近界プルルン奮闘記   作:ドドドドド黒龍剣

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第52話

 

『ほぅ、中々だな。何処の国かは知らないがかなり大きな国が侵攻してきたか』

 

「そうね」

 

 三門市と呼ばれる街の上空。

 アオイの余っているトリオンを注ぎ込んで作られたトロポイという国の自律トリオン兵をベースに作り上げたメイルバーに搭乗して街を見下ろす。街には門がコレでもかと開いている。イアドリフですら1度しか見た覚えが無いレベルの大規模な侵攻だというのがよく分かるわ。

 

「……どうしてジョンは今日だって分かったのかしら?」

 

 和平を結ぶ為の交渉をする為に三門市に足を運んだ。

 偵察を主な目的としたトリオン兵であるラッドが来ていたので何時かは組織で最初から無かったと誤魔化す事が出来ないレベルの大規模な侵攻が始まるのは予見出来ていたけれどもどうして今日だと分かったのかは謎のまま。

 

『奴にも語れぬ事情の1つや2つあるんだろう…………しかし面倒な仕事を押し付けて』

 

『メイルバー、面倒ではありません。ボーダーという組織に疑いを持たせる為の大事な行いです』

 

 ジョンがたまになにも言わなくなる事があるので今回もそれだと受け入れているとメイルバーは嫌そうな声を出す。アシッドは面倒でなく大事な仕事だと言う。

 今回私に与えられた仕事がメイルバーの性に合わない仕事……私も本音を言えばこんな面倒な役割を担うのは嫌だけど、1手でも多く準備をしておかないといけない。

 

 私はいくらなんでもやりすぎじゃないの?って思う。

 でもジョンは怯えている。ジンと言う玄界(ミデン)からの情報提供者からの情報が確かならば未来を見る事が出来るサイドエフェクトっていう今まで聞いたことがないサイドエフェクトを持っている男がボーダーという組織に居る事を。だからジョンは1手も緩めない。最大まで警戒心を高める。この作戦も全てはイアドリフの為にと受け入れる。

 

『見つけたぞ』

 

「そう……アシッド、形態変化(カンビオフォルマ)

 

『チェンジ、マスター』

 

 目的の人物を見つけ出す事に成功した。

 顔を見られるのだけはマズいのでアシッドとトリオン体を融合させる。ジョン曰くアシッド・エースというコードネームを当てられたけれども私は全然使わない。

 

『同期完了──を開始』

 

 アシッドの方の準備が終えたので私はメイルバーから飛び降りる。

 アシッドの鎧を身に纏った私は空を飛ぶことが出来るけれども今は空中戦をしない。ゆっくりと降下していく。

 

「はじめまして、ボーダー」

 

「っ、人型近界民(ネイバー)!!」

 

『私はイアドリフからやって来たコードネーム、アシッド・エース』

 

 ボーダーの隊員の前に降り立つ。

 私を直ぐに人型の近界民だと断定して銃口を向けてくるので私は手を上げる。

 

『我々は現在侵攻中の国家ではない。向こうの世界のイアドリフという国からやって来─』

 

「黙れ、近界民(ネイバー)!!」

 

 アシッドが交渉を持ち掛けようとするとボーダーの隊員の男は銃を発砲する。最初なので先ずは1回だけシールドで防ぐ。

 

『話を聞いてください。我々はこの侵攻を行っている国ではない』

 

「何処の国であろうと関係無い!!近界民全てが俺の敵だ!!」

 

 ボーダーの男の隊員は銃の弾を変える。

 なにを撃ってくるかは分からないけれどもシールドを展開させていると男が撃った弾がシールドをすり抜け、私に当たると六角形の円柱が出現して急激な重さに体が引っ張られる。玄界のトリガーはイアドリフのトリガーに似ているけれどコレはイアドリフには無いわね。

 

「死ね、近界民(ネイバー)!!」

 

 動こうと思えば動くことが出来たけれども私は動かなかった。

 男が持っている剣に切り裂かれた。

 

「っ……緊急脱出(ベイルアウト)機能だと!?」

 

 切り裂かれた私は生身の肉体に戻らずに……イアドリフの遠征艇に戻った。

 ジョンが提案した緊急脱出機能のおかげで結構トリオンを消費するけれどもこのおかげで兵の死亡率を下げている。ボーダーのトリガーにもコレが標準装備されているみたい。

 

「どうだった?」

 

「全然よ、全くと言って話をする気配は無いわ」

 

「……そう……」

 

 遠征艇に戻ればそこにいるリーナに感想を求められる。

 あの男は話し合いをしようとする気配が無い。私が向こうの世界から来た人間だから、近界民(ネイバー)だから敵だと認定していた。

 ジョン曰く泰平の世という30年以上平穏な世の国に突如として戦争が持ち込まれた。何処の国かは知らないけれど、大規模な侵攻を受けて1000人以上が犠牲になったらしい。

 

 戦争なんて殺し合いでだからと割り切れなんて言うのは無茶よ。

 仮にフィラが何処かの国の兵に殺されたら私は激しい憎悪の炎を燃やし続ける。何処の国かは知らないけど姉さん達を殺した国は憎い。けど戦争だからそんなものだと割り切る事が出来ているわ。

 

「アシッド、どう?」

 

『音質、画質共に良好……問題無く出来ております』

 

 アシッドに作戦が上手くいったかどうかの確認を行う。

 作戦は上手くいったみたいで欲しいものを得ることに成功した。

 

「……どれぐらい待てばいいのかしら?」

 

「さぁ……その辺りはジョンが決める手筈になってるわ」

 

 和平を申し込む為の準備は殆ど出来た。

 後は決行するだけだけどジョンの指示があるまでは動いてはいけない。レグリットやシャーリーは狙うならば今しかないんじゃないのかと思っているけど、ジョンの言葉を信じて準備にだけ留めている。

 

「て言うかジョンはなにしに行ったの?この作戦、私だけで充分よね?」

 

 時間を稼ぐわけでもなくただボーダーの隊員にぶっ倒されるだけの簡単な任務。

 私じゃなくて事前にトリオン能力10のトリオン体を何十個も用意しているジョンの方が向いている作戦で私がわざわざ行く必要があったの?

 

 その辺りに関してリーナに聞いてみればリーナは少しだけ困った顔をした。

 

「契約……ううん、約束したのよ」

 

「約束?」

 

「そもそもで今回の遠征は今までルミエのクソが向こうの世界の人口や国なんかを考慮してトリガー技術を提供したりするのは危険だと判断してたからだけどルミエが死んでシャーリーが外交を担当する様になってから色々と外交の方向性が切り替わったでしょ?」

 

「まぁ……正確にはもっと前だけど」

 

 何処の国かは知らないけど義兄さんや姉さん達を殺した国がある。

 ジョン達が拐われる数年前にイアドリフは何処かの国に大規模な侵攻を受けて、今のレグリットぐらいから上の年齢の世代が多く死んだ。

 そこからは国を豊かにさせるジョンが言うには富国強兵政策と呼ばれるものに方向性を変えて、他国との交流を盛んに貿易をしている国になった。特定の周回軌道を持たないのと食べる為の資源には困っていないイアドリフは主に食料支援をしたりしているって聞いたことがあるわ。

 

「他所の国からイアドリフの入国審査をジョンが行っていると出会ったのよ。向こうの世界の、ボーダーの住人に。そこから向こうの世界にこっちの世界の事が認識されたりこっちの世界の侵攻に耐える防衛隊みたいなのが作られたとか色々とあって…………ルミエならば慎重になったけどシャーリーは和平を結びに行くチャンスだと判断したの」

 

「……そう……でも、話し合いが通じなさそうよ?」

 

「いいのよ。元から話し合いはしなくていい、ルルベットはただ倒されればいいだけだから」

 

「…………ホントに大丈夫かしら?」

 

 あまりにも慎重になりすぎてやり過ぎ感が否めないわ。

 

「麟児って人が作戦を企てた、その作戦だと色々と綻びがあるからジョンが上手く調整して……向こうの世界の資源と情報と作戦をあげたり教えたりする代わりに戦い方やトリガー工学を教えて……1回でいい、1回だけでいいから妹と教え子のピンチを助けてくれって。ジョンはその約束を果たす為に向かったのよ」

 

「……書類なんかで交わしてない口約束なんか破ればいいのに」

 

「重なったんじゃないの……ジョンには妹がいるから」

 

「くだらない情の方が時として人は傷つくわよ?…………」

 

 アイツにもまだ人間らしい一面が残っていた……前にハンバーグを作った時に泣いていたのを思い出す。

 大人っぽくて頼りになれるジョンだけど、私と同じ19歳で頼れる人は誰もいない。自分を壊さない為にリーナとアオイと一緒にいる。頼れる人は自分で頼りにされているので期待に応えないといけないなどの義務感等で自我を崩壊させない様にしている

 

 ジョンは1人で過酷な道を選んでいる。

 

 拐ってきた国の人間である私はなにも言えない……けど

 

「本当の名前は知りたいわね」

 

 ジョンの本当の名前を知りたい。本当の名前で呼んでみたい。本当の名前にどんな意味が込められてるのか気になる。

 

「だったらこの作戦を成功させるしかないわ……葵、ジョンはどうなの?」

 

「三門第三中学の校門前に居ます。トリオン体の反応が複数あるので、おそらくは居る筈です……」

 

 ジョンをオペレートしているアオイ。

 ジョンの動向が気になるけれどもジョンにばかり気を回してたらダメで、アオイはモニターの前から離れる。

 

「……お父さん……お母さん……爺や……」

 

「……それしか道は無いわよ?」

 

 感傷に浸るアオイ。

 ジョンが補整した作戦の中に……アオイを悲劇のヒロインにする様に仕向けている。

 なんだかんだでルミエの思想を引き継いでいるんじゃないかと思えるぐらいには畜生な作戦だけど、リーナはそれしか道が無いと非情な言葉をかける。

 

「……ボーダーへ亡命する事に成功すれば、悲劇のヒロイン扱いされるか秘匿にされるかの二択。葵、あんたは15歳で今この国は学校に入る為の勉学の試験が行われてる。裏口入学で高校に入学する事が出来るかもしれない……けど、ボーダーは簡単にあんたを手放さない。悲劇のヒロインや都合のいい人形になる。ボーダーはきっと頭を弄くらずにオペレーターの道を勧める、トリガー工学が出来るからエンジニアの道を勧める……少しの身の安全が保証されるだけで今となにが違うの?」

 

「…………なにも、変わりません…………」

 

「私はこの国の人間じゃない。ジョンは既に19歳で色々と手遅れ……私も17でもうすぐ年が明けて18になる私も色々と手遅れ…………ああ、憎くて憎くて仕方がない。デッカーとメイルバーがいるならば今すぐにでもこの船をぶち壊したいぐらいよ」

 

「やめなさいよ」

 

「冗談よ、冗談。ちょっと小粋なアメリカンジョークよ…………だからコレしか道は無い。お父さんにお母さんに、執事の爺やに会うには悲劇のヒロインになるのよ」

 

「…………分かりました………」

 

 アオイは覚悟を決めたものの目をする。

 成功するかどうか怪しいこの作戦……ホントに成功するのかしら?

 

「扇風機を交渉の材料に使うだなんて聞いたことが無いわよ」

 

 外交関係や事務仕事等はせずに、基本的には戦線に立って現場仕事をしている。

 だから外交関係はよく分からないけれどもコレだけはハッキリと分かる。扇風機を交渉の材料に使うだなんて前代未聞な事を。

 

 

 

 

 

 

  ※

 

 

 

 

「兄を、兄さんを知っているんですか!?」

 

「ちょ、チカ子」

 

「構わない」

 

 顔だけ雨取麟児に改造したトリオン体を用いて雨取千佳との接触に成功した。

 雨取麟児の顔だと色々とややこしいので顔を元に戻して難攻不落の鉄騎兵の仮面を取り出して被る。

 

『このトリオン反応、ジョンか……何故この場にやって来た?いや、今まで何処にいた?』

 

「今まで何処に居たという質問に関しては答えられない。だが、この場にやって来た理由は答えられる」

 

『なにをしに来た?』

 

「雨取麟児と言う男にこちらの世界の情報を提供してもらう代わりに雨取千佳と三雲修を1回だけでいいから守って欲しいと頼まれた」

 

「っ……兄さんは何処に居るんですか!!」

 

「慌てるな、ある程度は教えてやる……物事には順序と言うものがある……お前の今すべき事はなんだ?」

 

 やっと見つけた希望の糸だと俺に問い掛けるが俺は答えない。

 別に秘密にすることでもない。雨取麟児は既にイアドリフを発っており、何処に居るのかは皆目検討もつかない。ただイアドリフと言う国に雨取麟児がやって来た事を伝えればいい、ただそれだけだ。

 

 千佳は自分がすべき事はなんだと聞かれればハッとなる。

 

「この大規模な侵攻を生き延びる事が出来たのならば教えれる範囲で教えよう……俺がだが。先ずは市民の避難だろ?この規模の侵攻で精鋭部隊であるA級が一部居ない。防衛任務のシフトの都合を考慮しても絶対に越えてはいけない防衛線を突破されるのは確定だ……だから生き延びろ」

 

「っ、はい!!」

 

 千佳を一旦落ち着かせる事に成功すれば千佳は夏目と共に学校の地下シェルターに避難をさせる。

 近隣の住人を避難させる事が出来たので今度は警戒区域に向かっていく。

 

「ちょ、ちょっと!ロビンマスクさん、見てないで手伝ってくださいよ!!」

 

「俺の仕事は雨取千佳と三雲修を守る事だ……避難誘導なんかは俺の仕事じゃない。ああ、安心しろ。ついでだからお前も守ってやる。後、ロビンマスクじゃなくてケビンマスクでジョンと呼べ」

 

 警戒区域には他にもC級隊員が居た。

 難攻不落の鉄騎兵の仮面をつけている俺に対し疑問を抱いたりしているが気にするなと言っておき、避難を見守る。手伝いはしない。俺の管轄外の仕事だから。そして俺のつけている仮面はロビンマスクじゃなくてケビンマスクで、俺はジョン・万次郎だ。

 

『ジョン……チカの事を知っていたのか?』

 

 ニュイんとちびレプリカは分裂して俺の元に向かってきた。

 ちびレプリカは俺が千佳の事を知っていたかどうかを尋ねる。

 

「雨取麟児と言う情報提供者から色々と聞かされていてな、ボーダーの存在も教えてくれたりした。色々と教えるのを代価に雨取千佳とついでに三雲修を1回だけ助けてくれと頼まれた」

 

『こちらメイルバー、予定通り手に入れる事に成功した……オレはどうすればいい?』

 

「(小さくなって俺の元に来い)」

 

『……リーナを出動させないか?リーナが居れば有象無象のトリオン兵を一網打尽に出来る』

 

「(この作戦はボーダーから信頼と疑いを勝ち取る為の作戦だ。迅悠一に顔を知られるデメリットを1%でも避けないといけない)」

 

 まだだ、まだ動くわけにはいかない。

 後数分は時間を稼いでおかなければならない……三雲修との会合を果たした方が効率がいいのか?いや、違うな……

 

『全く、まどろっこしい作戦だな。一気に焼き切る作戦は無いのか?』

 

「(今回の作戦は戦う為の作戦じゃない……手のひらサイズになってから適当に話が通じそうな強そうなのを1人連れて来い)」

 

『了解だ』

 

 メイルバーに一応の指示を出しておく。

 メイルバーはいざとなれば空に逃げれば良いし、緊急脱出機能も搭載しているから遠征艇に逃げれる。

 

「ギャアア!!ヤバい!ヤバいっすよ!!ここまで来たぁ!!」

 

 猫を抱え子供を抱えて大忙しの夏目。

 騒がしい奴だなと思いつつも日本刀の見た目に改造してある【カゲロウ】を取り出す。

 

「【ウスバカゲロウ改】」

 

 バムスターが現れて大慌てな中で【ウスバカゲロウ】の突きを放つ。

 核とも言うべき目玉の部分をあっさりと貫かれ、起動を停止する。

 

「マスクさん滅茶苦茶強いんスか!?」

 

「知らん……避難誘導を優先しろ。敵に襲われそうならば叫べ。助けれる範囲で助けるから……だが自分の命を最優先にしろ」

 

「了解っス!」

 

 元気があってよろしい。

 バムスターやモールモッドが現れる。アフトクラトル産なだけあって活きが良いが俺にとっては有象無象の雑魚である事には変わりはない。

 戦いにだけ集中すればいいわけではないので【カゲロウ】での戦いはいけない事だとある程度の数を撃ち倒すと突撃銃(アサルトライフル)に武器を切り替える。

 

『大変だ、ジョン……新型のトリオン兵が現れた』

 

 余計な事は考えない。

 三雲修がこちらに向かってくる筈だからそれまでの間は時間を稼いでおこうとしているとちびレプリカから通信が入る。新型のトリオン兵が出てきたとの報告だ

 

「種類は?」

 

『ラービットだ……トリガー使いを捕獲する用のトリオン兵──奴だ!』

 

 原作通りに事が運んでいる。

 問題があるとするならば三雲修がちゃんとこっちに向かって来ているかどうかだが、雨取千佳は自己犠牲の精神で、三雲修はぶっ壊れメンタルで自分が助けたいと思い、遊真が修に力を貸す芋蔓形式だ。確実にやってくると思いたい。

 

「アレか……久しぶりだな」

 

『知っているのか?』

 

「昔、ガロプラと言う国が侵攻してきた際に戦った。並大抵の隊員では相手にはならず、更には一部の色付きは特殊能力を持っている……今回狙ってきているのはアフトクラトルか?」

 

『私のデータと現状に間違いが無ければアフトクラトルで間違いない。ジョン、幾ら君でも』

 

「問題無い」

 

 ラービットとの戦闘経験は積んでいる。アレから色々とアップデートされているだろうがプレーン体ならば簡単に倒せる。

 突撃銃を消して日本刀の【カゲロウ】を取り出す。ラービットは装甲が硬いから倒す手順がある。リーナならばトリオン任せの砲撃で大体片付くが俺のトリオン能力でも腕の装甲を破壊するのは難しい。弓場の様に威力と弾速に能力値を割り切っている拳銃でも目玉とかは破壊出来るけれども腕の装甲は無理だ。

 

「富嶽鉄槌割り」

 

 高く飛んで【カゲロウ】を叩きつけるとラービットは腕の装甲で防ごうとする。

 流石に斬れ味抜群の【カゲロウ】でもラービットの腕の装甲を斬ることは出来ない……が、ラービットを中心に円形に地面が沈む。

 ムシブギョーに出てくる富嶽鉄槌割りを再現した。無論、これでラービットを倒せるとは思っていないと空中に固定シールドを出現させて踏み台にして高く飛び上がる。

 

「【ウスバカゲロウ】」

 

 狙うのは目玉だと【ウスバカゲロウ】の突きをくらわせラービットを破壊した。

 

『……これほどとは……』

 

「有吾さんと分かれてから何年経ったと思ってるんだ?俺は殆どの時間を残っている知識で工夫を凝らした修行に注ぎ込んでる」

 

 A級でも厳しいラービットを容易く倒す事が出来たからA級クラス……緑川、米屋レベル?まぁ、いいか。

 自分が今どの辺りのレベルなのか分からないのだが1人でラービットをぶっ倒すことが出来るぐらいまではレベルがある。

 

「それよりも増援はまだか?空中偵察タイプのトリオン兵が居るからこっちの情報は筒抜けだ。雨取千佳と三雲修に力を貸すとは決めているが1人では限界がある。せめて正隊員の1部隊は寄越せと言っておいてくれ」

 

『それならば問題無い』

 

「…………ロビンマスク?」

 

「人型か!?」

 

「……1部隊を寄越せつってんだ。使えねえメガネと慢心してる阿呆は要らねえ。まぁ、早いだけ感心しておく」

 

 俺が空中偵察のトリオン兵以外を全滅させかけた頃に主人公である三雲修と嵐山隊の木虎がやって来た。

 三雲修の闘志、尋常じゃなくヤバい。ぶっちゃけ関わり合いを持ちたくないけど約束を果たさないと困るんだよな。




 因みに千佳の闘志がドラゴンの雛、夏目の闘志は山猫である。
 さぁ、修の闘志はいったいなんなんでしょうか?因みにルルベットをぶっ倒したのは三輪である

 薄々お察しの方もいりますので言っときますがアシッドの見た目は流星のロックマン3に出てくるアシッドで形態変化(カンビオフォルマ)でアシッド・エースになります。

今後の展開

  • そろそろ原作にいけ
  • もう少しオリジナルをやれ。
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