ミサトさんを好きになってしまったシンジ君のお話   作:井上ああああ

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今回は短め


またミサトさんに助けられたシンジ君

サードチルドレン、碇シンジは今日もシンクロ率のテスト中だった。

 

最近ずっとミサトのことしか考えられていない。

 

自分のために命を懸けてくれたミサトのことが好きになってしまった。

 

学業の成績は下がる一方だが、不思議とシンクロ率はグングンとあがっていった。

 

 

 

血の臭いのするエントリープラグの中はシンジの心を落ち着かせていった。

 

 

 

「シンジくん、もういいわよお疲れ様。」

 

 

 

オペレーターのマヤの声がした。

 

 

 

「はい…。」

 

 

 

エントリープラグからでたシンジはプラグスーツを脱ぎ、シャワー室に入った。

 

普段着に着替えると、リツコの執務室にうつった。

 

 

 

「シンジ君、最近成績いいわね。素晴らしい事よ。」

 

 

 

「ありがとうございます。」

 

 

 

シンジはそういうと学生カバンから宿題を取り出した。

 

リツコは怪訝とした表情でシンジを見つめた。

 

 

 

最近こればっかだ。

 

 

 

シンジ君はパイロットである以前に学生。

 

学生は勉強が本業。

 

リツコがレイに聞いた話ではシンジは最近成績がよくないのだ。

 

 

 

家にいるとミサトに気がいって集中できない、だから成績が下がる。

 

リツコはそう判断し、マヤやリツコ、あるいは日向がシンジの学業の面倒をみているのだ。

 

 

 

いくらシンクロ率が高くても、シンジ君の学業の成績が下がっては本末転倒だ。

 

 

 

 

 

まあ、ミサトに対する愛のアピールのためにエヴァに乗り続けている状況はいいかもしれないけど…。

 

 

 

ふと、そんな時だった。

 

 

 

リツコの執務室のドアが開くと葛城ミサト作戦課長が入ってきた。

 

 

 

 

 

「シンジ君、おまたせ!」

 

 

 

「ミサトさん!」

 

 

 

ミサトを観るシンジの目がらんらんと輝いた。

 

まるで恋する乙女のそれだ。

 

 

 

誰の目からみてもわかることだが、シンジはミサトに恋をしている。

 

 

 

 

 

「じゃあ、一緒に帰ろっか!」

 

 

 

「はいっ!」

 

 

 

「ミサト、二人だけで話があるの。」

 

 

 

「え?あっごみん!シンジくん!自販機コーナーで待っててね!」

 

 

 

「うんっ!」

 

 

 

 

 

シンジはまるでステップを踏むように軽やかな足取りで出ていった。

 

 

 

 

 

「で、話ってなーに?リツコ。」

 

 

 

「ミサト、シンジ君の気持ちに気が付かないの?」

 

 

 

 

 

そうするとミサトは少し表情を曇らせた。

 

知っている。

 

ミサトはそこまでバカではない。

 

シンジが自分を愛していること、そしてそのためにエヴァへの依存が強まっていること。

 

 

 

「わかってるわよ…。バカな振りして気が付かないふりしてるけど…。」

 

 

 

ミサトも気が付いていた。

 

シンジは自分を愛している。

 

その愛を復讐の道具に利用してる。

 

セコい女だ。

 

 

 

 

 

「間違っても、彼に何かあれば責任とってもらうわよ。」

 

 

 

ミサトが友人でなければここまではいわない。

 

リツコなりの友人への戒めだ。

 

 

 

「わかってるってば。」

 

 

 

しかし、ミサトは内心彼の気持ちに答えたい気でいた。

 

もしも、年齢が近ければ彼の愛情を受け入れた。

 

 

 

「シンジ君を本部で引き取ってほしいならいつでもいいなさい。」

 

 

 

リツコなりのシンジへの、そしてミサトへの想いだろう。

 

友人に一線を越えてほしくない。

 

将来が危うい少年に健全な成長を促したい。

 

リツコは険しい表情から笑顔になると付け加えた。

 

 

 

「ま、せめて手は出さなければいいんじゃない。じゃあまた明日。」

 

 

 

「うん…。」

 

 

 

ミサトはリツコの執務室を後にした。

 

相手は14、自分は29。

 

まあ年齢が離れすぎか。

 

ふと自販機コーナーに行くと、オペレーターの青葉とシンジ君が話をしていた。

 

 

 

「へ~ぇ、シンジ君も恋する歳かァ~!」

 

 

 

 

 

「うん、だから彼女にふさわしいプレゼントを買うんだ!父さんが10万円くれたんだもん!」

 

 

 

 

 

ぷ、プレゼント…!?

じゅ、10万円!?

ネグレクト親父かと思ったらチョー激甘なのか、あのヒゲジジイは。

 

 

 

 

 

「うはァ~!気前いいなァ~俺もそんな親父ほしかったな!」

 

 

 

「っへへ、父さんも最近頻繁に連絡くれるんだ。『買うならはやくしろでなければ他のヤツにとられるぞ』って…。」

 

 

 

「ぶはははは!父さん公認かい!」

 

 

 

おまけにあの碇司令がこ、小遣い!?

 

ミサトは顔が赤くなりそうだった。

 

どうしようどうしようどうしようどうしよう…まさか!?

 

碇司令把握済み!?

 

 

 

うわぁマジでやばい。

 

 

 

 

 

 

 

「でもなァシンジ君プレゼントだけじゃダメだぜ!」

 

 

 

「え?どうして?」

 

 

 

「君もチェロができるだろ?音楽ができる物どうしならわかるけど、愛する女を手に入れるためにはな…。」

 

 

 

「あっ!曲を作る!」

 

 

 

「そうだよ!」

 

 

 

 

 

ええええええええええええ!!!

 

い、いつからそんな話になってんの!?

 

きょ、曲!?

 

 

 

 

 

 

 

するとシンジがこっちをみて手を振った。

 

 

 

 

 

「やっば!」

 

 

 

 

 

気づかれた!

 

 

 

 

 

「ミサトさぁん!!」

 

 

 

シンジはこっちに駆け寄るとミサトの膝元に飛びついてきた。

まるで主人をみつけて駆け寄る子犬のようだ。

ミサトは羞恥心でいっぱいになりそうだった。

 

 

 

「し、シンジくん…!」

 

 

 

青葉はシンジのその様子をみながらわざとらしく欠伸をした。

 

そしてミサトの目をみてアイコンタクトを送った。

 

 

 

『俺は応援してます。』

 

 

 

 

 

あ、畜生…。

 

 

 

 

 

「じゃあ、がんばれよ!シンジ君!」

 

 

 

 

 

シンジは青葉をみると指でするサムズアップをした。

 

 

 

 

 

「うん、ありがとう青葉さん!」

 

 

 

「し、シンジ君…そろそろ帰る?」

 

 

 

シンジはミサトの目をみると顔を赤くしながら小さく「うん」と頷いた。

 

そんなシンジをみてミサトもなぜか顔が赤くなってしまった。

 

 

 

「ミサトさん…。」

 

 

シンジはミサトをみて俯きながら頬を赤らめていた。

なぜだろう。

すごく胸がドキドキする。

学校で洞木ヒカリや綾波レイをみているけど、彼女たちにわかないドキドキがミサトを観ていると感じる。

 

 

「僕、すごく胸がポカポカするんです。ミサトさんといると‥。」

 

「ぶごっ!」

 

 

し、シンジ君…。

な、なんてかわいい言葉を使ってるの。

 

 

「し、シンジくん…。か、帰ろっか!」

 

「うん。」

 

 

あー恥ずかしい。

ネルフの職員、全員みてるよ。

ミサトは気が付けばシンジの手を取っていた。

シンジは嬉しそうに顔を俯きながら手を強く握っていた。

 

あーどうしよう。

 

ますますやばい。

 

ミサトの顔は羞恥心でいっぱいになってしまった。

まるで顔が真っ赤だ。

 

 

 

でも、よくよく考えればこの子は怖い想いを何度もしている。

そう考えれば自分に甘えるぐらいのことは許してあげてもいいんじゃないだろうか。

できればこの子には怖い想いを極力させたくない。

復讐の道具であるはずなのに、道具として割り切れない。

割り切ってしまえば楽なのに、ミサトは手の力を強く強く握った。

 

すると、シンジが声を出して聞いてきた。

 

 

 

「この手であいつ殴ったんですよね。」

 

「ああ、そういえばそうだったわね。」

 

「1ヵ月でケガ完治するなんてやっぱすごいやミサトさん。」

 

 

なんであんなことしたんだろう。

あいつは明らかに自分よりはるかに大きく強かった。

それぐらいしないとヤツを倒せないという想いがあったからなのかもしれない。

鎖で手をまいてぶん殴る。

無茶な自分らしいといえばそうだが、ちょっと無鉄砲すぎたかもしれない。

 

もっと強くならないといけない。

でなければヤツに勝てない。

 

いずれ奴は帰ってくる。

 

 

「まだ、ちょーっちいたいけどね。」

 

 

そういうと、シンジは少し謝りながら手を放そうとした。

 

「ごめんなさい。」

 

だが、ミサトはシンジの手を離さなかった。

 

 

「いいの、このままにして。」

 

 

痛いのも恥ずかしいのも生きてる証拠だ。

受け止めておきたい。

何よりも手を離すとまたシンジ君が出ていってしまう気がした。

 

 

 

「あの時、シンジ君がナイフであいつを刺してくれなければ私死んでたかもね。」

 

 

「え?」

 

 

「ありがとうね、シンジ君。」

 

 

シンジ君は嬉しそうに俯いていた。

彼の表情をみてミサトはやはり自分は彼を「愛している」と感じた。

それが彼の自分に対する愛情か、どうかはわからない。

だが、間違いなくミサトはシンジを愛していた。

親愛か、恋愛か…いずれにせよ自分はシンジを愛している。

 

 

 

 

「だから今日はそのお礼にどこか外食いこっか!」

 

 

「でも、ビールはダメですよ。」

 

 

「え?ぬわんでそういういじわるいうの!」

 

 

「だって酔っ払い運転じゃないですか。ダメですよ。ミサトさん公務員でしょ、公務員は市民の鑑じゃないといけないってこの前ドラマでいってましたよ。」

 

 

「うっさいわねー!」

 

 

シンジはやはり陽気なミサトが好きだった。

ミサトの笑顔に癒される自分がいた。

パイロットとしての自分以外の居場所を作ってくれたミサトのやさしさが好きだった。

 

 

 

自分を助けてくれる時のあの冷酷な兵士としてのミサト。

 

カッコよかった、でもそれ以上に怖かった。

 

自分が好きなミサトが崩れていってしまうようだった。

 

 

ずっとミサトの手をつかんでいたい。

このまま時間が止まってしまえばいいのに。

 

 

ガレージにつくと、ミサトはシンジの手を離した。

 

 

「シンちゃん、寿司行く?ペンペン、マグロ好きだし。」

 

「ミサトさんが行くところならどこでもいきますよ…。」

 

 

ミサトはぶっと笑いそうになった。

だが、シンジの目は本気だった。

彼なりの好意を示している証拠なのだろう。

 

「じゃお酒が飲める場所」

 

「ダメです。」

 

「シンちゃん、お堅いんだから!」

 

 

愛車のアルピーヌを運転させながら、二人は明るい話をしていた。

トウジの腹踊りの話、数週間後にドイツから別のチルドレンがくる話。

やがて、市街地にたどり着くとミサトはガレージに車を停めた。

 

 

第三新東京市、使徒がこなければ繁盛しているただの市街地そのものだ。

 

ネルフの職員だけではない、それに付随する人間もここで商売をしている。

 

 

「そういえば冬月副司令がずーっと前に美味しい寿司屋連れて行ってくれたのよね。どこだったかな。」

 

するとミサトの手をシンジが強く握り始めてきた。

 

「やだ、シンちゃん…強引なのはダメ…。」

 

道化じみたセリフをミサトが言おうとした矢先だった。

シンジの手は明らかに震えていた。

 

ミサトはシンジの視線の先を追いかけた、その先には異様な光景があった。

スーツを着た若い男が地面に頭から血を流しながら倒れていた。

ネルフ職員ではない、一般人だ。

おまけに入れ墨をいれている。

 

 

この周辺に住む半グレか?

 

 

「たすけて…くれ…。」

 

 

すると、血に濡れたバットを持った男たちがぞろぞろと集まってきていた。

どうやら半グレの抗争に巻き込まれたようだ。

 

 

「奇麗なおねえさん、痛い目みたくないなら下がってなよ。」

 

 

そのメンバーの中でリーダーらしき男がぶっきらぼうにいった。

青葉と同じロン毛だが、こいつは髪の色をやや金メッシュにしていた。

歯はシンナーの吸い過ぎのせいかボロボロ、そして身長は180㎝近くはあった。

 

「んじゃ、お言葉に甘えて…。」

 

 

ミサトはそう言って、その場から去ろうとした。

 

 

「ミサトさん、それはひどいよ!」

 

 

シンジは血まみれで倒れている男の腕をとっていた。

 

 

 

「おじさん、しっかりして!救急車呼びますから…。」

 

 

 

その様子をみて、リーダー格の男が明らかに不機嫌な顔をしていた。

 

 

「おい、ガキィ!!!!」

 

 

 

血に濡れたバットを持つと、素早い動きでシンジの頭にバットを振りかぶろうとした。

シンジは男の目を見て恐怖に震えた。

その時、時間が止まったようにみえた。

 

 

 

まずい、やられる。

 

 

シンジは目をつぶり、頭を覆った。

 

 

その時だった。

 

 

 

ミサトは考えるよりも先に体が動いていた。

シンジを庇うように前にたつと、地面をけり上げ思いっきり飛び上がるとリーダーの顎に膝蹴りをぶちこんだ。

 

 

メコッ

 

ミサトのL字形の膝はリーダーの男のアゴを一気に砕いた。

 

 

鈍い音が響き、リーダーの男は空中に飛びあがるのがみえた。

やがて、ドシンという音とともに男は地面に倒れ伏した。

顎は外れ、苦痛のあまり悶絶していた。

 

 

たった0.5秒遅ければシンジの頭はバットで砕かれていただろう。

 

もう彼に怖い事をさせたくない。

 

 

 

 

 

「彼に手を出すやつは許さない。」

 

 

 

ミサトは思わず言ってしまった。

ふと一瞬顔を赤くすると頭を少し抱えてしまった。

半グレの男のアゴを砕いたことではない、くっさいセリフを言ってしまった自分に恥じらいがきたからだ。

 

 

 

「こ、このアマ~~~~~!!!」

 

 

そんなミサトをみて周囲の半グレたちは怒号をあげていた。

怒号の声で冷静になったミサトは周囲を見回した。

 

 

ミサトは冷静にリーダーの落としたバットを持つと、シンジから離れて臨戦態勢に入った。

 

 

「かかってきなさい。」

 

 

ミサトは鋭い目になり、静かにいった。

男たちはミサトの目をみた。

 

 

怖い。

 

この女はそこらにいる女とは違う。

自分たちとは別の世界にいる人間。

 

平気で何の後悔も躊躇もなく、人を殺すことができる。

 

いや、「人を殺すことに慣れている」…。

 

殺人が娯楽でも制裁でもなく日常だった人間の顔つきだ。

 

 

ミサトの冷たい寒い目が男たちの心の炎を一気に吹き消した。

 

 

勝てない。

 

 

男たちは悟った。

 

 

すると一人、また一人とミサトに背を向け退散を始めていった。

 

リーダーらしき男も意識が戻ったのか、ズルズルと仲間に釣られて半泣きの表情で逃げだしていった。

コンラッドとは違う、ただのチンピラたちだ。

 

 

所詮は海外のギャングの真似事をしているだけの連中。

 

タマなんてないにもひとしい。

 

できる事はせいぜい集団リンチ程度のもの。

 

 

ミサトは大きなため息をつくと、シンジを探した。

 

 

「あっ…。」

 

 

しまった、シンジを怯えさせてしまった。

ミサトは内心舌打ちをして、シンジの方をみた。

すると、目を輝かせながらミサトを羨望の目でみていることに気が付いた。

 

 

「ごめんね、シンジ君。怖かった?」

 

 

ミサトは少し心配した。

明らかに平然と大の男数人を殺すことができる自分にシンジは少し引いていた節があった。

 

だが、今回はどうやら違うようだ。

 

 

完全にシンジは顔を赤くして目をキラキラと輝せてミサトをみつめていた。

 

 

「ミサトさん…。」

 

 

相手が死んでいないことが幸いだったのだろう。

ふと原因になった倒れている男の目をやった。

 

 

「まずはその人を病院に連れていかないとね。」

 

 

ミサトがそう言っている間に救急車が来ていた。

誰か目撃していた人間が事前に呼んでいたのだろう。

応急処置が済むと、男の意識が戻っていたようだ。

 

「あなたも大丈夫?」

 

 

「え、ええ‥なんとか…。」

 

 

「何かあったの?」

 

 

「いや、まあ…。」

 

 

男は口を濁していたが、目は泳いでいた。

大方、さっき暴れていた連中の組織と揉めていた別の連中なんだろう。

知る気はない。

所詮街のチンピラ同士の争いだ。

でも気にならないといえば、そうではない。

 

 

「何かあったの。」

 

 

「いえ、実は自分あいつらのバーで酔っ払って暴れて…。本当巻き込んでもうしわけない。すみませんでした…。」

 

 

ハァ…。

 

 

ミサトは大きなため息をついた。

こんな連中の争いのために時間を潰していたのか、アーアー勿体ない。

 

 

「あっそ、じゃ。」

 

 

ミサトは救急車に背を向けると、シンジを連れてあとを去ろうとした。

シンジの手を先ほどより強く強く握った。

 

 

「シンジ君の言うとおりね、酒は今日は飲まないようにするわ。あんなバカな飲み方してるアホと同列にされたくないもん。んじゃ、お寿司いこっか。」

 

 

シンジは胸の高鳴りが止められなかった。

また、ミサトが自分を助けてくれた。

ああ、なんて幸せ者なんだろう。

 

いつか絶対にこの人に告白しよう。

 

 

でも、この人にふさわしい男になれるかな?

 

 

いや、なれるはず…。

 

 

今のままエヴァに乗り続けて、使徒を倒していけばいつか必ずミサトさんにふさわしい強い男になれるだろう。

 

そしてすべてを倒し切ったとき、ミサトに告白する。

 

その時、自分に彼女は微笑んでくれるはず。

 

 

シンジは心に強くそう誓った。

 

 

 

 

 

 

その頃、アメリカ。

 

マーカス・コンラッドはアメリカに舞い戻ってきていた。

ネルフアメリカ支部に潜入したコンラッドはそこで情報を入手した。

 

またエヴァ四号機の実験が行われることも。

 

コンラッドは四号機のS2機関に細工を施すと、意図的に暴走するようにした。

 

ネルフにもゼーレにも敵意を抱く、アメリカ政府と多国籍企業が自分を逃がす代わりに要求してきたのがこの破壊工作だった。

 

コンラッドは成功を収めた。

 

いずれ、成功報酬は手に入る。

 

そして、日本に戻ってくるだろう。

 

 

「また、日本か。」

 

 

不気味にほくそえみながらロサンゼルス空港の中でコンラッドは消えていったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最初は短編の予定でしたが、複数回続けようと思います。

続編はやったほうがいいですか?よくないですか。

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