自分でもちょっと新天地という感じです。
どうぞ
ここは新世界のグラム島にある世界政府非加盟国グラム王国。
非加盟国でありながら世界でも類を見ないほどの武力国家であり国に勤める兵士たちは下っ端でも海軍の尉官クラスを難なく倒せるほどの実力を持っている。
この国の中央に王宮が存在しその廊下を歩いている一人の男が居る
二十代前半でありながら威風堂々とした覇気・観るものを圧倒するほどの存在感・そして確かなカリスマ性・何よりカッコイイ。
彼の名はグラム・D・シュラ。グラム王国の王子である。
シュラ「なんか最後私情が入った気がするがまぁいいか」
彼は国王である父が居る部屋に向かっていた。彼の父の名はバハルス。国王でありながら侵略者が来た時は常に前線に立ち兵の士気を上げる豪傑でありシュラの憧れでもある。
シュラ「父上。シュラです。今大丈夫ですか」
バハルス「あぁ入れ」
バハルスの威厳のある声にビクッとなりながらも部屋に入った。
シュラ「失礼します…父上。書類の数が前よりも多い気がしますが気のせいでしょうか?」
バハルス「いや…気のせいではない、そして来る書類もいつもと同じものだ」
シュラ「また世界政府からの加盟国への勧誘ですか。あいつらも飽きないですね。いっそのこと加盟国になれば良いのではないですか?そうすれば少しは書類が減るはずです」
バハルス「ダメだ、非加盟国であり続けることは先代からの言葉なのだ。だがここ最近はあまりにも多すぎる先程もそのことに関するでんでん虫が政府から直接来たのだ。しかもあやつら最後にこんな言葉を残していったな」
シュラ「どのような」
バハルス「(これ以上断り続ければ我々も強硬策に出ることになる。それが嫌ならばまた明日掛け直す。そこで全てを決めようではないか?)とな相変わらず上から目線でムカついてきたわい!おい!」
秘書官「ハッ!」
バハルス「取り敢えずこの量の書類を全て焼却炉に入れて燃やしておけ」
秘書官「し、承知いたしました」
秘書官はヨロヨロと書類の山を落とさないように部屋から出て行った
シュラ「父上、秘書官に当たらなくとも」
バハルス「すまんすまん。ところで話は変わるがあの話は考えてくれたか?」
シュラ「ほんとに話一気に変えますね。自分が次期国王になるには早すぎると思うのですが?」
バハルス「何を言って居る。わしもお前と歳が同じくらいには父に無理矢理王にさせられたからな大丈夫、大丈夫」
シュラ「父上絶対恨んでますよね先代を、その鬱憤を俺で晴らさないでくださいよ」
バハルス「いや鬱憤を晴らすのではない、私はそれだけお前に期待して居るのだ。お前はグラム王国始まって以来の才に恵まれていた。
幼少の頃から大人も顔負けの身体能力を持っており、お前が海で海王類を捕まえて来た時は驚きすぎて顎外れかけたのだからな」
シュラ「やめてください。黒歴史です俺の心にズブズブ刺さっています。…………やっぱり鬱憤晴らしてますよね!?」
バハルス「晴らしておらんわ!?」
シュラ・バハルス「「プッ!フハハハハ!!!」」
お互いに笑い合い親子の時間を堪能していた。
次の日の朝シュラは起きて早々に城内の慌ただしさに起こされた。
シュラ「どうした!朝から騒々しいぞ!一体何があった!?」
シュラは廊下にいる兵士に声をかけた。
兵士1「あっ!シュラ様!申し訳ございません!取り敢えず国王様がお呼びです。付いて来てくださいますか?」
シュラ「わかったわかった取り敢えず父上の場所まで行くぞ」
シュラは兵の誘導により軍略室に向かった。
シュラ「ノックもなしに失礼します」
そこには父を始め騎士団の隊長・軍師たちが机を前に会議の準備をしていた。
バハルス「来たかシュラ。ひとまず双眼鏡で外の海を覗いてみよ」
シュラ「わかりました。えーと……なっ!!!」
シュラは言われたとうりに海を見てみるとそこには数の海軍の軍艦が20隻島周辺を埋め尽くしていた。
シュラ「なんだこの軍艦の数は!戦争でもしようってのか!!」
騎士隊長「島周辺の軍艦の数は20隻。明らかに海軍元帥が持つ権力を超えています」
バハルス「世界政府か、天竜人くらいのものだろう。これがけの力を出せるのは、おおかた加盟国申請を断り続けたわしにキレたんだろ。全く、権力の無駄遣いとはこの事だな、あのクズども」
騎士隊長「全くですなあのゴミども」
軍師「右に同じです、あのタンカスども」
大臣「あの掃き溜めどもが、しかしどうしましょう劣勢なのは明らかです」
バハルス「民達は王宮の地下道を抜けた先にある無人島に避難するよう手配しろ。あの場所は関係者しか知らない無人島だ」
大臣「かしこまりました」
バハルス「騎士隊長や軍師は避難が完了するまで海兵の足止めだ。皆準備を急げ!!」
一同「はっ!!!!」
その一言を後に会議は終了しそれぞれの持ち場に戻った。息子であるシュラも退室しかけると
バハルス「シュラ。少し良いか」
シュラ「なんでしょう父上。俺も早くあの肥溜め共の哀れな命令を受けている海兵の足止めしたいんですけど」
バハルス「わしから始まった悪口合戦はもういいお前に大事な話があるから人払いをしているんだ」
シュラ「それで大事な話とは」
バハルス「それは…むっ!?伏せろ!!」
シュラ「えっ!?ぐふぅぁ!」
今いる会議室に向けて軍艦からの大砲が炸裂した。バハルスとシュラは咄嗟に見聞色の覇気を使い未来を見て回避したがシュラは少し遅れ大砲の砲弾は当たりはしなかったが衝撃で後ろに押され頭を強く打ち付けてしまった。
シュラ「いっってぇ…っ!?」
バハルス「威嚇射撃にしては随分と正確な…っ!シュラよ大丈夫か!!」
シュラ「…なん…だ…これ、頭が…割れるよう…にいた…い」
シュラは意識を失った。
神「お前をこれから転生させる。其処はONE PIECEと呼ばれる海賊の話だ。知っているか」
???「………………………知らん」
神「珍しいなONE PIECEを知らん奴がいるとは…いやお前の境遇を見ていたわしが言ってもしつれいじゃな」
???「その日その日を生きるのが必死で娯楽に目を向けることができなかったんだよ。この転生だってそう言った不幸なやつ・未練を持っているやつを優先的に転生させてんだろ」
神「そうゆうことだ、其処で生きるために特典をやることになっているのだが一つしか選べない。何を選ぶかはお前次第だ」
???「だったらシンプルに怪物並みの身体能力とタフネスをくれ。
あとはその世界次第だ」
神「わかった。では転生をするがその世界に着いたらここでの記憶は無くなる」
???「だったらどうやったら思い出すんだよ?」
神「その世界で今まで食らったことのない衝撃が頭に来れば思い出すだろう。では逝ってこい」
???「おい最後の字ちがu」
シュラ「はっ!!はぁ、はぁ、はぁ、」
バハルス「シュラ!大丈夫か!!」
シュラ「父上…私はどれくらい意識をなくしていましたか?」
バハルス「ほんの数十分くらいだ」
シュラ「そうですか。少し懐かしい事を思い出したので」
シュラ(あの神!!くだらないやり方しやがって!!いつかあの神泣かす!!!)
バハルス「シュラよ、意識をなくす前に話すことがあると言ったなそれをこの場所で話すのだが」
シュラ「はぁそれで此処は何処ですか?身に覚えのない場所ですが」
シュラはこの王宮内のことは熟知しているが今いる場所は初めてくるがどこか懐かしいとも思った。
バハルス「此処は宝物庫の奥にある開かずの間だ此処を知っているのは私と妻のエレン。そしてまだ赤ん坊だった頃のお前だシュラ」
シュラ「母上と赤ん坊の頃の俺が!!懐かしくはありますが記憶がおぼろげだ」
バハルス「そしてお前にこの三つを託す。ある意味このグラム王国の秘宝と言ってもいいものだ」
シュラ「一体何を、まるでこの国が終わると言いたげですね」
バハルス「そうだこの国は最早壊滅だ。世界政府は主力戦力を載せていた大将コングを筆頭に仏のセンゴク・ゲンコツのガープ・おつる・黒腕のゼファーといった海軍黄金世代を連れてこのグラム王国を地図状から消すつもりだ」
シュラ「俺たちが一体何したんですかね」
バハルス「世界政府に逆らった、やつらからしたらそれで十分なんだろ。話を戻すがまずこれをお前に渡す」
それは一つの書状であった。だがその書状の判子が衝撃を受けた
シュラ「これは天竜人の書状!!何故これが宝物庫に」
バハルス「これが世界政府が加盟国申請を何度もしてきた理由だ。だからわしは何度も断った。加盟すれば秘密裏にCPが入りこれを盗み出してしまう可能性があるからな」
シュラ「いやそっちじゃなくて何でこんなものがグラム王国の宝物庫に」
バハルス「この書状は先代の更に先代が天竜人を助けた際に手に入れたものらしい詳しくは知らないが天竜人の書状は例え渡した本人が死んでも永劫に使える。これはお前が持っておけ。そしていつか世界会議にて世界がざわつく際に使えるはずだ」
シュラ「まぁ期待しないで持っておくよ。んで二つ目は?」
バハルス「これだ」
次に持ってきたのは長細い桐の箱。
バハルス「開けてみろ」
シュラ「これは刀。いや明らかに業物の」
箱の中に入っていたのは持ち手・鞘全てが黒一色の刀であり鞘から刀身を抜くと刀身は薄い黒で染まり特徴的なのはその鍔元である。鍔元は卍の形をしていた。
バハルス「その刀は最上大業物12工が一振り。名は虚。例えどのような衝撃が来ても簡単に耐えるとにかく固い刀だ。お前の身体能力をもってすれば更に絶大な力を与えるだろう」
シュラ「虚。これから俺の相棒になるのか、」
バハルス「最後にこの宝箱を開けてみろ」
シュラ「っ!!今度は悪魔の実か」
バハルス「流石にもう驚かなくなったか」
シュラ「ああもう慣れた」
バハルス・シュラ「「ははははははははは!!!」」
シュラ「これを渡すってことは父上、死ぬ気ですよね」
バハルス「ああ最後はこのグラム王国と共に終わるつもりだ。願わくば最後にあの男との雌雄を決出したかったがな…シュラよお前は自由に生きろ妻も最後に自由に生きて欲しいと言っていた」
シュラ「全く父上や母上の願いとならば生きねばなりませんな。でもどうやって脱出するのですか?流石にもう外には逃げ場はありませんが」
バハルス「心配するな、王族専用の脱出口があるがただし一人しか出れない」
シュラ「何でもっと改造しないんですか!?ちょっと考えればわかるでしょう!?」
バハルス「その脱出ほうほうがこれだ!」
シュラ「は?これって明らかに…ジェットコースターのパチモン」
バハルス「さぁ!早く行くのだ!そしてお前がいつか世界を変えるのだ!!私はお前の父であることを誇りを思う!」
シュラ「っ!!色々言いたいことあるけど父上!いや父さん!!今まで俺にたくさん教えてくれてありがとう。でも最後に合わせてもらうけど………………俺絶叫系苦tギィーーーャアーーーーー!!!」
シュラを載せた脱出方法ことジェットコースターは王国外のダムと繋がっておりそこから海軍に気付かれることなく脱出成功したのである
バハルス「…………改造し直すのめんどくさいからなぁ。まぁあやつならどちらかというと海賊に向いている。あの男とも出会うのは必然だ。なぁロックスよ」
その後のことはトントン拍子で話が進み新聞にはグラム王国の有る事無い事が世界政府経由で書かれておりグラム王国は地図から消えた。これが世界で初めて行われたバスターコールである。
とある新世界の島
チンピラA「グハァ」
シュラ「ったくよぉ喧嘩売る相手は考えておけよ」
チンピラB「んだとお前!」
シュラ「…………なんか言ったか?」
チンピラ達『ヒィ!!すんませんでしたぁーーーー!!!』
シュラ「なんだかんだ言ってこっちの服の方が動きやすいなぁ」
無事脱出したシュラはとある島に来ていた。主に金稼ぎとして来て来た、自分が前来ていた服や装飾品は質屋に売り今は動きやすい服装で活動していた。
シュラ「はぁこの新聞くだらねぇこと書きやがって、あいつらの正義は最早偽善だけだなぁ。なんとかあいつらに一矢向くいたいがなんかいい話ないかなぁ…………うん?」
たまたま目を通していた掲示板の端を見てみるとこんな勧誘が書いてあった。
ロックス海賊団団員募集中。いい儲け話あるよ、嘘じゃないよぉ〜。
詳しく知りたい奴は新世界の海賊島ハチノスに自力で来い。
シュラ「ロックス海賊団かぁ………いい場所みっけ!ようし」
シュラ・????「「ここにきめた!!うん?」」
隣には頭に牛も顔負けの大きな角を生やしためちゃくちゃ背がでかい大男がいた。
これが後に百獣海賊団を築く二人の物語
どうでしたか。
ちなみに刀のモデルは銀魂の虚が使っていためちゃめちゃ丈夫な刀です。
それではまた。