レッドきゅんをhshsしたい   作:ミ゙ヅヅヅ

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ポケモンの時系列ってまとめると、

赤緑青黄 FRLG 紅蒼翠
  ⬇3年後
金銀水晶 HGSS DP白金
  ⬇数年後
黒白
  ⬇2年後
黒白2 XY(メガシンカ無し)
  ⬇2年後
日月(メガシンカ無し)
  ⬇数年後
剣盾

に、なるのかな。

そして、ω紅、α蒼、XY、日月、L黄、L茶がメガシンカありの平行世界?

三人称視点


6話

「ヒトカゲ!」

 

 

 勝負が決まるとグリーンは、そう叫んでヒトカゲの元へと駆け寄った。その表情(かお)は酷く驚いたものだった。ヒトカゲはグリーンのその反応を見て、弱々しく声を出して応えた。

 

「よく頑張ったな、ヒトカゲ、そしてポッポ」

 

 

 彼はとても悔しそうにして、ヒトカゲをモンスターボールへと仕舞う。そして、ボールの表面を撫でると地面に(うつむ)いた。心做しか、2匹の入ったボールは彼を励ますように搖れた。

 彼は暫く地面に目を向け、感傷的(センチメンタル)にしていた。

 

 

 しかし、寸刻後、何かを思い出したかのように顔をゆっくり上げる。

 

 

 彼の視線の先には、勝負に勝ったことを喜ぶが如く、空中を舞っているミュウがいた。

 

 

(あっ、やばい。ミュウのこと詰問されたら答えようないんやった)

 

 

 栞はハッとした表情でそんなことを考える。

 

 彼女は腰に付けられたボールホルダーに手を掛け、ボールを(つか)もうとした。しかし、焦っている所為で中々摑めない。やっとの思いでボールを手に取ると、彼女はミュウをボールの中へ戻した。

 

 そして、内心冷や汗を垂らして黙りこくる。愚問、彼女の所持しているポケモンに就いて、話せないことがあるからだ。それを知ってか知らでか、グリーンは栞に話し掛ける。

 

 

「なあ、そのポケモンはなんだったんだ?爺さんの研究所でも見たことないぞ」

 

 

 グリーンは何かを疑っている様子を隠さずに、そう訊ねた。

 

 彼、グリーンのフルネームは、オーキド・グリーン。ポケモン博士である、オーキド・ユキナリの孫だ。

 

 

 彼は、祖父が博士の影響か、他の人寄りポケモンに就いて詳しいと自負していた。

 

 先程のバトルのときのように、資料だけでしか知らないポケモンも多くいるが、それでも、名前すら聞いたことのないポケモンなど存在しないと、彼は思っていた。

 

 だからこそ、自分の見たことのないポケモンに啞然としているようだった。

 

 

 

(オーキド博士って、ポケモンは151匹しか居ないぜ!……って言ってたイメージしかないんやけど)

 

 

 彼女は、そんな片寄ったイメージを彼の孫の前で考えていた。

 

 別に、ゲーム版の博士は、ポケモンの数には言及していないのだが。

 

 しかしどうしたものか、と彼女は考える。ミュウに就いてどう話したら良いものか。下手な答えでは看破されるであろうし、真実を話すにも躊躇(ためら)われる。彼女は少し考えて答える。

 

 

「このポケモンはミュウ。……新種のポケモンだよ」

 

 

 彼女はレッドにしたのと同じ返答をした。ここにはレッドも見守っているのだから、違う説明をするにも出来ない。この回答自体も、そこまで悪いものでもないだろう、と考え答える。

 

 しかし、グリーンは納得しなかったのか訝しげに問う。

 

 

「どこで出会ったんだ?この辺りだと見たことないぜ」

 

 

 彼は、首を(かし)げながらそう話す。この辺り……の説明の際には手を大きく広げて説明をしている。その様子にレッドは、グリーンに向かって註釈を入れる。

 

 

「彼女は、キキョウシティ出身らしいよ。だから、そのポケモンはジョウトのポケモンじゃない?生態性違って聞くし」

 

 

(ナイス、助け舟、レッド君!!)

 

 

 彼女は心の中で叫ぶ。その説明に、そっかとグリーンは納得する。もしかしたらグリーン君案外チョロいのでは、と栞は思った。

 

 栞がそんなことを思っている内に、レッドとグリーンは二人で話し合う

 

 

「それで、どうしてこの道路に来たんだ?ここから先はジムバッジがないと通れないぜ」

 

 

 グリーンはそう言って、道路の門所の方角を指差す。ここからでは、見えない位置にあるようだ。レッドは何てことはない、といった様子で返答する。

 

 

「シオリが寄り道したいらしくてね。それで来たんだ」

 

「寄り道ねえ。さっきジョウト地方出身って言ってたし、地方を繫ぐ道路でも確認しに来たのか?」

 

 

 この道の先にはジョウト地方に繫がる26、27番道路が存在する。グリーンは勝手にそう納得をした。言い訳の手間がなくてありがたい、と栞は思った。

 

 

 

「本当なら、お前にもバトルを申し込みたいけど、このポケモンの状態じゃな」

 

 

 彼は小さくなったモンスターボールを見て笑う。レッドも、今は一匹しかポケモンを持っていないことを話す。栞が思っていたよりも、仲の良い関係であった。

 

 

 一通り、レッドとの会話を終えると、グリーンは言う。

 

 

「それじゃあ、俺は先に行くぜ!こんな所で負けて終わる訳にはいかないからな!……シオリもまたな」

 

 

 彼は早々にこの場から立ち去ろうとする。しかし、未だ目的を達せていない。栞はそれを引き留める。

 

「待って」

 

「うん?何だ、シオリ、言いたいことでもあるのか」

 

 

 グリーンは狼狽する。

 

 

「……少し、話があるんだよ」

 

 

 栞はそう話す。

 

 彼女が此処に来た理由は、全てグリーンのラッタ死亡フラグを壊すためだ。何らかの方法で、原作の流れを変えて、ラッタが亡くなるのを阻止しなければならないのだ。

 しかし、今の時点では未だグリーンはコラッタを捕まえてない。捕まえていないポケモンが、これから亡くなると予言されても困るだけだろう。

 

 いっそのこと、コラッタを捕まえないように言うか……そう思うも、今度は別のポケモンが犠牲になるだけだろう。彼女は、ラッタの死亡の原因を、ロケット団との戦闘だと殆ど断定している。ラッタが居ないだけでは、ラッタポジションが入れ替わるだけだ。

 

 儘ならぬものだ。彼女はそう考える。

 

 

(せめて、連絡さえ取れればやり易いんだけどね……)

 

 

 そう思うも、初代ポケモンには連絡アイテムである、ポケギアは未だ存在していない。厳密には、3年後の時系列である金銀ではポケギアは普及しているように設定されていたので、あるにはあるだろうが。

 

 

 

「……回復薬は、常備してる?」

 

「一応な。一匹のポケモンに付き、一つぐらいかな」

 

「もっと持つべき?」

 

「えっ?」

 

 

 栞の言葉にグリーンは思わず聞き返す。回復薬を大量に用いる、ゾンビ戦法で何とかならないかしら、と苦し紛れの発言であったが、上手くいきそうだ。

 

 

「回復薬は出し惜しみするものではない。腐らせても良いから、大量に持つべき」

 

 

 栞はここぞとばかり、発言する。思い返せば、ジムリーダーでさえバトルで用いた回復薬は、一匹につき一つだけだった。これは、そんなマナーが存在している……といったものだろうか。

 

 

「回復薬がなくて、ポケモンが死ぬのは悲しいでしょ?」

 

 

 更に追い打ちをかける。これで、ラッタの死亡理由が老衰だったら恥ずかしいな、と栞は思う。

 

 

(ゲームの流れ的には、ロケット団にやられた感じと思うんやけど。鼠の寿命ってどのくらいやったっけ?)

 

 

 彼女は本気で悩む。その様子を見たグリーンは、彼女の悩み姿に考え込む。幸いにして、お金は多く持っている。そして、鞄に関しても大きなものを持っており、かさばる心配は余りない。彼はそう考えた後、口を開く。

 

 

「そこまで心配してくれるのなら、予備を買い溜めておくか」

 

 

 自分の準備不足で、ポケモンに辛い思いをさせるのは忍びない、とも彼は続ける。

 

 

「ぼくも回復薬買った方が良いかな……」

 

 

 栞の隣でレッドは、そう小さく呟く。栞は、既に買い溜めている、とリュックから多くの回復薬を取り出した。昨日の内に買っておいたのだ。リュックの持ち物の上限に就いては、はやぶさバッヂをポケットに入れることで解決した。

 

 そのときは、はやぶさバッヂ一つ抜くだけで、回復薬99個入るようになるってどういうことだ、と彼女は困惑したのだが、暫くして考えるだけ無駄だと割り切った。どうせバグなんでしょう、と。一応、これは仕様になるのだが。

 

 

「まあ、参考になった。ありがとな。それじゃあ、また会おうぜ!」

 

 

 栞が話を終えたのを判断して、グリーンは去っていった。

 

 

(私としては、グリーン君にも旅に同行して貰いたかったんやけどね……)

 

 

 彼にその気はなさそうなのを感じ、それを諦めた。そもそも、二人以上の会話ってどうしたら良いか分からないし、結果オーライか。彼女はそんなことを思った。




今思うと、霊を供養をするポケモンタワーを、三年後の金銀でラヂオ局に改装するってあたおか案件だと思うんですよ。

呪われそう。
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