近界プルルン奮闘記   作:ドドドドド黒龍剣

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第36話

 

「ったく、しつこいわね」

 

 大規模な侵攻がはじまった。何時もならば一緒のジョンが居なくて、レクスとスターチェとトリオのコンビを組まされた。

 ジョンと組んだ方が上手く連携を取ることが出来るって言うのに、何故かレクス達と組まないといけない……ホントになんでこんな奴等と組まないといけないのかしら。

 

「油断するんじゃねえぞ。今回は新型のトリオン兵が出てくるんだ」

 

「分かってるわよ、それぐらい」

 

 今回の侵攻は普段みたいなのじゃない。かなり危険な侵攻で未知の新型トリオン兵がいる。トリガー使いを捕獲する事を前提にしたトリオン兵でかなりのトリオンを注ぎ込まれているらしい。私はまだ見たことが無いけれどもかなりヤバいらしい。

 スターチェが気を抜くなと言うけど、モールモッドならば今の私でも余所見をしながらでも倒すことが出来るわ。

 

「っ、アレは!!」

 

「市街地を爆撃しようとしたトリオン兵じゃない!」

 

 蛇の様に胴体が長い市街地にも現れてジョンが真っ二つに切り裂いた確かイルガーとかいう名前のトリオン兵が出現する。

 空中を飛んでおり【ミラージュ】を当てる事は出来そうだけれどもこの場を離れていいのか分からない。臨時の隊長であるレクスの顔を見る。

 

「イルガーは僕に任せてくれ。総員、警戒を怠るな」

 

 ここはレクスが出るみたいね。

 レクスは住居を伝って跳んでいきイルガーの高さにまで飛ぶと【カゲロウ】を構えた。

 

「【ウスバカゲロウ】」

 

【カゲロウ】の刃を伸ばす【ウスバカゲロウ】でイルガーを一刀両断。市街地に届く前にイルガーを撃墜する事に成功した。

 伊達に本部の総隊長に選ばれているわけじゃないわね。ジョンも似たような事は出来るけども……そうね。ジョンの方が強いわ。

 

「タリ、スパルカ、ドハルロ、まだか!」

 

『まだまだよ。肝心の新型が来てないんだから使うことは出来ないわ!』

 

「なんの話?」

 

 イアドリフの三賢人とかいう称号を持つ3人のエンジニアに連絡を取るスターチェ。

 なにを待っているのか聞いてみるけど答えてくれない。仲間はずれにされている事に若干の苛立ちを覚えるけどもなにか狙いがあるみたいね。だったらそれに賭けるしか無いと思っていると倒したモールモッドから複数のラッドが出てきた。

 

「【ミラージュ】」

 

 ラッドは1体でも取り逃がせば大変な事になる。

 トリオン兵を呼び出すことが出来る新型のラッドなんかも存在しているし、ここはなにがなんでも倒さなければならないと【ミラージュ】を起動して複数の鏡を出現させて一気にトリオン砲を放ち完全に焼き切る。

 

「……様子見はこんな感じなのかしら?」

 

 さっきから現れているのはトリオン兵でトリガー使いじゃない。

 今回の相手の目的はこの国なのか優秀なトリオン能力者なのかトリガー技術なのか……相手の目当てが分からない以上は油断する事は出来ない。

 今はきっと様子見、この前のイレギュラー門で得た情報を元に私達が実際どれくらいの腕前なのか見ている様子見の段階……それが分かっているからかレクス達もあんまり本気でやってない。

 

「ジョン、無事かしら?」

 

 ジョンは誰と組まされてるか分からないけれども、ジョンの事だから上手くやってるはず。

 アオイとも離れ離れになってる。アオイもジョンと一緒に居るのはムカつくわね。彼奴、戦えない癖にかなりの好待遇を受けているし……恵まれてる奴を見て嫉妬の炎を燃やすのは醜い事ね。

 

「っ、新型が出てきたぞ!」

 

「弱点は目玉だ!ラービットの装甲は硬いけど目玉は比較的に柔い」

 

 そうこうしている内にラービットが出てきた。

 何処となくウサギっぽい見た目をしているけれど、油断は出来ない。イアドリフ産のモールモッドが突撃していくのだけれど圧倒的なまでの腕力でモールモッドを殴り飛ばして凹ませる。コレは強いわね。

 

「【ミラージュ】」

 

 とりあえずは先ずは一発と【ミラージュ】から砲撃を撃つ。

 ラービットは腕をX字に交差させて【ミラージュ】の砲撃を受け切った……まずいわね。私のトリオン能力は14,イアドリフの中でもトップと言ってもいいぐらいのトリオン能力なんだけれどもその能力を駆使しての【ミラージュ】の一撃を防がれた。

 並大抵のトリオン能力の持ち主のシールドならば簡単に打ち破る事が出来る【ミラージュ】の砲撃を受け切った……コレはちょっとまずいわね。

 

「真正面に行くんじゃねえ。幾らなんでもソレで倒せるほど新型は弱くわねえ」

 

「分かってるわよ、それぐらい!」

 

 スターチェが単調な攻撃はやめろという。

 シンプルな攻撃で破る事が出来るほど今回の敵は弱くはない。2丁拳銃を構えるスターチェは弾を撃ち込むのだけれどラービットには通じない。

 

「スターチェ、あんたの弾効いてないじゃない」

 

 目玉を狙わないといけないのに目玉を狙うことが出来ていない。

 全くと言ってラービットに通用していないことをツッコむとレクスが背後からラービットを真っ二つに切り裂いた。

 

「バカ、何でもかんでも1人でするわけ無いだろう。オレは陽動だよ、陽動」

 

「スターチェが陽動で僕が斬る、シンプルだけど中々に強い戦術だよ」

 

 レクスとのコンビネーションをコレでもかと見せつけるスターチェ。

 私だってジョンがいればこれぐらいなら簡単に出来るわ……ホントになんでジョンが一緒じゃないのかしら?

 

「さて、リーナ。今から君に仕事を与える」

 

「与えるって防衛戦じゃない」

 

「ああそうだ……今のでハッキリと確信した。ラービットはイアドリフの猛者ならば倒すことは出来るけどもそうでない一般兵には厳しい相手だ」

 

「そう……別に私でも倒すことが出来たんだからね。そこは勘違いしないでよ」

 

 レクスは私が足手まといだと思っているかもしれないけれども、私一人でもラービットを倒すことが出来たわ。

【ミラージュ】の普通の一撃が効かなくても手段は他にも色々とある。【カゲロウ】だってあるんだからそこは勘違いしないで。

 

「分かってるよ。だから君にしか頼むことが出来ない任務を与える」

 

「自爆特攻しろとか言うんじゃないでしょうね」

 

 緊急脱出機能に必要なトリオンを除いて全てのトリオンを自爆に回す機能が私やジョンのトリオン体に備えられている。

 いざという時の為だとジョンは付けて貰っているのだけれどハッキリと言って使いたくない。コンティニュー機能を搭載しているけどもあんまり使いたくない。

 

「ラービットはトリガー使い捕獲用のトリオン兵だ……恐らくだが被害は出てしまう」

 

「でしょうね」

 

 ジョンが色々とやって手練が増え死亡率が減ったイアドリフ。

 それでもやっぱり強くなれない人……特にアオイと同じ時期に拉致された外国の人達は弱い。まともな指導も訓練する時間も無いんだから仕方がないといえば仕方がない事だけれど。

 

「被害を最小限に食い止める方法は1つしかない」

 

「相手の船にでも乗り込めっていうの?」

 

「それが出来たらこんなに悩まないよ……リーナ、このラービットを研究所に持っていってくれ」

 

「ここを離れろってわけ?」

 

「安心しろよ、オレとレクスが居りゃあ100人力だ」

 

 一応は上というかあんたが命じてこの区域に配属された。

 レクスは私にラービットを持って行けというのはちょっとおかしな事だけれども上からの命令ならば従うしかない。斬られて動かなくなったラービットを抱えてトリガー開発なんかをしている研究所目掛けて走り出した。

 

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 

 

「出てきたわね」

 

「ルルベット、油断するなよ。そいつはその気になれば空を飛べるんだ」

 

 何かを忘れているモヤモヤが残った状態でラービットが出現した。

 別の地域ではトリガー使いが確認されているので本格的に相手が攻め込んできたんだろう。

 

「油断はしないわ」

 

 ラービットはA級でも苦戦する、ボーダーのトップクラスでも数体同時に相手をするのは難しいトリオン兵だ。

 ルルベットに一応の注意勧告を促すのだが自分は問題無いという……そういう奴ほど危ないのだが、そんな事は気にしてる場合じゃないと刀の【カゲロウ】と拳銃を取り出す。

 

「ジョン」

 

「ああ」

 

 ルミエが合図を入れてくるのでここはルルベットが主体で戦わせる。

 拳銃を発砲すると腕でラービットは防ぐ……弓場の様に威力と速度に能力値を割り切っていない弾丸だが、モールモッドを倒すことが出来るぐらいの威力はあるんだが流石は新型トリオン兵。伊達にバックに神の国が付いていないな。俺とルミエのサポートがあるのと他のトリオン兵を倒すのにトリオン兵をこっちも使うので余計な事に思考を割かなくて済む。

 

「こんなものか」

 

 ラービットの目玉をルルベットは蹴り抜いた。

 目玉が核なところもあるのでトリオン兵は倒しやすい……トリガー使いは姿を現さない。卑劣斬りでガトリンを倒したのが意外と意味があったのだろう。初見殺しで防ぐのがほぼ不可能に近い卑劣斬りはホントに卑劣であるが便利である。

 

「まだ来るぞ、油断はするな」

 

「くそっ、地味にめんどうだな」

 

 ラービットが出てきててトリガー使いが出てきている。

 その内向こうの戦力が底を尽くのだろうが何時終わるのか分からない戦いはめんどうだ。敵の大将格を倒せばいいわけじゃない。コレは防衛戦なので相手の攻めを全て受けきらないといけない……ホントに厄介な事だ。ただ攻めればいい侵攻とは違う。

 

「ルミエ、相手の目的は見えるか?」

 

「お前にはどう見える?」

 

 今回の侵攻の目的はなんだ?トリガー使いか母トリガーかトリガー技術かよく分からない。

 ただ門を開く機能を搭載したラッドを持ってきていて市街地に被害が被ったという報告が来ないという事は…………。

 

「トリオン能力が優秀なのを拉致しに来たのか?」

 

「それが1番の線だろうな」

 

 1番の線を想定するのだが生憎な事にイアドリフの手練は小隊を組んでいる。

 雑兵クラスが相手にするのはモールモッド等の何処の国でも使っているトリオン兵だ……コレは明らかに狙ってやっているな。事前に猛者がどれくらいなのかと調べていたからあえてラービットを飛ばしている……負けるのを覚悟しての敗戦に近いが……さて、どうしたものか。

 このままいけば被害は出てしまうのだが手練が攫われる事はない。重要な情報を渡していない奴隷達が攫われる。奴隷達が減るのは厄介だが、奴隷達のトリガーは何処の国でも作れるトリガーだ。緊急脱出機能が珍しいぐらいだろう……なんだろうな、なにかモヤモヤしている。

 

「あ!」

 

 3体目のラービットを撃墜してやっと胸のモヤモヤの正体に関して判明した。

 新たに門を開かれてそこからラービットが出てくるのだがラービットは今まで倒してきたラービットとは色が違っていた。そうだ、そうだった。

 

「ルミエ、あのラービットは」

 

「情報に無いな……なんだかんだで抜け目がないなガロプラも」

 

 色付きのラービットに関する情報が無かった。

 色付きのラービットは普通のラービットと違い、アフトクラトルのトリガーの機能を搭載した色付きのラービットが居るのを忘れていた。色付きのラービットは今までとは違うとルミエが気を引き締めつつ、突撃をしていく。

 

「おい!」

 

 危険な特攻をかましていくルミエ。

 近距離主体のルルベットのフォローを入れる形で連携を取った方がいいのだがルミエは一人で攻めに行く。

 

「っ!?」

 

 ルミエは【カゲロウ】でラービットの目玉を切り裂いた……のだがラービットはそのまま動く。

 コレは泥の王(ボルボロス)を模した感じのラービットだな。コレは危険だと何時でもルミエとラービットを撃ち抜く事が出来るようにしておく……コレが人ならば、ラービットの弱点とか隙とかを見つけれるんだが、ホントに俺のサイドエフェクトは使い勝手が悪い。

 

「コレはまずいな」

 

 ルミエはラービットと間合いを開こうとするのだがラービットはジェット噴射の如く間合いを詰める。

 ラービットに詰め寄られたルミエは【ミラージュ】と思わしき鏡を出現させてトリオンの砲撃を撃つのだがラービットを倒せていない。

 

「っ!」

 

「ルミエ!」

 

 ガッシリとラービットにホールドされるルミエ。

 このままだとラービットに取り込まれると思っているとラービットの胴体がパカッと開いてルミエを取り込もうとし、ルミエのトリオン体はウネウネと畝る。

 

「緊急脱出……っ、トリガーオフ!!」

 

 緊急脱出をしようとするルミエだがもう既に遅く、緊急脱出が出来なかった。

 これはマズイと判断したルミエはトリガーをオフにして生身の肉体に戻る。一人で先走るから厄介な事になるんだと管槍の【カゲロウ】を取り出した。

 

「【トウロウカゲロウ】」

 

 ルミエに刃を当てない様に高速の突きを目玉に入れる。

【トウロウカゲロウ】で抉るように色付きのラービットに攻撃を当てると破壊する事が出来たのか、ルミエを取り込む事は無くなりルミエを解放した。

 

「あんた、なにしてるのよ?」

 

「すまない。色付きの新型だったからな」

 

 生身の肉体に戻ったルミエ。

 ルルベットは一人で勝手な行動に走ったルミエに呆れているのだが、ルミエはルミエなりに必死になっている……

 

「っち、ダメか」

 

 トリガーを再起動しようとするルミエだがトリガーはうんともすんとも言わない。

 コレはトリガー自体を研究所の方に届け出さないといけない状態なんだろうが……また厄介な事だ。

 

「ルミエ、さっさとこの場から離れろ……トリガーが使えない以上は足手まといでしかない」

 

 ルミエがここで戦線離脱なのは痛いが色付きのラービットは決して倒すことが出来ない相手じゃない。

 最悪俺一人でもどうにでもなると思う……トリガー使いが出てこないし、後は色付きのラービットを撃退さえすればこの防衛戦は終わる筈だ。

 

「アオイに研究所の方はどうなっているのか聞いてくれ」

 

「研究所の方?葵、研究所の方でなにか異変は起きていないか?」

 

 さっさとこの場から去ってほしいのだが、ルミエは色々と聞いてくる。

 葵に通信を取ってみる……オペレート出来る管制室にはトリオン兵が攻め込まれている事はないな。

 

『リーナが撃破したラービットを研究所に持ち込んでタリとスパルカとドハルロの3人がなにかしています』

 

「イアドリフの三賢人がなんかラービットを弄ってるらしいぞ」

 

 何をしているのか具体的な事は聞けていないがラービットを弄くっている。

 この状況でラービットを弄くってるって事はトリオンキューブ化されたトリガー使いを元に戻している?……いや、イアドリフの猛者にラービットを当てているから捕らえられる事は早々に無い筈だ。

 

「そうか……となるともうすぐだな」

 

「なにがだよ?」

 

「トリオン兵は事前に設定された命令通りに動くように作られている。中にはリモコン操作もあるが今回のトリオン兵は事前に設定された命令通りに動くようになっている」

 

「まぁ……ロボットだからな」

 

 極端な話を言えばトリオン兵はトリオンで出来たロボットだ。人工知能が、AIが搭載されていたりして命令通りに動くように作られている。

 今回もトリガー使いを捕縛する様にプログラミングされており、AIが状況を見て判断して動いている。

 

『ジョン、タリ達が準備が出来たと言ってます!』

 

「準備ってなんの準備だよ?」

 

 全くと言って説明されてないからなにを言ってるのかサッパリだわ。

 ラービットの解析が済んでなにかの準備が出来たようなのでその事についてルミエに教えるとルミエは目を開く。

 

「コレでトリオン兵は全て無力化出来る」

 

 ルミエがそう言うと目の前にいたモールモッドの動きが急にピタリと止んだ。

 何事かと辺りを見回してみるとトリオン兵の動きが鈍くなっており最終的には動きが止まってしまった。

 

「まさか……」

 

「ああ、そのまさかだ。トリオン兵は命令通りに動くようになっているのならば動かないようにする命令も出来る……ラービットをはじめとするトリオン兵が動かないように命令する、強制的に動きを停止させたんだ」

 

「そんな事をして大丈夫なのか?こっちのトリオン兵も止まってるぞ」

 

「トリオン兵の動きを全て停止させたから仕方がない事だ……後はトリガー使いを撃退するだけでいい。こうなったら後は数の暴力に任せて戦う事が出来る……今回のこの遠征にガロプラは乗り気じゃないらしいからな。トリオン兵が使えないとなれば撤退しか道はない」

 

「サラリと言っているけど、それはすごい技術だな」

 

「ああ……イアドリフの三賢人が居てくれたから作ることができた技術だ」

 

 トリオン兵を強制的に停止させるプログラムを作り上げるとかうちの国のエンジニア半端じゃない。

 コンティニュー機能を作り上げた時から凄いエンジニアがいるのは分かっていたが……俺には無理な事だな。

 

『トリオン兵の活動停止を確認しました』

 

「こっちも大丈夫だ」

 

 オペレーター目線でも現場に立っている人目線でもトリオン兵が全て停止したのを確認できる。

 これにて一件落着……ルミエが生身の状態で戦線に居るのでとっとと離脱するかなんかしてほしい。追加でトリオン兵を送り込まれる可能性もあるし、まだ使っていないトリオン兵を送り込んでくる可能性だってある。

 

『トリガー使い達はラッドを経由して逃げていきました。どうやら後から送り込まれたりしたトリオン兵は停止していないみたいです』

 

「そうか……他所の国でも緊急脱出機能が搭載されるのも時間の問題だな」

 

『その内、緊急脱出機能無効化装置が作られそうね……っ、(ゲート)発生!!』

 

 このタイミングで門が出てきた。

 トリオン兵を送り込んでくるならば倒せばいいし、もう一回トリオン兵を強制的に停止させるプログラムを使えばいい。なにが出てきても問題はない

 

「コレは驚きました」

 

「っ!?」

 

「トリオン兵を強制的に停止させる装置があるとは、緊急脱出機能といいトリオン兵を強制的に停止させる装置といい辺境の国家とは思えませんね」

 

 そう思っていた。だが現実はそんなに甘くはない。

 俺の記憶やサイドエフェクトに間違いが無ければその男は、その老人は原作キャラの中でも最強と言っていい存在……ヴィザが門から現れた。

今後の展開

  • そろそろ原作にいけ
  • もう少しオリジナルをやれ。
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