにゃ》
前々から思っていたが山田先生は寝る時間が早すぎるのでは?いや、それよりも今は
「山田先生、如何やら学園内に客が来た模様だ。直ぐに他の先生方にも連絡を」
《え?・・・ま、まさかし、侵入者ですか!?》
「あぁ。しかもご丁寧にステルス機能を搭載したISも数機いる、急いでくれ。先に私が迎撃する、山田先生も急いでくれ」
《りょ、了解です!!》
「頼む」
通信を切ると俺はそのまま寮の廊下を走り出す、まさか堂々とこの学園に入ってくるとは余程自身がある様だな
「この学園には指一本と触れさせはしない」
一夏OUT
オヒサシブリデース!!いや、すみませんでした
どう話を進めたらいいかわからなくなっちゃったもので、どうでしたでしょうか?
感想お願いします、後、明日も投稿しようと考えているのでよろしくです!!
もう一度、感想お願いします!!!