艦これに転生   作:すたーりん

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世界最強の艤装

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「浩史くんおかえり」

 

「ただいま、さて…することないな」

 

「えー…」

 

「艦娘の細かい資料を見とくか」

 

「それがいいよ」

 

コンコンコン

「失礼するで!」

 

「どうした?」

 

「ここの龍驤から謎の航空機を見たって話があるんやけど詳細は…流石に知らんよな」

 

「それならそこに資料が置いてあるよ」

 

「ほんま?…ほんまやぁ…って資料はあるけどなんの機体かはわかってないやん」

 

「多分だけどF-14、湾岸時まで米海軍艦載機として一線で運用されてたジェット戦闘機だよ、多分だけどね…」

 

「ジェット戦闘機ってそれあちらで勝てるんか?」

 

「普通の艦隊なら無理だけど、旧独立空母打撃群なら勝てる」

 

「ほんまか?」

 

「イージスシステムだ、捕捉できないものはないぞ」

 

「イージスってあれよな、弾道ミサイル迎撃用の」

 

「そうだ、人間と大差ないサイズの飛翔物を検知し、空中で撃破するためのシステムだ、300km先からでも発見可能だ」

 

「流石やなぁ…」

 

「そう言えば負傷した2名の艦娘についての書類は…これか…」

 

「あの二人は退役する以外の選択はあるんか?」

 

「ないな、退役は確定だ、詳細としては両脚の破損放置による壊死、はあ…車椅子生活、実家のある北海道に帰る予定と」

 

「ほんまえぐいわあのクソ提督」

 

「もう一人は右手の破損放置による壊死で切断、義腕になる生活予定で、国の推奨する職場で仕事をすると」

 

「腕だけで良かったな、国の推奨する職場ってなんや?」

 

「まあテレビで地域のパン屋とかにいるって話してたよ」

 

「そんなことあったようななかったような…」

 

「そうなんや」

 

「なら今月末に終わりぐらいに北海道の子のところに出向くか」

 

「出張?」

 

「扱いはな、その予定と来週の記者会見の時にいろいろ連絡できるような人があるだろうしその時にするさ」

 

「新しい艦娘も探さないといけないんとちゃう?」

 

「それは遠い遠い話にな」

 

「そう言えば最近、海防艦ちゅう新艦娘が出たらしいんやけど知ってるか?」

 

「海防艦?駆逐艦未満の?」

 

「せや、艤装の適正年齢*1が10代後半から未満らしいねんな」

 

「はぁ?10代後半から未満?!確かに旧海軍だと船団護衛によく使われてたって話したがにしても10代未満は流石に…」

 

「せやから最近軍部は親の許諾を得た形での艦娘への就役って形にしてるらしいで」

 

「もしうちに来るとしたら何もさせないね」

 

「なんでや?対潜性能には目を引くもんがあるって言うで?」

 

「いくら性能が高くとも幼子を戦場に出す畜生には生憎ならなくないもんでな」

 

「ほーん…」

 

コンコンコン

 

「入るぞ」

 

「ああ、風間さん」

 

「艤装が終わったから来たよ」

 

「メモリー貸してくれ」

 

「ほいこれ」

 

「どうも、さてさて」

 

と設置したばかりのPCのUSBスロットに挿入する

 

「これをDLして…」

 

「どんな感じ?」

とひかりが後ろから覗き込む

 

「やまと…やまと…これだ」

ファイルを開き 性能表を開く

 

ズムウォルト級ミサイル駆逐艦四番艦やまと改

兵装

90mm 電磁砲(レールガン)1門 

155mm単装砲1門

Mk.110 70口径57mm単装速射砲2門

24セル RIM-162 192発

20セル トマホーク 96発

20セル RUM-139 96発

8セル  SM-6 15発

8セル  RGM-84 32発

レーダー

AN/SPY-3 捜索範囲 320km

ソナー

中周波ソナー AN/SQS-60 捜索範囲 35km

高周波ソナー AN/SQS-61 捜索範囲2.5km

曳航式ソナー AN / SQR-20 捜索範囲 140km

最大速度35kt

 

「電磁砲?」

 

「所謂レールガンだな」

 

「レールガンってあの電気を使ってたはず兵器やろ?なんでそんなもんが?」

 

「色々あったんだろうな、有効射程は350kmだな弾はAPとHEだけ正直意味での155の倍以上の火力が出る、戦艦大和と変わらないぐらいだな」

 

「そんなわけあるかいな」

 

「実際にやらないとわからないができないな、この辺じゃ」

 

「せやな」

 

「それ以外の艦娘で特徴的な子は…鈴谷だけか?」

 

「鈴谷って普通の艦やで?」

 

「就役日が2021年7月17日」

 

「なんややっぱりうちより先輩やん」

 

「ひかり、自己紹介の時見たか?」

 

「えー…確か浩史くんが出ていった後にすぐに出ていったから見てないね、名前だけは羽黒って子から聞いたけど」

 

「風間さんは?」

 

「少し暗い印象だったけど、健康とかには問題ないって言ってたし心の問題だろうなぁ」

 

「はぁ…後で話に行ってみるか」

 

コンコンコン

 

「名前は?」

 

「鈴谷…です」

 

「!?、入ってどうぞ」

 

「入ります…」

 

「ああ、誰でもいいからお茶とコーヒーを」

 

「いや良いですすぐ終わるので…」

 

「そうかい?それでも持ってきてから喉が渇いてるからね、それで話があるんだろう?そうじゃなきゃこんなところには来ないだろ?」

 

「…艦娘やめたいんです」

 

「そうか、ちょっと待ってくれよ」

 

と机の引き出しを開け中身を漁る

 

「理由とか本当に聞かないんですね…」

 

「まあ辞めたいって言ってるから止めるわけないさ…あれ?艤装解体用の書類書類…」

 

ガチャ

 

「浩史さん戻りました…」

と吹雪が入ってくる

 

「あれ?鈴谷さん?」

 

「え?吹雪ちゃんどうしてこんなところに?」

 

「ってここの経理になったからですけど?」

 

「浩史くん、コーヒーとお茶持ってきたよって吹雪ちゃんおかえり」

 

「あ、ひかりさんただいまです」

 

「…もしかして…やまとくん????」

 

「お久しぶりだな、鈴谷(すずたに)さん」

 

と言うと鈴谷は啜り泣き始める

 

「えっと…その…泣かないでくれないか?」

 

「鈴谷ちゃんどうしたのです?」

 

「ひっぐ…その…」

 

「先に泣き止んでから話は聞くからさ」

 

と数分後泣き止む

 

「さて落ち着いた?」

 

「はい…」

 

「それで、できれば泣いた理由を知りたいんだけどいいかな?」

 

「えっと…艦娘を目指した理由ってのが長門さん達みたいな強い艦娘が目標で頑張って来たんだけどそれで、艦娘になったは良いけど色々やらかしちゃってさ…前線から追い出されてここ配属になっていざ頑張るぞって頑張ろうとしたんだけど…ここの提督さんってあれだったじゃん…それで何もできずに変わってもう辞めた方がいいかなって思って辞めようとしたら…」

 

「なるほどな、それでこの紙(解体申請)はどうする?」

 

「その…」

 

「こうだよな」

とバラバラに千切りゴミ箱に入れる

 

「これで良いんだろう?」

 

「うん、鈴谷また頑張るから、期待してて」

と元気よく立ち上がり出てゆく

 

「これで少し前進したな」

 

「なのです」

 

「はー…独立空母打撃群なぁ…」

 

「それがどうかしたのです?」

 

「いやさ、伊吹さんがいないから戦力がただ下がりするなぁって思ってね、どうにかできないものか」

 

「そうか、私がいないだけでそこまで下がるか」

 

「あれ?どっか行ってたの?」

 

「お花を摘みにな」

 

「ああ」

 

「それでなんだが、あの艤装を使える子を探してみても良いか?」

 

「適合する子がいるの?」

 

「わからないがやってみるだけいいだろ?」

 

「まあならお願いします、はい」

 

「というかこの鎮守府はなんかやらかしてここに来るケースが多いのか?と言って鈴谷だけだが…」

 

「そんなことないと思うんだけどね」

 

「駆逐艦6隻、軽巡洋艦3隻、重巡洋艦3隻、空母3隻ってまた良い感じに揃ってるな、海域防衛には編成だな」

 

「軽空母じゃなくて正規空母の方がいいんじゃない?」

 

「軽空母なら巡洋艦を主軸とした艦隊の防空に使えるからそれで良いのさ、ネックとなるのは正規空母の方だな」

 

「え?そうなの?」

 

「空母の護衛なら戦艦群を入れるべきってことだろ」

 

「伊吹さん、そう言うこと、それ以外ならイージス艦とか打撃力がある艦艇を護衛につけたほうがいいと言うわけだ」

 

「なるほどなのです」

 

「イージス艦なぁ今いるのが」

 

「いなずま、ふぶき、はたかぜ、俺だな」

 

「もしこの鎮守府で組むとしたら何隻ぐらいは欲しいんや?」

 

「できれば空母を除く艦艇全員だな」

 

「そんなにいるんか?」

 

「一隻だけじゃ、システムの意味がないなんなら空母も原子力空母とかが欲しいね、これなら防衛戦闘も有利に働くよ」

 

「そんななんか…」

 

「一隻、二隻じゃあってもしょうがない、数があればあるほど防衛力は上がりそして攻撃力もあがるのさ」

 

「はー…そんな変わるんやな」

 

「空母を中心とした戦闘ネットワークが構築できるからその即時対応製が上がる」

 

「と言うとどんな感じなん?」

 

「例えば、旧独立空母打撃群の運用で言えば、伊吹さんを中心として、前方に俺、左方にいなずま、右方にふぶき、後方にはたかぜ、伊吹とはたかぜの間にクズネツォフ、システムの中核となるのが伊吹さん」

 

「それで?」

 

「システムの中核である伊吹さんは対艦対潜は出来るけど対空が不向きだからその補填としてクズネツォフ、この陣形の時には防空範囲は縦横648kmそれプラスで哨戒機及びCAPがあるからそれ以上に索敵可能ではある」

 

「ちゅことは一隻で324kmってことやんな?、水平線とかどうなっとるん?」

 

「一応の性能としては1隻あたり500kmだが、それは敵機が高度10000m以上を飛行してればの話、それ以下、例えば対艦ミサイルが行う低高度飛行(シースキマー)ならばこちらからは100km未満にならないと見えない、しかと見えたとて相手の速度は900km/h前後、着弾までたった数十秒しかない、そこをカバーするのが哨戒機、伊吹の搭載機であるE-2が上空を飛行すれば水平線で見えない位置を見えるようにできるから伊吹さんが居なくなるのは死活問題なのさ」

 

「つまりは…酢飯がない寿司ってことやんな?」

 

「そう言うこと、だから厳しいんだ、弾道ミサイル程度なら500kmだろうが1000kmだろうが追尾可能だよ、高高度を弾頭飛行してるわけだからな」

 

「難しい話なのでーす」

 

「伊吹さん一人でそこまで落ちるんですね」

 

「ただ、酢飯のない寿司だろうとネタは刺身として食えるように空母がいなくとも対潜任務や対地攻撃、多少の防空戦なら可能だし、クズネツォフが飛ばしとけばその分防空を可能にできるから本当に戦力が落ちただけ」

 

「あるような、ないようなって感じですよね」

 

「そうだから困るのさ」

 

とそんな会話をし

 

その後は新提督室が出来上がったり、艦娘たちとの多少の交流(胃袋の鷲掴み大会)をし数日が経ち、記者会見の日になる

 

「はあ…」

 

「おう、浩史くん元気してたか?」

 

「ああ、長門さんに大翔さん」

 

「隊長悪そうだけど大丈夫かしら?」

 

「少し胃がキリキリしてですね…」

 

「安心してちょうだい、私達が記者会見手伝うからさ」

 

「そんなこと言ってもなぁ」

「はほらコーヒーでも飲んで落ち着こう」

 

「余計荒れるじゃないですかぁ…」

 

「あ、提督さん」

 

「どうした、暁」

 

「記者の人達がもう集まってるって」

 

「わかった、さて逝きますか」

 

 

次回 平和な記者会見

*1
基本的には駆逐艦が10代後半、巡洋艦、戦艦が20代前半、空母が20代後半となっている、がもちろん例外もある

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