あの後、私は教室に戻り二時間目の授業の準備をしていた、箒は泣いていた私に近寄り声を掛けてくる
「千冬、どうしたんだ?一夏さんと何かあったのか?」
「何でもない。目にゴミが入っただけだ」
此奴は篠ノ之箒。ISの生みの親、篠ノ之束の妹で私と一夏兄の幼馴染だ。小さい頃から一緒に剣道をしていた奴だ、私は余り箒は好きじゃない。此奴は怒ったら何してくるか分からない奴だからな、私の場合は真剣を振り回してきた事があるが当時の一夏兄の必殺技である殺人チョップで撃沈された
「何か余計な事を言わなかったか?」
「別に何も」
此奴ニュータイプか?私の思考を読むとは
「ちょっとよろしくて?」
「「ん?」」
「まぁ! 何ですのそのお返事は!? この私が声を掛けた事すら光栄に思っていただきたい程なのですから、それ相応の反応があるのではなくて?」
私と箒が話していると金髪の外国人が話しかけて来た。何だ此奴は、いきなり初対面の相手に話しかけておいてその態度は
「それで、お前は誰だ?」
「っ!知らない!?このセシリア・オルコットを!?イギリスの代表候補生のこの私を!?」
私の机を叩くんじゃない、教科書が落ちるだろう
「それで、何の用だ?オルコット」
「あの”自称世界最強”男の妹と聞いてどんな人かと思っていましたが期待外れでしたわ」
「自称世界最強?だと、どういう事だ?」
「男のくせに神聖なISで世界最強になるなんてありえませんわ、最強に相応しいのは女の方ですわ。それぐらい女である貴女には分からなくて?」
此奴は女尊男卑の社会に影響を受けているな、それに一夏兄が世界最強なのは本当の事だ自称じゃない。此奴は世界最強になった一夏兄を男だから侮辱しているのか
「私は優しいですから、貴方の様な方でもISについて学びたいと泣いて頼むのでしたら、お教えして差し上げても良くてよ?」
「断る、貴様の様な他人を見下す人間から教えてもらおうと思っていない」
「千冬の言う通りだ、いきなり話しかけておいて一夏さんの侮辱する様な貴様に誰がついて行く?」
「なっ!?何ですって!!」
するとチャイム二時間目の始まりのチャイムがなり他の生徒達は席についていく
「くっ!また後で来ますわ!」
オルコットは私達に指を向けてそう言うとその場を去る
「二度と来るなドリル女」
「そうだクロワッサン」
箒も自分の席に着いた、面倒な事になったな
そして二時間目が始まり教室に入って来た山田先生と一夏兄。一夏兄は教卓に立つと二時間目の話をする
「では、2時限目はISの各種武装についてだが…その前にこのクラスのクラス代表を決めようと思う。クラス代表はその名の通りクラスの代表者だ、各種委員会の集まりや会議、その他にも今度の学年別クラス代表対抗リーグに参加する事になる。誰か、立候補でも推薦でも構わん、居ないか?」
クラス代表かめんどくさいものだな、私は見せ物になるつもりわない。誰か他の奴にしてもらう
「はい!織斑さんを推薦します!」
「あ、そうだね。折角の見世物を使わない手は無い!」
「賛成!」
ほう、言った傍から見せ物かいい度胸だ、箒木刀を出せ今すぐ此奴らを始末してやる
(私はド〇えもんか!?)
お前はいつも怒ると何処からか木刀を出すだろう
「なら織斑でいいか?いないなら織斑になるが」
「織斑先生、私はやりたくないのだが」
「推薦された以上、拒否権はお前にはない。それに生徒に殺気を放とうとしたお前を私が許すとでも?」
ばれていた!くっ!流石私の兄だ、やる!
「納得いきませんわ!!」
すると後ろからあのドリル女が今にも手袋を投げてきそうな表所で一夏兄を見ていた
「自称世界最強の妹だという物珍しさでクラスの上に立たせるなど、冗談じゃありませんわ! そもそも、文化としても後進的な極東の島国で暮らすこと自体苦痛ですのに、私に1年間屈辱の生活をしろと仰るんですの!?」
ドリル女は自分の机を叩いて一夏兄をそう言う、此奴自分が国の代表として来ているのを忘れているのか?すると今度は一夏兄に指を向けて言う
「それに下等な男が私の教師だという事自体が苦痛ですわ!ISに乗れるだけであって世界最強を語っている男が!」
「オルコットさん!織斑先生に対して何ですか!その態度は!言いすぎですよ!」
山田先生も怒った表所でオルコットに怒鳴る、最初は迷い込んだ中学生かと思っていたが先生だな
「それに世界最強と名乗っているのは自分が目立ちたいだけに決まってますわ!その眼帯だって歴戦を潜り抜けて来たという設定なのでしょ!」
此奴・・・今何て言った?
「織斑さんもかわいそうですわね、こんな男の妹だけってだけでも苦痛だと思っている違い有りませんわ、男が強かった事など所詮昔の話ですわ!」
ガタンッ!!!
「ち、千冬?」
「・・・・貴様、今何て言った?」
我慢が限界だった、此処まで一夏兄を侮辱されて黙っていられるか。
「あら織斑さん、どうかしましたの?そんな怖い顔をして」
「ッ!!!」
私はオルコットに近づき胸倉を掴むと後ろの壁に押し付ける
「なっ!何ですの!?」
「貴様に・・・・貴様に一夏兄の何を知っているッ!・・・一夏兄の妹だからってだけで苦痛だと?・・ふざけるなッ!!!!」
「ひっ!?」
「貴様に!・・貴様に一夏兄の何がわかるッ!!。一夏兄は私を守る為にISに乗って傷ついて・・・そして右目を失ったんだ!!何も知らない貴様が一夏兄の事を知った口を言うなァァァァァァッ!!!」
私は右手を拳にしてオルコットを殴ろうとする。当然だ此奴がいけなんだ、何も知らない此奴が一夏兄を侮辱して見下して、そして一夏兄の傷を設定だと決めつける此奴がいけないんだッ!!
「そこまでだ。織斑」
「「ッ!?」」
私の後ろに一夏兄が私の手を掴んで立っていた。私は一夏兄の方を見て言う
「何故止める!一夏兄は侮辱されたんだぞ!今まで頑張って来た事が全部偽りの真実に塗り替えられそうになってるんだぞッ!それなのに一夏兄はッ!いたっ!!」
「織斑先生だ、馬鹿者。それと教師にため口で喋るとはいい度胸だ」
いつの間にか手に持っていた出席簿で私の頭を叩いた、くそッ!痛い凄く!私とオルコットは元の位置に戻ると一夏兄はオルコットに聞く
「オルコット、そんなに私の事が気に入らないか?」
「当然ですわ」
「――――――なら、私と模擬戦をしないか?」
「「「「「「っ!?」」」」」」」
「お、織斑先生!?」
「何だと?」
模擬戦、だと?一夏兄とオルコットが?
「・・・・思い上がらないでくださいまし、男の分際で!!」
オルコットは更に顔を歪めて一夏兄を見る。だが一夏兄は無表情でオルコットを見ている
「そんなに私の実力が疑わしいのなら、直接、模擬戦をした方が早い。それに」
「織斑(妹)が私の為に怒ってくれたんだ、それに応えるのは兄である。私の役目だ」
「一夏兄・・・・/////」
一夏兄は少し優しい顔をして私をみる。一夏兄・・・・やっぱり私は一夏兄の事・・・
バシィィンッ!!
「織斑先生だと言ったら何度わかる?」
「ッ~~~~~~!!」
また出席簿で私の頭を!
「ですが、彼方には今専用機は無いではありませんか。専用機を持っている私とどう戦うつもりで?」
「誰が専用機を持っていないと言った?」
「・・・・ッ!まさかその指輪は!?」
指輪?私は一夏兄の指を見る、一夏兄の指には葵い指輪がはめられていた。一夏兄はその指輪をクラス全員に見える様に見せる
「一つ言っておくがハンデはつけてやる。流石に自分の生徒にトラウマを植え付けたくないのでな」
「馬鹿にしてっ!ハンデなど入りませんわ!この私セシリア・オルコットがブルーティアーズと共に彼方を倒しますわ!」
オルコットは指をビシッ!と一夏兄に向けて言う。一夏兄は頭を抱えやれやれといった表所をする
「山田先生、確か第三アリーナは開いていたかな?」
「今は三年生が使用していますが、もしかして本当にやるんですか?」
「出来るだけ問題は早めに片付けたい。それに何故か私がアリーナに入ると皆観客席に着くからな」
「それは織斑先生を見たいだけなんですよ・・・・ボソっ」
「ん?何か言ったか?」
「い、いえ!何でもありません!」
山田先生は顔を赤くして敬礼する。やっぱり山田先生め一夏兄の事をっ!!
「それと、織斑、お前もオルコットと模擬戦をついでにやれ」
「え?」
「言うのが遅れたが束が面倒な物を送ってきてな、それをお前に与える事になっている」
「その面倒な物をって何ですか?」
一夏兄は『はぁ~』と言った感じで私を見る
「専用機だ、お前専用のな」
「「「「「「せ、専用機!?」」」」」」」
「専用機?何故私に?」
「さぁな」
一夏兄は『後で殺しに行く』と小さな声で怖い顔をする。束さん頑張れ
「さぁ、行くぞオルコット。今からはお前に特別授業を教えてやる」
「いいですわ!どうやら織斑さんにも専用機が来るみたいですし、一石二鳥ですわ」
一夏兄はオルコットを連れて教室を出ていった。唖然とした教室は二人が出ていった後すぐに思考が戻る
「い、一夏様の・・・戦い」
「一夏様の勇士が見れるって事だよね!?」
「私見に行ってくる!」
「あ~!私も~!」
クラスの女子達は次々と第三アリーナの方へ向かって行く。ま、まて!私も!
「み、皆さん!せ、席についてください~~~~~~!」
山田先生はおどおどしながら皆を追いかけて行った。ますます小学生みたいだな
「学級崩壊だな、これは」
「そうだな、だが一夏兄の戦いを見てみたい。あれ以来どれくらい強くなったのかを」
私と箒も第三アリーナに向かう為教室を後にした
そして学園に葵い天使が降臨する瞬間を私達は目にすることになる
第二話でした!
今日は第三話までやりたいと思います
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