インフィニット・ストラトス 世界最強の天使   作:夢の翼

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オヒサシブリデス、デハ、ドウゾ!


第22話 翼と銃

「っ!」

 

アレックスとライルが戦い始めた丁度その頃、部屋でソファーに座って優雅に紅茶を飲んでいたスコールが何かを感じ取り手に持っていた、紅茶をテーブルに置くとそのまま窓のほうへと歩き出した。

 

「お、おい!スコール!どうしたんだ!?」

 

隣に座っていたオータムは立ち上がりスコールへ呼びかける。

 

「オータム、悪いけど少し出かけてくるわ」

 

そういってスコールは部屋の窓を開けるとガンダムエクシアダークマターを展開し右手にダークマターライフルを量子展開し装備する。

 

「スコール・ミューゼル、ダークマター。出るわよ」

 

GNドライブからGN粒子が放出されるとダークマターはそのまま青い空へと飛翔した。その時のスコールの目は赤い目ではなく、”金色に輝く眼”へと変わっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アレックスSIDE

 

『目標へ飛翔する!』

 

『狙い撃つ!!!』

 

僕の目の前に立っている深緑の機体、ガンダムアメイジングデュナメスを展開したライル・ディランディは右手に展開したアメイジングGNスナイパーライフルを片手で持って僕へその銃口を向けた。僕も同じように右手に展開したアメイジングGNサブマシンガンをデュナメスへ向け引き金を引いた。同時に放たれた粒子ビームが直撃し眩しい閃光が視界を塞いだ。

 

(けど!)

 

僕はそのまま今頃視界がゼロであろうデュナメスへ向かって左腕のアメイジングGNシールドをクローモードに変形させ眩しい閃光の中を移動する。

 

(これで!)

 

閃光が晴れ視界が見えてくる、だがクローを突き出した先にはデュナメスの姿はなかった……まさか…ッ!

 

『俺を嘗めんなよッ!』

 

いつの間にか僕が居た場所の上にアメイジングGNスナイパーライフルを今度は両手で構えて浮遊していたグデュナメスの姿があった。

 

『やっぱり!』

 

するとアメイジングGNスナイパーライフルからロングレンジの粒子ビームが勢いよく撃ち出された、だが僕はそれをクローモードのシールドをすぐさまそっちに向けロングレンジをシールドで受け止める。

 

『流石、深緑の狙撃手!相手の動きを読むのが早い!』

 

『ターゲットの動きを予想して狙い撃つのが、スナイパーの基本だ』

 

そして今度はアメイジングGNスナイパーライフルを収納し脹脛のアメイジングGNピストルを抜いた。

 

『そう簡単にはやられはしないよっ!』

 

『はっ!上等!!』

 

サイドアーマーからGNビームサーベルを抜きビーム刀を展開しアメイジングGNサブマシンガンを乱射しながらデュナメスへ向かっていく。デュナメスも両手に持ったアメイジングGNピストルを構えて粒子ビームを撃ってきた。お互いビームを交わしながら青い空をメビウスの輪を描くように飛んでいる。

 

『これがISから見た世界か、中々いいけしきが見れるな。こりゃ』

 

そういいながら正確な射撃をしてくるデュナメス、シールドを前に突き出しそれを何とか防ぐ僕は隙が出来たところにアメイジングGNサブマシンガンを乱射する。

 

『だろう?けど、僕らが見ている世界はそんないい世界じゃないんだけどっね!』

 

一気にデュナメスの懐へ入りGNビームサーベルを下から上へ斬りかかる。『ち!』とそんな舌打ちが聞こえると左手に持っていたアメイジングGNピストルを上へ投げるとGNバーニアからGNビームサーベルを逆手に持って僕のGNビームサーベルを受け止めた。

 

『俺に剣を!』

 

『これなら自慢の射撃は出来ないだろう?』

 

『そうかいっ!』

 

するとフロントアーマーが左右に開いた、僕はそれを見てすぐさまデュナメスから離れるとフロントアーマーから複数のGNミサイルが放たれた。あのGNミサイルは着弾した目標の内部に粒子を送り込んで破壊するようになっている特殊なミサイルだ。それは対ガンダム戦も想定して開発したモノだから受ければダメージは大きい。アメイジングGNサブマシンガンとGNビームサーベルでミサイルを撃ち落し切り裂ていく、だが、そんな中彼は既にミサイルに気を取られている僕にアメイジングGNスナイパーライフルを遠くから僕へ構えていた。

 

『今度こそ……狙い撃つぜぇぇぇ!!!』

 

今度はロングレンジではなく、通常の粒子ビームを放った。粒子ビームは真っ直ぐ僕へ向かってきていた。

 

『くっ!』

 

顔と左肩の間に粒子ビームが通り抜け、何とか交わしたが次から次に粒子ビームが飛んでくる、このままじゃ彼に接近出来ない。……まだ使いたくなかったけど彼にはこれを使うだけの強さと価値がある!

 

『トランザム!』

 

 

 

            

 

 

 

             単一仕様能力:TRANS―AM

 

 

 

 

 

 

キュリオスの単一仕様能力である『TRANS―AM』を発動した、キュリオスの機体全体が赤く光り輝き出しバーニアから放出されるGN粒子も勢いよく放出される。

 

『な、なんだありゃ!?』

 

『いくよ、キュリオスっ!!』

 

僕はすぐその場から高速でデュナメスのもとへ向かっていく、今頃トランザムを発動し赤い光を纏ったキュリオスを見てライル・ディランディは驚いているだろう。

 

『これで決める!!』

 

『くそっ!』

 

GNビームサーベルをデュナメスに斬りかかった、デュナメスは手に持ったアメイジングGNピストルで何とか受け止めた。

 

『単一仕様能力って奴か!マジかよ!?』

 

『君にはトランザムを使うだけの価値と強さがあると見たんだ、さぁ、どうする!!!』

 

『うっ…ぐぅ……ッ!!』

 

僕はGNビームサーベルを強く押していく、押されているデュナメスは何とか押し返そうとするが、デュナメスは徐々に押されていく。

 

『負けられねぇな……負けるわけには…ッ!!』

 

するとデュナメスの装甲に赤いラインが走り出した。そうか……やっと君もっ!!。

 

『いかねぇんだよォォォォォ!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

              単一仕様能力:TRANS―AM

 

 

 

 

 

 

 

『トランザムッ!!!』

 

デュナメスはトランザムを発動し背中のGNドライブから勢いよくGN粒子が放出され僕を押し返してきた。キュリオスと同じく赤い光を纏ったデュナメス、お互い本気になったって事だ!。

 

『やっと本気になったね、ライル・ディランディ!!!』

 

『あぁ、お陰様でな!!』

 

デュナメスはキュリオスの腹に蹴りを入れ、そこから離脱すると両手のアメイジングGNピストルを構える。

 

『乱れ撃つぜ!!』

 

ガンカメラモードに切り替え頭部のV字アンテナが下へ下がった。するとアクロバティックな動きでアメイジングGNピストルを撃ち始めた、その一つ一つの粒子ビームが確実に僕を捉えていた。直撃は何とか避けてはいるが装甲の彼方此方をかすっている。さっきよりも命中率が上がっている!。

 

『くっ!』

 

『そろそろ終わりにしようぜッ!!!』

 

デュナメスは今度は自分からキュリオスへ高速で近づいてきた、何!?狙撃タイプのデュナメスが自分から接近戦を!!?彼は一体何を考えてるんだ!?。

 

『俺をそこいらの臆病な奴らと一緒にするなよ?』

 

奴らとは恐らく狙撃手達の事だろう、狙撃手とは自分から前に出ようとはしない。いや、ないだろう。だが彼は自ら前に出てきた、狙撃が得意な彼が前に。するとアメイジングGNピストルで僕の顔を殴り蹴りを入れると、アメイジングGNピストルの引き金を引いてキュリオスのシールドエネルギーを削っていく。けど。

 

『まだだっ!!!』

 

『ちぃっ!!』

 

僕は負けじとGNビームサーベルで左手に持っていたアメイジングGNピストルを切り落とした。デュナメスは切り落とされたピストルを捨て右手に持っていたピストルをホルスターに収納し代わりにアメイジングGNスナイパーライフルを持った、空いた左手には先程使っていたGNビームサーベルを持ち僕のGNビームサーベルを受け止める。

 

『はぁぁぁぁああああッ!!!!』

 

『でぇぇぇぇやァァァ!!!!』

 

そして等々顔と顔をぶつけ合いお互いのツインアイがお互いを睨み合った、その時。

 

 

 

 

 

 

 

 

『そこまでよ』

 

 

 

 

 

 

 

 

『『っ!?』』

 

トランザムと途中で停止させ僕たちは咄嗟に離れ地上に着地した、何だ今のは!?僕たちは上を見上げるとそこにいたのは

 

『ダーク…マター……?』

 

エクシアの2号機『ガンダムエクシアダークマター』が眩しい太陽をバックにしてそこに浮遊していた。ダークマターはゆっくりと僕たちの前に降りてきた。

 

『さて、あなたたち。此処で何をしてたのかしら?』

 

この声は…女性か?。

 

『お前の知り合いか?』

 

ライル・ディランディがプライベートチャネルで通信を入れてきた。

 

『いや、あの機体を作ったの僕じゃない。あれは篠ノ乃束が僕の親友が開発した一号機のデータを元に開発した機体なんだ』

 

『あの天災が作った機体!?』

 

ライル・ディランディはそれを聞くとアメイジングGNスナイパーライフルを構える。

 

『まさかダークマターやエクシア以外にも太陽炉搭載機があったとは思わなかったわ』

 

『僕こそ、まさかダークマターが此処の来るなんて思いもよらなかったよ。』

 

『スコールよ、スコール・ミューゼル』

 

『そうか……ならスコール――――どうする?』

 

僕もアメイジングGNサブマシンガンをライル・ディランディと同じように向ける、目の前のスコール・ミューゼルが篠ノ乃束の手先である可能性がある以上、警戒は弱めるわけにはいかない。僕にとって篠ノ乃束は僕の技術を盗み取った泥棒猫、いやここは泥棒兎といったほうがいいかな。そんな奴の機体を使ってる彼女は。

 

『私は戦いに来たわけじゃないわ、ただこの子と同じ”光”を持ったあなたたちを感じてここに来ただけなのよ』

 

『じゃあ、さっきの途轍もない殺気はどういう意味だい?スコールさんよ』

 

『あれでもしないと、あなたたちは戦いを止めなかったでしょう?何で戦ってたのか知らないけど』

 

『それじゃあ、君は僕たちの敵ではないと?』

 

『えぇ、少なくともね』

 

確かにさっきの殺気は彼女から感じられない、敵意も。確かに少なくとも彼女は僕たちと戦う気はないのだろう。横でアメイジングGNスナイパーライフルを構えていたライル・ディランディもライフルを下に向け警戒を解いた。僕も同じようにサブマシンガンを下ろす。

 

『さてと、急ぎましょう?二人とも。さっきのトランザムの光を見られて今IS部隊がここに向かってきてるわ』

 

『……流石に派手に暴れすぎたな、デュノア』

 

『…そのようだね』

 

熱くなりすぎたね、僕たち。スコール・ミューゼルは僕たちに背を向けるとそのまま飛翔し、僕たちもGN粒子を放出しダークマターの後ろへ付いていく。

 

『今から私の隠れ家に連れていくわ、あ、言っておくけど彼方たちに拒否権はないわよ?』

 

『オーライ、あんたに従うよ』

 

『仕方ないね、了解した』

 

『正直な子は好きよ』

 

彼女はそう言って再び前を向く。僕たちじゃ彼女に傷一つつけられないだろう、あの時本能のわかった。これは戦ってはいけない類に入るモノだ、決して。そう思ってしまっている。ライル・ディランディも今頃僕と同じことを考えてるだろうね。

 

『行きましょう』

 

そういって僕たちはダークマターの後に続く様にGN粒子を放出し、アイルランドから離脱した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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