転生したらディーノだった件………   作:何でもいいでしょ?

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久しぶりにハーメルン様を開き、なんとなく執筆中小説を漁れば途中まで書いて放置していたこれがあったので、なんとかこれだけは完成させて供養しておきます。
メモ帳に残ってた設定を基にしたとはいえ、久しぶりに書いたのでクオリティは下がってると思いますし、書き方が途中から変化しまくっている可能性もあるのでこれは違うと感じればブラウザバック推奨です。


主人公との邂逅

さぁーって、どのタイミングで入ったもんかねぇ……魔力感知獲得までの流れはなるべく壊したくないしなぁ……あー、ヴェルドラさんが見惚れて負けた疑惑辺りでいいか。

それじゃ今のうちにちょっとスキルの確認――そうだ。管制之王(バルバトス)怠惰者(スロウス)の拡張は今どんくらいまで進んでる?具体的には怠惰之王(ベルフェゴール)への進化までどれくらいかかるか知りたい。

 

《解。何らかの要因による急激な魔素(エネルギー)の増大が無ければ残り三年ほどの時を要します》

 

三年、三年ねぇ…?これでも原作よか早いんだけども、もうちょっとなんかなったりしない?

 

《否。現状では不可能です》

 

そりゃ無理か。もう既に覚醒しちまってるし、リムル(主人公)みたいに主人公補正ガッチガチでガンギマリじゃないもんな。やっぱり現実は甘くないね。

あ、そういやヴェルドラとリムルの会話今どんくらい進んだとこ?

 

《告。個体名:ヴェルドラ及び、個体名:―――の会話は現在個体名:ヴェルドラを封じる封印を破る突破口に移っています。思考加速を解除しますか?YES/NO》

 

えぇ……もうそんなに進んでんの?早くね?まぁYESで、ついでに気配遮断EXも解除してくれ。気づかれないとそもそも話にもならないからな。

 

《了。》

 

『ぬ!?……我がこれ程の妖気(オーラ)の持ち主に気付かぬとはな。それに妙な気配も感じる…貴様、何者だ?』

『………』

 

あれ?おっかしいな……世界最強の竜種の一体であるヴェルドラからしたら俺なんかそこらの石ころと変わらない筈なんだが……なんでだ?

 

《解。主様(マスター)は仮にも"人理焼却式”、又は"人理補正式”の一端、個体名:ヴェルドラは保有スキルによりそれを看破したのでしょう》

 

管制之王(バルバトス)の説明によって疑問が消えたことを喜ぶべきか、この無意識に頭を抱えてしまうほどの頭痛を苛むべきか非常に迷う……如何に痛覚無効でもこういった精神的、というかイメージ上の痛みには効かないからなぁ……はぁどうしよ。

 

「そんなに警戒すんなって、俺は別に怪しい者でもないっての」

『ほざけ、そのような異質な存在をその身に宿している以上只者では無かろうが』

 

うおっと……何時になく真面目だな。あの能天気でムードメーカーの地が欠片も見えねぇ……

 

「あー、管制之王(バルバトス)のことか?確かに憐憫の獣(ビーストⅠ)の一部ではあるが、あくまで再現体なだけだぜ?」

『ふん、どうだかな。再現体などと嘯いているが、貴様がその憐憫の獣とやらを有していることは間違いないでは無いか』

「……いや確かにそうだけどさ」

『悪いがこの世界は我が兄上の遺したモノ、貴様が好き勝手して良いものでは断じて無い!』

「……はぁ、よりにもよってそれ言う?抑止力の一つでもある俺に対してさ?」

『な!?貴様は!?』

 

痺れを切らし、流石にもういいかと警戒心MAX状態のヴェルドラと元々青い体が青通り越してしまっているリムルの前に出る。

 

「もうめんどくせぇからさっさと名乗るぞ?俺はディーノ、堕天族(フォールン)のディーノ。十大魔王が一柱(ヒトリ)眠る支配者(スリーピングルーラー)のディーノだ。以後よろしく」

『……、まさか兄上直属たる始原にこのような者が紛れ込んでいようとは……』

「まだ言うそれ?まぁ確かに仮とはいえ敬愛するヴェルダナーヴァ様が創りたもうたこの世界を滅ぼす危険性を持つ俺を警戒するのは当然として……そんなもんこの世界じゃ有り触れてるだろ?」

『………く、くくく…』

 

お?

 

『クハハハハ!!クハハハハハハ!!!確かにそうだ!言われてみればこの世界には強者が多い!主に我とかなぁ!!』

「―――そう言って増長したあんたを笑顔で消し飛ばす姉二人とかもな」

 

強者とあげて真っ先に自分を出す自信には敬意を称する。ま、確かにヴェルドラは強者だからそうなるのも仕方無いのかもしれないが――姉の話題出した途端にあ、我急に腹痛で声が……って大人しくなってると底が見えるぞ……

 

「あー、そこのずっと黙ってるスライム?」

『は、はい!!??お、おおお俺ですね!!!ななななんでございましょうか!?』

「いやそんなガッチガチにならんでもええて……えっとね、――ランサーが死んだ!」

『この人でなし!!……あれ?』

「おー、ある種賭けだったけど勝ったか」

 

俺が転生したらスライムだった件という物語としてこの世界を知っている時点で別の世界であることは確定として、三上悟がいた世界とどこまで乖離しているか(・・・・・・・・・・・)と思えばそこまでってとこか?

……まぁいい。管制之王(バルバトス)、いつも通り考察纏めといてくれ

 

《了。》

 

――――――――――――――――――――――――――

 

『――つまり、ディーノも俺と同じ元日本人だったのか』

「あぁ、つっても人からしたら余りにも長い時を過ごしたからか日本の記憶は虫食い状態だけどな」

『……まさか気づいていなかったとはいえ、こんな身近に異世界人がいたとはな……まぁ先程感じたあれも世界を超える際に得た力だというなら説明もつくもの、か……』

「その際に関しては勘違いさせて悪いな、よく考えりゃこの世界からしたら滅界竜とかよりも人類悪の方がタチ悪いからな」

『滅界竜?』

「あ、こっちの話。リムルには関係ねぇよ」

『……そういう言い方されると尚更気になるけど……いいか、なんとなく踏み込み過ぎたら死にそうな気がするし』

「それが正しい、少なくとも今のお前には早すぎる」

 

そのうち嫌でも関わることになるが、まだこっち来たばっかのリムルに話したところで理解出来るとは到底思えないしな。せめてこっちの常識とか完全に把握してからだな。

 

『あ、そういえばディーノならヴェルドラの『無限牢獄』ってやつ壊したり出来ないか?』

「ん?あー、よりによって『無限牢獄』か……無理だな」

 

本当は出来るけどな、究極の力を持つ者にも極地に至った者なら届くけど、これには関しては意味が変わるし。

だがここで俺を手を出すのは物語の根幹に関わる上に、なにより面白くない(・・・・・)

 

『そうか……』

『そうなのか……』

 

だから目の前で項垂れる二人には悪いが、無限牢獄の解除は自分達でやってもらわないとな。

 

「ま、とりあえず、これ以上はお邪魔だろうし俺は一度戻るわ。縁があったらまたどっかで会おうぜ」

『あ、またな!』

『うむ。また会おうぞ、ディーノよ』

 

リムルとヴェルドラにひとまずの別れを伝え『空間転移』で洞窟の外に出る。

……相変わらずここの空気は美味いな、豊かな自然に囲まれたこの環境は本当に過ごしやすい。気分が落ち着く。

で、唐突に話変えるけどあの権能(・・・・)は復元出来そうか?管制之王(バルバトス)

 

《……否。権能再構築に必要な情報が不足しています》

 

ん?今なんか言い淀んだよな?

 

《気の所為です》

 

そ、そうかぁ?ならいいんだが……――ふむ、何か変化があればラッキー程度にしか思ってなかったが、ここまであからさまに変わるとは……やはりまだ要素が欠けているとはいえオリジナル(大賢者)と相対したからか?

……まぁ何にせよ、いい事であることには変わりない。

 

「まだ出会ったばかりだというのにこれとはな……これからは退屈しないで済みそうだ」




という訳でこれで本当に終わりです。ここまで律儀に読んで下さりありがとうございましたm(__)m

リムルに絡ませるか

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