マブラヴ大好き青年が行くIS世界   作:王選騎士団

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長らく間が空いてしまって申し訳ありません。また2週間ほと予定がキツキツなので空いてしまうかもしれません。気長に待って頂ければと思います


11話

Side3人称

早速IS学園での授業が始まった。と言っても崇継にとっては前世で学習したもの、この世界で学習したものなので全てただの復習にすぎない。それ故か、授業を聞いている振りをして次起こることへの対策を考えていた。

1時間目終わりのチャイムが鳴り授業から開放されると、他のクラスから男性操縦者を見る為に沢山の生徒が廊下につめかけた。崇継は廊下側1番後ろの席なので目線も集まりやすかった。そこに、一夏がやってくる。

 

「お久しぶりです、崇継さん。元気そうで良かったです」

 

「一夏君も元気そうで何よりだよ。出来ればこんな再会は御免だったんだがね」

 

「それは、まぁ・・・」

 

「ま、いいさ。君にとっては最初で最後の高校だ。楽しむといい」

 

一夏は笑顔で、崇継は微笑をたたえて話していたため、他の人たちも声を掛けられず、何なら

 

「一×崇?崇×一?どちらも良いわね・・・ジュルッ」

 

なんて言っている者もいた。その膠着状態に終止符を打ったのはポニーテールの大和撫子(篠ノ之箒)であった。

 

「済まない、一夏を借りても良いだろうか?」

 

「一夏君が良いなら良いよ。本人の意思は大事だからね」

 

「おっ、いいぜ!」

 

そう言って一夏と大和撫子は廊下へ出ていった。そうなれば生徒の視線が崇継に向くのは火を見るより明らかだった。しかしこの斑鳩崇継、たかがその程度の事では動揺しない。敵意があるならまだしも、彼女らの視線は品定めや好奇心といったこの状況なら誰でも持つであろう物だったので、対して気にしなかった。そうして時間が過ぎてゆき、次の授業の時間になったので生徒たちも教室に戻っていった。

2時間目、最初のチャイムには一夏と大和撫子(篠ノ之箒)は間に合わず、一夏だけが出席簿をくらっていた。この授業では山田先生が教師で、崇継の、ISに携わる大人としての視点から見ても素晴らしい、分かりやすいと太鼓判を押せるものだった。

 

「――であるからして、ISの基本的な運用に関しては現時点で国家の承認が必要であり、枠内を逸脱したIS運用を行った場合は、刑法によって罰せられ――」

 

山田先生はスラスラと教科書の内容を読み進めていく。が、正直崇継は既に知っている内容であり、何なら山田先生より詳しくガチの業務内容すら話せる状況であった。なので彼は一応机に教科書を置いてはいるが、現在絶賛眠気と戦っていた。このタイミングで山田先生は男性2人に質問した。

 

「斑鳩さん。現時点でわからない事はありますか?」

 

「・・あぁ、いえ。大丈夫です。予習してきたので」

 

「そうですか。わからない事があったら何でも聞いてくださいね!私は教師ですから!」

 

そう言って山田先生は胸を張った。揺れた。崇継はガン見しそうになった。

そんな事はつゆ知らず、今度は一夏に声をかける。

 

「織斑くんは大丈夫ですか?」

 

「え!?え〜っと・・・」

 

一夏は机の教科書に目を落とし、覚悟を決めた。崇継は原作とセリフが同じか予想した。

 

「じゃあ先生!」

 

「はい、織斑くん!」

 

「(スゥ〜)・・・ほとんど全部分かりません!」

 

山田先生は涙目になった。

 

「え、えぇ〜っと・・・織斑くん以外に分からない所がある人はいますか?」

 

もちろん居るわけが無い。一夏は『マジ!?』なんて表情を浮かべるが、当たり前である。今やっている所はISに携わる者の中では常識、前提のレベルである。ここで織斑先生が口を開いた。

 

「織斑、入学前に渡した参考書は読んだか?」

 

「古い電話帳と間違えて捨てました!」

 

パァンッ!

 

「必読と書いてあっただろう馬鹿者」

 

織斑先生は呆れたが崇継は流れは変わっていないことを確認していた。そうで無ければ()()()()()()()()()()()()()意味がないと。

 

「後で再発行してやる。1週間で覚えてこい。いいな?」

 

「い、いや、あの分厚さを1週間はちょっと・・・」

 

「やれ。いいな?」

 

「・・・・・・はい」

 

織斑先生の眼力に負け、項垂れる一夏。大丈夫。少しでも織斑先生の眼力に耐えれたのはすごいぞ!

 

「いいか。ISは現行兵器全てを凌ぐ機動性、制圧、攻撃力を持っている。そういった物だから使い方を間違えれば大惨事だ。我々は『兵器』について学ばなければならないから。学習し、訓練しなければならないから、君たちはここに居る。理解出来なくても答えろ。規則を守れ。規則とはそういうものだ」

 

正論である。崇継はそう思った。だが織斑先生には別の意味で捉えられたようだ。

 

「織斑、斑鳩。貴様ら望んでここに居ないという顔をしているな?だが、望もうが望むまいが人は社会という人と人との繋がりの中で生きていく生き物だ。それが嫌ならまず人である事を辞めるんだな」

 

 

織斑先生は現実を突きつけるように厳しい口調で言った。そこでチャイムが鳴り、授業が終わった。正直、崇継はあの金髪傲岸不遜貴族(セシリア・オルコット)があの名シーンを再現(?)してくれるのかウズウズしていた。

一夏は授業が終わると同時に崇継の元へいった。

 

「動物園の見世物みたいですね、俺たち」

 

「そうだね。まぁ今まで女性しか居なかった所に急に男性が来たんだ。気になるのも無理は無いだろう」

 

そして、その時が訪れる。

 

「ちょっとよろしくて?」

 

「へ?」 

 

「ふむ」

 

気の抜けた返事をしたのが一夏で、確認したのが崇継である。

 

「聞いてますの?お返事は?」

 

「は?」

 

「ゑ?」

 

もちろん一夏は本気で、崇継はあえてこう反応している。そりゃ原作通りに持ち込みたいなら煽るしかないよね?

 

「まぁ!なんですの、その返事は!わたくしに話しかけられただけでも光栄なのですから、相応の態度という物があるのではなくて?」

 

意外と聞いててウザいな、と崇継は思った。まぁ別に正直表舞台で彼らに関わるつもりは無いので別にどうでもいい。

 

「悪いな、俺、君のこと知らないし」

 

一夏の返答がお気に召さなかったようだ。若干ヒステリックみたいになりながら言った。 

 

「わたくしを知らない?このセシリア・オルコットを?イギリス国家代表候補生にして、入試主席のこのわたくしを!?」

 

「なぁ、1つ聞いてもいいか?」

 

「疑問に答えるのも立派な貴族の努めですわ!なんですの?」

 

「代表候補生ってなんだ?」

 

教室の奴らはずっこけた。崇継は頭を抱えていた。

 

「いいかい一夏君。代表候補生とは字のごとく、代表の候補生の事さ。まぁ俗に言うエリートだよ」

 

「そう!エリートですわ!・・・本来ならわたくしと同じクラスになっただけでも光栄で奇跡的なことですのよ。

その事を理解してらっしゃる?」

 

「へぇ、そりゃラッキーだ」

 

「別に自らクラスを志望した訳じゃないからなぁ」

 

一夏はもちろんおざなりに、崇継はもっとおざなりに、それでいてかなりの正論で返した。だが皆さんご存知この金髪ロールはもちろんここで終わりません。

 

キーンコーンカーンコーン

 

終わりました。

 

「・・・・ッ!また後で来ますわ!せいぜい逃げない事ですわ!」

 

嵐が過ぎ去っていって3限。そろそろ、崇継が最も楽しみにしていたイベントの時間である。

 

「そう言えば、再来週に行われるクラス代表戦の代表を決めなければいけなかったな。自薦他薦は問わん。誰か居るか?」

 

「ハイ!織斑君を推薦します!」

 

「私も!」

 

「え!?お、俺!?」

 

一夏は驚いているが、女子からしてみれば彼ら以外に候補は存在しないだろう。

 

「因みにだが他薦された者は取り消し出来ないぞ」

 

「えぇ!そんなぁ〜・・・なら俺は」

 

ここで面倒事を回避したいというかそもそもクラス代表になるつもりが無い崇継は行動を起こした。

 

「そこで面倒事に他人を巻き込もうとしないでくれ。私はクラス代表になるつもりは無いよ」

 

だが一夏は諦めない。

 

「それでも俺は崇継さんを推薦する!」

 

「なら、これで締め切りでいいか?他の者は?」

 

織斑先生が締め切ろうとしたその時!

 

「納得いきませんわ!」

 

(キターーーーー!)

 

きました。皆さんご存知チョロインです。

 

「男がクラス代表だなんて!1年間このセシリア・オルコットにそんな屈辱を味わえと!?冗談じゃありませんわ!大体こんな極東の文化後進国、島国に居ること自体が「イギリスだって何年メシの不味い国トップだよ」・・アナタ、わたくしの祖国を馬鹿にしますの!?」

 

「先に言ってきたのはそっちだろ!・・・崇継さんも何か言ってやってくださいよ!」

 

「今度は貴方ですの?何を言ってくださるんですか?」

 

少し原作とセリフが異なっているだろうが、正直崇継はそんな細かい事まで覚えちゃいないし、今の所大まかな流れは変わっていないのでどうでも良かった。なので、ここは普通に脅すことにした。

 

「・・・・君たちは自分が背負っているものの重さを、正しく理解しているか?」

 

「?」

 

「何言ってるんですの?」

 

腕を組んで座ったまま話を続ける。

 

「セシリア・オルコット。君はイギリス国家代表候補生だ。一夏君。君は、世界で1人目の男性操縦者で日本人だ。それぞれの発言は国家の意志もしくは男性の総意として受け取られかねない。君たちの発言1つが国家間の問題になりかねないんだ。それを考えて君たちは発言したか?」

 

「「・・・」」

 

ここで崇継は胸ポケットからボイスレコーダーを取り出し、机に置いた。

 

「若気の至りと言う事もあるだろうが、気をつけなさい。私がもしこれを両国政府に提出したら、それこそ国際問題だ」

 

「「・・・」」

 

2人に反省の色が見えたので崇継はボイスレコーダーを自ら叩き割った。

 

「まぁ若いうちに出来ることはしておいた方が良いから、よく考えてからふざけなさい。人生のうち学生でいられる時間は短いからね。・・・という訳で、織斑先生」

 

「なんだ」

 

「クラス代表を決めるのはISを用いて、勝った者が決めればよいかと」

 

「なるほどな。それで良いだろう」

 

「そうですか。では、私は今ここで棄権しますので」

 

「貴様、話を聞いていなかったのか?貴様は他薦されているのだ。否が応でもでなければならんぞ」

 

呆れながら織斑先生は返答するが、もちろん言い訳は考えてある。

 

「そも、高校のクラス代表に何故私のような大人がならなければいけないのです。それに、私の実力は織斑先生も知ってらっしゃるでしょう?話になりませんよ」

 

「・・・分かった。不服だが仕方あるまい。斑鳩の棄権を認める。よって勝負するのは2人だけだ。勝負は1週間後、アリーナにて行う。今日のところはこれで解散!」

 

こうして、初日の授業は終わりを告げた

 

 

 




まだこの後部屋についてのいざこざがあるので、次回はクラス代表決定の所までですかね

追記 ハンデの所は完全に忘れてましたが話の流れ的に言えなかった事にしといてください

更に追記 
【挿絵表示】

主人公の制服書いてみました

更に更に追記
一部描写を変更しました

前回のあらすじいる?

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