近界プルルン奮闘記   作:ドドドドド黒龍剣

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さすおにならぬハワ親。
そしてなんかランクインしている。感想お待ちしております。
遊真がカラワリアに居たがカラワリアからやってきたのを言ってないのと向こうの世界に戻るとか住所の登録とか学校関係の手続きとかで絶対に裏に協力者が居るんじゃね?となったのでそこを上手く使いました


第47話

 遊真がイアドリフの遠征に加わる事がなんだかんだで決まった。遠征に向かうまではイアドリフの防衛戦の戦線に立たせたりしている。

 

「誰を選別するか……」

 

 レグリットは悩んでいた。この一か八か過ぎる危険な遠征に誰を連れて行くのかを。

 ジョン(羅生門(サハスラブジャ)付き)、リーナ、葵は確定で急遽遊真も乗ることになった。そこに自分とシャーリーが合わされば6人になる……が、色々と心許ない。日本の案内等はジョンに任せるしかないと認識しており、それは間違いではない。ジョンが居なければ日本に向かうのはリスクが大きすぎる。なにせ遊真は別件で動いて分かれるのだから。

 

 例えば遠征艇に必要なトリオンとか。

 トリオン能力はジョンは11,リーナは15,葵は12,遊真は7、自身は8,シャーリーは限りなく4に近い3で現段階で50だ。

 トリオン金持ちであるアフトクラトルの角付ならば数名合わされば遠征艇を動かす事が出来る。

 

 頑張れば太刀川、出水、国近、当真、冬島、真木、風間、歌川、菊地原、三上の10名の合計トリオン約56で遠征する事が出来る。

 ガロプラの7名のトリガー使いでも合計しても48で遠征出来なくもないがリーナは戦闘は得意だが政治関係は不得手。ジョンも頭は回るには回るのだがあくまでも原作知識を悪用しているだけに過ぎないので政治関係は得意じゃないと言っている。葵が機器操作が得意だったりするが1番幼く色々と経験が浅かったりする。

 

 向こうの世界に対してイアドリフはトリガー技術等を交渉のカードとして切る為にはエンジニアの1人でも連れて行った方がいいのではないのか?となる。イアドリフの三賢人と呼ばれるスパルカ辺りが向こうの世界に関する技術に関して色々と興味津々だ。しかしこの遠征は失敗する可能性が高い。

 イアドリフの三賢人を最低でも1年以上掛かる遠征に連れて行く事は出来ない。それ以前にイアドリフに1個しかない黒トリガーを持っていくだけでも問題だ。本当ならばイアドリフに羅生門(サハスラブジャ)を残しておきたいのがレグリットの本音だが、シャーリーが葵と約束を取り付けたので仕方がないと妥協している。

 

「普通のエンジニア…………いや、ダメだな」

 

 レグリットは上層部や重役、王族の子息に対して色々と教えている教官の役割を担っている。

 イアドリフで一般的に使われている何処の国でも簡単に作れる剣のトリガーである【カゲロウ】やトリオンの砲撃を鏡から撃つ【ミラージュ】をはじめとするイアドリフで使われているトリガーならば剣、銃、トリオン操作技術を人に教えれるレベルでボーダーで言うところのマスタークラスレベルにまで使いこなせるレイジと同等な実力者でレイジとは異なり、トリガー工学に関しても近界(ネイバーフッド)基準で並のエンジニアレベルの知識を有している。

 

 なんだかんだで近界(ネイバーフッド)でも中々に見ない本人はそこまで自覚は無いが既に忍田本部長を超える実力を持っていてイアドリフに唯一ある黒トリガーを持ち唯一使いこなせるジョン。

 

 トロポイの自律トリオン兵をベースに作り上げた専用トリガーを用いたコスパの都合上で滅多には使わないが高火力な強襲突撃形態を持つリーナ。

 

 戦闘関係は不得手だが機器操作等に関しては光るものを持っており5年で普通よりちょっと下ぐらいのエンジニアの知識を身に着けた葵がいる。

 

 戦争の要である黒トリガーとそれを使いこなす実力者が居なくなるのはイアドリフには大きな痛手だ。

 もしかすれば自分達が居なくなっている間にイアドリフが攻め落とされる可能性だって存在していないわけじゃない。イアドリフは数年に1回のペースで玄界(ミデン)に近付くが正確な日取りは分からない。

 

 黒トリガーを持っていくのでレクスをはじめとするイアドリフの実力者を連れて行く事は出来ない。

 トリガー技術等を交渉のカードとして使うが本国を手薄にするのは危険で数年の遠征なのでイアドリフの三賢人を連れて行く事は出来ない。ならば普通のエンジニアの1人でも連れて行くか?となるが普通のエンジニアレベルならばトリガー工学に関するあれこれをデータ化しておけばいい。スパルカ達イアドリフの三賢人が無駄にズバ抜けているだけでイアドリフの普通のエンジニアは近界基準では普通のエンジニアだ。有事の際を想定して戦えるエンジニアは居ないわけではないがそれでもだ。

 

「…………仕方がない」

 

 侵攻でないとはいえ途中離脱含めて6人だけで行くのは色々と心許ない。

 内1人は途中で離脱して帰りの事を考えたりすれば、もう1人は欲しい。だからレグリットは動いた。今日防衛戦のシフトが入っていないイアドリフ軍でレクスやシルセウスの様にイアドリフに居なければならない人材を除いて遠征に連れて行っても問題は無いであろうレベルの実力者を集めた。

 

「これよりイアドリフは遠征を行う……その為の試験を行う。しかし数年以上掛かるもので確実に帰る事が出来るという保証は何処にもない今までに無い危険な遠征だ。無理は言わない、辞退したいのならば辞退を申し出ろ。遠征部隊に選別された際には金一封をはじめとする様々な好待遇を家族等に用意する。無論、この遠征に成功した場合お前達の評価や待遇も上げるつもりだ」

 

 危険過ぎる遠征なので上司の命令は絶対だから言うことを聞けとはレグリットは言えない。彼女なりの甘さだろう。

 イアドリフで拐われたり居なくなったりしても問題は無いであろうレベルの実力者に遠征計画をざっくりと語り選抜試験について言えば、集められた一同は騒めく。何処の国に遠征をするか等は一切伝えられていない、1か月どころか1年以上の遠征なんて聞いたことのない事だ。

 

 遠征が絶対に成功する保証なんてものは何処にもない。それは分かっていることで危険なのは承知だ。

 それでも危険だとあえてレグリットは言っている。それほどまでに玄界(ミデン)に対して遠征するのは危険な行為だから。昔だったら簡単に拐えたが今は色々と異なっている。トリガーを使う組織が居て、防衛戦をしていたりする等を聞いている。

 

「どれくらいの待遇が貰えるの?具体性に欠けてるわ」

 

 遠征させても問題無くて居なくなっても困りはしない程度の実力者であったが為に呼び出されていたルルベットは質問をする。

 金一封を貰えたりするのは嬉しい。金は無いと困るものだが、それだけなのかともっと具体的なものを示してほしいとレグリットに問う。

 

「そうだな……先ず、お前達の家族が息子の代まで食うのに困らない金は用意する。余程の緊急時でなければ戦線に立たせない等を保証する……他にもなにか欲しい物があると要求するならば可能な限りは答えよう」

 

「……家に帰れる保証は?」

 

「遠征に成功してイアドリフが再び国に近付く事が出来れば帰りたいのならば帰す。それ以降に戦場にもう二度と立ちたくないと要求するならばその要求を飲もう」

 

 成功する保証は無い危険な賭けなので出来るだけリターンは大きくする。

 レグリットはルルベットに色々な報酬が用意されている事を伝えればルルベット達は考える。

 

 ルルベットの親は普通に戦死した。姉と義兄はジョン達が拐われる数年前に起きた大規模な侵攻で死んだ。忘れ形見である甥っ子のフィラは間もなく12際になろうとしている。

 姉として母として叔母として、姉の最後の言葉を守りフィラを戦場に立たせようとはせずにイアドリフを豊かに発展させる偉い学者に育てている。当の本人は結構戦闘の才能がありトリオン能力が8とかなり恵まれているので強くなりたいや戦線に出てルルベットを守りたいと思っている。親の心子知らず、子の心親知らずと言ったところだろう。

 

「……残っている家族に色々と出来る?」

 

「そこは条件次第だ。流石に(クラウン)トリガーを持たせろ専用のトリガーを作れ等は出来ない。あくまでも出来る範囲で望みを叶える」

 

 失敗するか成功するか分からない、失敗する可能性の方が高い作戦だ。故に好待遇にするがものには限度がある。

 

「……成功する確率は?そもそもでなにをするの?」

 

「詳細は選ばれてから教えるが大まかに言えば玄界(ミデン)に対して交渉を持ち込む……成功すれば数年間は玄界(ミデン)に住む事になる。イアドリフと軌道が合った際に帰還する予定だ……何度も言うようだが失敗する可能性の方が高い。色々と手を考えているが成功する確率はジョン曰く20%あるか無いかで死ぬ可能性も高い」

 

「成功すればどうなるの?」

 

「イアドリフが今以上に発展し、他国に無い技術を得る事が出来る……帰還した際に退役をしたいのならば構わない。それだけこの遠征には力が入っている……他に質問をする者は居ないか?なるべく早く選定したい。この遠征はただ純粋に強ければいいものではない、ある程度は理知的で感情に左右されない人物がいい」

 

 なにせ向こうの世界には予知とかいうチートじみたどころじゃないチートなサイドエフェクトを持っている男が居るのだから。

 ホントかどうかは不明だがその情報が確かならば政で1手も2手も常に上を取られている事を想定しておかなければならない。ジョンが慎重過ぎる気もしなくもないのだが、麟児が企ててジョンが色々と弄くった計画は向こうの世界の住人を殺したり拐ったりはしないが色々と積み上げてきたものを崩壊させる最低最悪の行為。迅がジョン達の顔を知れば予知を使って全力で止めに来る……ジョンは原作知識を悪用して迅に選ばせる。トロッコ問題を仕掛ける。

 

 

 ボーダーに所属するA級、B級、C級の隊員とオペレーター後方支援組と三門市の平穏と一般人の命か今まで積み上げてきたものを崩壊させない未来かを。

 

 

 ジョンは分かっている。

 まだ星の杖(オルガノン)を持ち自身を倒す事にのみ集中し街の被害等を計算しない全力のヴィザを相手に無想状態の羅生門(サハスラブジャ)でも確実に倒せると言える実力は持っていないのを。

 

 ジョンは分かっていない。

 ボーダー基準で見れば既に忍田本部長以上の実力を有しているのを。防御力がボーダートップの迅に相性的な問題で勝つことが出来ると見ているが実際のところは倒すのに10分ぐらい時間は掛かるが素の実力で、仮にボーダーと同じトリガーを使っても勝つことが出来るのを。

 

 ジョンがボーダーに所属している世界線ならば村上鋼や影浦よりちょっと強い縁の下の力持ちタイプだ。才能は秀才レベルだ。

 秀才が戦場という地獄と二度目の人生という努力、時間、才能、環境の四拍子が揃って一気に化けた。

 

 それに気付いていない。この世界線では上が化け物過ぎるのを知っていてもジョン・万次郎という男は狂っているので諦めない。

 ボーダーに所属している世界線ならば強いのは太刀川や二宮達に任せておこうと考えて何処か諦めているだろう。

 

 ジョンは迅にトロッコ問題を仕掛ける。レールが2個に見えて実は10個以上あり、1つが尋常じゃない程にヤバい未来に辿り着く。その未来に気付かせない様にする。街の人達やメガネくんを助けなければならないと思わせる。下手すれば雨取千佳が拐われたり三雲修が死ぬ世界線が存在しているのだから、大規模侵攻に集中させる……原作知識をとことん悪用する。

 

 後戻りは出来ないと覚悟はガンギマリしている。

 

「……私は行くわ」

 

 直ぐに帰ってくる事が出来る遠征ならば、ルルベットは普通に受けている。と言うか直ぐに帰ってくる事が出来る遠征ならばレグリットはこんな風に兵を召集したりしないだろう。レグリットなりの優しさで今回の遠征に関して色々と待遇や手当てを用意しているだけに過ぎない。仮にコレがルミエならば問答無用で選別したりするだろう。ルミエは合理的主義者で外道だから。

 

 ルルベットは考えた。考えに考えた。

 甥っ子であるフィラは12歳でまだまだ自分に甘えたいのだろう。いい意味での反抗期的なのを迎えたりするかしないかの年頃で、そこから起きる出来事から人格が形成される。幸いにも自身がイアドリフの軍に従属しているおかげで学問を学ぶ機関に入れる事は出来ている。

 

 現段階でも充分な暮らしが出来ているのでルルベットに旨味は無いに近いが、ルルベットはこの話に乗ろうとする。

 ジョン達の故郷がどんなところなのか気になる好奇心等もあるが基本的には家族と平穏の為に。作戦が成功すれば数年間頑張れば二度と戦わなくてよくなる、子供の代まで食うのに困らないお金を手に入れる事が出来る。可能な範囲内なら望みを叶えると言っている。心の何処かで諦めた恋が叶うかもしれないと小さく思っている。

 

 何処ぞのダンガーな戦闘狂とは違ったりする色々とメンタルがヤバい広報部隊の隊長に近い覚悟が決まっている。

 

「そうか」

 

 ルルベット以外にも挙手する兵は何名か居たので、それ以外は今回の遠征に関して口外しない様に言っておき帰宅させる。

 そこからは試験をする。長期間閉鎖空間に居て耐える事が出来るかどうかを、ある程度の学力を持っているかどうかを、連れて行っても置き去りにしても問題は無い程度の実力かどうかを。

 

 ルルベットは学科試験は中の下ぐらいだった。

 フィラに偉い学者になれと言ってるのに自分は頭が中の下ぐらいなのかと軽くショックを受ける。しかしそれでもめげずに努力する。

 葵はまだ大丈夫だがジョンとリーナに遠征艇の操作等をさせるのは危険だ。万が一ジョン達が裏切って亡命しようとした時の事もレグリットは想定している。万が一を想定して心の何処かで疑っている……3人共共依存の関係性を築き上げているので誰か1人でも置いていく事が出来ればいいのだがシャーリーは全員を連れて行くと葵に約束を取り付けられたので諦めるしかない。万が一を想定して万が一が起きなければそれでいいと思っている。

 

(かね)を用意しねえと」

 

 遠征の最後のメンバーがルルベットに決まるのは時間の問題だろう。

 遠征のメンバー選出についてはジョンは自分達が固まっていれば割とどうだっていいと思っている。嫌いな相手でも仕事だから奴隷だからと割り切る事が出来る奴隷根性が身についているとも言うが。

 

玄界(ミデン)のお金はどんな感じなんだ?」

 

「あ、おれ持ってるよ」

 

 時計の針は少しだけ進み徐々に徐々に遠征計画が具体的になってくる。

 交渉に使えるカードを葵達が用意している中、向こうの世界の住人は近界民=悪だと思っているので万が一を想定してシャーリーを鍛えているジョンと遊真は向こうの世界での生活関係について色々と話す。

 

 最低でも1年は地球に滞在しなければならない。長期保存の効くレーション等は勿論遠征艇に詰め込むが確実に食料が足りなくなる。

 何処かで、と言うか日本で物資の補給をしなければならない。しかしジョンは日本円を持っていない。略奪行為等をしないと遊真に言っているので泥棒じみた真似はしない。普通に買い物するつもりだ。

 

「束が10個ぐらいはある」

 

「束が10個ぐらい……1年は持つだろうか?」

 

 福沢諭吉が記された日本円、一万円札の札束を取り出す遊真。

 こっちの世界と向こうの世界は通貨の種類が違うのでシャーリーは1年持つか持たないかと計算をする。

 

「1年どころか5年以上は持つ……家賃とか税金とか光熱費を考えなくて食費にだけ回せば……いや、一部遊興費の金も必要か」

 

「コレってそんなに多いの?」

 

「ああ…………シャーリー、合計で400グラムぐらいになる純金のコインを用意してくれ……遊真、向こうの世界の金に関して色々と教えて向こうの世界で向こうの世界の金に換金出来る物を渡すから3束ぐらいくれ」

 

「400グラムぐらいでいいのか?1kgぐらい」

 

「それは多いし、多すぎると足が付きやすい……出処が分からない謎の金は色々と厄介だ」

 

 麟児から大学の学生証は貰っている。遊真の生活のあれこれをする為に向こうの世界に存在する有吾の戸籍等を使う許可は頂いている。

 やろうと思えば(きん)を換金する(きん)、プラチナ、宝石等を買い取る質屋に麟児の学生証か有吾の身分証明書を持っていって換金する事が出来るが出処が分からない謎の(きん)を持ち込んで足が付く。特に有吾の身分証明書で足が付くのはマズい。迅にもしかしてこっちの世界に送ってくれた奴等が居るんじゃないの?とか何故有吾の名前で金を質屋で換金しているかどうか、一応は言うなと釘刺しているが万が一があるのが怖いので遊真が持つ日本円を受け取る。

 

「わかった。3つぐらいでいいんだな?」

 

「ああ、それだけあればなんとか凌ぐ事は出来る…………多分」

 

 ハッキリと断言する事は出来ない。なにせ10年も居ないので物価がどうなっているか知らない……まぁ、そこの隙をつくんだが。

 

「だが何時かは底を尽く。なにか向こうの世界で商売の1つをした方がいいんじゃないのか?」

 

 遊真に400グラムぐらいの純金のコインを用意する様にシャーリーは指示を出した後に金儲けの話をする。

 

「……そうだな……」

 

 向こうの世界との交渉に成功すればお金関連の問題は解決する事が出来るだろうが、それでも万が一を想定しておく。

 自分達がやろうとしている事が最低最悪の行為だから、なにが起きてもおかしくはない。備えておいて損は何処にもない。

 

「トリガー関係で商売が出来る筈だがボーダーがどう出てくるか……あ……いや、ダメか」

 

「なんだ、その『あ』は?なにかいい商売があるのか?」

 

「いや、無いから」

 

「ジョンさん、つまんない嘘をつくね……向こうの世界で、ニホンでお金儲けが出来る方法が知ってるんでしょ?」

 

「いや、流石にコンプライアンス的なのに色々と言われるから……コスパはいいが確実に儲かるとは言えないし……」

 

「コンプライアンス?……私達にしか出来ない妙案なのだろう?ジョン、自信を持つんだ。ジョンの作戦ならばきっと上手く行くはずだ」

 

 純粋で真っ直ぐな瞳でシャーリーはジョンに訴えかける。

 ジョンは言いたくはなかったが高性能な嘘発見器が居るのと言わなければ更に厄介な事になるから渋々浮かんだ案を言う。

 

「特定の物しか破壊出来ない生身の肉体やトリオン体を傷付ける事が出来ない様に設定された銃で食器や家具型の的なんかに銃弾を乱射する」

 

「…………お金儲けになるのか?」

 

「流石に無理があるだろう」

 

 ジョンが提案した案を聞いて流石にそれは無いと言いたげなシャーリーと遊真。

 コンプライアンスに引っかかるから無理ではなく、そんなのでお金儲けが出来るわけがないと本気で思っている……が、ジョンは大丈夫だと思っている。コンプライアンス的なのに引っかかるという観点以外を除けば最高の商売になる。

 

「日本では基本的には自衛隊か警察という治安維持組織的なのの隊員しか銃を持つ事が出来ない。日本は銃関係の法律は厳しい……だから日本以外の銃の規制が緩い国では銃を撃つことが出来る射撃場があって、その射撃場に行って銃弾を的に撃ち込む、銃を撃つためだけに外国で遊ぶ旅行がある。単純に外国に行くだけでも最低でも数万円は掛かる、そこから更に宿の代金や食事代、遊興費、ビザなんかを含めれば海外旅行には最低でも十数万円が掛かり、銃を撃つ体験も最低でも10000円、その一万円札1枚以上の代金が必要になる……確かアメリカ辺りに戦車でミサイルを撃ち込む数十万円ぐらいする海外旅行やストレス発散で食器や家具等の物を壊しまくるが商売があった筈だ……」

 

 ※マジです

 

 某名探偵だってハワ親(ハワイで親父に習った)言っているのである。

 

「ストレス発散で銃を乱射して物を破壊する快感は良い商売になる…………弾丸や的はトリオンで出来ていて当たっても怪我はしない、トリオンというコストが掛かる以外でそれ以外は実弾なんかは用意しなくてもいい、最悪お客から搾取したトリオンをトリオン弾に回せばいい実質タダに近い代物……コンプライアンス的なのに引っかかるという問題があるが、銃の乱射は良い商売になるのは確かだが、絶対に確実に100%批判的な意見が飛び交う。コンプライアンス的なのに引っかかる」

 

 だから、この商売だけはダメだと念を押して言っておく。

 しかしそんなので儲かる商売が出来るんだったらとシャーリーは一応はジョンの言うトリオン体や生身の肉体を傷付ける事が出来ない、特定の物しか破壊出来ない銃のプログラム等を用意した。ジョンは絶対に使うなよと釘を刺しまくるのであった。




銃のくだりは某名探偵の犯人のスピンオフのハワ親(ハワイで教官(オヤジ)に習った)からので着想を得ています。
日本で銃を乱射する事が出来て外国に行くより安いならば客は来たりするんじゃないかとは思っている作者は狂っています。
感想お待ちしております

今後の展開

  • そろそろ原作にいけ
  • もう少しオリジナルをやれ。
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