長野松本大本営
第一会議室
「皆様よろしいでしょうか?」
と服部静香が言う
静音
「よろしいですね、では北海道上陸作戦の説明始めます、モニターの方を」
そこには正方形の菱形、その中に箱の陣形が写されている
「お手元の資料の中にあるとあり、正方形の点に各一隻の駆逐艦を配備し、外郭の中に長門率いる輸送艦隊であります」
と少しざわつく
「質問等があるならば挙手を」
一人手が上がる
「舞鶴鎮守府、上岡健吾さん」
「はい、少なくとも一編あたり100kmの護衛は不可能ではないでしょうか?レーダーは確実に範囲外のはずですが」
「従来の旧式の駆逐艦では無理ですが、不可能を可能に変える駆逐艦が数隻居ます」
「複数隻いるとは聞いていませんが?」
「坂井警備府、木浩史さんどうぞ」
「はじめまして浩史です、我が艦隊には所謂イージスシステムを搭載した艦艇が少なくとも3隻あります、少なくともこれで100kmは確実にカバーできます、少なくとも現在旗艦である、”やまと”ならば1隻で320kmはカバーが可能です、ただし、ソナーとなれば他の駆逐艦は最大で64kmとありますが正直20kmでないと発見は厳しいです、空母伊吹さんに搭載してあるS-3ヴァイキングによる対潜哨戒と駆逐艦艦載のヘリによる哨戒は絶対だと思います」
「なに?一隻で320kmだと?本当なのか?」
「この場でわざわざ嘘をつく理由があると思いますかね?」
「確かに浩史君の言う通りじゃない?」
と長門が来る
「ですが320kmなど…」
「少なくとも本人が言ってるわけだからこれ以上言ったところで何の利益になるのかしら?ないでしょ?これで終わりよ、でどこの話の最中?」
「対して進んでません、今外郭艦隊の話の途中で」
「そこね、ってことは外郭艦隊の旗艦であるやまとくんとしての意見は?」
「はい、先ほども発言した通り、艦載機による対潜哨戒は絶対であります」
「そうよね、だから哨戒機は飛ばすわよ、独立空母打撃群の空母2隻と呉鎮守府所属の空母赤城、加賀が着くもの、内郭についてはどうなってるのかしら?静香さん」
「はい、内側は横4km10隻、縦14km14隻の合計140隻の上陸艦艇がいます、その両隅に軽巡洋艦2隻、合計8隻、その奥に駆逐艦が一列に10隻、左右合わせて20隻、上陸艦隊前面に長門、金剛、比叡の3隻が三角に配備です、上陸艦隊と言っても大半が妖精ではなく陸軍の人間で揚陸地点には今現在、深海棲艦が確認されておらず、揚陸し即座に札幌を開放が可能です」
「陸戦型の深海棲艦は九州上陸のみだが…どうなるかやら」
「その地表固定型深海棲艦も”独立空母打撃群”の揚陸艦隊には手も足も出ずにあっさりやられていることを考えるに対して強くないと思われます」
「たが、独立空母打撃群も今作戦の終了後解散のめどになっている」
「資材消費量がバカにならないからな…」
数十分前
長野松本大本営
参謀本部
コンコンコン
「独立空母打撃群、やまと以下に2名入ります」
「どうぞ」
「長門閣下、話とは何でしょう?」
「貴艦隊の解体についでだ」
「は?どう言うことです!」
「これは我々の決定ではなく内郭閣議決定なんだ許してくれ…」
「クソッタレのクソ政治屋が…」
「解体されたら私たちはどうするんです?」
「一応一人頭が20万の補助金が降りるが…」
「艤装は?」
「書類上は解体になっているが舞鶴警備府でモスボール保存予定だ、もし何かあれば復活できるようにな」
「…わかりました、艦隊解体後の氏名等はどうすればいいのです?」
「次の作戦終了後に坂井ではなく舞鶴警備府に行き、そこで書類を渡す、それで書類上の解体終了、楓さんは松本飛行場での職が決定したからそれ以外の人はそれぞれ動いてもらっても構わない」
「荷物等は?」
「出港前に舞鶴警備府に発送すればいい」
「わかりました」
時を戻し
「誠に遺憾ではありますが、仕込まないことだと思います」
と長門さんが来て以降は会議はトントンも進み
「作戦実行日は8月1日です、質問等は?」
「なし」
帰宅中
「兄さん、本当にこれでいいの?」
「はあ…軍にいなずまやらを入れておいてこれで終わるってのはどうかと思うが…終わるしかないだろう…もし全員が許してくれるならば戦争が終わるまで7人家族として過ごしたいな」
「私も賛成だよ、身寄りがいないのにほっぽりだすのは流石にね」
「補助金も出るみたいだし、暮らしてはいけるさ」
数時間後帰宅
「ただいま」
「おかえりなのです!」
「おかえりなさい」
「帰って早々悪いんだが、全員集合」
「はーい」
「本当に重要な話だから真面目に聞いてほしい」
「揃ったな、次の作戦が終わり次第この艦隊は解体されることが決定された」
「は?何でなのです!」
「そうよ、何で解体されなきゃいけないのよ!」
「そうですよ!貢献もしてるじゃないですか!」
「それについては私も意見具申したんだが政治屋が内閣決定であるの一本でな…本当にすまない…」
「これから私たちはどうすれば…」
「そこで何だが…我々7人で一つの義理の家族としてやっていかないかと思ったな」
「と言うと
「そう言うことだ」
「伊吹さんはなのです?」
「私も退役はするが軍に残るからたまに顔を出す程度になるかもな」
「楓は松本飛行場で教官をやるらしいから居ないな、そう言うわけなんだがどうだ?補助金も出るから独立しても構わないが…」
「それでいいのです!」といなずま
「身寄りも居ないから私も行きます」とふぶき
「いなずまちゃんとふぶきちゃんが行くなら私も行く」とはたかぜ
「私は最初からその気だったよ」とおおすみ
「えっと、僕も良いなら…」とみやざき
「みんなの母親として面倒見なくちゃね」とクズネツォフも賛同する
「全員賛同か、作戦の方だが我々は」
と中央に作戦の資料を出し
「この菱形の頂点に
「いわゆる、ダイアモンド陣形ですよね?」
「そう、その中に横4km、縦14kmの輸送艦隊、先頭に戦艦3隻、輸送船団の隅に2隻ずつの軽巡、合計8隻、その隣りに駆逐艦10隻が単縦陣並びが両方20隻、輸送艦隊の後方に空母4隻の空母群が待機だな、この時には伊吹さんとクズネツォフの対潜哨戒機による哨戒を常時行う、この時できればCAPもしたい、あとみやざきは先行し、哨戒任務につくことになってる」
「約40隻の大規模艦隊ね…」
「先行のみやざきがつくからきっちり40隻、輸送船は140隻、総数180隻だよ」
「上陸作戦の内容は?」
「今のところは陸上型の深海棲艦は確認されてないから周辺にいる艦隊を蹴散らかして上陸なだけだな」
「時間は掛かるだけの簡単な作戦なのです?」
「まあそうだが、道中で敵艦隊に捕捉される危険性が多いにあるから俺らがいるんだろう」
「でもそれが終わったら…」
「別に全員が散り散りになるわけじゃないんだ、気楽に行こう出なきゃ精神が壊れるさ」
「なのです!」
「ですね」
「言う通りだな」
と言っているとやまとの電話がなる
「ちょっと失礼」と部屋を出て
『はいもしもし』
『やまと、聞いたぞ』
『ああ、風間さん何がです?』
『艦隊の解体の件だよ,お前らどうするんだ?』
『今のところはいなずま、ふぶき、はたかぜ、おおすみ、クズネツォフ、みやざき、俺の7人でどっか行く予定だが』
『なら俺の実家使えよ』
『え?場所は?』
『高知の宿毛市ってところなんだ、ちょうど実家があるんだが、誰も居ないし、建物は真新しい上に損傷もしてないから処分に困ってたんだよ』
『宿毛市って、車もないのにどうやって行けば』
『車はこっちでハイエースでも用意してるさ、荷物は作戦前に送るって長門さんから聞いたから載せておくさ』
『そこまでしてくれるのか…』
『困ったらお互い様だよ』
『ああ、そうだな』
『じゃ俺は仕事に戻るわ』と電話を切る
部屋に戻り
「いなずま、お前の親父の実家ってどこだ?」
「えっと高知の…宿に毛って書いて何だっけ、みけだっけ?
「いなずまちゃんそれって宿毛じゃない?」
「そうそう、宿毛なのです、深海棲艦が起きる前に建て替えたって言ってたのです、でもそこに住んでたおばあちゃんたちは深海棲艦の攻撃で亡くなったのです…」
「一応はとりあえずはそこに行くことが決まった」
「本当なのです?」
「ああ、さっきの電話な風間さんからだったんだよ、立て替えたばっかりな上に損傷がなかったからどうするか悩んでたところに俺たちの問題が転がり込んできたからそれでってことだ」
「でも移動はどうするの?鉄道とかないけど…」
「風間さんがハイエースを用意してくれるそうだ」
「それはお世話されてばっかりよねぇ」
「何が言いたいんだ?」
「早く孫の…」
「クソババア寝言は寝て言え」
「ちぇ」
「ハイエースか、なら10人は乗れるし、その上荷物も乗るから十分だな」
「と言うかもうこんな時間か…とりあえず解散!」
「「「「「「「「解散」」」」」」」」
「もう一つ荷物纏めとけよ」
「わかったのです!」
さて、最終回まで後数本、どうなるんでしょうか…
あれ?最終回って言っちゃった、まあ章が終わるだけですけど