一つ、紅蓮の炎の火炎剣
一つ、大地をも穿つ水勢剣
一つ、天をも焦がす雷鳴剣
一つ、金剛の如き毀れずの土豪剣
一つ、駆け抜ける疾風の風双剣
一つ、響き渡る調の音銃剣
一つ、封印と新月の闇黒剣、月闇。
聖剣の世界、解けし時、
七つの世界にて聖剣の担い手現れ、
世界をめぐり再び七本そろう時……
あの日のことはあんまりにも鮮明に覚えている。
「貴様程度の剣は当たらん!」
そんなことはわかってる。
自分の腕はせいぜい並みだ。ならどうするか?
武器は全部足元にある!
「カズマ!」
「カズマよせ!正面からでは敵わない!」
<
俺、佐藤和真は手にした聖剣、風双剣
「くらえ!」
誰もが目を伏せた。
この街の全員、俺のことをたまたま聖剣が抜けただけの奴と思ってるからな。
でも、それでいい。それで正しい。だから俺は…
「やぁあああああ!」
<翠風!速読激!ニン!ニン!>
体をひねりながらジャンプ!風の連撃で地面のあちこちに出来た水たまりを舞い上がらせる!
「な!?これはぁあああああああ!」
流石に避けきれなかった敵、デュラハーンのベルディアが絶叫を上げて苦しみだす。
その様子を見た後ろのほかの冒険者たちはポカーンと口を開けて驚いている。
「いまだ!カズマが作った隙を逃すな!」
冒険者仲間のキースの号令が響く!
一同が武器を持って前に出る。
「ま、待てよせ!来るんじゃない!」
何やらそれっぽい詠唱をアクアが、あのアホ女神が唱えだすと周囲から水が集まり、
巨大な塊、それも元気玉みたいなサイズになりそれを発射しようと…
「『セイクリッド・クリエイトウォーター』!!」
遅かった。
走り出していた冒険者たちを巻き込み
「ああ、くそっ………」
もろとも洗い流された俺は意識を手放した。
目が覚めたのは翌日、拠点にしてる屋敷の自室でだった。
「あの後ベルディアは討伐が確認された。
最大の功労者であるカズマとアクアには町から感謝状が来てるぞ?」
聖剣使いだなんだと持て囃しておいて冒険者にしかなれないと知るとすぐに見放し、いざ聖剣を使いこなせば感謝状。
調子のいい奴らだと思いながらもそれを伝えに来た仲間のドМ聖騎士のダクネスにそっか、と告げて立ち上がる。
「あれ?俺の剣は?」
「また例によってお前しか持てないからな。
これは持ってきたから散歩がてら取ってくるといい。」
そう言ってダクネスは猿飛忍者伝を手渡す。
それを受け取ると着替えてまっすぐ街の外に向かった。
思った通り昨日ベルディアと戦ったのと同じ場所に翠風は2本とも刺さっていた。
「懐かしいわね。あなたそれを初期装備と勘違いして簡単に引き抜いて街中からすごい目で見られてたわよね?」
「アクア、ついてきてたのか?
今更俺がこれ言引き抜いたところで珍しくもなんともないだろ?」
そう言って俺は二本の剣を引き抜き、一本にまとめると腰のホルダーに納刀してその場を後にした。
仮面ライダー解説 その2
仮面ライダー剣斬=佐藤和真
・プロフィール
性別:男性
年齢:16歳
趣味:サブカル全般
特技:じゃんけん、家事、悪知恵
聖剣:風双剣翠風
好きなもの:ゲーム、楽して稼げること
嫌いなもの:不要な苦労、面倒ごと
・概要
風双剣に選ばれた転生者の日本人青少年。
たまたま適合し、たまたま剣をぬけて、
勝手に期待されたが、本人のスペックはそんなでもない為勝手に見放されて一時期やさぐれていたが、仲間たちが離れなかったおかげで腐りはしなかった。
今も少し捻くれた言動をすることはあるが、どっかの腐り目みたいに人間不信ではない。
一応清濁は呑み込めている。
アホな女神に爆裂馬鹿にドM聖騎士。
愉快な仲間たちと共に我らがゲスマは今日も征く!
・他のメンバーからの評価
セイバー「弱いのに強い不思議な人。」
ブレイズ「風双剣に相応しい大胆になるべき時に大胆になれる優れた策士です。」
エスパーダ「集団を動かす事で真価を発揮する。
彼の実力は仲間の数と質、そして絆で大きく変わる。」
バスター「小賢しい悪ガキだ。けど何処か憎めないんだよな…。」
スラッシュ「罰当たりな人。けどそうなっても狡い手段であがいて最終的にピンピンしてそう。」
八幡「…………(羨ましい)」
アクア「カズマ?そうね…私を下界に引き摺り下ろした事に対しては思うとこあるけど、彼のおかげで退屈はしないわ。」
めぐみん「我が爆裂道の理解者です!剣も変身もかっこいいですし!」
ダクネス「あんな奴で、あんな奴だが、悪人ではない。ま、善人でもないがな。」
・総評
悪知恵とズルと運であらゆる状況を打開できる悪童。
参謀役、指揮役に向いているがめんどくさがり屋。
しかしなんだかんだ責任は強く、途中で投げ出したりはしない。
総じて憎めない小悪党。