ぼたんとポルカとの演習から何もなく2ヶ月程が経った…。
「あー疲れたなりー」
「悠いつもそう言ってるよね」
「そりゃ射撃訓練とシルバ先生の走り、その後にアニータ先生のCQCだぞ?当たり前だよなぁ?お前もやってみればわかる。とゆうかやれ」
「うん、遠慮しとくね」
悠の愚痴にいい笑顔で帰す吉井。
「HRの時間だぞーさっさと座れー」
「あ、もうそんな時間か。じゃ」
「おぅ」
「よし、全員居るな。えーと今日は…お、バトロワだな。頑張れよ」
「「「えぇ〜!?」」」
「…って、何ですか?」
「ん、まぁ入学した時に話したこの校舎でやるクラスマッチっていうやつを話したろ?それをバトロワって言って…まぁ要は1位目指してやり合う行事だな。チームを組むのもありだ。まぁ最終的にはタイマンで勝ったら今度は学年戦だ」
「それってどっかに集まって朝会的なのやってから始まるんすか?」
「いや、突然始まる。それのタイミングは俺ら教師にも教えて貰ってない」
「えぇ…」
「まぁ今回は合図が出るまで待機だ。だが他の科は授業やってるから静かにな」
「「了解でーす」」
リンドウの言葉が終わった瞬間一斉に寝始めた。たったの数秒しか経ってないが寝息を立てている者もいる。まぁ相田と伊東なのだが。
「判断がはえぇな…ま、俺も寝るか」
リンドウが腕を枕にして寝ようとした瞬間誰かから頭を掴まれた。
「教師の癖に寝るとはいい度胸だ」
「ね、姉さん…別に良いだろ?俺も何も伝えられてないんだからさ」
「お前は職員室の自分の机の上に溜まりに溜まった書類があるだろ?」
「ゲ…」
「思い出したか?ならさっさと行け」
「い、いや、生徒達を野放しに出来ないし…」
「それは安心しろ。ブロス先生がアルトゥルで見てくれるらしい」
「さ、さいですか…くそっ、書類の存在を忘れてたぜ…」
リンドウは渋々教室から出て職員室の方へ向かう。
「…では頼みましたよ、ブロス先生」
リンドウに姉さんと言われた教師は窓の外にある木に掴まっている烏、アルトゥルに呟くように言い教室を出る。アルトゥルは了解と言わんばかりに1度鳴いた。
25分後。
「…ミカ、起きてるか?」
「ん。何?」
「ミオとフブキ、俺とお前でチームを組まないか?」
「いいよ。でも後2人にどうやって伝えるの?」
「空を使う」
悠は窓を開け指笛を小さく吹く。すると空が窓枠に掴まる。
「ミカ、ミオとフブキの席の位置とか分かるか?」
「いや、分かるのはミオ姉の位置だけ。でもミオ姉は真ん中だよ?」
「空。何とかいけるか?」
「カァ」
「よし」
悠は2枚紙を出し、サラサラと何かを書く。
「んで、お前の質問だが、正攻法でいけばいい」
「正攻法?」
「俺らが休み時間に他の教室行く時にドアから来るだろ?」
「でも鴉に何が出来んの?」
「紙に白上と大神に用がありますって書くのさ。で、それを今授業してる先生が見て2人に紙渡してくれれば万事解決さ」
「俺はそもそも開く可能性が見えないんだけど」
「嘴でキツツキの如く叩いて貰うしかない。空、4回嘴でドアを叩いてくれ」
「カァ」
空は教室を出ていった。
数分後
「どうだった?」
空は首を横に振る。どうやら扉を開けさえしてくれなかったらしい。
「どうする?処す?処す?」
「処すって何をだよ。とりあえず別の案だな…って伊東!?」
他の奴を起こさない程度の大声を出す悠。
「いやぁ、中々面白そうな話が聞こえちまったから」
「そのチーム、俺らも入らせてくれよ。なんならこのクラス全員&その2人でさ」
「いや、それは女子が少なすぎるから…」
「へっ、俺は昔、いや今も女好きの伊東って呼ばれてんだ。もう他の科の1年女子の大体の連絡先持ってるぜ」
「手が早すぎる…」
「やばかったよ、突然一緒に歩こうぜって言われて散歩してたら会った女の人に片っ端から話しかけて連絡先貰ってんだもん。あれは女好きなんてチャチなもんじゃ断じてねぇ。もっとやばいものの片鱗を味わった気分だったぜ…」
「へ、褒めんなよ。照れるぜ」
「一切褒めてねぇよカス」
「(; ・`д・´)ナン…ダト!?」
「で、白上さんと大神さんの連絡先は持ってんのかよ?」
「ちょっと待ってろ…なかった☆」
「よしもう黙ってろ。このバカ伊東は置いといてどうするか…」
「( `・ω・) ウーム…もう始まってエンカしたら誘うで良くね?」
「それだと騙し討ちされると思われないか?」
「考えすぎだよ。僕らがそんな頭を持ってるわけないじゃないか」
吉井がカラカラと笑う。
「それに白上さんと大神さんは美人さんらしいじゃないか。もし俺らが攻撃したとしても全て通らないし」
「「それな」」
「別になんかシールドが張られてる訳じゃないが…?」
「馬鹿野郎可愛いすぎて近付けねぇって事だよ」
「あ、そう」
「まぁ始まってから考えればいんじゃね?」
「まぁあっちで何も無い事を祈るしかないか。じゃあお前ら寝ようぜ」
悠が顔を上げて言うと皆席に戻って既に寝息を立てていた。さっきまで悠の周りにうじゃうじゃといたというのに素早いものだ。
「…あ、女子関連どうするか考えれるか…あ、そういえば俺連絡先持って…ても今授業中だから出ねぇんじゃん。しゃあねぇ、俺も寝y」
『よぉホロライブ高校の皆!バトルロワイヤルの時間だぜアミーゴ!』
…シルバ先生ェ…」
悠が寝ようとしたその瞬間に放送が始まりシルバの声が流れる。その声を聞いてクラスの奴らも起きてきた。
『ルールを聞いてるか知らねぇがとりあえず勝てば良いんだ、じゃあとっとと始めるぜ!PLVS VLTRA!』
シルバは言いたいだけ言って放送を締める。
「…とりあえずロッカーからノーマルスーツとる?」
「じゃあスーツとって直ぐにこの教室に戻る。行くぞ?」
悠が問うと皆が頷く。
1分後
「よし、全員着替え終えたな。ここからは警戒を厳とする。先頭は吉井と伊東だ。殿はミカと俺だ」
「了解。」
吉井と伊東が教室のドアを開け上半身だけを廊下に出しクリアリングする。
「廊下に敵影なし。」
「こちらも同様。」
「了解。これより俺の班とミカの班の二手に別れ、隣クラスを制圧する。ここからは実銃を使う事を許可。全員射撃準備」
戦闘科4組ではリンドウの指導により、自分の机の横に各々の得意な武器がぶら下がっている。理由は如何なる時でも戦闘状態になれるようにらしい。
「最悪教室の壁ぶっ壊せば隣クラス行けるぜ」
「それは本当の最終手段だ。基本は学園を壊さぬように戦え」
「分かってますよ隊長。なんてなw」
「じゃあ行くぞ」
「あれ?無視?」
「了解、廊下に進出します」
吉井と伊東が1歩廊下に出る。すると足元から爆発が起きた。どうやら罠が仕掛けられていたらしい。
「ゲホッゲホッ!誰だ廊下に即死レベルの爆発魔法陣仕掛けた奴!」
「逆になんでそれ受けて生きてんだお前ら2人」
「「気合い」」
「なんだ脳筋か。よし、動きはさっきと変わらん。ゆっくり行くぞ」
「「「了解」」」
二手に別れ隣のクラスのドアの前にしゃがんだ。そして更に二手に別れ前後のドアの前を塞ぐ。
「ここからは無線で伝える。今より10秒経ったらフラググレネードのピンを抜き、投げる。………今っ!」
一斉に投げたグレネードは相手に対策をさせる暇無く爆発した。
「ふぅ。終わったか?」
「いや、特殊戦闘科の奴らがいない」
『こちら大神班。こっちのクラスは特殊戦闘科の奴らを除いて倒したのを確認したよ』
「サンキュ。こっちも同じだ。そいつらは一体何処に…?」
悠が疑問を持っていると放送がまた流れる。
『キルリーダーの誕生だアミーゴ!ソイツの位置を常に出すからマップを確認して殺りに行くのかそこから離れるのか選ぶんだな!』
シルバはキルリーダーという謎の単語を残し放送を切った。
「マップ?」
「あれじゃね?あの学校中に要らないだろって思うぐらい貼られてたやつ」
そう言われた悠は廊下を見ると上から見た断面図のような地図があり、そこの4階の角の教室の中に1つ赤いピンが刺されていた。
「このピンの位置ってここじゃね?」
「となるとここに居る誰かがキルリーダーなるものらしいな」
「まぁ気にしなくてもいっしょ。相手から来るのなら罠仕掛けときゃいいし」
「つまりキルリーダーは餌、はっきりわかんだね」
「まぁそれでもいいけど来なかったらただつまらないだけだ。やっぱこっちから動かないとな」
「となると?相手をどう探す?」
「最近アニータ先生とブロス先生の講座を交互にやってるんだがその時にこんなのを貰った」
悠は特に変哲も無いナイフを見せる。
「これがどうしたんだ?」
「これは刺さった所から半径4、5mをスキャンして範囲内なら壁越しでも敵の位置が分かるってものだ。これを使っていけば退屈しないはず」
「よし、早速やりにいこうぜ!」
あい、どうでしたでしょうか?やっぱオリキャラを入れるとどうしてもそれを中心としてやっちゃうので難しいですね。どうやってその原作のキャラを混ぜるか…そこが課題になりそうです。では、(・ω・)ノシ