近界プルルン奮闘記   作:ドドドドド黒龍剣

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三輪を曇らせる事が出来ねえ……けどまぁ、こんなもんですよ。作者の技量じゃね


第61話

 

 迅の予知通りアフトクラトルは撤退し、残った敗残兵もといトリオン兵処理だけになった。

 小南や太刀川をはじめとするボーダーの精鋭達が残っているトリオン兵を全て片付けた……が、被害が0とは言えなかった。

 

 アフトクラトル側の黒トリガー使いであるエネドラが基地の本部に侵入して暴れたが為にボーダーの後方支援者の中で死人が出た。

 新型のラービットが導入されたが為に戦力が分散されC級隊員が約30名ほど攫われてしまった。

 民間人に約50名ほど軽症を負わせた。重症者は20人行くか行かないかぐらいで絶対に越えてはいけない一線を、ボーダーが守り切ると言っている戦線を超えてきてしまった。

 

 しかし奇跡的にも民間人から死者が出なかった。

 最高から2,3番目ぐらいの未来だと迅は言っている。A級やB級が拐われる未来や、一般市民に死者を出す等の被害は0だ……一先ずは大規模侵攻は終えて峠は越えた

 

「さて、何故呼び出されたか分かるか?」

 

 本来の世界線でならば修が重症を負ったりするがこの世界線では存在していない。

 雨取千佳を無事に守り切る事に成功した世界線である……のだが、色々と問題が起きている。修が定期的に呼び出しをくらう例の会議室にて迅、三輪、遊真が呼び出しをくらった。

 

「ジョンさんの事でしょ?」

 

 忍田、唐沢、根付、林藤、鬼怒田、城戸のボーダーの上層部の面々に囲まれても遊真は動じない。

 呼び出された理由について心当たりありまくりな遊真は呼び出された理由を口にすれば鬼怒田がドンッとテーブルを叩いた。

 

「ジョンさんの事でしょ?じゃない!何故教えんかった!」

 

「こっちの世界に来る代わりに言うなって言われてたから…………そっちも聞く機会はあったじゃん」

 

 間もなく大規模な侵攻が起こり得ると迅は予知した。そしてレプリカに情報を提供しろと言った。

 レプリカは聞かれる限りの情報は答えた。自分達と一緒に誰かついて来ていないか?等を上層部は一切尋ねなかった。

 

「屁理屈を捏ねおって……」

 

「まぁまぁ、落ち着いてくださいよ。こっちに落ち度が無かったわけじゃないとも言い切れないんですから」

 

「林藤支部長、庇おうとするな!!」

 

「庇っちゃない。聞く機会は確かに存在していた……屁理屈かもしれないけどコレは事実だ」

 

 チャンスを不意にしたのは鬼怒田達で遊真が100%悪いわけではないと林藤は主張する。

 無論、なにも言わなかった事は悪いことである。

 

「……レプリカ、居るのだろう?イアドリフ及びこちらの世界にやって来た近界民(ネイバー)について情報を提供してもらおう」

 

『心得た』

 

 遊真の付けている黒い指輪からレプリカが現れた。

 城戸司令は1つでも多くの情報が欲しいとイアドリフやジョン達の情報を求める。

 

『キド司令、私の中にイアドリフの情報は確かにある……だが、微々たる物だ。期待しないでくれ……向こうもこうなる事を分かっていたから私達に情報を与えなかった……イアドリフは乱星国家の1つ今まで我々が見た国の中でも中堅ぐらいの規模の国で、アフトクラトルの(ホーン)トリガーの様な特出すべく技術は持っていない平坦な道が多く、食う為の資源には困っていない国だ。ジョン達とはユーゴとユーマを連れて各地を放浪する様になってから出会った』

 

「ずっとその国に居たのか?」

 

『いや、別の国を渡り歩いていたから数ヶ月ほど滞在していた……そして紆余曲折あり私とユーマはカラワリアと言う国に居た。カラワリアは隣国と戦争を行っており、無事に戦争は締結した。そしてカラワリアに救援物資を送ったのがイアドリフだった……我々はモガミソウイチを尋ねる為にこちらの世界の通り道として通過しようとしていたがイアドリフはこちらの世界に向かっておりイアドリフも向こう側に向かっており我々を乗せてくれた』

 

「乗せた、だと……」

 

『大事な遠征で何故か乗せてくれた、確実に裏がある……今にして思えば、遊真を撒き餌にして自分達の存在を露見しない様にしていたのだろう』

 

 遠征は割と冗談抜きで命懸けである。

 1歩間違えれば裏切りの可能性もある。それでも遊真を乗せた。裏が確実になにかあると城戸司令は推察する。レプリカも同じ事を考える。

 

『ジョンは言っていた。向こうの世界の住人を襲ったり拐ったりしないと……ユーマの嘘を見抜くサイドエフェクトに引っかかる事は無かった。現にイアドリフは人を襲う事も拐う事もしていない。なにが目的かは知らないが腹に一物を抱えているのは分かっている、なにかがあった時は我々の手で始末する算段だった』

 

「始末…………」

 

『イアドリフは我々に余計な情報を与えない様にしていた。悪事を働くつもりはないのだとユーマのサイドエフェクトで分かっていた。だから、私達はイアドリフの船に乗り……こちらの世界に足を運んだ。そしてそこでジョンに色々と世話になった。こちらの世界の常識等を教えてくれて学校に入る手続き等をしてくれた……ネットカフェでジョンは調べ物をしていた』

 

「調べ物だと……まさかボーダーの事を?」

 

 ハッキングして色々と調べたりしたのではと顔を青くする根付。

 

『万が一を想定してジョンが調べているものについて調べた……この国の電気代が年々上昇していっている、若者が農業等の一次産業から離れている、この日本と言う国に外国からやって来る観光客が年々増加している等大凡悪巧みをしているとは思えない情報だった』

 

 この情報からどうやって悪巧みをしていると連想する事が出来るだろうか?

 どうあがいても無理である。電気代が値上げしているからこっちの世界を襲う?いや、無理である。迅の予知があってもギリギリ視えるか視えないかである。

 

『そして大規模侵攻中に語った様にジョンは本名は知らないがこちらの世界の人間だ。ジョン・万次郎と名乗っているのは向こうの世界に漂流した、拐われた人間だからそう名乗っている』

 

「本名は、知らないのか?」

 

『ユーゴだけが知っていた……だが、ユーゴはジョンが自身をジョン・万次郎だと主張していた。心の何処かで違うと思っており、嘘だと見抜いていたが、無理に本名で呼べばジョンの逆鱗に触れる。故に最後までジョンの名を我々にも教えなかった。無論、再び再会を果たした時に私やユーマは何度か尋ねたが教えようとはしなかった』

 

「……迅、ジョンと名乗る男は本当にこちらの世界の住人なのか?」

 

「……ホントだよ。誰かにぶん殴られてる未来が見えるけど、戸籍も見えてる……教えろって言うなら教えるけど、オレ個人の意見では教えたくない。ジョンは覚悟を決めてホントの名前を使おうとしていないから」

 

「っ……そうか……」

 

 迅を経由してジョンが本当にこちらの世界の住人なのか忍田本部長は確かめる。

 本当にこちらの世界の人間だと分かれば忍田本部長は強く拳を握った。

 

『ユーゴはアリステラ、ディクシア、メソンと言う3つの国の何処かに向かえば帰れると言っていた』

 

「……あの時だ……アリステラを襲撃してきたあの時に彼を倒す事が出来ていれば彼を救う事が出来ていた……」

 

「忍田……」

 

 約8年前にはじめてジョンと会合した際にジョンを倒す事が出来ていたら救えたかもしれない。

 忍田は激しく自分を責めて林藤は悔やむなと言いたいが言えない。こうなってしまったのは全て自分の責任だと強く悔やむ。

 しかしあの頃には緊急脱出機能がトリガーに搭載されていたので仮にジョンを倒す事に成功していたとしても緊急脱出機能で遠征艇に逃げられてしまって終わっていたのを知らない。

 

「……ジョンと水無月葵以外に拐われた人達は居るのか?」

 

『私の知り得る限りは1人だけ居る……しかし』

 

「なにか問題でもあるのか?」

 

『この国の言葉以外の言葉を喋っている、おそらくはこの国の人間ではない』

 

「日本人ではないと……また随分とややこしいですね」

 

 レプリカから提示された情報を聞いて根付は困った様な素振りを見せる。

 そりゃそうだ。日本人だったら都合のいい悲劇のヒロインにする事が出来るが、外国ならば国に帰す事が出来ない可能性も考慮される。

 

『彼等がどの様なトリガーを使うか等の情報はほぼ無いに等しい、唯一知っているのはジョンのトリガーぐらいだがある点を除けばボーダーのトリガーと大して変わらない。こちらの世界に足を運ぶ為に、彼等の真の目的はボーダーと言う組織ではなく日本という国を相手に和平や同盟を結ぶ為だ……そしてもう詰んでしまっている』

 

 ボーダーは政府公認の民間組織で色々と隠している。

 無論、政府の一部には近界民=人間で普段やって来ているのがトリオン兵、ロボットである事は認知されている……が、秘匿されている。

 

 それをジョンは徹底的に利用した。

 シャーリーとレグリットに動画配信サイト等を経由して近界民=人間だと世界中の人達に伝えた。そもそもでどうして戦争が起きるのか?と言う素朴な疑問についても答えた。

 

 マスコミ・メディアは動いた。テレビ局は動いた。戦争関係の歴史に詳しい大学教授をニュース番組に招いた。

 こちらの世界で今では簡単に手に入れる事が出来る胡椒、紅茶、コーヒーなどを巡って戦争をした、手に入れる為に命懸けの冒険をしたという言う記録は残っており、人と言う資源は量産するのが最も難しい事だと様々な事を語ってくれた。

 

 トリオン兵=近界民でなくトリオン兵=ロボットだと認識させる事に成功した。

 近界民=人間だと思わせる様々な火種を放つ事に成功しておりテレビ局は日夜向こうの世界についてどうなっているのか議論を交わしており、ボーダーからの情報提供を待っているが、ボーダーもボーダーで今回の一件やレグリットが最後に放ったボーダーに近界民が居るかもしれないを鵜呑みにして問い合わせが殺到している。

 

「どう思う?」

 

「……ボーダーの完全敗北ですね」

 

 この一件に関して城戸司令は唐沢に意見を求めた。

 今まで秘匿にしていた情報や技術を提供してくれた。扇風機や翻訳機と言った馬鹿でも分かるシンプルな物を見せつけた。更には水無月葵と言う悲劇のヒロインを用意した。

 

 日本という国は電気の問題を抱えている。一般市民達の電気代の値上げに苦しんでおり、それを解決する方法を提示してくれた。

 馬鹿でも分かりやすい、皆に渡る利益を提示した。水無月葵と言う情に訴えかける存在を連れて来た。馬鹿でも分かる情と利益を提示して訴えかけた。それを拒む事を日本政府に出来ない詰みの一手にまで追い詰めた。そこまでされても近界民は敵だと断定すれば国の首相として問題がある、もしかしたら他所の国に交渉に行くかもしれない。損得勘定でも感情論でも訴えかけたこの作戦は成功した。

 

 もし、水無月葵のDNAが一致しなかったと公表する事が出来たのならば近界民=敵だと出来たが間に合わなかった。

 仮に政府に交渉して葵のDNAが一致しなかった様にしてくれと頼んだとしても、ボーダーが秘密にしていることを知ったので政府はボーダーと言う組織に対して色々と疑いを持ってしまっていて交渉に応じてくれない可能性が高い。

 

「迅くん、この展開を視えなかったのかね?」

 

 ボーダーの完全敗北だがもしかしたら回避する事が出来ていた……ボーダーには予知と言うチートがあるのだからこの未来が待ち構えていたのを視えていなかったのか根付は迅に問いかける。

 

「多分、向こうも色々と分かってたんだと思うですよ」

 

「分かっていた?」

 

「向こうもこの大規模な侵攻が起きる事を予見してた。何処から情報が漏れていたかは知らないけれど向こうはオレが未来を視るサイドエフェクトを持っていると知っている。オレは必死になってトロッコ問題に挑んだ。今回のこの大規模な侵攻は世間に秘匿する事が出来ないレベルの出来事で、オレは何処を選んで何処を犠牲にするのか……だからそこを利用した」

 

 迅は思い出す。

 ジョンは大規模な侵攻を終えた際に、仮面を外す前にこの後の後処理を根付達に任せるのか?と尋ねたのを。

 迅がすべき事は修が死なない、千佳をはじめとするボーダー隊員達が拐われない、出来得る限りの最善な未来に持っていくこと。後始末や後処理は根付達に任せる方針にしていた。実際それは間違ってない事だ。迅の予知はチートで万能だが万能であって全能ではない、無敵でも無敗でもない。揉め事の処理は嫌味は言うけどもなんだかんだで頼れる大人に任せようと考えていた。

 

「オレの予知や行動を逆手に取った……それだけじゃない。あの葵ちゃんも厄介だ」

 

「厄介?」

 

「…………あの子から未来が一切見えない」

 

「それは……トリオン体で見た目を偽装しているからでは?」

 

 迅の予知を掻い潜る方法は顔を見られない、ただそれだけしかないと根付は分かっておりその抜け道を通ったのではないのかと考察する。

 

「いや、葵ちゃんは髪の毛を引っこ抜いてDNA鑑定をしてくれって言った。あの時は生身の肉体だった筈だ…………ジョンからもそうだけど葵ちゃんが関係してくる未来が全くと言って視えない……葵ちゃんにオレのサイドエフェクトが通じない」

 

「っ……迅くんの予知が通じない……」

 

 迅の予知はボーダーの頼みの綱である。ボーダーは迅の予知に依存していると言っても過言ではない。それほどまでに迅の予知は万能だが……そんな迅の予知を掻い潜るとんでもない存在がここに来て現れたのである。

 頼みの予知が通用しない相手が居ると分かれば根付と鬼怒田は苦虫を噛み潰したような表情を取った。

 

『恐らくだがアオイはサイドエフェクトが効かないサイドエフェクトを有しているのだろう。現にユーマのサイドエフェクトにも引っかからなかった』

 

 葵は現状、迅悠一の天敵とも言うべき存在である。

 

「迅くんのサイドエフェクトが通じないっ……」

 

 頼みの綱である迅が使い物にならない。

 根付や鬼怒田は顔を青くするのだが、林藤は気にしていない。迅が使えないのは厄介だが、迅ばかりに依存し過ぎていると何時かは痛い目に遭うのを知っているから。

 

「遊真、お前の目から見てそのイアドリフってのは敵なのか?」

 

「こっちの世界の技術が欲しいから向こうの世界の技術を提供するって言ってるし、ジョンさん達は根はいい人だよ」

 

「そうか……迅、ここから先はどんなヤバい未来が待ってる?」

 

「可能性は低いけどボーダーが政府に乗っ取られて民間組織じゃなくなったりする……オレ達は一兵士に降ろされる」

 

「回避する方法は?」

 

「ありますよ……イアドリフに交渉してボーダーとの間にちゃんとした同盟を結ぶ。玉狛支部だけとか秘密の同盟とかじゃない、世間に公表する意味合いを込めた同盟を結ばないといけない。向こうはトリガー技術を用いた会社を起業するつもりだ。そうなればボーダーに出資したいスポンサーが横から掠め取られる……葵ちゃんが居るから完全な制御下に置くことは出来ない。もう完全に詰みの一手にまで持って行かされた……イアドリフと公の場で正式な同盟を結ばないとボーダーと言う組織が乗っ取られる、滅びる……政府の管轄下に置かれる」

 

「そうか……」

 

 分かっていた事だがイアドリフがやったことはあまりにも質が悪い。

 秘匿にしている情報を公開する未知の技術を齎す等色々と(タチ)の悪い事をしまくっているのである。事の重大さを理解している林藤だが、そのレベルだったかと言葉を詰まらせる。

 

「遊真くん、彼等の連絡先は知らないか?」

 

「知らない……ていうか、国会議事堂とやらに向かえば会えるんじゃないの?この作戦を企てたのはジョンさんだけど、ジョンさんはイアドリフの実権を握ってない。シャーリーとレグリットが色々と権利を握ってる」

 

「む、そうだな…………私はお先に失礼させてもらおうか」

 

 向こうの世界の住人は交渉する事が出来る相手ならば交渉するしか道はない。

 唐沢は早速イアドリフからやって来た使者であるシャーリーとレグリットがいる国会議事堂に向かって行った。

 

「で、おれ達になんかあるの?」

 

 聞かれなかったから教えなかった。

 組織的には色々と問題があるのだから何らかの処罰があるんじゃないかと遊真は城戸司令に尋ねる。

 

「…………今回の一件はボーダー全体で出し抜かれた事だ。君が語らなかった事は問題だが聞かなかった我々にも落ち度がある」

 

「ふむ」

 

「本来ならば今回の戦功を無しにする予定だが雨取千佳にポイントを移さないかと林藤支部長から提案をされている……雨取千佳に今回の戦功で君に与えられるポイントを移し、君に与えられる報奨を0にする」

 

「ん、別にそれでいいよ」

 

 今のところは特にお金には困っていない遊真はそれでいいと言う。

 そして視線は三輪に向けられる。

 

「……既に知っているか?」

 

「……はい、知っています」

 

 城戸司令の問いかけに三輪は頷いた。

 ジョンが最後の1手だと三輪がルルベットを発砲した動画を投稿した。

 無論モザイク処理や音声処理はしている。ただし三輪隊のエンブレムだけは処理していない。三輪隊の事をよく知るボーダー隊員は三輪隊では?となる。幸いにも三輪隊は嵐山隊程顔が知られているわけではないものの交渉に来た近界民を発砲した事が世間で問題になっている

 

「……B級に降格ですか?」

 

「……君は人型近界民(ネイバー)を1人のボーダー隊員として倒そうとした。だが結果的にボーダーに不利益になってしまった」

 

「……全て俺の責任です。陽介……米屋隊員達は無関係です。ですから」

 

 今回の一件に関して色々と思うところがあり情緒不安定な三輪。

 人型近界民を倒したのは自分で、騒動も起こしたのも自分なのでせめて米屋達は見逃してほしいと懇願する。

 

「君に落ち度は無い……我々はハメられた……しかし何かしらの処罰は必要となる。故に隊のエンブレムの変更、A級最下位降格、そして君のA級固定給を1年間無しにする」

 

「…………それだけですか?」

 

 ボーダー史上初のC級降格すら覚悟していた三輪だが意外にも軽かった。

 

「今回の問題はボーダー全体での問題だ……君の落ち度は少ない。問題を起こす度にB級に降格させるなとB級隊員達からも苦情を入れられる……君の内面を放置していた我々も問題ありだ」

 

 三輪の近界民に対する憎悪は正当な物だが、まだ幼く感情の制御が出来ていない。

 色々と大事な年頃の三輪をボーダーがずっと放置していた一件に関してはボーダーの落ち度である。トリオン器官が二十歳ぐらいまでしか成長しないなどの諸事情により子供を多く使う組織がボーダーだ。成熟した大人でなく子供を使っている以上はある程度は大人がしっかりとしておかないといけない。ボーダーの落ち度である。

 

「さて…………ここからが本番か」

 

 遊真と三輪の処罰がくだされた。

 記者会見は後日開くと言っており、そこを間違えるとボーダーと言う組織が終わってしまう。政府公認の民間組織でなく政府の管轄下に置かれる行政の1つになってしまう。まだまだ非常事態は続く。迅は油断は出来ないと呟く。




 感想お待ちしております

今後の展開

  • そろそろ原作にいけ
  • もう少しオリジナルをやれ。
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