近界プルルン奮闘記   作:ドドドドド黒龍剣

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第45話

 

「中々に難しいな〜」

 

「実験場でやってくれないか?」

 

「いやいやいや、実験も良いけども実戦も大事なんだよ!机上の空論を100並べるよりも1の実践の方が正しいんだ!!」

 

 俺や葵、リーナは畑を耕している。

 イアドリフの貿易等で使っておりそれに見合っているかどうかは分からないが耕した作物を買い取ってもらっている。主にジャポニカ米等を栽培している。麟児達が持ってきた香辛料等はちゃんとした農家で栽培している。俺が農家もどきをやっているのはあくまでも金を稼ぐ為である。後、ジャポニカ米の白米を食ってないとストレスが溜まる。

 

「光線系を撃つ様に出来ていねえって、それは雑草じゃねえよ!」

 

「めんごめんご!……う〜ん、1家に1台あればいいんだけどね……」

 

 そんな農地にスパルカがやって来た。

 なにしに来たかと思えばトリオン兵を出現させた。

 

「こういう長年の勘的なのはやっぱりトリオン兵じゃ再現不可能……いやでも自律トリオン兵が作れるから理論上は不可能じゃないはず」

 

 トリオン兵は……栽培している野菜の水やりや田んぼの雑草を抜いたりしている。

 スパルカはトロポイの自律トリオン兵をベースにしているかどうかは不明だが、農業を目的としたトリオン兵を開発している。

 トリオン体で農業をすれば足腰を痛めるというデメリットを回避する事が出来る。農業において1番のデメリットと言うか苦痛は暑い足腰が痛い等の肉体的疲労でトリオン体は肉体的疲労を無くす。他の国はどうかは知らないがベンチプレスで50kgぐらいしか持ち上げられない低燃費のトリオン体を用いてイアドリフでは農業を行っている。

 

「農業用のトリオン体に回すトリオンはトリオン能力1の人間でもイケる。トリオンを動力として動くトリオン兵はコストパフォーマンスが悪い筈だ」

 

「うん。私もそう思うよ」

 

「じゃあ、なんで作ってるんだよ?」

 

「外交関係に使える物じゃないかって……ああ、そうだった!!」

 

 農業用のトリオン兵ならば他所の国でも簡単に作れそうな気がする……エンジニア関係はちんぷんかんぷんなので実際のところはどうかは知らないが。外交関係使える物とは言っているものの、生身の肉体でなくトリオン体を用いての農業の時点で充分だ。充分なんだ。

 

 無駄な事なのと人の農地を荒らされるのは色々と心が痛いのでスパルカ、さっさと何処かに行かないかと思っているとスパルカはなにかを思い出す。

 

「シャーリー姫がジョンの事を呼んでたよ!」

 

「……そうか」

 

 地球に関して色々と興味津々のシャーリー。何度か俺が地球に関して色々と話せば行ってみたいと思っているらしい。

 くだらない理由で呼び出される事は多々あるので今回もまたなにか聞きたいのだろう……話相手になっているのだろうか?まぁ、奴隷である俺は逆らえばなにされるか分かったものじゃない。

 

「お屋敷じゃなくて基地に来てって……ああ、アオイとリーナは来なくてもいいって言ってたよ!」

 

「そうか……葵、リーナ、ちょっと基地に行ってくる!!後は任せてもいいよな?」

 

「はい、問題ありません」

 

「……なにをさせられるのかしら」

 

 葵達に農地を任せる。

 葵は大丈夫と言うが基地に行くという事は大抵ロクでもない事が待ち構えているのをリーナは知っているので心配そうな顔をする。

 ヴィザのジジイには叶わないがそれでもB級のマスタークラスぐらいならば相手にする事が出来るであろう実力の俺だからな……いや、そもそもでボーダーの実力が分からないので今自分がどれくらいなのか、トリオン以外のBBFで出てくるパラメータが分からない。

 

「失礼します」

 

 シャーリーからの呼び出しがあったので基地に向かう。

 基地の場所は知っているが行ったことが無い部屋に向かわなければならず、コレは一波乱がありそうだと部屋に入室するとシャーリーとレグリット、後は見たことが無い老人が居た…………老人の闘志は…………結構強いな、この爺さんは。

 

「ほぅ、彼がですか」

 

「ああ……10年ほど前に玄界(ミデン)から拐ったジョン・万次郎だ」

 

「どうもジョン・万次郎です……失礼ながら貴方は?」

 

「はじめまして、私はエンロウと言います。イアドリフの外交関係を務めているしがないジジイです」

 

「……こっちの業界は老人ほど恐ろしい存在は居ない」

 

 中々に強い闘志が見えるが、今の今まで防衛戦で顔を合わせた事は無い。

 外交関係を担当していると言っているということはかつてのルミエの同僚……あいつなんだかんだで外交関係で1番偉かった筈だから部下か。見た目は気さくなジジイだが、ヴィザのジジイ同様に老人は無駄に強いのがワートリ世界の法則なので油断できない。黒豹に乗るサー・アーネスト・メイソン・サトウが見える。

 

「ほっほっほ、私はたまたま生き残れただけ。トリオン能力なんてたったの4で、若い頃ですら5ですよ」

 

 トリオン能力=力だが絶対の法則ではない……が、今はそんな事を気にしている場合じゃない。

 

「何故に自分をお呼びになったのでしょうか?イアドリフが他所の国を狙う代わりにイアドリフを襲わない締結でもしたのでしょうか?」

 

「そう身構えるな……お前達にとっては朗報だ」

 

 また厄介な事が起きるのかと覚悟を決めて要件を尋ねる。

 無意識の内に戦闘かと考えているのをレグリットに見抜かれてしまい、落ち着くように言われる。俺も精神方面は未熟か。しかし、朗報でお前達と言っている……なんだろう?

 

「イアドリフの星の軌道が玄界(ミデン)に向かっている」

 

「っ…………そうですか」

 

 レグリットから伝えられると衝撃が走るので頭のスイッチを無想状態に切り替える。

 イアドリフは数年に1回のペースで地球に近付くとは聞いたことがある。葵が拐われて約5年、そろそろ近付いてもなにもおかしくはない。

 

「……遠征して人を拐えと?」

 

「例年通りならばそうしていましたが、今回から少々事情が異なります……なんでも玄界(ミデン)にトリガーを使う組織が出来ていると」

 

「ジョン、私は玄界(ミデン)に向かおうと思っている。侵攻でなく和平の為に」

 

 シャーリーはそう言うと麟児達が持ってきた電子工学関係の書物のページをコピーした立体映像を映し出す。

 

玄界(ミデン)は資源や人材が豊富だ。ルミエはトリガー技術が渡りこちらの世界に遠征して襲撃してきて国を乗っ取られたりしたらどうする等と言っていた」

 

「ルミエ殿の言っていたことは間違いがありません。ジョン殿、貴方は向こうの世界育ちのようですが向こうの世界は広大ですか?」

 

「……直径12742kmの星に200ぐらいの国がある。総人口は70億を行くか行かないかで、俺の育った国は海に囲まれて船がないと他所の国に行くことは出来ない小さな極東の島国だ。それでも1億人以上の人間は居る」

 

「なるほど、確かに一致団結してトリガーを持たれたら困りますね」

 

 欲しいのは……向こうの世界に関する情報だろう。

 エンロウは向こうの世界の人口に驚きはするがルミエがトリガー技術を渡したりするなと言っていたことが正しかったのだと認識する。

 

「君が居た国に、トリガーを使う組織が出来ているようだ」

 

「その辺りについては色々と聞いておりますので説明は省いてくれても構いません」

 

「そうか」

 

「客観的でいい、和平交渉の様な事を出来ると思うか?」

 

 1からボーダーについて説明をしようとしているのだが既に色々と知っているので省いてもらう。

 レグリットは自身の視点から見て、イアドリフとボーダーは和平交渉的なのをすることが出来るかどうかを尋ねる。

 

「無理ですね」

 

「何故そう言える?」

 

「先ず、日本という国は80年ぐらい前に戦争に負けました。内陸続きではない外から侵入しにくい国で、他国と比べれば爆撃等は少ない国でそれ以降の戦争の記憶は薄れていく。過去に戦争があったと学校、勉学を学ぶ機関の歴史の授業で学んだりする程度で戦争等とは縁遠い国で、銃や刀などのトリオンでなく火薬を用いた兵器も厳しくて取り締まられている国で……平和ボケをしています」

 

「随分とハッキリと言いますね……そうでなければ困りますが」

 

「そんな中で約4年前に何処かの国が国の主要都市ではない街を狙い大規模な侵攻をして大きな爪痕を残した。イアドリフにやって来た情報提供者の1人はその国が襲ってきた際に弟が拐われたと言っていました。その国に家族を殺されたりした人も居て、その国でなく、こちらの世界の住人、近界民(ネイバー)に対して激しい憎悪を抱いている人が多くその組織に所属しているとも聞いています」

 

「戦争は生き残る為の戦い、善悪で区別をつけては…………いや、子供には無理か」

 

 襲ってきた国だけならまだ分かるが、近界民そのものに対して激しい憎悪を抱いている件に関してレグリットは色々と思う。

 漫画などでは悪の組織が私利私欲の為に戦争を行うのだが、戦争とは基本的には資源の奪い合い主な筈で戦争が間近にあった事はあったが50年はなにも無かった世代に戦争とはそういうものであるという認識をしろというのが無茶である。三輪秀次の姉を殺されて近界民に対して激しい憎悪を抱いている感情に関しては間違いと言えない。

 

「トリオン兵=近界民と思わせて他所の世界からの侵略者だと世間に認識させています……」

 

「む?気付かないのですか?」

 

 エンロウはトリオン兵=近界民で、近界民=人間である事に気づかない事を意外そうにする。

 それだけボーダーの印象操作が強いという事だ。

 

「……歴史関係の教授を努めている叔父辺りならばどうして戦争が起きるのか等を考えて世間一般に公表している近界民がロボットか何かで近界民は人間だと認識しているでしょう」

 

 冷静になって考えてみれば近界民が人である事に気付く。

 侵略するのには色々と理由があるものだ。勿論、世界征服なんてのもあれば豊かな土地が欲しい、そこでしか取れない貴重な資源が存在する、その土地が神聖な土地ととにかく色々とあって、じゃあ近界民はなんの為に此方に侵略する?となる。

 

 世界征服というのは色々と効率が悪かったりするし、普段から戦ってるトリオン兵の画像を見れば色々と考えれる。

 

 1つはああいう感じの人間、分かりやすく言えば宇宙人みたいなの。

 

 1つは害虫と認定される生物、もしくはドラゴン的なファンタジーな生物。

 

 1つは来ているのはロボットで、向こうの世界から送ってくる人間がいる。

 

 地球以外の別世界が存在していれば平穏になっている地球が侵攻をする事になる。ルミエはそれだけは危険だから避けていた。

 多分北朝鮮とかロシアとかに渡したりすれば条約とか結ばれてないから侵攻するとかするんだろう。

 

 そして叔父や父さんならばボーダーに近界民が居て戸籍偽造的な事をしている事も気付いているだろうな。二人とも色々と賢いし。

 

「賢明な方なのですね……ジョン殿、貴方の視点から見ても我々イアドリフと和平的なのを結ぶ事は出来ないと?」

 

「世間的に我々を悪、ボーダー(トリガーを使う組織)を善にしている。明確な善悪に分けて私達に対して敵対するつもりで居るようで、私達も私達で色々とやらかしている………俺がそのいい一例だろ」

 

 どんなに綺麗な言葉で取り見繕っても俺とリーナと葵を拐った罪は消えない。

 その事を言えばシャーリーは暗い表情になり、レグリットはフォローに入ろうとする。

 

玄界(ミデン)内でも戦争が起きた事が無かったというわけでもないのだろう。戦争を知っている間近に見ていた世代やそれを語り継いでいる世代が死ねば歴史に刻まれるだけになる。その中には拉致や拷問があったわけではない、多くの血が流れた筈だ」

 

 今は苦しむかもしれないが後の損得勘定を加えたりすれば和平的なのを出来るかもしれないのでは?と言うので首を横に振る。

 

「さっきも言ったが俺と葵の住んでいた国は海に囲まれた島国で他所の国に行くには空を飛ぶ船か海を渡る船に乗るしかない。資源は豊富で物の最低基準が高かったりするが海外との戦争は少ない国で内戦も100年以上起きていない……そんな国で内戦でなく他国との、異世界との戦争が起きているんだ」

 

「つまりは……我々イアドリフと玄界(ミデン)のトリガーを使う組織がとの間に和平の様なものを結ぶのは不可能だと?」

 

「中にはこちらの世界の住人に対して友好的な派閥も居るらしいが、少数派だ……無理に等しい」

 

「シャーリー姫、貴女には申し訳ありませんが玄界(ミデン)との和平の様な道を選ぶのは無理だと思われます」

 

 今までの話を聞いていたエンロウはボーダーや日本との交渉は無理と言う。

 ……無理だろうな。こっちが友好的にしても俺達を拐った罪は消えない。俺達も時間を奪った事に関しては死んでも許すつもりは無い。仮に同盟や和平的なのを結ぶ事が出来ても玉狛支部との間で、ボーダー全体では無理だろう。

 シャーリーに玄界(ミデン)に和平的なのを結ぶのは不可能だと現実を突きつける……けど……

 

「向こうの世界と交渉する抜け道が無いわけでもない」

 

「あるのか!?」

 

「……リーナと葵を呼べ。そうじゃないと決めれない」

 

「決める権利があるのは我々だ。お前達には意見を求めているだけに過ぎない」

 

 どうにかすることが出来ないわけでもない。

 普通ならばボーダーに対して和平交渉的なのを結ぶ事が出来ないが、日本に対して結ぶ事は出来る。葵とリーナを呼び出してもらう。

 

「あの、なんの会議ですか?」

 

「イアドリフが現在、玄界(ミデン)の方向に向かって行っている……今までイアドリフはトリオンを用いない独自の技術や文明に発展した玄界(ミデン)に対してトリガー技術を提供する事は危険だと捉えていた。しかしこの数年の間に我々の存在やトリガーの存在等が露呈して、和平交渉が出来るかもしれない」

 

「和平交渉…………今更になってするんじゃないわよ!!」

 

「落ち着け、ペリーだって似たような事をしてるだろう」

 

「誰よ、そいつ!!なんで今頃になってそんな事をするのよ。そりゃ拐うなって言いたいけど……けどっ……we can't turn back…It's trash that crossed a line that shouldn't be crossed……」

 

「リーナ…………鳩原さん達の話などが確かならば向こうの世界、いえ、ボーダーと和平を結ぶのは難しいと思います」

 

 リーナは後戻りは出来ないという。葵は冷静にボーダーと和平を結ぶのは無理だという。

 

「お前達を家族に会わせると言ってもか?」

 

「っ!?」

 

「情報提供者の1人は拐われた弟を探して旅をしていると言っていた……お前達を帰すのを条件に和平を結ぶ事は出来ないのか?」

 

「無理よ……'Cause I'm not Japanese, I'm American……likely to be unable to return home」

 

 リーナは色々とややこしいからな……しかし、レグリットが家に帰すと提案してくるか、いや、家に帰すとは言っていない家族に会わせると言っているか。

 

「……会えるなら会いたい……最後の別れぐらい言いたいです」

 

「リーナは時間がかかるが葵は比較的に早くに家族に会うことが出来る…………イアドリフが和平的なのを結ぶつもりが本当にあるならばだが」

 

「ジョン?」

 

「向こうの世界に対して切れるカードはトリガーで……とかを渡せば国の一部の問題は解決する」

 

「そんなものでいいのか?イアドリフどころかこちらの世界の何処の家庭にもあるものだぞ?」

 

 交渉するのに使うことが出来るカードを提示すればシャーリーは意外そうにする。

 何処にでもあるが地球には存在しない代物、あるかないかで言えばあったほうが色々と便利…………ああ、俺って本当に売国奴だ。

 

「まぁ、確かに問題にはなっていますが……大丈夫なのでしょうか?」

 

「それ以外の道は知らねえよ…………葵達を家族に会わせてお涙ちょうだいをやったり色々とする……ただ」

 

「ただ?」

 

「数日で解決する問題じゃない。イアドリフは数年に1回のペースで地球に近付くから最低でも数年間は地球に居なきゃならねえ。元から地球の人間の俺達はまだしもお前達は覚悟は出来ているのか?」

 

 俺達は最悪普通に自力で帰ってきたと言えば言いだけだが、シャーリー達は違う。

 その辺りについてはどうなのか……覚悟を決めているのか?下手したら二度と戻れない遠征になるかもしれない。

 

玄界(ミデン)と和平の様な道を辿ることが出来て、玄界(ミデン)の技術を得るのは望ましい……ですが数年の遠征となると」

 

「エンロウ、貴方は遠征しなくてもいい。私が玄界(ミデン)に向かう。私が居ない代わりに皆を纏めて」

 

「シャーリー姫、それはなりません!確かに貴女の王位継承権は下から数えて直ぐのものですがそれでも貴女は王族である事には変わりはありません!」

 

 シャーリーが遠征する事に関して異議を唱えるエンロウ

 

「どうでもいいわ。誰が来ても人種差別されるだけよ」

 

 リーナは相変わらず嫌悪感を剥き出しにしている。

 

「……シャーリー姫、どうしても向かうと言うのならば私も同行致します」

 

教官(先生)…………」

 

「ですが二度と戻れない可能性や失敗する可能性もあります……」

 

「私達も向かうんでしょ?ならさっさと決めて。ていうかどうするのよ?普通に交渉しても拒まれるだけよ」

 

「ボーダーは……だから……で……をして自分達が近界民(ネイバー)だと主張して和平的なのを結びに来たと言って葵を悲劇のヒロインにすればいい」

 

「ジョン、相変わらず最低ね……」

 

 俺が考えた作戦じゃない、麟児が考えた作戦だ。

 そこそこに外道な作戦の為に葵は引いているが、それ以外に道は無い。思い浮かばない。普通にボーダーに向かっても玉狛支部との同盟を結ぶのが限界だ。

 

「アオイ、協力してくれるか?」

 

「…………嫌だと言っても私達は貴女には逆らうことは出来ません……だから約束してください」

 

「なにをだ?」

 

「その遠征にジョンとリーナと私の3人を連れて行くのを、(ブラック)トリガーの羅生門(サハスラブジャ)を持っていくのを、絶対に家族に会わせてくれるのを!!」

 

「……ああ、約束しよう。必ず家族に会わせる。アオイだけじゃない、ジョンやリーナもだ」

 

「…………期待しないでおくわ」

 

 色々とややこしいリーナは半ば諦めている。

 

「では、イアドリフは玄界(ミデン)に和親または和平を結ぶという事で……シャーリー姫、くれぐれも」

 

「エンロウ……ジョンの考えた作戦が上手く行けば玄界(ミデン)と色々と結ぶ事が出来る筈だ。そうすればイアドリフは更に発展する……」

 

「…………Have we become traitors too?」

 

「とっくに裏切ってるよ、俺達は………………それでイアドリフは何時ぐらいに地球に向かうんだ?」

 

「もう2ヶ月は掛かる。シャーリー姫、貴女はリーナと共に遠征の為の訓練を積んでください。ジョン、アオイ、お前達は道先案内人の役目を担え」

 

「レグリット殿、間もなく近付く国家に対しては?なんでも最近戦争が終結したようですが……」

 

「ああ、そうだったな。救援物資を送る代わりにトリガーを要求する」

 

 2ヶ月……結構長いな。

 隣にある国に襲撃する事は多々あったが本格的な遠征ははじめてだが……なんとかなる、今までもなんとかしていたしな。

 

「また貿易、今度は何処の国とよ?」

 

 リーナは何処の国を相手に交渉するか尋ねる。

 普段ならば軽くあしらわれるがシャーリーがいるのでシャーリーが答えてくれた。

 

「カルワリアという国だ」

 

 ……マジで?




主人公がボーダーに所属していた場合

なんだかんだで闘志のサイドエフェクトに目覚めており県外スカウトにたまたま来ていた迅の目に留まりスカウトされるが、父親や叔父が近界民=人間でトリオン兵がロボットか何かだと気付けるぐらいには賢い人なので息子を戦場に立たせるわけにはいかないと説得が中々に出来なかったが最終的には遠征に行かない、学業の成績を落とさない、人を殺さない等の条件の上で説得に成功する。

迅がS級になりランク戦に居なくなって燃え尽き症候群化している太刀川やまだスタイリッシュだった頃の雷蔵を引き連れて、藤丸ののにオペレーターを頼んで第一期東隊に挑むが1度も勝てずにA級2位になる。
二宮、加古、三輪、東の中距離以上の攻撃にムカついた雷蔵がエンジニアに転属する為に部隊を脱退し、転生者だけど特別な人間じゃない、サイドエフェクト等があっても東には勝てないと知り挫折を味わい隊を解散する。

A級2位になったりしたおかげで燃え尽き症候群化していた太刀川を再起させる事に成功して太刀川は再び成績や単位を犠牲にして格段と強くなっていく姿を見たのと後に入ってくる驚異的な学習能力を持つ村上鋼ですら勝ち越せないボーダー上位陣が居る事が原作知識であるのでそこそこ絶望し自分の才能等を受け入れて現実を見るようになり。

どうすればボーダーに対して利益を与える事が出来るようになるのかと考えた結果、苦手な射手以外のトリガーを一通り使いこなせるようになろうと努力しボーダーで唯一、弧月、レイガスト、スコーピオンの3つ全てがマスタークラスのレイジの次に完璧万能手になり新人育成、ボーダーの為に踏み台転生者になる決意をする。

射手以外のトリガーなら大体扱えてA級特権のトリガー開発等を使わずに量産や継戦重視の皆が使えるトリガーの基礎的なマニュアルを作り、木虎や緑川の様な天才肌じゃなくてマスタークラスじゃない子をマスタークラスに上げる仕事人になりコレにより熊谷が弟子になって那須隊と関わり合いを持つようになり熊谷は8100ポイントぐらいの弧月のマスタークラスになる感じ。米屋は10000ポイントを越える

原作知識や漫画に出てくる知識を使って特訓したりして師匠無しの独学で、秀才レベルの才能を努力とあの手この手で補っているタイプ。
二宮は自身の隊にスカウトする価値はあると思っており、加古もKなら名前の方も縁起がいいしスカウトしているが本人的には上を目指すのでなく下で燻っている人を上に上げるのに専念したいとフリーのA級で頑張り、ボーダー全体の底上げをするジョン、その中でも才能がある奴を鍛える東になる。

 派閥はとりまるより少し上の忍田本部長派。
 三輪達の近界民に対する憎悪は正当なものだが悲しいが戦争であるのでなにも言えない、しかしある程度は感情を制御出来るようにならなければならないのでは?とは思っている。

 持っているトリガーの中で最もポイントが高いのは弧月で15000ポイントぐらい。
 村上にこの人からは学ぶことが多くて学習して対策しても直ぐになにかしらの別の手を使ってくるトランプで例えるならばKQJ10は持ってないが、7から9のカードを何十枚も持っていて対応は出来るが手札が多すぎて戦いにくいと思われている。
後半年も居れば村上に抜かれると分かっているが気にはしない。

 部隊で動く際にはエースが必要ならエース、エースが戦いに集中できる司令塔など足りない部分を補うスタイルを取っている。
 要するに器用貧乏であり、上位互換の人が割と多く存在している。しかしまぁそれでも有能でありボーダーからの信頼等もあり小南にもそこそこやると認められる。

 大学では考古学、歴史関係を学びドラゴンやエルフ等は実は近界民ではなかったのか?等を提唱している。

 ボーダー所属の世界線では本編の様に修羅場を掻い潜っていないので強いけど上位互換は沢山いる秀才、縁の下の力持ちタイプ。

 尚、弾系のトリガーが普通のシールドよりかなり優れていた頃だったのと三輪、二宮、加古、東、月見の第一期東隊と勝利、太刀川、雷蔵、藤丸ののの部隊は近付くことに成功すれば勝てる、近づけないようにすれば勝てる感じの単純な相性問題の関係性があり東が持っている駒が純粋に強かったりしたのと二宮達の新人育成も大事だが自分も鍛え上げなければならないと東が新人育成無視して3人の特性を活かしまくった全力の作戦を使ってきたりしたので条件が異なれば、片桐達第二期東隊とかならばA級1位になれていた。隊服は改造長ラン、雲雀恭弥の雲のVGの形態変化のアレである。

 ジョンの叔父の容姿は岬越寺秋雨似で歴史系の大学教授を努めており、従姉妹の容姿は夜凪景似である。

今後の展開

  • そろそろ原作にいけ
  • もう少しオリジナルをやれ。
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