艦これに転生   作:すたーりん

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長そうに見えて短く無いやつ


九州奪還

5月30日 呉港 工廠

 

「ついたな」 

 

「ついたのです」

 

「つきましたね」

 

「ついたな」

 

「ついたー」

 

「ついたぁ」 

 

「ウォッカのみたい」 

 

「お疲れ様」

 

と30代ぐらいの青年が出てくる

 

「はっ、初めまして、アドミラル・ウシャコフです」

 

と全員敬礼する

 

「柔らかくしてくれ、全員疲れているだろう?明日に備えてゆっくりするんだ、明日は作戦開始は12時だ、少なくとも10時に起きて貰えば良いからな」

 

「ハッ、了解いたしました」

 

「響、止まる場所まで連れて行ってあげなさい」

 

「了解です、提督」

 

「響ちゃん、お久しぶりなのです」

 

「久しぶりだな、いなずま」

 

「なのです」

 

と響についてゆく

 

「荷物置いたら司令のところに行くぞ、ウシャコフ」

 

「わかってるよ、作戦の確認もあるしな、後方担当のおおすみもこい」

 

「はーい」

 

「ここの部屋だ」

 

と部屋を紹介される

 

「俺は?」

 

「ウシャコフはこっち」

 

と隣の仮眠室的な場所を紹介される

 

「なるほどな、とりあえず伊吹とおおすみ以外は荷物置いてゆっくりして良い」

 

5分後

 

コンコンコン

 

「ウシャコフ以下3人です」

 

「あぁ、入って良い」

 

「失礼します」

 

と入る

 

「作戦についてだろう」

 

「はい、既にお聴きでしょうけど、こちらを」

 

と資料を渡す

 

「初動偵察隊はキミを含めた4隻か…現代艦とはいえ怖いな、やはり、航空偵察等で代理は出来ないか」

 

「出来なかったから私たちが行くんでしょうな」

 

「おおすみとかは偵察衛星等の情報を取れないのか?」

 

「むりだ」

 

「出来ますよ?ただその衛星がほとんど落ちてるみたいですから、取れるものも取れませんけどね」

 

「仕方ないか…」

 

「偵察後は本艦隊が強襲し、上陸可能レベルまで削り、上陸ですね」

 

「失敗は許されなぬ、作戦だな」

 

「確実に成功させますよええ」

 

「私から質問なんだが、護衛戦闘機等の必要性等は?」

 

「緊急時に頼む」

 

「わかったわ」

 

「取り敢えず明日は作戦30前には集まってくれ」

 

「場所は?」

 

「ここだ」

 

「了解、失礼しました」

 

と3人とも出てゆく

 

 

作戦開始 30分前

 

コンコンコン

 

「入ってくれ」

 

「はい」

 

「4人全員集まったな、作戦の内容だ、ウシャコフくん」

 

「はい、作戦としては呉港を12:00に出港し、瀬戸内海を抜け、豊後水道を太平洋側にゆき、偵察目標である、鹿児島県志布志湾を目指し、安全を確認で次第、上陸艦隊を向かわせる」

 

「質問なのです!」

 

「どうぞ」

 

「もし安全が確認されなかった場合はどうするのです?」

 

「その場合は後続の主力艦隊と合流し、敵艦を叩く」

 

「主力艦隊の内容は?」

 

「正規空母4隻、戦艦4隻、重巡洋艦4隻、航空巡洋艦1隻、軽巡洋艦5隻、駆逐艦10隻だ」 

 

「大艦隊なのです…」

 

「九州奪還ということもあって、上は大艦隊の編成を許可してくれたんだ、これで奪還しなければならない」

 

「ええ、当たり前です」

 

「作戦開始まであと15分だ、出航準備をしなさい」

 

「ハッ、では失礼来ました」

 

と4人は工廠に向かう

 

「武装はどうするのです?」

 

「取り敢えずわからずかな」

 

「了解なのです」

 

出港直前

 

「3、2、1、行動開始」

 

「出港なのです!」

 

「振ります?」

 

「ん?」

 

「手だけ振ろうか、総員手振れ」

 

「はい、みんな手を上に上げて振って」

 

というと全員が振る

 

「総員やめ、最大戦速」

 

「了解(なのです)」

 

2時間後

 

「そろそろ豊後水道をそろそろ抜ける、警戒を厳に」

 

「了解なのです」

 

「ここからあと4時間ぐらいですかね?」

 

「だな、主力艦隊は?」

 

「つい先程出港しました」

 

「燃料等は?」

 

「流石に問題ありません」

 

さらに1時間30ぐらい後

 

「そろそろだな」

 

「なのです!」

 

「主力艦隊は?」

 

「今豊後水道を抜ける所です」

 

「予定とうりだな」

 

「え?」

 

「どうした?10時の方向、距離20km深海棲艦220隻…」

 

「は…全艦SSM発射用意」

 

「なのです」

 

「各自発射せよ」《こちら偵察艦隊、こちら偵察艦隊、本部応答せよ、応答せよ》「くそ、妨害されてる」

 

1分後

 

「全艦発射完了、深海棲艦約2割撃沈」

 

「わかってる、全艦、撤退用意」

 

「どうしてなのです?」

 

「本部との無線が通信が通じない」

 

「ほんとだ、通じない…主力艦隊とも通じないわ」

 

「はたかぜ」

 

「は、はい」

 

「旗艦をこれよりはたかぜに任命する、撤退し、主力艦隊と合流せよ」

 

「り、了解、ウシャコフさんは…」

 

「全力で遅延戦闘を行う、この数なら確実に間に合わなくなる、そうなる前に多少は敵に損害を出さなければこの作戦…いや日本が崩壊しかねない、わかるだろ」

 

「待って欲しいのです!、私もウシャコフと一緒に行きたいのです!」

 

「いなずま、お前は神の盾(アイギス)なんだ、わかるだろ?」

といなずまを撫でながら言う

 

「わかっ…たのです…」

と鼻を啜りながら言う

 

「ウシャコフさん、死なないでくださいよ、恩はまだあるんですから!」

 

「死ぬ気はない」

 

と言い深海棲艦のいる方は進み出す

 

「妖精に告ぐ、死ぬ覚悟がない奴は?」

 

と問うと、シーンとなる

 

「ソナーテクニシャン、敵潜は?」

 

「なしです!」

 

「水上艦艇の特定は?」

 

「えっと、くちくかん100隻、せんかん24隻、くうぼ50隻、ほきゅうかん6隻です!」

 

「巡洋艦クラスは?」

 

「初動攻撃でげきちんしました」

 

「くうぼより、多数発艦」

 

「せんかん、はっぽう!」

 

面舵で回避運動に入る

 

「空母群に向かってグラニート発射」

 

と言うと次々と発射される

 

「戦艦群にも」

 

と景気良く撃つ

 

「かんちょう、せんかんぐん、くうぼぐんに発射完了」

 

「敵艦に当たるまで全力で逃げるぞ」

 

2分後

 

「せんかん12爆沈、くうぼ47ばくちん」

 

「残りの戦艦、空母群に発射」

 

「てっき、せっきんちゅう」

 

「対空迎撃開始!」

 

と言うとハリネズミの如く機関砲やミサイルが放たれる

 

「さげん、航跡40!」 左舷

 

魚雷を避けようとするが虚しく被雷する

 

「被害報告」

 

「対潜ソナーそんしょう!」

 

「機関問題なし!」

 

「第二波攻撃隊、接近」

 

「てきくうぞ、せんかん、ぜんかん、撃沈」

 

「のこりみさいる、71はつ!」

 

「第2はこうげきたい、げきつい」

 

「てき、駆逐艦隊、せっきん」

 

と言うと主砲を撃ち始める

 

30分後

 

「てき、ぜんくちくかん、撃沈!」

 

「いてえ…被害報告は…」

 

「きかん、そんしょう、そくりょく5ノットていどにていか」

 

「みさいる、きかんほう、だんやくきれ、しゅほうそんしょう」

 

「無線も…使えないか…朦朧としてきた…やばい…」

 

「3時のほうこう、てっきたすう!」

 

「あぁ…見納めか…」

 

「てっき、きゅうこうか!」

 

「ああ…ありがとう」

 

と言った瞬間

 

その降下中の敵機が爆散する

 

すると特徴的なフォルムした戦闘機が頭を通り過ぎて

 

「な…ん…だ…」

 

少し前 とある海域の上空

 

「うぅ…頭痛い……」

 

「え?機体が治ってる?どう言うことよ…」

 

「右翼よし、左翼よし、ラダーよし、エレベーターよし、エンジンは問題ないわね…しっかし、死んだと思ったのにどうして生きてるのかしら…」

 

回想

 

「クソ、私の尻に張り付くとはいい度胸じゃない!」

 

「おらぁ、一機撃墜よ!」

 

「こちら荒鷲05、姉御俺の方にもついてきてる奴が居るんだが…危ない!」

 

「え?キャァ、左翼をやられた、脱出したしたいけど…キャノピーが…」

 

「(兄さん(・・・)私もそっちに行くわ(・・・・・・・・・)…)」

 

戻り

 

「武装も私好みだし…」

 

 ピーピー

 

「レーダーコンタクト、どこかわからないけどここまで中国軍は迫ってるのね!」

 

「何よあれ…戦闘機?ドローン?…人が…海の上を歩いてる、ボロボロじゃない…ほっとけないわね、ならあの飛翔体は敵ってことね」

 

と愛機で敵機(?)を攻撃をする

 

「あんな装備見たことないわ…軍が秘密裏にかしら…」

 

とロールしながら水上を歩いている上を通り越す

 

戻り

 

「もど…らないと…」

 

………

 

……

 

 

「うっ…あぁ(見たことねぇ天井だ…)」

 

「ウシャコフくん!」

 

「…い…なずま?」

 

「目を覚ましたのです!」

 

「耳元で叫ばないでくれ…頭が…」

 

「ご、ごめんなさい」

 

「体は痛くねぇ」

 

と起き上がる

 

「で、一つ質問いいか…」

 

「なんなのです?」

 

「今は何月何日だ?」

 

「今は6月3日、時間はお昼12時を回ったぐらいなのです…2日程度眠ったままなのです…」

 

と涙をこぼしながらなら言う

 

「心配させてすまんな…」

 

といなずまを撫でる

 

「生きてたことに感謝なのです…」

 

と言っているとガラガラとドアが開き、伊吹と長門が来る

 

「(クビコースか…)」

 

「久しぶりだな、眠ってる間は夢でも見てたのか?」

 

「一切見てないな…」

 

「意識不明から起きてすぐですまないが、状況説明をさせてもらうぞ?」

 

「少し待ってくれ、水をくれ水を」

 

「わかった」

 

「これなのです」

 

と近くにあった冷蔵庫から取り出し渡す

 

「ありがとう」

 

と飲む

 

「ふあ…で何だ」

 

「最初は閃光作戦についてだ、作戦無事成功し、九州全土を奪還でした、沖縄等の諸島についてはまだが、後段作戦で奪還予定だ」

 

「よかった…成功したのか…」

 

「ウシャコフが1隻で180隻以上を撃沈したおかげか、深海棲艦が10隻程度しかおらず、主力艦隊によって即座に撃沈され、上陸だ」

 

「あははは…」

 

「次に艤装についてだ、帰還後、即座に修理を開始したが、全く治らない、妖精も一匹を残して壊滅、その一匹も数時間後に生き絶えた」

 

「となると…沈没扱いで退役か…」

 

「実はな…再奪還した鹿児島(錦江)湾沿いの倉庫に浩史が使える艤装が見つかった」

 

「え?」

 

「その資料なんだが…」

と一枚の資料を渡される

そこには ズムウォルト級4番艦やまと と書かれている

 

「な…」

 

「戻るだろ?」

 

「いなずまもいるから戻るしかないです」

 

「そこの、鳥を見つめてる、伊吹から聞いたんだが、異世界の住人らしいな?」

 

「え?」

 

「すまん!」

 

と伊吹が土下座する

 

「えぇ?」

 

「それについて少しばかり聞きたいのだが良いかな?」

 

「えあ、ハイ」

 

「えっとどこから話せば…」

 

と話をする

簡潔に言うと

こちらの日本と違い、自衛隊が国防軍になったこと、

元日本国防海軍大佐であること

所謂を転生した

ズムヴォルト級4番艦”やまと”は搭乗艦だったこと

中国と戦争していたことを話した

 

「なるほど…なら確かにふぶき型駆逐艦ってのも納得いくな…」

 

「それでも不思議なのが空母伊吹です、少なくとも自分が艦長やってた時に伊吹という名の空母はいませんでした、なんなら空母は1隻のみです」

 

「あの”あかぎ”ってやつか」

 

「はい、それ以外だと揚陸艦クラスの軽空母ぐらいしか…」

 

「”いずも”と”かが”だな」

 

「はい」

 

「わかった、これに関しては完全機密事項で、これを知ってる者は?」

 

「うちのメンバーと川内三姉妹です」

 

「あぁ、川内(かわうち)三姉妹か、それなら大丈夫だな」

 

「「そこにいるんだろ?」」

 

「何でこの二人気づくの!あと”せんだい”だから!

 

「え?感?」

 

「川内の事だしここかなとな」

 

「あの事については誰にも喋っていなよー」

 

と出てゆく

 

「実はな…私の姪なんだ…」

 

「ええ!」

と全員が驚く

 

「ってことは」

 

「無理だ、あの家が嫌で逃げ出したんだ」

 

「ああ…って方は川内もそのことは知らないと」

 

「そうだ、あと一つそういえばある、知ってるかどうかわからないのだが…」

 

と一枚の写真を見せる

 

その写真は 格納庫の前に駐機するJAS-39

そのJAS-39の垂直尾翼には真っ赤なカエデの葉が描かれている

 

「…知ってる…」

 

「詳細は?」

 

JAS(ヤース)-39EC メイプル、前世のとあるエース部隊の一人が運用してた機体だ…」

 

「そのパイロット名は?」

 

「新田楓、前世の妹だ」

 

「え?」

 

「ってことは兄妹全員揃ったのです!」

 

「嬉しいのか嬉しくないのかわからんな…」

 

「兄弟が揃った?ドユコト?」

 

「”おおすみ”も同じく転生だよ…」

 

「ええぇ…」

 

「その中に乗ってる新田隊はうちの弟がやってる部隊さ」

 

「もう驚かない」

 

「で、楓はどこ?」

 

「今は岩国基地にいるよ、あなたの新しい艤装もね」

 

「今ここは?」

 

「呉の病院よ」

 

「なんで俺の艤装はあっちに…もしかして空輸で運んだのか…」

 

「その通り!US-2で運んだんだから!」

 

「普通の飛行機は錆びる落ちるって話は?」

 

「特殊塗装をすれば防げることがわかったわ、でも相変わらず人間の攻撃効かないわ」

 

「あと資材不足なのは変わらず?」

 

「阿蘇に資源が大量に見つかったわ」

 

「それよかった…であと何日入院しなきゃならんの?」

 

「医者次第じゃないかしら?」

 

「その医者は?」

 

「遅れてすまない」

 

と医者と看護師がやってくる

 

「どこか痛いところは?」

 

「特には…ないかな」

 

と言うと看護師がキョトンとする

 

「強いて言うなら頭痛が痛いですかね」

 

「胃薬でも飲んで、安静に仕事でもしたきなさい」

 

「来た時どんな感じでした?」

 

「そりゃひどいの一言だよ、あとは流石艦娘って感じだな」

 

「そんな?」

 

内臓破裂、全身打撲、過剰出血、心臓なんて動いてるか怪しかったさ、でもな、高速修復材を掛けただけで治ったな、その後は意識不明だよ」

 

「一般人なら死に足りないな…」

 

「人生何周あっても足りないよ」

 

「退院はいつです?」

 

「今日退院してもらっても構わないさ、ただ、貧血の可能性があるからその時は来てくれ」

 

「なら退院するか…」

 

「わかった、助手、次行こう」

 

「はい」

 

と出てゆく

 

「クズネツォフ達は?」

 

「基地で昼食を食ってる時間だろう」

 

「なら行こうすぐにな」

 

とベッドから布団を降り畳む

 

「服は?」

 

「これだ」

 

と紙は袋を置く

 

「…」

 

「…?ああ、すまない」

 

と3人とも部屋を出る

 

着替えを済ませ、退院の手続きを済ませ、病院を後にする

 

「このあとはどうするのです?」

 

「帰る以外あるの?」

 

「艤装を見に行くとかさ…」

 

「帰ってからでいいだろ」

 

「楓さんとか…」

 

「あいつは強い奴だから後で大丈夫」

 

「喋らなくて困ってるんだが…」

 

「はぁ」

 

「本人も異常に口が硬いし…情報部の連中すら困惑するレベルさ」

 

「そりゃそうだろうな…とりあえずクズネツォフを連れて行くわ…」

 

「わかった、73式を用意するわ」

 

「なんだ?セミトレーラーか?」

 

カーゴ(73式大型トラック)よ」

 

「そっちか」

 

「セミトレーラー持ってきてどうすんのよ」

 

「戦闘機でも運ぶのかとな」

 

「あれは戦車輸送用だ」

 

「そうなのか…知らなかった」

 

「ボケてるかと思ったわ…そういえばグリペンのことをEC メイプルって呼んでたのはなぜかしら?」

 

「それ私も思ってた!」

 

「中身はグリペンNG(JAS 39E/F)型らしいんだが…離着艦装備を装着してるらしい」

 

「ってことはシーグリペンってことなのか…」

 

「メイプルはあいつのTACネームのはずだ、でエースパイロットになった時に整備士が面白がって尾翼にカエデの葉を書いたら、案外気に入ったって話だ」

 

「楓だからカエデねぇ…」

 

「あとあいつが口を破らないのはS訓練を受けてたからな」

 

「Sってあと陸自のか?」

 

「こっちだとどんな訓練してるのかは知らんが、国防軍の時は対拷問訓練もしてるから、ちょっとやそっとじゃ吐かんよ」

 

「…となるとお前が直接話すしか無い?」

 

「話だとして…あいつか理解するかどうかは…」

 

「そうかぁ…そろそろ着くぞ」

 

 

 

「ならクズネツォフ達を連れてくるよ」と車から降りる

 

「なのです」

 

 

呉基地食堂

 

作戦が成功し、皆が休日を過ごしている

 

ガチャ

 

「… 坂井特別警備府警備府の連中はあるか!」

 

と食堂内の端にいた四人が”なんでここに!”と言う顔をする

 

「食い終わったら、あー…玄関に集合」

 

と良いドアを閉める

 

「これで良いのです?」

 

「何が?」

 

「感動のあいさつとか無いのです?」

 

「クズネツォフ、はたかぜ、おおすみは少なくとも仲間を失くしてるだろう、ただふぶきの心情が気になるところではあるな…」

 

「そうなのです?」

 

「クズネツォフについては実戦に行ってるかはわからんが、はたかぜは目の前で僚艦が撃沈されてる、おおすみに関しては姉妹艦が目の前で潜水艦の攻撃を喰らって爆沈してる」

 

「…」

 

「やまとの使い心地はどうなのやら」

 

と玄関にある喫煙所に入り、タバコを咥える

 

「んーいなずまは入ってこなくてよかったのに」

 

と火をつける

 

「すぐ吸い終わると思うから付いてくるのです」

 

「そんなこたぁねぇ」

 

と言いながらタバコを吸う

 

数分後

 

クズネツォフ達がやってくる

 

「来たのです」

 

「んー」

 

と言いながらタバコを灰皿に押しつけ、外へ出る

 

「ウシャコフ、あんた大丈夫なの?」

 

「大丈夫だよ、ピンピンしてる」

 

「ならよかったわ」

 

「心配してないの?」

 

「艦娘はそう簡単に死なないらしいからな」

 

「親としてどうなのか…」

 

「お前ら、乗れ」

と73式大型トラックが来る

 

「話は乗ってからだな」

 

と全員車に乗る

 

「良いな?」

 

「Go」

 

と車は動き出す

 

「長門さん」

 

「なんだ?」

 

「我々はこの基地に何日程度滞在予定?」

 

「まあ1週間程度だ」

 

「了解」

 

「あの、ウシャコフさん、艤装は…」とふぶきが聞いてくる

 

「もちろんダメだったよ」

 

と言うといなずま、長門、伊吹以外が驚く

 

「どうすんの、兄さん提督になっちゃう?」

 

「いや、俺に会う艤装が見つかったらしい、だからそれを装備して艦娘として頑張るよ」

 

「そんな簡単に見つかるもんなの?」

 

「本来なら無いだろうな」

 

「ふーん、でなんの艤装なの?」

 

「ズムウォルト級駆逐艦4番艦 やまと だ」

 

「兄さん乗ってた船だよね、改修は?」

 

「だな、改修してるかは不明」

 

「してなくても十分な戦力だね」

 

「過剰なような気がするけどな」

 

「VLSの中身は?」

 

「さあ、わからん、あとお前と…始いる?」

 

「いるよー」とおおすみの鞄から顔を出す

 

「そこに居るのか、長門さん。写真まだ持ってる?」

 

「ああ、持ってるぞ、信号で止まるから待ってくれ」

 

と信号で止まる

 

「はいこれ」

 

と渡す

 

「ありがとう、で一人と一匹はこの写真に見覚えは?」

 

「どれー」

 

と見せる

 

「え?楓の機体だよね?なんでこれが?」

 

「みたいだな、この機体に少なくとも助けられたよ」

 

「え?聞いてないが…」

 

「そりゃ言ってないもん、戦いが終わった後に攻撃機に襲われそうになって、そこに楓のこと機体がやってきて、落としてくれたよ」

 

「へぇ…兄さんだって知ったら驚くだろうね」

 

「容疑者…は何も喋らない」

 

「なんの容疑?」

 

「領空侵犯だな、ただほぼ保護に近い状況」

 

「罪になるんだな、とりあえずはおおすみ、クズネツォフで尋問かな」

 

「話してくれるならありがたいな」

 

「ねぇ、兄さん、これさライトニング5だよね?」

 

と写真の機体右舷に付いている、照準パッドを指挿して言う

 

「そうなのか?」

 

「多分ね、私も空軍についてはあんまり知らないけど、多分合ってると思う、話を戻して、確かこれって偵察パッドの役割もあるから、戦術面で優位に働けると思う」

 

「航続ってだっけ?」

 

「確か、増槽積めば4000kmあると思う」

 

「偵察だけなら、私のF-14とかA-6,A-4がいるし、クズネツォフのSu-27も居るだろ?」

 

「私のSu-27は偵察装備持ってないわ、前観測してたのは照準器でよ」

 

「となると私のF-14,A-6,A-4の3種居るが不満か?」

 

「それはカラーか?」

 

「え?いや白黒だけど…」

 

「カラーかそうじゃ無いかで、大きく変わると思うんだよね」

 

「確かしそうだ」

 

「映像としても送れるし、IR(サーモ)とかNVDも付いてるから、だいぶ使いやすいと思うし」

 

「確かにそうだな…と言うか基地はどこにするんだ?」

 

「小松基地予定だな、整備なんかはどうなるかはわからん、もしかしたら妖精がだからかもとの話だ」

 

「ふと思ったが、各基地の格納庫とかにF-15とかRF-4Eとか残ってない?」

 

「どうだろう…基地自体は残ってるけど、放置さてるからなぁ…爆撃とかされてるだろうし…」

 

「探す命令とか出さない?」

 

「うーむ…やってみる価値はあるな、もしかしたら思わぬ物もあるだろうし、そろそろ着くぞね」

 

と車両は岩国基地内に入り、駐車場に停まる

 

「クズネツォフ、おおすみは付いてきてくれ」

 

「私たちは?」

 

「ついてきても良いし、来なくても良い」

 

「なら行くのです」

 

「私も行きます!」

 

「楓さんとは会ったことはないけど行ってみたいです」

 

「なら全員だな?」

 

「だね」

 

と全員車から降り、向かう

 

取調室前

 

「ハッ、元帥殿に大将殿、本日何用で…」

 

「あの子について、少しな、取調室にいる連中を出してくれないか?」

 

「ハッ」と取調室内に入り出ろと言う

 

5人ぐらいが出てゆく

 

「やるか」とウシャコフ、クズネツォフ、おおすみ、伊吹が取調室に入る

 

「はじめまして」と対面の椅子に座る

 

「…」

 

「無視ってひどくない?反抗期かよ、それはさておき、楓ちゃん君は今どう思うんだい?」

 

「…は?」と下を向いてた顔を上げる

 

「兄さん?」

 

「お久しぶり、元気かい?」

 

「死んだはずじゃ…」

 

「残念だったな、2度目だ」

 

「どういう事?」

 

「正直分からん、がそこにいる…おおすみいや美奈子もそうだ」

 

「本当だ…でもどうして…」

 

「さあ、知らん、現状説明するが良いか?」

 

「うん」

 

と深海棲艦の事を話す、そして今が海外との通信が不可能で、日本が完全孤立してる、で艦娘がおり、それを指揮する提督が存在することも話す

 

「ってことは兄さんは提督なの?」

 

「艦娘でもあり、提督でもあるかな…」

 

「え?船の娘って書くんでしょ?女なの?」

 

「いや、男だが…一応二人男の艦娘がいる」

 

「へぇ…」

 

「それでだ、どうする?日本軍の指揮下に入るか?」

 

「入るしかないでしょ?」

 

「まあだけどさ…」

 

「指揮上の扱いはどうなるかは知らんが、取り敢えず」と手を出す

 

「よろしくね、兄ちゃん」と握手をする

 

「仕事中は兄ちゃんって呼ばんで」

 

「はぁい」

 

「このあと伊吹さん的にはどうする?」

 

「え?ん、あそうだな、新しい艤装見に行くことぐらいだろ」

 

「艤装内のデータある?」

 

「ないな」

 

「着かなきゃわからんのか、取り敢えずこの部屋から出よう」

 

と取調室から出る

 

「長門さん、終わりました」

 

「ああ、見てたぞ」

 

「この方は?」

 

「日本軍海軍総司令官の長門だ、よろしく」

 

「と言うことは元帥でありますか、御無礼…」

 

「堅苦しいのはやめてくれ、つい一年ぐらい前までは中佐だったんだ」

 

「それでも私よりも上ですね」

 

「少佐か?」

 

「はい」

 

「兄弟全員が将校とはどんな教育したらそうなるのやら…」

 

「親なんて存在しないさ」

 

と出るとそこにいた兵士が

 

「出してもよろしいので?」

 

「大丈夫だ、あと彼女のことは機密だから言うなよ?」

 

「分かってます」

 

「マスコミとかは?」

 

「幸い察知してないな、もしヤバそうなら顔がしれてる、私か伊吹それか貴方が出ればいいしでしょう?」

 

「知れてるって、そこまで知れてるのか?」

 

「知らないのかしら?配信の後にあなた宛に色々な物が届いてるのよ?」

 

「たとえば?」

 

「一番多いのは米よね、次に多いのは手紙関連ね」

 

「米は…各部隊に渡すぐらいあるなら渡して欲しいかな」

 

「そうね、九州解放後の一般人のために回してるせいで軍側に足りてそうするわ」

 

と建物から外に出る

 

「熱いなぁ」

 

「6月の割に暑いわよね」

 

「暑いのです!」

 

「そういえばで思い出したんだが、ベレッタ92かM9って倉庫に眠ってたりしない?」

 

「え?探せば警察か厚木あたりにあると思うけど…」

 

「東京とか行って大丈夫なの?」

 

「ちょうどあなたが眠ってる時に掃討作戦が開始されて解放されたわよ」

 

「となると大本営も移転に?」

 

「いや変わらず長野のままよ」

 

「ん?長野空港あるよね?」

 

「ほぼ、憩いの場になってる信州まつもと空港だな」

 

「もし使えれば教育が変わるなぁって」

 

「まあ確かに偵察隊とか訓練隊とかおけるが…」

 

「それもあるんだが、そうじゃない」 

 

「と言うと?」

 

「近くに湖あるだろ?」

 

「諏訪湖だな」

 

「そこで初等訓練をして、完了したら坂井に送れば、すぐに洋上訓練開始もできる」

 

「諏訪湖とまつもと空港は近いが坂井と小松は遠いだろ」

 

「いや、US-2で諏訪湖発旧臨海公園着だと?」

 

「確かに…時短になるな」

 

「それ以外に輸送機隊とかな」

 

「話はまだしてなぜM9なんだ?そっちの日本は正式採用してたのか?」

 

「正式採用ではないかなぁ…うちの艦隊は複雑だから説明ずらい」

 

「そうか…ここだな」

 

と岩国基地内にある水上機用の格納庫の前に立つ

 

「古い艤装は呉?」

 

「いや、廃棄品予定だからここに一緒に置いてある」

 

と言うとドアを開け入る

 

艤装に近づき

 

「今までありがとうな…」

 

とそっと艤装を撫でると艤装が砂のように溶けてゆく

 

「おお?」

 

「こうなるのか…メモっとこ」

 

とその中からヨコーテブラウンの1丁の銃が出てくる

 

「なにこれ」

 

とその銃を取る

 

「なんだろう?」

 

「これってSIGのM17じゃない?」

 

「なんでこんなのが?」

 

「兄さんが亡くなった後ズムウォルトの確か携行拳銃の更新で確か変わってたはず」

 

「そうなのか…奴ら(妖精)の塊なのかもな」

 

と十字を切る

 

「カトリック?」

 

「少しな、新しい艤装の方は?」

 

「ああ、こっちにある」

 

一つの木箱を見せる

 

「なぜに木箱」

 

「資材節約のためだ許せ」

 

「こんなところまで幅寄せされてるのかぁ…」

 

「我々が率先してやらなければ民間には届かんからな」

 

「それもそうか」

 

と言いながら木箱を開ける

 

「木箱の中身はなんじゃろな…え?」

 

「ん?」

 

「お前ら…」

 

「かえってまえりました!」

 

「どうしたのです?」

 

「いや…」

 

と少し涙ぐむが腕で拭く

 

「よし、つけよう」

 

「お、おう?」

 

と艤装をテキパキと装着する

 

ズムウォルトらしい尖った船体に角張った艦橋、一目で見ればあまりカッコ良くはないが、ステルス性を意識してるため仕方ない、艤装サイズも駆逐艦の割に重巡洋艦クラスのウシャコフを少し小さくした程度で大して変わらない、武装は方が2門ついたAPC9のような銃を持っている、頭には三角形の帽子のように六角三角形の形をした帽子のようなものをつけている

 

「武装は155mm2門とRIM-162(シースパロー)、トマホーク、 RUM-139(アスロック)RGM-32(ハープーン)か…」

 

「ハープーンってズムウォルトにそんな発射機置くスペースあるかしら?」

 

「ああ、こっちの世界だと無いのか…VLS発射型だよ」

 

「ハープーンのVLS型か…欲しいわね」

 

「それはなんとも…っとこれは最初かモデルか…」

砲身を動かしいう

 

「というと?」

 

「連射性が皆無だな、分間10発しか撃たんのさ、改良型は分間20発に弛んだかな」

 

「10発か…砲弾が死ぬほど高いって昔ネット記事で見たがそっちでは?」

 

「相変わらず1発当たりは1億するけど、基本的には陸軍の155を改良した砲弾がメインだよ、精密誘導攻撃とかならクソ高い弾使うけど」

 

「相変わらずなのね…」

 

「とりあえずこれはここに置いてて貰うかな、帰る時に付けて帰るよ」

艤装を外し、格納庫を後にする

 

「あとなんか軽く喋れるような話とかは?」

 

「そうだな…特に…あっ、あるわ」

 

「お?」

 

「これに関してはふぶき、いなずま、やまとになんだが近くの高校からぜひ民間交流として入学して欲しいって来てるんだが…」

 

「ええ?おれといなずまは良いとしてもふぶきは中学だろ?」

 

「まあふぶきはこの中で一番学力あるし問題無いと思うぞ」

 

「まあ…良いですけど」

 

「なら決まりだな、やまとはちゃんと護衛としてチャカを持てよ?」

 

「え?」

 

「さっきのやつあるだろ?」

 

「いやいや、俺は良いにしてた学校は?」

 

「バレなきゃ犯罪ないんだぜ?」

 

「ええ?」

 

「正直なところ、許可はとってある」

 

「ホッとしたわ」

 

「ま、そんなところさ」

 

 

 

 

 

 

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