月光城 ~宮中志シリーズ第0巻~   作:仲村大輝

5 / 11
今日はこれで終わります。

仲間由紀恵さんと阿部寛さんのトリックが好きなもので、トリックに出てきたマジックが登場します。

明日から霊能力者の戦いになります。

霊能力者のふりをしてる偽物は誰だ?


第3幕 魔女のささやき

登場人物

宮中志

宝田楓(三人組のコートを着ていた人物。ここでもコートを着ているが、さっきと違うコート。しかも顔は見えている。)

 

舞台

宮中の部屋(舞台、左方に障子、中央に布団があり、右方に机がある。

 

幕開け 鈴虫などが鳴いてると良いかもしれない。

上手から、寝間着の宮中登場

宮中:夏なのに虫が鳴いてる。

と言っても良い。

同時ぐらいに下手から宝田が登場。

宮中:あー…あの後二時間も子供達といたから体が重たいぞ…明日筋肉痛なら最悪だ…(肩など回しながら)

宝田:すみません。

宝田 玄関を開けながら。

宮中:はい。

宮中 障子を開ける。

宝田:夜分遅くにすみません。村長に頼まれて村に来た大学院生ですね?

宮中:まぁ、はい…

宮中 背筋を伸ばして対応する。(たぶん綺麗な人だから嫌われないよう緊張している。)

宝田:実は、さっきエスパーの調整を行ったんですが、あることが分かってしまいました。

宮中:はぁ…あること?

宝田:少し、上がらせていただいても?

宝田 いいつつももう靴を脱ぐ。

宮中:ど、どうぞ。

宮中 障子を開けて宝田を中に入れる。

宝田 宮中が障子を閉めているときに、そそくさと机を持ち出し、布団より観客側に出す。

宝田:ちょっと、座ってください。

宮中 座る。

宝田 箱入りのトランプを取り出し、箱から出し、宮中に渡す。

宝田:宮中さん。よくきって、好きな一枚を取ってください。

宮中 数回切って、適当なところで二つに分ける。

宝田:宮中さん。では、

宝田 分けたところに封筒を置く。

宝田:その封を切って書いてあることを呼んでください。

宮中 封筒を取って、封を切り、手紙を広げる。

宮中:「私は、ダイヤのエースでカードの山を分けた。」

プロジェクションマッピングで、トランプのダイヤのエースが浮かび上がる。

宝田:では、分けたところを一枚めくってください。

宮中 分けたところを一枚ひっくり返す。

それと同時にプロジェクションマッピングにダイヤのエースがもう一枚追加される。

宮中:…なぜだ?

宝田:宮中さん。実はこれマジックなんです。こういうマジックが霊能力だと嘘をついて霊能力者を名乗ろうとしている人がいるんです。私は、あなたに封筒を渡すとき、わざわざトランプの上に置きましたね?あれは、ダイヤのエースを隠し持っていて、封筒でダイヤのエースを隠したんです。ですからどんなに頑張ってもあなたはこの封筒に書かれた数字を引くんです。

宮中:…これを明日やろうとしているのか?

宝田:霊能力者を名乗る偽物が…宮中さん。ぜひこのマジックをした人を告発してください。私が見抜くと言いがかりがつけられそうで…

宮中:…分かりました…でも、暴いたら援護していただけますか?

宝田:ありがとうございます。では…失礼します。

宝田 深くお辞儀をして立ち上がり、障子を開け、出て行く。

宮中 出て行くと頭を抱える。

宮中:あの人はなにを考えているんだ?…というか、あの人は何者だ?村長には紹介されてないぞ?…

 

一回幕引き

(幕が閉まらないといけない)

 




このトランプマジックは、トリック霊能力者バトルロイヤルに登場します。
ぜひトリックも面白いので見てください。

次回から霊能力者が闘い始めます。

お楽しみに。
宝田が告発したのは誰だ?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。