転生したらディーノだった件………   作:何でもいいでしょ?

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どうも、途中から割と適当になりました。すみません。


魔王との戦い

えぇ〜、という訳で“始原”の一柱(ヒトリ)のディーノとして転生したので、とりあえず始原としての務めを果たそうと奮闘したら、原作通りヴェルダナーヴァが殺されて知ってたけどプッツンして人間の国を滅ぼしまくった結果覚醒して“真なる魔王”へと至った俺は、

 

「お前、魔王にならないか?」

 

ギィに魔王にならないかと勧誘されています。

 

「魔王?ならないならない。そんなもんなったら絶対面倒くせぇだろ。」

「面倒くさくなんかねぇよ、楽しいぜ?」

 

嘘だな。確かに、これが本物のディーノだったらダグリュールと息子達と共に参加してたかもしれないけどさ、俺は配下に加えてスキルを奪うつもりなんかないし、そもそも魔王にならず呑気にスローライフを送りたいと思ってるんだよ!

という訳で管制之王(バルバトス)!出番だ!ギィを言いくるめる素晴らしい答えを導き出せ!

 

《解。演算結果から、該当する答えは――》

 

答えは!?

 

《ありません。》

 

ないんかい!!使えねぇーー!!てかお前絶対智慧之王(ラファエル)の影響モロに受けてるな!智慧之王(ラファエル)もこういう時まるで役に立たない大賢者の特徴受け継いでたしな!

 

「あー、とりあえずまた後日来てくんない?」

「あ?まぁいい。わかったぜ。」

 

フー、ギィも内心の焦りを全くこのポーカーフェイスに騙されてくれたみたいだな、良かった。でもまた後日絶対来るからな、こうなったら逃げるしか………いや意味ないか。

 

「はー、マジでどうしよう………」

 

《告。演算の結果、結論を導き出しました。》

 

ん?何も言ってないけど?けどまぁ、聞いとくか。

 

《個体名:ギィ・クリムソンは、主様(マスター)を魔王に引き入れる為に、複数の監視魔法を以て主様(マスター)を監視しています。》

 

ファ!?俺監視されてんの!?全然気付いてなかったんだけど!?てかそういうのはもっと早く言ってよ管制之王(バルバトス)

 

《否。監視魔法を検知したのはつい先程です。》

 

………それは管制之王(バルバトス)悪くないか。ギィは俺なんかよりも圧倒的に強いし。

もういっそのこと監視されたまま生きるか?いやでも監視されてるってわかるとむず痒いし……じゃあ俺やっぱり魔王になるしかないの?ミリムが「魔王になったら戦うのだ!」って言ってたから嫌なんだけど……

 

《解。魔王達の宴(ワルプルギス)にて個体名:ミリム・ナーヴァが主様(マスター)に戦闘を仕掛ける可能性は100%です。》

 

クゥゥゥ(歯ぎしり血涙)やっぱり成りたくない……!!管制之王(バルバトス)、そのギィが仕掛けた監視魔法って解除出来る?

 

《是。しかし解除した場合個体名:ギィ・クリムソンにより強制連行される可能性95%ですが、実行しますか?Yes/No》

 

強制、連行、だとッ!……そこまでして俺を魔王にしたいのか!?なんで???

 

《不穏分子は手元に置いて管理したいという可能性があります。》

 

そうか……俺、この世界からしたら不穏分子なのか……世界守って来たのに?たった一日人間の国滅ぼしまくっただけで不穏分子扱いされるのおかしくない?

 

《解。個体名:ギィ・クリムソンは、個体名:ヴェルダナーヴァに任じられた“調停者”として、主様(マスター)を新たな魔王とすることで人類への抑止力とすることを目的にしていると思われます。》

 

な、なるほど。確かに不穏分子を人類に対する抑止力にすれば一石二鳥か。つまり俺は魔王になれば原作のディーノのように怠けてても許されるのか。

 

「なら、「魔王になるんだな?」………早くね?」

 

え?ちょっと待って?コイツなんでこんな早いの?おかしくない?絶対近くに居なかった筈だよな?かと言って空間転移した感じも無さそうだし……

 

「魔王になるんだな?」

 

二回言った!

 

「………なるよ。」

「よっしわかった!行くぞ!」

「は?どこに?」

 

いきなり行くぞってなんだよ?どこに行くって言うんだよ?

 

魔王達の宴(ワルプルギス)に決まってんだろ?他の奴等もう集まってんだよ。」

「いや待って、絶対おかしい。」

「良いから来いって!」

 

もう他の奴等待ってるってなんなの?なんで俺が魔王になるという選択肢を選ぶ前提で開いてんの?おかしいくね?

 

 

 

「これより、魔王達の宴(ワルプルギス)を開始する。」

「わははー!ようやくディーノと戦えるのだ!」

「ちょっと!幾ら何でも遅すぎない!?」

「うむ、ここまで待たされたのは久方ぶりだぞ。」

「全くじゃ、ギィの発案は珍しいからと少し早めに来てみれば、12時間も待たされるとは。」

 

はーい既にツッコミ所満載でーす!ギィさん俺に勧誘を始める前に魔王達の宴(ワルプルギス)開いてた疑惑が浮かび上がって来てるんですけど?そしてミリムはナチュラルにバトル宣言してるし………

でもとりあえず挨拶はした方がいいよな?

 

堕天族(フォールン)のディーノ。よろしく。」

 

これでいいんだよな?特にこれといって反応も無さげだし、良いか。よし、これからはなるべくディーノのキャラ崩さないようにしたいし、これをデフォルトにしよう。

 

「俺はコイツを魔王にしたいと思うんだが、どうだ?」

 

ギィがなんの前触れ無くそういえば、三柱の魔王は頷くが、当然の如くあの魔王は手を上げた。

 

「ワタシはまだ認めないのだ!だからワタシが戦って実力を見極めるのだ!」

「あ?お前、それただ戦いたいだけだろ?」

 

そ れ な !ミリムは先に戦うって予告してたから間違いない!

 

「とにかく、ワタシが戦うのだー!」

「危な、いきなり魔力弾飛ばして来んなよ……」

 

さらっとなんでもないように回避した俺が言っても信用出来ないと思うけど、今の結構危なかったから!管制之王(バルバトス)とリンクさせた魔力感知最大限に利用して魔素(エネルギー)の流れを視てなかったら確実に当たってた!

 

「まぁ、いいか。さっさと終わらせよーうっと。」

 

周りからしたら気怠げに崩牙を取り出したように見えるかもしれないが、こっちは常にミリムの動きを確認して警戒してるんだよ。正直、何時頃からミリムが“天魔”を手にしたのかわからない以上怖くて怖くてしょうがない。天魔で受け止められたらその後どうなるかなんて分かりきってるし。

ギィがあの時抜いたりしたらこんな警戒する必要もないっていうのに……

 

「ようやくやる気を出したか!さぁ戦うのだ!」

 

と言いながら右手に物凄い密度の魔力を込めて振りかざして来るミリム。

 

「あらよっと。」

 

だがそんなの喰らって喜べるドMじゃない俺は当然防ぐんだよな、崩牙で。さらにここで大振りに一閃することで威嚇することも忘れない。

 

「今のは少し危なかったな!」

 

そりゃヴェルダナーヴァ直々に作ってくれた神話級(ゴッズ)の剣だしな。扱いが悪いからか、何回も何回も折りまくっていたら、見兼ねたのかヴェルダナーヴァが魔改造してくれたんだよな。おかげさまで最近では崩牙一本で殆ど賄える訳よ。

 

「だが甘いのだ!」

「グッ………けど、捕まえた。」

「ッ!汚いのだ!」

 

不意打ちのパンチでも結構衝撃すげぇけど、捕まえられたし、良いか。後はこのまま戦闘不能にすればって、

 

「逃がすと思ってんの?『酔眼』」

「ッ、」

 

ミリムの憤怒之王(サタナエル)は結構面倒いから油断してる隙に封印させてもらう。手加減のての字もないミリムに竜星拡散爆(ドラゴ・バスター)とか竜星爆炎覇(ドラゴ・ノヴァ)とかアホみたいに連発されたら溜まったもんじゃねぇし。

 

「ほう、究極を封印するか、これは面白えスキルだな。」

 

外野は黙ってろ。……本来なら不可能だった究極能力(アルティメットスキル)の封印だが、至天之王(アスタルテ)の『創造進化(エボリューション)』の力でこれを可能とした。………おかけで怠惰之王(ベルフェゴール)への進化は見送りになったんだけど。あのスキルほど怠けるのに適したスキルは無いっていうのに……

 

「スキルを使えなくしただけでワタシを倒せると思ったら大間違いなのだ!」

 

ん?妖気(オーラ)がどんどん解放されていってる?……なんか嫌な予感が……

 

「こういう時はこれだっけ?先手必勝。だから眠れ、怠惰なる眠り(フォールンヒュプノ)――!!」

 

本来ならば、ユニークスキルの怠惰者(スロウス)の権能の力であるこの技は究極保持者のミリムに効かないが、その唯一の障害である憤怒之王(サタナエル)を封印した今なら効く筈だ。

よって、

 

「俺の勝t「残念だが、ユニークスキルはワタシに通じないのだ!」……嘘だろ、封印されてても効かねぇのか……いや、これは違う!?」

 

まさか、コイツ……『創造進化(エボリューション)』で強化された管制之王(バルバトス)の『酔眼』によるスキル封印を自力で解除したっていうのか!?いくらヴェルダナーヴァの娘で最古の魔王とはいえ、そんな馬鹿な話があるのか!?

 

「わーーっはっはっは!!確かにかなり危なかったのは認めるが、ワタシに封印は効かないのだ!」

「そこはちゃんと理由も明らかにして欲しい、な!!」

 

酔眼によるスキル封印が効かないなら、俺がすべきことは一つ、一刻も早くミリムを行動不能にする!

 

「まだワタシが話してる途中だぞ!?」

「あっそ。悪いけど、話してる途中だからって待てる程器用じゃないんでね。」

 

そう言いながら崩牙を振りかざしてるのだが、如何せん避けられてしまい当たらない。まぁ敢えて当てないようにしてるのは否定しないが……

 

「やっぱり全然当たらねぇな……」

 

両者共に魔改造を加えた双剣スタイルなら余裕なのかもしれないが、改造し過ぎてアレは最早ただの危険物だし、それをヴェルダナーヴァのミリムに向けたくない。

 

「む、諦めるのは許さないぞ!もっとワタシと戦うのだ!」

「いや、もう十分じゃね?力は示したぞ?もう良いよな、ギィ?」

「まだ終わらせない!喰らえワタシの本気を!うおおぉぉぉ!!竜星爆炎覇(ドラゴ・ノヴァ)ァァァ!!!!」

「は?ちょ、」

 

このタイミングで竜星爆炎覇(ドラゴ・ノヴァ)はふざけてるだろ!?管制之王(バルバトス)!『岐路の時来たれり』だ――!!

 

《了。》

 

よし!少しだけ攻撃遅くなった!タイミングを見計らって後は竜星爆炎覇(ドラゴ・ノヴァ)を回避して後ろに周り込むだけだ!

 

――――――――――――――――――――――――――

 

「………!!」

 

ミリムは焦っていた。何故なら煙が晴れたところには誰もいなかったらから。せっかくギィが連れて来た覚醒魔王を自分が殺したとなると、ギィが黙っている訳がないからだ。

 

「しょ、勝利に夢中で、やっちゃったのだ?」

 

自分の手を見てガタガタと震えながらそう呟くミリムの竜耳(ミリムイヤー)に先程まで聞いていた相手の声が聞こえた。

 

「いや、お前の負けだよ。」

 

それを聞いたミリムが音速を越える程の速さで振り向けば、そこにはディーノが居た。背後に複数の()を展開しているディーノが。

 

「管制塔、点灯。全てを知るが故、全てを嘆くのだ。』

 

詠唱が進むに連れて声も変化したディーノの言葉に呼応するように、背後に展開された目に魔力が充填され、歪んだ空間の狭間からスパークが散り始める。

 

『焼却式 バルバトス』

 

弱化の効果をも持つ圧倒的熱量の光線が、ミリムに向けて放たれた――

リムルに絡ませるか

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