試作   作:剣崎 一真

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お久しぶりです!剣崎です!
やっと更新できて嬉しい限りですよ!
私事ですが学校を卒業して運転免許も取れ、入社できました!これからも頑張って更新しますので宜しくお願いします!
では、(∩´。•ω•)⊃ドゾー


28話

 

 

「流石に数が多いな…そろそろ疲れてきたよ」

 

チマチマ魔術科を倒してきたミカだが一向に減る様子がないのを見てぼやく。

するとどこかから銃声が聞こえ、そっちをチラリと見るとぼたんがおり、1人、また1人と倒していた。

 

「ららーいおーん。頑張ってるね」

「獅白か。悠は?」

「まだあっちで休憩中。戦闘中に普通の人間じゃ出来ない動きしてたからその代償だろうね。多分まだ動けないと思う」

「援護してあげれば良かったのに」

「いやぁ、それが手を出さない方が良い雰囲気だったんだよね。それに、手を出さなかったおかげで色んな動きを覚えたみたいだし」

「ふぅん…ならいいけど。じゃあなんでこっちの援護してくれなかったの?」

「ここまで数が多いとどこから手を出すか悩むよね。これ貸してあげるから許してよ」

 

ぼたんがミカにクレーバーを投げ渡す。

 

「ん。助かる。言っておくけど、正規の使い方はしないからね」

「OK。好きに使いな」

 

ミカはクレーバーのマガジンを抜いて銃口を持ち、バットを試しにスイングする感覚でクレーバーを振り回し、ついでに魔術科の生徒を倒す。

 

「うん。やっぱり俺はこっちの方が馴染む」

「大神君に関しては銃じゃなくてメイスとか太刀とかの打撃武器の方が良いのかもね〜…あ、どうやら休憩中の長谷川君に気づいたみたい。アタシはあっち行くからこっちお願いね」

「了解。多分帰ってこなくても大丈夫。ゆっくり悠の事守ってきて」

「そうさせてもらう、よッ!」

 

ぼたんは言い終わると同時に地面を蹴る。

蹴った瞬間凄まじい衝撃音とぼたんの逆方向に大きく砂が飛び散る。

 

「流石は獣人。力は人より強いか。いや、そんなレベルじゃないか。どちらかと言ったら化け物だ」

 

大神家である自分を棚に上げて言うミカ。

その間もノールックで攻撃を避けているコイツも大概化け物である。

 

「とりあえず代表者は居ないみたいだし全員潰すか」

 

 

 

悠は近付いてくる魔術科に気づき、動こうとするが足はまだ動いてくれなかった。

 

「チィッ!」

 

悠はセンチネルを持ってアイアンサイトで応戦を始める。それと同じ位のタイミングでぼたんが悠の横に滑ってきた。

 

「足は大丈夫そ?」

「駄目です、ピクリとも動きません」

「まぁあんな物理法則を無視する動きしたらそうなるよね。よし、アタシの背中に乗りな。君は私に背負われながら射撃お願い」

「了解。全部頭に当ててやりますよ」

 

ぼたんは悠をおぶり、走り始める。

 

「逃がすな!あの1年が動けない内にあの2人を仕留めろ!」

 

リーダーからの指示によって追いながら属性ごとに色が変わった魔法陣を背中側から幾つも展開してくる魔術科。

 

「あれ?なんかこれ某ヤクザゲーのカーチェイスみたいになってない!?気のせいかな!?」

「大丈夫、相手は中国マフィアじゃないしヘリからロケランを撃ってはこないよ!」

「いやいや!!あれどう見てもロケランレベルの魔術飛ばしてくるぞ!?しかも確実に大量に飛ばしてくるって!!」

「君には相棒のウィングマンがいるじゃないか!」

「あの数をマガジン弾数の少ないウィングマンで撃ち落とせるかぁ!!?」

「大丈夫!背中に龍背負ってる人は警察のハンドガンで全て撃ち落としてたよ!」

「あの伝説の極道と俺を一緒にするなぁ!!!」

 

そんな事を話していると魔術科から攻撃が飛んできた。

 

「ゲッ!?撃ってきた!」

「左右に動きながら逃げるよ!」

 

ぼたんは左右ジグザグに動く。それによって相手が当てずらくなった。

 

「さぁ撃って!」

「クソッ、偏差が分からねぇ…!えぇい、一か八かだ!」

 

悠は当てずっぽうで照準をズラすのではなく魔術科にピッタリ合わせ、射撃する。

その弾はリーダー格の魔術科が全体に防御魔術をはっていたようで弾かれはしたが位置はバッチリだった。

 

「弾かれたか!」

「貴様らなどこの魔術があれば恐るるに足らん!!」

「(チィッ!どうやったらあのシールドを突破できる!?)」

 

悠はフブキとミオと戦った時にグレネードが1つ余った事を思いだした。

 

「(ならワンチャン行けるか?…いや、やるしかねぇ!)ぼたん先輩」

「何?」

「速度あげることって出来ます?」

「んー、このジグザグに動かなくていいのと君を背負わないでいいなら余裕だね」

「じゃあ合図出したらやってもらってもいいですか?俺は上にぶん投げる感じで」

「任しときな」

「随分と余裕かましてるが、そろそろキツイんじゃないのか!!?」

「生憎、俺は疲れてないね!なんせ動いてるわけじゃないから!そっちはそんなに余裕ある訳ではそうだねぇ?ほら、ご自慢の魔術でも撃ってきたらどうなんだい、えぇ!!?」

「ならお望み通りにしてやるよ!」

 

今まで薄らと見えていた防御魔術を切り、威力の大きそうな魔術の準備に取り掛かる。

 

「(おっ?こりゃチャンスだな)ぼたん先輩!」

「はいよっ!」

 

ぼたんは手を離して悠を蹴り上げ、その足で速度を上げる。悠も蹴り上げられると同時にあるものをコロンと落とす。

 

「なっ!?クソっ、お前らは獅白を追え!奴は俺が仕留める!」

 

他の奴らはぼたんを追わせ、自分は急ブレーキをかけて悠に追いつこうとする。

 

「逃がすかぁ!」

 

そして急ブレーキで止まると同時に足にコツンと何かが当たる。それを無視し貯めきった魔術を放とうとしたら爆発が起きた。先程悠が転がしたフラググレネードである。

 

「これでだいぶ削れただろ」

 

悠は着地してすぐウィングマンを構える。煙が晴れると防御魔術が展開されている無傷のリーダー格が出てきた。

 

「は!?あん時解除してたじゃねぇのかよ!?」

「残念ながら、この魔術はここでいちばん最初に覚えるものだ。私程になれば瞬時に使える。とはいってもこれを習得するのに1年かかるがな」

「(だから気にせずに打とうとしてたんだな…)そんなもんがワラワラ居んのかよ魔術科やべぇな」

「さて、ために貯めたこの魔術を食らう覚悟は出来たか?」

 

ために貯めたという言葉通り、リーダー格の姿が見えないレベルで魔法陣が大きく、高速回転している。

 

「へっ、今の俺に、ソイツが当たると良いな?」

「ほざけ!爆裂疾風弾《バーストストリーム》!」

 

リーダー格がそう言うと魔法陣からライフルの銃弾レベルのスピードで鋭いのが大量に飛んできた。普通の人間なら既にやられている。

 

「身構えて損したぜ!戦闘科に、しかも特殊戦闘科の俺にそんなスピードの奴が当たると思うなよ!!」

 

しかし悠はリンドウに地獄を味あわされたので余裕で回避出来る。それを知らないリーダー格は驚く。

 

「な、何ぃ!?」

「ホーミングがなけりゃ、オートエイムもない。そんなんで終わりかよ!!お前の切り札ってのはこの程度かぁ!!?」

「チィッ!!」

 

リーダー格は先程から使っている防御魔術を張り、また魔術を練り直し始めた。

 

「チッ、その防御魔術ウザイな」

 

何か破る方法は無いかと周りを見渡す。するとぼたんが丁度防御魔術を張っている生徒とやり合っているのを見えた。

 

「何か情報を…」

 

見ているとぼたんが生徒に銃口を付けて撃っていた。生徒には銃口を弾かれてギリギリ当たらなかったが、それを見た悠はハッとする。

 

「なるほど、自分の周りに張ってるだけで中では干渉しないと…確かに、それなら防御魔術張って中で魔術を用意出来るのも納得いく。んじゃ、もっかいピースキーパーの出番だな!」

 

悠は念の為にピースキーパーをリロードし、さっきまで入っていたピースキーパーのマガジンを確認する。

弾が何発が入っているのが見えた悠はリーダー格にそれを軽く投げる。

 

「よいしょっ」

「何をしようと無駄だ!この防御魔術を突破できるのは貴様らの手では現時点では存在せん!」

「やってみなけりゃ分かんねぇだろっ!!」

 

ピースキーパーのマガジンが防御魔術の内側に入った直後にウィングマンでマガジンに当てる。そうする事で防御魔術の中でピースキーパーの弾数発が一気に撃たれた。

防御魔術の中という狭い空間に撃たれた為リーダー格は避けられず、大体はかすっただけで済んだが一発だけ横腹を直撃した。直撃したことで魔力を練るのが難しくなったのか、防御魔術が消えた。

 

「がっっっ!!???」

「やっぱそのシールドの中でやった攻撃はそのままいくみてぇだな!」

 

悠は防御魔術が切れたのを好機と見て突撃し、ウィングマンを撃とうとするが弾切れだった。

 

「チィッ!!」

「調子に乗って撃っているからだ!喰らえ、爆裂烈風弾!」

 

先程より弾が小さく、代わりに広範囲に飛んできた。

 

「だったらこうだッ!」

 

悠は野球でセンターが中継を使わずにキャッチャーに投げる勢いでウィングマンを投げる。ウィングマンはリーダー格の弾幕をすり抜け、リーダー格の頭に命中した。

それと同時にピースキーパーで自分の前の弾幕を撃ち落とし、空いた穴に転がって回避した。

 

「ぐ、ぐぁ…!」

「これで終わりだっ!」

 

悠はピースキーパーを一発撃つがリーダー格はギリギリ防御魔術を展開し、悠の攻撃を防ぐ。しかし防御魔術がしっかり張れてないのか、ぐにゃぐにゃと揺れている。

「ま、まだ終わらんよっ!」

「なら、コイツで……!」

 

悠は更に近付き、データナイフをリーダー格に刺そうとするが防御魔術に防がれる。だが、データナイフが防御魔術を吸収し、貫通する。

 

「なッ!?」

「どうだぁぁーーー!!」

 

貫通したデータナイフはリーダー格の首を捉え、振り抜かれる。首が体から離れたリーダー格は粒子化して消えた。

しかし、戦いはまだ終わっていない。魔術科の代表者はまだ2人いるのだ。

 

「よしっ!やっと終わった!次は…ミカの方行った方が良さそうだな!」

 

返り血を拭かずに悠はウィングマンを回収、リロードしながらミカの援護に向かう。

 

 

 

ミカは少し疑問に思っていた。

 

「(相手が急に近付いて来なくなった。なんで?)」

 

そう、相手が突然距離を置いて攻撃してくるようになったのだ。距離を置かれるということはミカは苦手な射撃戦を強いられることになる。

 

「鬱陶しい…!」

 

ミカはクレーバーを腰撃ちで撃つが当たらない。次をコッキングしようとしたがマガジンを抜いたのを忘れていた。ぼたんから予備の弾薬を貰ってないミカはクレーバーをブーメランのように投げて相手をなぎ倒す。そしてデータナイフを逆手で持ち、構える。

 

「倒してもどっかから出てくるってことは、どっかにヒーラーがいるな…」

 

ミカは囲んでいる相手を見て探す。

その間に飛んでくる魔術をデータナイフで吸収して対応する。

そしてコソコソ動いて治療をしている者を見つけた。

 

「見つけた…!」

 

ミカは囲んでるヤツの頭を踏み抜き足場にし、動いていた者に近付き首を刈り、粒子化させた。

囲んでいた相手が更に距離を置いてくる。

 

「チッ、銃が落ちてくる訳でもないから不利だな…」

 

ミカがそう呟くと囲いの外から銃声がした。悠がセンチネルで囲いの外の1人を撃ち抜いたらしい。

銃撃音に驚いたのか音がした方向に魔術科の生徒が一斉に向いた。

 

「ナイスアシスト」

 

その隙を見逃さずに1人音を出さずに首を狩る。続いて狩った生徒の横にいたのを後ろから突き刺す。

そしてハッとしたようにミカに顔を向けると、何処からかフラググレネードが飛んでくる。

グレネードが来ると分かったらグレネードを中心に離れていく。しかしそのグレネードはピンが抜かれていない。

ミカはそのグレネードを拾いながらピンを抜き、3秒程持ってから投げる。

すると生徒に当たった瞬間に爆発し、大部分が粒子化した。その間に悠がミカと合流した。

 

「わりぃ、遅れた。グレネード回収してた」

「何処から?」

「先輩方がやられてたであろう場所から。フブキとミオは気が付かなかったっぽい」

「ふぅーん。因みに、長めの武器持ってきてない?クレーバーどっかにやっちゃってさ」

「そういやミオが刀落としてたっぽいから拾ってこようか?」

「助かる。拾ったら俺の方に投げてくれる?」

「そのまま刺さっても知らねぇぞ?」

「そうなったらその時だよ」

「そうかい。代わりにコイツ使っときな」

 

悠がミカにウィングマンを渡す。

 

「俺は射撃は得意じゃないんだけど?」

「ないよりマシだろ。それにゆっくり撃てば反動はそんなない」

「まぁ使わないことを祈るよ」

 

悠は自分の目の前の生徒をピースキーパーで蹴散らしながら進んで行った。

 

「俺的にはそっちの方が良かったんだけど…まぁ精度はこっちの方がいいか」

 

ミカはそう言いながらウィングマンで生徒の頭を撃ち抜く。武器が無いからと距離をとっていた生徒だが撃ち抜かれたと知って慌て始める。しかしある生徒の一声で冷静を取り戻した。そう、金子千鶴である。

 

「冷静になれ!武器を持っていたとしても敵は1人だ!落ち着いて打てば問題は無い!」

「金子か…。邪魔だから落としときたいな」

 

ウィングマンを金子に向ける。しかし後ろから魔術を打つ直前の音がしたため横にズレる。

 

「避けられたッ!?」

「チッ!やっぱ取り巻きから潰すか!」

「弾速の早い雷撃を避けるか…やはり戦闘科を潰す為には奴が邪魔だな、大神ミカ…!」

 

そうしてミカが周りの生徒の頭を撃ち抜いていると引き金が軽くなった。

 

「弾切れか」

 

それと同時にヒュンヒュンと音がした。

 

「ナイスタイミング」

 

ミカはノールックでものを掴む。手にはミオの太刀が握られていた。

 

「武器を手に入れたところでこちらに攻撃は届かん!距離をとって魔術をう」

 

生徒が言っている途中でミカが一瞬で近づき首を狩った。

 

「あっち(ナイフ)よりこっち(太刀)だな。ミオ姉、ちょっと借りるよ。金子は…あっちか」

 

ミカはそう呟くとその場から消えた。

 

「何処だ!?何処にいった!!?」

「囲いからは出てないはずだ!!」

「う、上だ!上にいるぞ!」

 

「さっきまでは悠がやってる途中だったからなるべく動かなかったけど、もう終わってるし、上に飛べば囲いなんて関係ないから。さ、勝負と行こうか?金子」

「チィッ!!直接勝負を挑んでくるつもりか!」

 

ミカが金子の方を向いて空を蹴り、加速する。

それと同時に金子が手をかざして1部ではあるが防御魔術を展開し、ミカの位置エネルギーを使っての攻撃を防ぐ。しかし、衝撃は受けきれなかった。

 

「グゥゥッッッ!!!」

「邪魔だな、その魔術……!」

 

ミカが右手で太刀で押し付けながら左手でナイフを取り出す。ナイフを刺そうと振りかぶると金子は防御魔術を消してバックステップで避ける。

金子という支えが無くなったミカはそのまま落下し、太刀とナイフを地面に叩きつける。叩きつけられた場所は小さなクレーターが出来ていた。

 

「な、なんていうパワーだ…!!」

「逃がさない…!」

 

ミカは直ぐにナイフを持ち上げ投げる。

金子は高速で飛んでくるナイフを避けられず、真っ向から防ぐと防御魔術が耐えられないと判断し、防御魔術を角度を付けて張って防ぐ。詰めようとミカが動くが何処からか進行方向にファイアーボールが飛んできた。

 

「チィッ!!」

 

ミカはそれをスライディングで回避し、立ち上がろうとすると目の前で魔法陣を展開している金子が見えた。

 

「まずは1人目!『サンダーボルト』!!」

 

金子が撃ったサンダーボルトをミカは太刀を前に投げる事で回避し、太刀が地面に刺さる前に掴む。それによってミカは金子との距離を更に詰める。

 

「何!?」

「終わりだ…!」

 

金子が離れようとバックステップの構えをとるが跳ぶ前にミカの突きが金子の胸に刺さった。

 

「…チッ。見事」

 

金子は粒子化して消えていった。

 

「ふぅ。これで後1人か」

「いや。そうでもない」

 

その声が後ろから聞こえたミカは咄嗟に太刀を後ろに薙ぐ。声の主はサンダーボルトを剣のように出力してミカの太刀を防いだ。

 

「危ない危ない。あと少しで頭が飛んでた」

「おかしいな。今さっき粒子化したはずだけど」

「ちゃんと顔を見たか?ここらに身代わりはいっぱいいるぞ?」

「何…?」

 

先程粒子化したのは金子ではなく別の者だったらしい。しかし刺した時に周りに人はいなかった。そこから導かれる答えは…

 

「転送系か…!」

「正解ッ!」

 

金子は空いていた左手でサンダーボルトを打つ。

ミカは金子の左手を捌いてサンダーボルトを外させる。それと同時に金子に更に近づき、肘打ちを当て改めて距離をとる。

 

「距離をとればコイツの餌食だ!」

 

金子は右手にあったサンダーボルトを剣のまま射出する。

ミカは冷静に太刀を投げた。しかし金子はもう1発ミカに打ってきた。それを身体を反らしてよけた。

 

「その状態で太刀を上手く持つ事は出来まい!」

 

金子がまたサンダーボルトを打とうとした時、ミカの目に赤い光が走った。

その瞬間、ミカが太刀を蹴り上げ、金子の視界から消えた。

 

「な、何!?どこに」

 

金子の上から目に赤い光が走った状態のミカが太刀を金子に刺す。

 

「がァァァァァァ!!!?」

「これで…終わり!」

 

ミカが太刀を引き抜いて金子の首を狩った。今度は間違いなく金子は粒子化した。

 

「ふぅ…残念だったね。俺はそう簡単にはやれないよ」

 

目の光が収まると、目に血が滲んでいた。

 

「グッ!!…これ以上は無理そうだな」

 

ミカが苦しんでいるのを見て好機とみた生徒が四方八方から魔法陣を展開する。

 

「残念だけど、それは効かないよ」

 

そのタイミングでぼたんが上からプラウラーを乱射する事で魔術を打たせる前にキャンセル出来た。

 

「大丈夫そ?」

「あぁー…駄目だ。視界が確保できない。でも、身体は普通に動けるよ」

「なら、今のうちにこれ巻いときな」

 

ぼたんがミカの手に包帯を握らせる。

 

「包帯だよ。少しは楽になるんじゃない?」

「ん。ありがとう」

 

その場で目の周りをグルグルと巻くミカ。

それを好機とみた生徒達がミカを狙って四方八方から打ってくるがミカは最小限の動きで避ける。

 

「良く避けれるね?」

「何となくの感覚と勘で動いてる。それが上手く噛み合ってるだけだよ。そういえば、そっちはもう終わったの?」

「いや?いい感じに連携とられちゃってね。そろそろあっちの攻撃範囲に入るんじゃない?」

「代表者の攻撃は避けれないと思うから早めに離脱してくれない?」

「確かにね。じゃあもうちょい遊んでくるかー」

 

ぼたんはミカから離れて迎撃しに行った。

 

「…さて。そろそろ倒れても良いんだけど」

 

ミカは太刀を地面から引き抜く。

 

「何人かは道連れにするか」




はい、約7300文字書けたんで許して下さい…!
次回もお楽しみに!では、(・ω・)ノシ
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