「あれが、IS学園か…テレビでしか見た事ないけど結構大きいな」
IS学園から遠く離れた展望台から白いカッターシャツの上に黒いコートを羽織った、豊かな金髪の髪を持ち整った中性的な顔立ちの男性が展望台からIS学園を眺めていた。その表情は何処となくシャルロットに似ていた。
「……元気にしてるかな、シャルは……ん?」
すると男性の視界に二つの光が見えた。一つは青い光と緑色の星屑の様な光だった。夜の空を順応無人に飛び回って緑色の光が青い光を追っている様に見えた
「あの光……そうか……一夏君、君は遂に手に入れたんだね…君だけのガンダムを」
男性はそれを見て微笑む、女性が見たら見惚れてしまいそうな笑みを浮かべる。微笑んだと同時に風が男性の豊かな金髪を撫でる。
「僕も行ってみようかな、久し振りに会いたいし……それに僕は死んだ人間と扱われるのはちょっとあれだしね」
男性はその場から飛び降りた。飛び降りたと同時に彼の体を緑色の粒子が覆い尽くす。その光はエクシアが放出する”GN粒子”と全く同じ光り出た。
『こんな僕を見たら、どんな顔するだろう……ね?キュリオス』
緑色のツインアイが光ると同時に高速でIS学園へと向かって行った
一方その頃
バン!!バン!!
「クソッ!!…クソックソッ!!!」
『・・・・・・・』
シャルロットを暗殺しに来たデュノア社の刺客をアメイジングエクシアを纏った一夏が追いかけていた。デュノア社の女は五五口径アサルトライフル《ヴェント》でアメイジングエクシアへ乱射するが全てかわされていく。焦ってきているデュノア社の女は緑色のツインアイを光らせソードモードにしたアメイジングGNソードを展開しているエクシアの姿を見て恐れていた
「化け物がッ!……化け物ぁぁぁぁぁっ!!!」
近接ブレード《ブレッド・スライサー》を呼び出しアメイジングエクシアへ斬りかかる。だがその行動は近接特化型のエクシアにとってそれは哀れな行動だった
『ほぅ……この私に近接戦闘を仕掛けるか……いい心がけだ。……だが』
ザシィィン……!
「なっ!!?」
『ここから先は……私の距離だ』
《ブレッド・スライサー》の刃を斬りおとした一夏は腹に膝蹴りを入れ顔のバイザーを掴むとIS学園の外へ放り投げ、GNソードを折り畳みライフルモードへ切り替えラファールリヴァイヴのシールドエネルギーを削って行く。
「ぐぅっ…!ぐぁぁぁっ…!」
『・・・・・・・・』
一夏は無言のままGNライフルを撃ち続ける。そして相手のラファールのシールドエネルギーがゼロになったとモニターに表示されるとラファールは学園の外にある海岸へ墜落した。
「うっ………!」
『さて、これでお前達の目論見は失敗したな?』
「くっ…!」
するとIS学園から山田先生を含めた三機のラファールリヴァイヴがやってきた。ラファールは着地すると山田先生が一夏に近づく
「織斑先生、全ての侵入者の拘束、完了しました」
『ご苦労様でした、では―――――――っ!?』
一夏は何かを感じとりその場から一本下がるとラファールを纏っていたデュノア社の女の体をワイヤーに繋がれたオレンジと白のクローよ様な物に捕まれた
「うっ…!?い、いやぁぁぁぁっ!!!」
女はそのままクローに捕まれた状態で上へと引っ張られていく。一夏達も女が引っ張られていく方を見る、そこには一機のISが居た
「あれって……もしかして…!」
『・・・・・・・』
白とオレンジのツートンの全身装甲で両足には鋭く尖った戦闘機の両翼の様な羽が付いており、背中の黒いバックパックからはGN粒子が放出しており、その両側には白とオレンジで塗装された二門のロングバレルキャノン。女を掴んでいるクローには細長いシールドを左腕に装備しており右手にはサブマシンガンの様なライフルを持っていた。そして額にはオレンジ色のV字アンテナを持ち緑色のツインアイを持っていた、その姿は正しく一夏と同じガンダムだった
「「「ガンダムっ!!?」」」
『……ガンダム』
そのガンダムはクローで掴んだ、女の顔を自身の顔の近くまで近付ける
『そのマーク、あなたはデュノア社の社員かい?』
「あっ…た、たすけ……て…!」
『もう一度聞くよ、君はデュノア社の社員かい?』
女は怯えた表情で涙を流しながら頷く、それを見たガンダムは『そうか』とただ一言言うと女の顔を離しそのまま前に吊り下げた状態で前に出すと
『悪いけど、君には此処で死んでもらうよ。勿論唯では殺さないよ』
「っ!?お、お願いよ…!こ、殺さないで…!!し、死にたくな―――――っ!?な、何よこれ…!!?」
女を掴んでいたクローの奥から鋭く銀色に光るニードルがその姿を現した。ニードルはゆっくりと女の腹部へと伸びていく。女は必死にもがこうとしたが両腕はクローによって挟まれており動かせなかった
『どうだい?、一方的な暴力になす術もなく、命をすり減らしていく気分は?」
「い、いやぁぁぁぁああああ……!!!だ、だれかぁぁぁっ!!!やめてぇぇぇぇ…!!」
『それは命乞いって奴かい? 最後は何?ママかい?それとも恋人?フフっ…今頃、走馬灯で、子供の頃からやり直してる最中なのかい?』
「アッー、アッー!!!、!やめてぇぇぇ!アッアッ、アッー!!!」
じわじわとニードルは女のISスーツに食い込んでいく、ガンダムは楽しんでいる様に精神的に女を追い詰めていく。
「やめてくださいっ!もういいでしょう!?」
そんなガンダムの行いに山田先生がガンダムと女の前に飛翔してくる。だが、ガンダムは女から山田先生に視線を向ける
『あなたは何を言ってるんです?この女はこの学園の生徒を殺そうとしてたんでしょ?自分達の生徒に危害を加える様な大人をあなた方は許せるんですか?』
「で、ですが…」
『それに、僕はね……デュノアそのものが許せないんだっ!!』
グシャァァァァァ!!!!
遂にニードルが女の体を貫通した。女は涙を流した状態で目を開けたままぶらんと前へ倒れた、それを見てガンダムは空高く亡き骸となった女を放り投げると背中の二門のロングバレルキャノンの砲口を向け巨大な粒子ビームを放った
ドガァァァァァァァァァン!!!!
ラファールは大きな爆発を起こし大破した。ISコア共々破片となって海の藻屑となっていく、その光景を見ていた一夏と山田先生、そして二人の教員は羽根つきのガンダムを睨み付ける。するとガンダムは今度は一夏の方へ顔を向けた
『やぁ、久し振りだね、一夏君。君とは5年ぶりかな?』
『……やはり、お前は』
するとバイザーを部分解除し素顔を見せる。その顔を見た山田先生達は驚いた、何せパイロットは
「「「お、男!?」」」
「ふふ」
楽しげに笑みを浮かべるそのガンダムのパイロット、一夏は彼の顔を見て驚くが直ぐに元の無表情へと戻る。一夏もバイザーを解除し素顔を晒す
「やはり生きていたか……”アレックス”」
「うん、運悪く生きてたよ。一夏君」
アレックスと呼ばれた男性は一夏の顔を見て笑みを浮かべる
「それにしても相変わらずのようだね、君は」
「それはお互い様だと思うが?」
すると山田先生が地上へ戻り一夏に聞く
「織斑先生、あの人は一体……」
「……奴の名はアレックス・デュノア……俺のエクシアのGNドライブの開発を共にしていた……科学者だ」
「デュ、デュノアって…!まさか……デュノアくんと同じ!?」
「ん、くん?……一夏君、どういう事だい?」
「はぁ……道理で何処かで見た事がある顔だと思ったがお前の妹だっか……はぁ…」
「妹…まさか……っ!」
一夏は頭を抱え深くため息をついた、アレックスは咄嗟に学園の寮へハイパーセンサーで拡大し見返していくと、一夏の寮長室の窓からこちらを窓越しに見ていたシャルロットの映像が写った
「……っ!……シャル…そうか……シャルはあいつに……でも、よかった…っ」
アレックスは5年ぶりに見た妹の姿を見て少しばかり涙を流した。アレックスは手で涙を振り払うと一夏に視線を戻した
「一夏君……妹を…シャルを頼む。僕にはまだやるべきことがあるから」
「……やるべき事とは?」
「デュノア社の……壊滅だっ!」
アレックスはそれだけを言うと両足にGNブースターを展開し大量のGN粒子を放出させ離脱していく
「織斑先生!追いましょう!」
「無駄だ、あのスピードじゃ並みのISでは追いつけまい」
一夏はそう言い山田先生達を止める。エクシアならばあの程度のスピードには追いつけるが一夏はそうはしなかった
《妹をお願いね、一夏君》
「全く……お前はいつも……大切なものの傍に居てはやれないのか、アレックス」
GN粒子が舞うなか一夏は鼻で笑うのだった
「お兄ちゃん……」
寮長室の窓から見ていたシャルロットは力が抜けた様に膝を着いて座り込む、ただシャルロットは兄が生きていた事に涙を流していた
「お兄ちゃん……生きててくれたんだね……」
シャルロットは制服のポケットからペンダントを取り出す、ペンダントを開けるとそこには幼い頃のシャルロットと母親、そして兄のアレックスが写っていた
「また…会えるよね?……お兄ちゃん」
シャルロットは力強く、ペンダントを握りしめながらアレックスが飛び去って行った空を見上げるのであった
その数時間後、デュノア社の悪行が暴露されデュノア社は倒産、施設と豪邸は何者かによる爆撃により壊滅したという
はい!という事でオリキャラ、シャルロットの兄アレックス・デュノアでした!
どうでしたでしょうか?感想お願いします!後に彼はあっち側へと行きます
二回目ですが感想お願いします!