ウマ娘 紅の軌跡If もし物語開始前から三人が迫っていたら   作:小鳥遊 小佳夏

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復活の序章

「やっぱり、生きてても、もう・・・」

そういったところ、横にいたルドルフが私の頬っぺたをつねり上げた。

「なんだそんなことを言うのはこの口か?」

「いひゃい」

「そうですね、そんなこと言う口にはお仕置きが必要ですね」

そういうとスズカが反対側のほっぺをつねり上げる

「スフカまふぇ・・・」

「当然だよ、クレナイ。ボクたちは君を死なせないって言ったんだからね。ぜーったいにさせないから」

後ろから当然と自信満々のテイオーの声が聞こえてくる。

ほっぺを解放されるまでしばらく、これはおちおち死んでもいられないと体に刻み込まれた私であった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そんなことがあった後、私の復活を願うファンの声が私にまで多数届くようになった。今までも届いていたのをルドルフの方で止めていたそうなのだが、これで私にはっぱをかけようとしているらしい。中にはテイオーの時のキタサンブラックのように、もう怪我しないようにと自作のお守りを作って送ってくれたウマ娘も居た。それと一緒に

「早く元気になってね オウカ」

なーんて私が走っている姿の絵までつけてくれているのを見ると、ほんと私って愛されているなと感じる。

 

ちなみに同じウマ娘からは

・また一緒に飛行機見たい(マヤノトップガン)

・研究はどうする(アグネスタキオン)

・お姉ちゃんがいなくなるのは嫌だ(カレンチャン)

・お姉様と走りたい(ライスシャワー)

・一緒に長距離に向けたトレーニングを(ミホノブルボン)

・チームメンバーなのに一緒にトレーニングしてない(スペシャルウィーク、ダイワスカーレト、ウオッカ、ゴールドシップ、沖野トレーナー)

・もっと甘やかしたい(スーパークリーク)

・ダンスの指導を(ナイスネイチャ、ニシノフラワー)

・憧れの先輩とまた並走したい(キタサンブラック、サトノダイヤモンド)

・レースは楽しいよ(ハルウララ)

・友達もさみしがる(マンハッタンカフェ)

・またお茶会を(メジロマックイーン)

・お魚釣ろー?(セイウンスカイ)

・粉もの料理研究はどうするんや(タマモクロス)

・生徒会の手伝いを(エアグルーヴ、ナリタブライアン)

・もっとトレーナー談義を(桐生院トレーナ)

・トレーナーが寂しがる(ハッピーミーク)

とあつーーい言葉をいただき、これでは退学は間違いなく無理だなと感じるところである。

 

それから少しずつ、タキオンのデータを見つつ無理をしないようにリハビリを進め、しばらくすると普通に走れるようにまでなった。

そこからは早く、どんどんトレーニング時間を増やせ少しすると往年と同じとはいかないものの、ある程度のスピードを取り戻すことができるようになった。

さて、そうこうしているうちに、学内の模擬レースに出ろという話が回ってきた。私としてはまだまだだと思うのだが、ルドルフ曰く

「現状でも模擬レースくらいなら余裕で勝てるさ。現役ウマ娘が出るわけではないし」

だそうだ。

レース当日。ゲート近くでストレッチをしていると、ルドルフ、テイオー、スズカのいつもの三人組が顔を出した。

「ぜーったい勝ってね。期待してるよ」

「非公式だが、キミの復帰戦だ。楽しみにしている」

「しっかりと見ていますから、頑張ってきてくださいね」

それに手をあげることで答え、私はゲートに入った。

 

そしてレーススタート。ケガする前と同じように先頭に出て後続をぐいぐいと引き離す。そのまま危なげなく最後の直線に。そしていつも通り、トップでゴール板を駆け抜けた。




少しだけオウカを出せました
またこの後もちょっとだけ出せないかなと思っています
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