ヒーロー組織を解雇されたので、敵味方問わず肉奴隷にすると決めた。   作:胡椒こしょこしょ

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私は絶対にイけない!
一回でもイってしまったら、私はもう後戻りできなくなる!


俺はそれを望んでいる。


変態日記その3

△月~日

膝に幾重にも塗料やワックス剤などを掛けて、この前スーパーヒーロー着地した時に出来る膝の表面の傷を治し終わった。

先日の戦いを再度考え直したところ、あの時は初見殺しが成功したから良かったものの結構危ない橋を渡っていたように思える。

相手の炎もそうだが、まず相手は木刀を持っていて、私はステゴロであり間合いがそもそも違う。

あの時はちゃんと虫が着弾したから間合いなどを関係なしに戦えたがあれは奇襲のようなもの。

いつも奇襲できるとは限らないし、そもそもこちらがされるかもしれない。

真の天才はどんな状況であっても対応できるように手を打っておくのだ。

というわけで、熱に耐えられるように防火処理と耐火処理を行う事、そして私自身も武器を開発する必要があると考えた。

また色々材料集めたり、機材揃えたりと大変になる。

正直二か月前に買った時はただの廃ビルであったのに、工場のような有り様だ。

忙しくて自家発電出来ない。

だがまぁ、ここで頑張れば我が才能の結晶の性能が向上し、その内神姫と魔族で性処理できるようになる。

そう考えればこの苦労は将来の投資だ。

 

△月χ日

防火処理と耐熱性に関しては完璧だ。

装光機関のセーフルームに使われているような加工を施した。

これでもそこそこの地位に居た分、コネはあるのだ。

スーツを丸々作り直さないといけないので時間がかかったが、それでも時間を掛けた分のクオリティはある。

それに排熱機構も一度見直してみた。

熱に関してはこれで一等強くなったのではないかと思う。

問題は武器である。

武器というのはヒーローにとっては一番重要な要素であると言える。

武器がダサければ一気に魅力が失せるし、バランスが悪く見えてしまう。

そう、言うなれば武器と言うのは私がヒーローと見られるか、それとも態々コスプレして危険地帯に出向く不審者に見えるかの境界だ。

そして何よりも武器にはヒーローの在り方が現れているのが多い。

所謂コンセプトという物だ。

だからこそ、如何に戦いながら調教できるヒーローというコンセプトを武器として落とし込むか、それに尽きる。

つまり、ここは慎重に決めなければならない。

武器とするなら遠距離武器か、もしくは相手の凶器と鍔迫り合い出来るくらいの長さのある物。

何個か作ると言うのも手であるが、現状スーツを着て行く以上は数作っても持っていけないし、なにより一番最初に作るのだから良い物を作りたい。

私としては普段使っていて、スーツの配色も似てることからTENGAモチーフの武器を作りたいが、どうにもそれを武器に落とし込むビジョンが湧いてこない。

どうした、私の才能はこんな物ではないはずだ!!

どうにも頭の中が煮詰まっている気がする。

こういう時は寝る前にオナってすっきりするに限る。

賢者タイムの時は頭にぽっかりと穴が開いたような感覚になって、アイデアが思いつきやすい。

これを書き終わった後にでもマスを掻くとしよう。

 

△月!日

抜いてすっきりして寝たらようやく武器のアイデアを思い付いた。

武器を作る理由がそもそもステゴロでは間合いが極端に短いというのが挙げられていた。

であれば間合いが長い近接武器を作れば良いのである。

棒、つまりはロッドである。

棒であれば薙ぎ払いや突きなど長い間合いを活かして戦う事が出来る。

ではそれをどういう風に調教道具としての価値を付加するか。

色々ロッドや棒武器の参考文献を漁っていると大体のイメージが出来上がった。

正直名前に引っ張られていると言われればそれまでだが、そういうヒーロー系は名前のまんまな方が良かったりするだろう!

それにネーミングの安直さは機能性と私の才能で補ってしまえば良い!!

まずは設計とコンセプトの確認から。

今日は作業がいつも以上に進みそうだ。

昨日抜いた甲斐があったというものだ。

 

▲月$日

試行錯誤してなんとか形にはなった。

先端にお〇ん〇んを模した先っぽの中に、とある蟲を格納。

そして持ち手を下から上に擦れば伸び、上から下に擦れば縮む伸縮機能付き。

伸縮自在の先っぽを相手に押し当てて、チビる程の快楽を相手に与える。

そして最大まで伸ばせば最大2mにまで至る。

ここまで長ければ間合い面でも心配はないし、相手とも余裕で鍔迫り合いが出来る。

なによりこの素材にも耐火処理を加えているのだから隙がない。

これは、とんでもない性具を完成させたかもしれない。

自分の才能が恐ろしいよ....。

後はカラーリングなどを決めるだけだ。

 

▲月%日

連中の動きを察する為に空いた時間で色々駆けずり回っていると、どうにも海外の遺跡からの発掘品が日本に搬入されるという話を聞いた。

しかし、それにしては少し異常である。

調べてみればどうにもその発掘品を運送する会社の名前には見覚えがあった。

野在間運送。

私が医療部門や、技術部門の臨時要因として出向いた先に見たダンボールの名前。

装光機関が何か物を仕入れる際に使う会社、つまりは奴らとべったりな組織の名前だ。

そして尚且つ警備に着くとされている会社は実体のない会社。

これらの要素を鑑みると、もしかすれば彼らの求める装玉の材料となる遺物を運び込もうとしているのかもしれない。

だとすれば、もしかすればそれを解析すれば瞬間的着装機構の実装を実現できるかもしれない。

それに当たりなら警備に神姫が付くはず。

もしこれで私がそれを奪う事が出来れば、神姫の面子を潰すことが出来るし、なんなら倒してしまえばお持ち帰りできる。

当たりじゃなければ帰れば良いのだ。

これは見た目的にも私の方がヒーローに相応しいのだから、私が持っている方が良いに決まっている!

それに解析が終わったら必要ないし、返してやれば良い。

もしハズレなら?

その時は帰れば良い、完璧だ。

来るのはまだ先みたいだし、それまでにロッドを出せるように準備をしておかないと。

初陣を飾るのだ、猛々しくコイツも決めたいだろう。

武器としても性具としても。

 

▲月&日

ロッドは完成。

まぁ当然といえば当然だが、スーツを作るよりかは楽な話だった。

これでいつでも初陣を飾れるようになったのだ。

またちょうど良い事に傍受した通信では発掘品を載せた飛行機を明日には空港に到着。

午前10時から所定エリアに運搬を始めるらしい。

念のために周辺の監視カメラにアクセスしておいて、いつでも出れるように機会を窺う。

段取りは一応整えた。

後はその時を待つだけだ。

まぁ運搬している物が本当に装光機関関連か否かは見分けるのは簡単だ。

もし遺物であるとすれば、ただ私が空からその運搬物に近寄るだけで神姫が出張って来るだろう。

そのくらい、装光機関にとって遺物は重要な物だ。

逆に充分手を出せるくらいに接近しても何も出なければ期待は薄い。

一応最後までその荷物の行く先を見て、機関でなければそのまま飛んで帰れば良い。

私としてはオ〇ホ候補ゲットのチャンスだし、そもそもせっかくロッドを作ったのだから活躍させたいしで、交戦したい物であるが、しかしこればかりは天才であれどどうしようも出来ない。

私に出来ることは祈るだけだ。

神様、どうか私に女性をイカさせてください。

 

▲月?日

昨日は一日日記が書けなかった。

厄日だったからだ。

彼らがトラックで色々詰め込んで走行していたので空からコンテナ部に着地した。

すると、そんな私の目の前に立つようにメイド神姫が対峙したのだ。

私が機関に居た頃は彼女自身の生来の性格も相まって戦えずに、あまり戦力にはならなかったが、私が居ない間に彼女も戦闘できるようになっていた。

まぁ私の才能の前では些細な変化でしかなかったのだが。

そこで色々あって少し悪いなぁと思っていた。

すると、知らない奴が干渉があったのだ。

神姫に聞くとどうやら彼女たちの敵らしい。

どうやら起動実験の時に奪われたとか。

おいおい...どうなんだそれは?

私が居た時では見ないようなミスをしているじゃないか。

取り敢えずソイツも積み荷に用があるらしく、可愛いかったので交戦。

すると最初は黒い炎みたいなの出してきて、耐火処理してるからと余裕ぶっこいていたら今度はコンテナが凍り始めるくらい冷気を放出。

私のスーツが温度差で細かい傷が出来ていき、内部の回線もその影響で破断。

そして間接に固まった氷が詰まって動きにくくなった。

しかしまぁ天才である私は一応虫を付けていたのだが、無情にも爆発。

地面に激突したし、スーツは大破したがメイド神姫を捕まえることは出来た。

低体温症を起こしているみたいなので、介抱した。

一応患者だし、肉奴隷候補だから元気で居てもらわないとな。

装玉も手に入ったから結果良かったが、あのまま負けたままで終わらせるつもりはない。

また対策を練って奴にも負けないようなスーツにする。

 

 

 

 

 

 

満点の青空。

高速道路を走行する大型トラック。

その脇を走っている車。

そんな中、空から何か音が近づいてくる。

 

『ジュボボボボ!ジュルルゥゥゥ!!ジュッッパッヂュルルルルル!!!!』

 

何かを啜るような水音。

それがドンドン近づいていき、そして遂には空から赤と銀の装甲を来た男が居りてくる。

背中のジェットを吹かしながら、トラックの荷台のコンテナの上に着地する。

一度響く金属音。

そして彼は下のコンテナを見た。

 

「これか....さて。だとすればそろそろだな。」

 

そう言葉を漏らすと、横で並走している車のドアが開く。

そしてその車内から一人の少女が身を乗り出し、彼と同じくトラックの荷台に跳び移る。

 

「...あわわ.....、お、落ちちゃうかと思った....。」

 

荷台に着地した瞬間、一瞬ふらつく少女。

しかしバランスを取ると、安堵の息を吐く。

背が低く、幼い見た目のボブカットの少女。

メイド服のような衣装の装光に身を包み、武器は手にしていない

 

「そこの貴方!か、勝手な真似はそのっ...許しません!あの、出来れば諦めて帰ってください!!」

 

彼女は彼に指を突きつけるとそう言い放つ。

しかし、彼はゆっくりと周りを見回し、口を開いた。

 

「なんだ....今、誰か俺に何か言ったのか?誰もいないハズなのに....」

 

「えっ!?あ、あのー!ここにいるんですけどぉ.....ちょっ、ほ、本当に見えないんですか....?」

 

彼の言葉を聞いて戸惑った様子でおろおろし始める彼女。

それを見て、彼は真っ直ぐに彼女を見つめて、そしてわざとらしく声を上げた。

 

「あぁっ!そんなところに居たのかい?悪いが小さくて見えなかったよ。」

 

半笑いでそう告げる男。

すると、一瞬ポカンとしながらも少女は顔を赤くする。

 

「小っちゃくないです!それに私が小さくても見えるはずです!!揶揄うのはやめてください!!」

 

「確かに言い過ぎたな。背は小さくてもこんなにも大きいと気づかないのは無理があるという物だ。背は小さくてもそれのお陰でよく目立ってるよ、君。」

 

「ヒッ!ど....どこ見てるんですかぁ!!」

 

彼女は彼の言葉を聞いて、身体を守る様に抱く。

露出の少ないメイド服の上であるにも拘わらず、胸が常に主張している。

その様子を見て、彼は言葉を続けた。

 

「恥ずかしがらなくても良い。巨乳というのは母性の象徴。原初のエロスだ。子供を飲み込まんばかりの包容力には男女問わず抗うことは至難。そして君の低身長と童顔、中学生というあどけなさと少女性とは対極のその胸部。アンバランスな組み合わせが逆に背徳的な魅力を引き出してベストマッチしている。希少価値の高いロリ巨乳だ。素直に勃起です。私は今、君が少し前までランドセルを背負っていたという事実に戦慄している。」

 

「恥ずかしがってないですし、戦慄しているのは私なんですけど....それにしても貴方、話し方と声を鑑みるに、やっぱり.....冠木さんなんですね。」

 

彼女がそう言うと、彼は頷く。

 

「あぁ。君の出現によって組織から辞めさせられた冠木だよ。まぁ日頃の行いもあるだろうが....それをチクったのも君だろ?」

 

そう言うと、彼女はどこか言葉に詰まりながらもゆっくりと首を縦に振る。

そして頭を下げた。

 

「そう...ですね。その、本当にごめんなさい....でも、その...耐えられなくて.....」

 

「まぁ診察の度に私にセクハラされたりすれば気の弱い君では耐えられないだろうね。そこは別に謝らなくても良いんだ。別に僕は気にしちゃいない。逆に君のお陰で僕は今なんでも出来るようになったからね。ただ....」

 

彼は自分の立っている荷台を指さす。

 

「私は今からこの中の物を拝借する。..君が警護をしているということは当たりということだろう?...もしくは、もう一人のガラの悪いのが守っているのが当たりかな?」

 

「こ、ここは当たりじゃないですよ!ざ、...残念でしたね!」

 

「なるほど、ここが当たりだな。君はとても分かりやすい。もっとまともに嘘でも吐く練習でもしたら?」

 

明白に目を逸らしながらも発言する彼女。

それを見て、医療顧問として彼女の診察を何度もしてきた経験上、嘘を見抜く。

すると、彼女は困ったように唸りつつも、顔を上げる。

 

「と、とにかく!どちらにしてもやらせはしません!ほ、本当は...魔族が来た時のもしもの為だと言われたけど....相手が魔族じゃなくても、私は戦えます!」

 

そう言い放つ彼女。

そんな彼女を眺めながらも感心したように言葉を吐く男。

 

「へぇ...成長したじゃないか。それじゃあ、もう薬には頼っていないのかい?ほら...精神安定剤。眠れないと言ってたから睡眠導入剤も渡してたっけ?」

 

そう言うと、彼女の表情がぴくりとひくつく。

出してほしくない話題だったのだろう。

 

「そんなの....もう私の担当医じゃない貴方には関係ないじゃないですか....。」

 

彼女は彼を睨みつける。

すると、彼はやれやれとばかりに肩を竦めた。

 

「私はただ君の医務官でもあったから心配で聞いたというのに....まぁ言いたくないなら良いや。それに、今の状況はいたってシンプル。君がこれを守り切るか、私が頂くか。そうだろう?まっ、武器も振るえなかった君が私に勝てるかは謎だけども。」

 

「そう....ですね。でも、今の私は戦えます!」

 

そう言うと、彼女は両腕の袖口からナイフを二本を出す。

 

(なるほど、露出の少ない装光の特色を生かして暗器を忍ばせていたか。相手がどのくらいの暗器を仕込んでいるかは不明。...だが、暗器は忍ばせる都合上、間合いが短い。なら....)

 

男は片手に持っていたロッドを振り回し、そして切っ先を振るう。

すると、彼女は信じられない物を見るような顔でそれを見た。

 

「えっ、なんですかそれ....。あの...男の人のアレが付いてるような気がするんですけど....。」

 

「私の武器だ。そして君が言った通り、アレとやらを模して作っているよ。」

 

「えっ、これ貴方が作ったんですか?その....私が言うのもなんですけど、精神状態大丈夫ですか?」

 

彼女が失礼にもそう聞いてくる。

彼は溜息を吐くと、口を開いた。

 

「決めた、君は泣かす。KⅡ- Acme protocol....起動。」

 

<Accept...Battle Fuck System All Clear!!>

 

そう言うと、ロッドを構えて一歩踏み出す。

すると、ケツアクメプロトコルは目の前の少女を解析し始める

そんな彼を見て、少女はナイフを投げる。

彼目掛けて迫るナイフ。

しかし、彼はそれを無視する。

瞬間、刃先が彼のスーツに当たるが、金属音が響くと共にナイフが地面に落ちる。

 

(硬い!...ッ!!)

 

相手のスーツの硬さに驚くと、同時に彼はロッドを振り下ろす。

それを腰元からまたナイフを二本抜き取り、防ぐ。

しかし、また返す刀のようにロッドが横薙ぎに振られるので、それをまたナイフで防ぐ。

攻撃を何度か防ぎながらも、後退していっていることに彼女は危機感を感じた。

 

(このままじゃ....こうなったら、一度攻撃を受けながら治癒で即座に回復。彼の振るうロッドを手で固定しながらも、一気に懐にまで接近して、車から私ごと落として仕舞えば....)

 

彼女の任務はこのトラックの積み荷を守ることである。

よって彼を倒さなくても良いのだ。

ただこのトラックから引き剥がしてしまえばよい。

トラックから落とし、そこで時間を稼ぐ。

幸い、メッセージは既にトラックの荷台に写る前に玲緒奈さんに送ってある。

自分より戦える彼女が応援に来ればきっと.....。

 

(....と、思っているんだろうな。だが....そこまで待ってやる義理は、私にはない...。)

 

男は今までの彼女の体験や任務への態度から彼女の考えている事を読む。

目の前の少女が一人で戦うと言った状況で積極的に気丈に振る舞えるはずがない。

であれば既に応援が来る目途が立っているということだ。

だが、それなら応援が来る前に片を付けるのみ。

ケツアクメプロトコルはロッドを突き出す最適な軌道を示していた。

 

彼はその機動に従って真っ直ぐ彼女の腹目掛けて突く。

それをナイフで挟み込むようにして防ぐ少女。

しかしそれを見てにやりと男はマスクの中で笑みを作ると、ロッドの持ち手を扱き始めた。

激しく下から上へと扱かれるロッド。

すると、その勢いと比例した速さでロッドの先が伸びた。

 

「なっ....!へぐぅ!!」

 

腹を衝かれて間抜けな声を出す彼女。

しかしすぐに彼女も笑みを浮かべる。

彼女自身の目的、一度攻撃に当たるも、そのロッドを固定して相手に近づく糸口を作る。

それは一見成功したかに見えた。

自分の腹に押し込まれているロッドを治癒能力を自身に使いながらも掴む。

だが.....ぶちりと装光越しにも関わらず、肌を何かが刺す感覚。

 

「んえっ?...はうっぅ!うぅ....❤な、なにこれ....あっ...❤何か来る...来る!来りゅぅぅぅ❤~~~~~~~っっっ❤❤❤」

 

彼女の身体を電流が駆け巡るような感覚が襲う。

お腹がジンジンと熱を帯び、その熱は下腹部へと移行する。

そして声を出さないように口を押さえながらもガクガクと膝を生まれたての小鹿のように揺らしながらへたり込んだ。

顔は湯気が頭から出るのではないかと言わんばかりに紅潮していた。

 

しかし、彼女は身体を小刻みに震わせながらも、眼前の敵を見て立ち上がろうとする。

しかし、そう思って手を突いた瞬間。

 

「あっ....。うっ..うぅぅうぅううぅぅ...うっ❤...うわぁぁぁぁ!!!」

 

そう声を一言漏らす。

そして、彼女は涙を目に浮かべて終いには目を手で拭いながらも泣き始めた。

へたり込んで広がっていたスカートには段々とシミが内側から出来ていく。

それを見て、彼女の様子に首を傾けていた男が納得した顔になる。

 

「あ~~、なるほど。確かに腹に着弾したもんな。それは魔族では紋蟎って言ってな?かなり硬質で長い口吻を持った向こうのダニなんだが、それに刺されると刺された部分に媚毒が入り込んで身体が、特に刺された周辺の部位に強烈な快楽を発生させるらしい。しかも刺された所には変な模様の斑紋が出るらしくて別名淫紋ダニとかいうらしいぞ。ただこのダニは強い刺激を与えないと刺さないし、固定しないと口吻が強靭な分、折れたりするから、さっきみたいにロッドの先端に格納して毒だけ流し込ませてるんだよ。」

 

彼女に淡々と説明する男。

しかし、それに反応せずにただ泣いている少女。

そんな少女の様子を見兼ねてから彼は少女の肩に手を置く。

 

「そんな泣く必要ないだろう?ここは高速道路で君が漏らしたことを知っているのは私しかいない。それに、私も自分で一遍試してみたら漏らしたしな、それが普通なんだよ。漏らす程の快楽が出るチ〇コデザインの棒だから、名前は如意金箍棒ならぬ尿意珍誇棒だ。良いセンスしてるだろう?だから泣くのはおよし。」

 

彼が慰めるようにそう言葉をかけるが、彼女はその手を振り払う。

そして吐き捨てるように叫ぶ。

 

「なんで、こんにゃ...こんなことするんですかぁ!!ひぎっ❤何か、あっ❤理由がっ!イグッ❤うぅぅぅ、あってぇ、こんなことぉぉぉ❤してるのかと思ってたのに、酷いよぉ...ぉぉぉおおおお❤」

 

泣いて怒りながらも媚毒の影響でビクビクと身体を揺らしている。

本人からすれば一杯一杯なのだが、傍から見てると忙しないったらない様子だった。

男は困ったように言葉を続ける。

 

「そんなこと言われても....私は本来、君たちにこういうことしたいからこのスーツ作ってるってのもあるし.....。」

 

「ふざけっ!りゅなぁぁァァァ❤❤せっかく...ひぐっ....せっかく....イグゥ❤戦えるようになったのに....ァァァああ❤たお、おぉぉ❤されるどころかぁああ❤こんな惨めな....おほっ❤あ”あ”あ”あ”あ”あ”いちいちこのビクビクするのうざいぃぃぃぃひぃぃぃぃ❤❤❤とにかくこんなのあんまりだよぉぉ...おほっおぉぉぉお❤❤❤」

 

泣いているのに嬌声を上げてしまい、それに苛つきながらも耐えられない姿は気の毒でしかない。

それは男も同じだったようで、彼女に頭を下げる。

 

「な。なんか....悪かったな。まさかそこまで意気込んでいたとは.....。」

 

「もうい”や”ぁ”!!こんなことなるなら戦えなくてよかったぁ!!あぁっ❤」

 

駄々をこねるように足をバタバタさせるも、途中で身体が大きく跳ねている。

 

(自身を襲う衝動と、自責から逃れる為に防衛機制の一つ、退行になったな。)

 

男は彼女を様子を冷静に分析しつつも、彼女の頭を優しく手で掴む。

 

「苦しいのか、本当になんか悪かったな。私が責任もって楽にしてあげよう。」

 

そう言ってロッドの先を近づけていく。

すると彼女が凍り付いたように動きを一瞬止める。

 

「えっ?そんな....嘘だよね?こんな泣いてるのに...酷いことしないよね?」

 

「いや、どちらかと言ったらこのまま放っておいた方がずっとその感覚が襲うし、それなら一気にその感じに襲われて失神した方が楽だぞ。私のアジトに解毒薬があるし。それに......。」

 

彼は首を押さえつけてロッドの先を近づける。

 

「相手が泣いているからと言って、トドメを怠るほど詰めの甘い人間じゃないんだ。」

 

「い、いやぁぁぁ!!誰か助けてェェェ!!この人おかしい!逃げっ...腰が抜けてっ!誰かたしゅけてぇぇぇおおおおっ❤❤❤」

もはや身体を襲う衝動によって身体が震えるどころか、へたり込みながらも腰を振り始める彼女。

そんな状況で目の前の脅威に対して悲痛に叫び始める。

そんな様子を見て、彼は一言呟く。

 

「いや、本当に悪いなとは思ってるんだけどさ....正直今、私は興奮してる。」

 

「しねっ❤しんじゃえぇぇ❤ちねえぇぇええええ❤」

 

睨みながらもそう叫ぶ少女。

するとその瞬間、背後で金属音が一つ鳴る。

その音を聞いて、彼は察する。

 

(誰かが今、来た。....いつ応援を呼んでいたのか....まぁ大方、あのスケバン気取りだろう。)

 

彼は組織の中では二人しか装光神姫がいないことを知っている。

目の前で彼女が悶えているのなら、確実に後ろに居るのはあの女に他ならないと確信しているのだ。

 

「なんだ.....随分と遅かったじゃな.....誰だ、お前?」

 

ゆっくりと仰々しく振り返ると、彼は首を傾げる。

それもそのはず、そこに立っていたのは青い髪を王冠編みした女性。

その目は切れ長で、視線は刃物を思わせるように冷たい。

そして騎士甲冑のような装光を纏っている。

男にとってみれば見覚えすらない、初めて見る人物だった。

 

その人物は、男と少女を交互に見るとそのまま男に声を掛けた。

 

「....どういう状況?なにしてるの?」

 

そう問われて、男は返答に困る。

 

(ど、どういう状況.....と言われても、こちらは逆にどなた様って聞きたい方なんだけど....今、俺は彼女をイキ続ける苦しみから解放しようとしている。そう考えると.....。)

 

「....医療行為かな?」

 

「違うでしょ!あなたのせっ!イィィィィッ❤❤」

 

溜まらず声を上げる彼女。

するとその返答を聞いて女は口を開く。

 

「そう....。」

 

そう言うと、彼女は腰に下げている剣を手に取った。

そんな彼女を見るも、やはりKⅡのデータに該当する人物はない。

すると、後ろで彼女が身体を大幅に震わせながらも、呟く。

 

「そんな....今、来るなんて...ほぉッッ❤」

 

「奴を知っているのか?仲間か?」

 

男は彼女に問う。

すると彼女はゆっくりと首を振った。。

 

「ち、違う,,,てっきィ!!おんっ❤おぉおおおおぉ❤」

そう言われて改めて彼女を見る。

 

「...なら、なんで装光を身に纏っているんだ?」

 

彼が心底不思議と言わんばかりに尋ねると、彼女は律儀にも答えてくれる。

 

「起どォ!実験中に、彼女に、強奪されてェえっ!!」

 

「えぇ.....、何してんの君たち。」

 

そう言うと、彼女はキッと男を睨みつける。

自分を意味の分からない理由でこんな目に遭わせている男にそんなこと言われたくないのだろう。

すると、急に目の前の青髪女が男たちに対して手を翳す。

 

「私は....このトラックの中の遺物を頂く。」

 

「へぇ、じゃあ俺と目的が同じってわけか。...ってことは、敵だな。」

 

彼は女の言葉にマスクの中で笑みを浮かべつつ、そう答える。

すると彼女は口を堅く引き結んだまま、目を閉じた。

その瞬間、マスク内にビープ音が響く。

 

<該当対象の掌の中で熱源反応検知、熱量増加中!>

 

目の前の光景がサーモグラフィーに切り替わると、彼女の掌の中には何か赤い球状の何かが形成されていく。

視界を正常に戻すと、掌の中に黒い火球が形成されていた。

それを確認した瞬間、目の前が真っ赤に染まる。

 

トラックの上で輝く炎。

人一人が火だるまになったその有様。

それを近くで見て、へたり込んだ少女は唖然としてた...が。

不意にその火だるまになった対象は炎を払う。

その装甲は炎に包まれたにも関わらず、なんの損傷もなく輝いていた。

 

「耐火コーティングしていて正解だったな。このまま畳みかけるぞ。...装玉持ってるし、見た目も可愛いからな....」

 

<了解....演算中>

 

その音声と共に、相手との距離を縮める方法が提案される。

相手の剣の刃渡りを考えれば、ジェットで相手に近づきながら攻撃すれば相手は予測できないはず。

相手よりもこちらの方が間合いが長い。

それに虫を相手に撃ち出すのは奴が火球を射出する以上、防がれる可能性が高い。

逆に、ダニはロッドの中で守られている。

ならばこのままロッドによる戦闘の方が良いだろう。

それに炎は効いちゃいないんだ。

であれば、勝てるはず....!

 

『ずるるるぅぅぅぅ!!じゅぱっじゅぽぽぽぽぽっじゅちゅぱ...ちゅぱりゅぅぅぅぅ!!!』

 

水っぽい音を響かせながら、相手に距離を詰める。

そしてそのままロッドを振り下ろす。

 

「っ...邪魔。」

 

それを剣で受け止める彼女。

すると、剣で受け止めた箇所からドンドンとロッドが凍り始める。

そしてそのままパキリと割れてしまった。

 

「これは....っ!はっ!!」

 

一瞬驚愕するも、気を取り直す。

ここで隙を見せてしまえば狩られるとケツアクメシステムが言っているからである。

折れた勢いのまま、背面で持ち帰るともう片方のチ〇コで突く。

 

「っ!」

 

咄嗟に剣で逸らす彼女。

しかし、逸らしたことで肩に当たる。

ぶちりと皮膚を差す音。

 

「ッッ!」

 

目の前の女は違和感に顔を顰める。

やった、当たったと彼はマスク内で笑みを浮かべる。

事実、ケツアクメは足の寄生虫でイカセてトドメを刺すように表示している。

しかし、その瞬間彼女の背に青白い翼が生える。

 

(っ....なんだ.....?)

 

身構える男。

すると、またアラートが鳴りひびく。

 

「今度はなんだっ...!」

 

<周辺温度急降下。警戒域に突入。>

 

そう言葉を述べた瞬間、彼女は一言呟いた。

 

「....絶凍偶像。」

 

その瞬間、羽ばたく彼女の翼。

その羽ばたきと共に、白くキラキラと輝く風が男たちを包み込み吹き荒ぶ。

 

「なっ....チッ!」

 

なんとか抗おうとジェットパックを吹かすが、押し返されてしまう。

その風によって、トラック自体に上からドンドン氷が張っていき、最早吹雪に吹かれているように周りが見えない。

もう一度、ジェットパックを吹かさないと!

そう思って吹かす。

...しかし、彼が進むことはなく地面に落ちてしまう。

 

<ジェットパック異常発生。内部に溜まっていた水分が凍結し、内部が損壊した模様。>

 

「クソッ....こんな時に.....」

 

こんなことなら音を気にして直しておけばよかった。

そう後悔するも、彼はロッドを杖のようにして歩く。

風に吹かれているとはいえ、トラックの上。

そんな距離があるわけがないのだ。

だが....トラックの上まで凍結していて、ゆっくりとしか歩けない。

風がゴッ―と爆音を響かせているので、周囲の音が聞こえない。

そして、目の前では彼女が赤い顔をしているのは分かるが、氷のような物で全身を包んで姿を確認することができなくなる。

 

すると、段々スーツも動かしにくくなってきた。

見れば、関節部に氷雪が詰まり始めて、動きを阻害しているようだ。

また立て続けにアラートが鳴り響く。

 

<リキッドスティンガー内部液体の凍結によって瓦解。>

 

見れば、腕の装甲についている薬品注入口から突き破るようにシャーベット状になった薬品が飛び出している。

更に警告は続く。

 

<装甲温度の極端な降下によって装甲金属の結晶構造が変化。スーツ耐久性低下。>

 

「なに....?」

 

そう聞き返すと、ふと何かが聞こえたので耳を澄ます。

それは自分の所から鳴っている微かな音。

パキ...ピキとゆっくりと、しかし確かに慢性的に鳴り始めている。

腕を見れば、罅が少しずつ入っている。

 

<内部回線凍結。一部機能制限。>

 

<周辺温度、警戒域....退避を推奨>

 

「退避しろと言われても.....。」

 

周りが見えない。

まずバイクを呼ぶのはあまりお勧めできない。

何故なら彼が見えないなら来ても乗れないからだ。

であれば、後はトラックから落ちる。

しかし.....。

 

(どのくらい、装甲が脆くなっているか分からないが....大丈夫か?)

 

不安に思ったその瞬間、目の前に丸い影が見えた。

なんだと思ったその瞬間。

炸裂音と衝撃と共に空へと投げ出された。

 

 

 

 

 

 

身体全体を痛みが遅い、その直後にガンッ!と何かに顔を強打する。

マスクで守られていたからよかったが、今の勢いで頭を強打していたら洒落にならないだろう。

そして、なによりもスース―と腕にそよ風を感じる。

ゆっくりと起き上がると、先の方で真っ白な冷気に覆われて姿の見えないトラックがドンドン遠く走っていく。

身体を見れば、道路に落下した時の衝撃で砕けたのだろう。

装甲が砕けてくれたおかげで衝撃が分散して打撲以上ではない。

不幸中の幸いだ。

 

身体の節々の痛みに耐えながら、立ち上がると周りを見る。

自分の周りにはスーツの破片。

近くの雑木林には凍って片方折られたことで片方にしかチ〇コが付いていない尿意珍誇棒が突き刺さっている。

そう言えば、あの子は一体どこへ.....、まさかまだトラックの上か?

 

そう思っていると、雑木林から更に奥。

そこの木にボロボロにメイド服の少女がぶら下がっているのが目に入った。

その木に近づき、ゆっくりと降ろす。

 

降ろして近くで様子を見ると、はぁーはぁーと白い息を出している物の、息はある。

生きているのだ。

多分自分の後ろに居たので、青髪女が出した炎の爆発に巻き込まれたんだろう。

爆発自体は装光があったので服がボロボロになりくらいで済んでいると思われる。

ただ木ではなく、コンクリートに私のように落下していたら危なかったかも。

運の良い子だ。

体温はかなり下がっている。

このままでは危ないかもしれない。

 

「...連れ帰るか。一応、私の患者だったし。それに、彼女を持ち帰れば装玉も肉奴隷の材料も手に入る。」

 

そう呟くと彼女を担ぐ。

ひんやりと冷たい。

そしてマスクに対して声を掛ける。

 

「コードBIK1919」

 

<Oooook, Mtoro Bikeeeeeeeeeeeeeee.....>

 

機械音声がおかしい。

衝撃でこちらもイカレタか。

これは帰れないか?

そう思いながらも、暫く待っていると、右側から私のバイクが駆けつけてきた。

どうやら音声はバグってても、システム自体は健在のようだ。

 

「流石は私の才能の結晶。素晴らしい!」

 

ここまでボロボロになったにも関わらず、健在なことに純粋な賛辞を贈る。

バイクに跨るとぐったりと気絶している彼女を前におぶる形で乗せる。

そしてバイクを発信させ、高速を自身のアジト目掛けて走らせるのだった。

 

意図した形ではないにしても、目的は達成できた。

しかし炎と氷を操る女。

彼女が何者で、二つの力のどれが装光の力かもわからなかった。

今回の敗因は二つ。

一つは奴のデータがなかった為に、初見殺しへの対応が取れなかった。

そしてもう一つは明らかに耐熱性ばかりに目を向けて、耐冷に対する注意が足りなかったこと。

 

なんにせよ私の作った作品があのようなよく分からない女に負けたなんて許せない。

負けっぱなしにはしない、対策を施して更に強くスーツを生まれ変わらせる。

 

「これで終わりだと思うな....私の才能は、留まるところを知らないぞ....女。」

 

そう呟くと、彼は風を感じながらも彼女の様態を注視する。

そして、頭の片隅でどのように対策をするか思考を巡らせるのだった。




メイドさんゲットだぜ!!
なお精神安定剤など懸念事項は依然ある模様
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