「六号、お前は本当に最後の最後で悪に徹しきれない半端ものだな。そんなんだから所属年数は最高幹部に続くのに未だに平社員なんだよ」
「う、うるせー!そんなこと言われなくても俺自身がよく知ってるよ!!」
「クロスブレードマンも、肝心なところで折れてしまうお人好しだな。そんなんだから最後は良いように使われるんだよ」
「全くもってその通りだよチクショウ!!」
オレ達は今、ティリスの部屋のバルコニーにいる。本当は逃げたかったのに、スノウのあんな顔を見てしまったせいでタダ働きする羽目となってしまった。
泣き落としに屈し、報酬とか見返りガン無視で危険地帯へと飛び込むんだから、アリスの言う通り本当にお人好しだ。
そんな訳で、オレと六号は邪魔な手すりを蹴っ飛ばして壊している最中だ。
「隊長、副隊長。門にはいかないのか?」
「今から走ってたら間に合わないだろ。オレはここから飛んで直接二人がいる門に向かう!」
オレのその言葉に質問したスノウはもちろん、ティリスまで大きく目を見開いて驚く。
「ここから飛んで向かうだと!?」
「クロスブレードマン様、さすがにこの距離を飛ぶとか無理がありすぎますよ!?いえ、それ以前に飛べない筈では!?」
確かに普通なら飛べはしない。だが、滑空のように下へと向かうなら何一つ問題はない。
「そこは心配するな。何たってクロスブレードマンだからな」
「理不尽の権化が飛んで向かうと言っているんだ。なら、大丈夫だろ」
「副隊長に対するその信頼の厚さはなんだ!?」
現に六号とアリスは軽く流してるし。
「そういう訳だから、スノウ。分かったらその手を放せ」
「あ……」
スノウが慌てたように掴んでいた手を放したのを確認したオレは、六号へと向き直る。
「それで六号?お前は一体どうするんだ?」
「対物ライフル送って貰ってここから攻撃するに決まってんだろ!!アリス、さっさと向こうに申請しやがれ!!」
「その前にポイントはどうするんだ?お前がバカなことに使ったから足りてないぞ」
「…………」
アリスの鋭い指摘に六号無言。完全に忘れてやがったな!!
「だったら、そこの二人の服を剥ぎ取るとかしてさっさとポイント稼げ!」
「「ええっ!?」」
オレの剥け発言に指をさされて対象にされたスノウとティリスは驚いて叫び声を上げるが、オレは構わずにこれから向かう場所へと身体を向ける。
「コンビカラー、
『ダブルカラー!二つの色が重なり力を強める!!』
オレは複数のモードを同時起動する《コンビカラーモード》を発動させると、無駄な演出機能で緑の鷹と黄色の虎がオレの周囲を駆け回ってそのままオレへと吸い込まれるように消えていく。
「こういうのはヒーローもののお約束だよな」
「様式美だな。こういう演出は悪の組織でも大事だからな」
何故か勝手に納得している六号とアリスの感想を他所に、各部のプロテクターは右半分が緑、左半分が黄色の二色に染まっていく。
『緑と黄色で疾風迅雷!!』
プロテクターの色が染まり切ると完了の音声と共に風が放出され、電気がバチバチと弾け飛ぶ。
それを確認したオレは既に暗くなって見づらくなった門を見据え、壊れた手すりのギリギリの位置でクラウチングスタイルとなると―――全力で蹴って弾丸の如く飛び出した。
プロテクターから吹き出る風で維持し続け、そのままロゼとグリムが戦っている正門へと向かっていく。
そして、二人はもちろん、ゴーレムや魔族達が視認できるほどの距離になった。
「ブラストストライク!」
『ダブルブラストストライク!!』
そのタイミングで体勢を変え、必殺技を発動。風と雷のキックを叩き込み、そのままゴーレムの一体を粉々に吹っ飛ばす。
そして、その衝撃で上空へと舞い上がりカラフルセイバーを引き抜く。そのまま落下と同時にカラフルセイバーを叩き斬るように振るって近くにいた二体目のゴーレムを真っ二つに両断する。
「「副隊長っ!?」」
ロゼとグリムがオレに気づいてか驚きの声を上げる。それに対してオレは肩を竦めて返す。
本当は嫌だけど、あんなスノウを見てしまったからな。本当に後ろを振り返ならきゃよかったよ!!
そう心の中で嘆いていると。
「やっと現れやがったな!!この瞬間をずっと待ってたぜ!!」
あの時の巨大デーモンがそう叫ぶと同時にオレに向かってその手の金棒を振り下ろす。
オレはその金棒をカラフルセイバーで受け流し、鎧に包まれた腹に回し蹴りを叩き込んだ。
「なっ!?」
巨大デーモン―――ガダルカンドは驚愕と共に地面を削りながら強引に距離を取らされる。
「……硬いな」
対してオレは蹴った時の感触からうんざり気味に溢す。パワー重視でないとはいえ、割りと本気で蹴ったのに鎧がちょっと凹んだだけだから。
どうやってあの鎧ごとぶった斬ろうかと考えた直後、兵士達を蹂躙していたゴーレムの一体の上半身が粉砕された。少ししてまた同様に他のゴーレムの上半身が粉砕される。
「なっ……ななな……」
「今度は何なの!?」
その光景にハイネは呆然とし、ロータスは驚愕しているが、ようやく六号の援護射撃が来たか。
……本当に二人の服を脱がしたのか?それにしてはわりと早いような……
「これもテメェの仕業か!?」
「さあな?わざわざ教えると思うか?」
バカ正直に教えるわけないだろ。教えたら、お前らそっち行くだろ。
後、オークとか狼男等の魔族連中が次々襲い掛かってきて面倒だな!全員ぶった斬ってるけど!!
「ガダルカンド、城だ!城の天辺から攻撃を仕掛けられてる!」
「何だと!?あんな遠くから攻撃してるってのか!?高等魔法か!?」
チッ、気づかれたか!!腐っても幹部クラスということか!!
「なら、俺様の部下を連れて城の奴らをぶっ殺してこい!それくらいはできるだろ!」
「ああ、もちろんだ!」
ハイネはそう言うとグリフォンを呼び寄せてその場から離脱しようとする。
オレはそうはさせまいとハイネに攻撃を仕掛けようとするも……
「テメェの相手はこの俺様だ!!」
ガダルカンドはそう言って金棒をぶつけてくる。オレはその一撃をカラフルセイバーで正面から受け止める。
その間に、ハイネと空を飛べる魔族十数名の離脱を許してしまった。
「悪い。ハイネと飛べる奴らの離脱を許してしまった」
『マジか。ギリギリまでゴーレムは片付けてやるから残りはお前で何とかしろ』
急いで通信でアリスに報告すると、残りは全部やれと返ってきた。
そりゃ、部屋の中で戦う羽目になったからある意味仕方ないんだけど!
取り敢えずガダルカンドの金棒を弾き飛ばして瞬時に二回斬りつけるも、火花と共に鎧に浅い傷が付くだけだ。
本当に硬いな!ゴーレムも五、六体くらい残ってるし魔族も大勢いるし!!
……こうなったら、大技でぶっ飛ばす!!
「五分以内に全員正門まで下がるように伝えろ!巻き込まれて死にたくなかったらなと付け足してな!!」
オレはその場にいる兵士達に向かってそう叫ぶと、カラフルセイバーの柄尻にあるつまみを捻る。すると柄尻にあった装填口が開き、そこへ大技を使う為のエネルギーカートリッジを差し込んだ。
『カートリッジロード。オーバードライブスタート』
その音声が流れた後、出力上昇を現すように刀身に紫色の光のラインが走っていく。それを確認しながらカラフルセイバーを長剣モードへと切り替える。
五分後に使う大技は初めて使うものだ。威力はともかく範囲が不明だから味方の兵士が巻き込まれるのは極力避けたい。
……避難勧告はちゃんとしたから、時間内に下がらなかった奴は巻き添え喰らっても自業自得だ。
「こいよデーモン。お前の遊びに付き合ってやる」
「挑発とはいい度胸だな人間。いいぜ、お望み通り乗ってやるよ!ロータスは手を出すなよ!!」
オレの挑発に乗ったガダルカンドは金棒と右拳を使ってオレを叩き潰さんと攻撃を仕掛けてくる。
対するオレは避ける、流す、弾くで悉くガダルカンドの攻撃をかわしつつ、鎌鼬を飛ばして他の魔族を牽制しながらガダルカンドを攻撃していく。
にしてもあの鎧、相変わらず本当に硬いな。いや、Rバッソーとかいうチェーンソーモドキとマトモに打ち合ったら此方が削られるから刃こぼれしないだけマシだけど。
「随分苦戦してるみたいだな!このままテメェをミンチにしてやるよ!!」
なんか勘違いしているな。こっちは時間を稼いでいるだけなのに。
「副隊長!全員正門まで下がりましたよ!」
「第二の勇者様の指示だと言ったら素直に聞き入れてくれたわ!」
朗報だロゼ!それとグリム、お前は後でひっぱたく!!
グリムへの制裁を誓いつつガダルカンドの顎を殴り飛ばしてから距離を取ると、《コンビカラー》の最大同時発動モードである《トライアルカラー》を発動させる。
「コンビカラー、
『トライアルカラー!三つの色が揃う時、大いなる力が目覚める!!』
その音声と共に赤いライオン、橙色の牛、緑の鷹が駆け回り、右側が赤、中央が橙色、左側が緑へと染まっていく。
『赤と橙と緑で三位一体!!』
その音声と共に全身のプロテクターから蒼い炎が噴き出す。……だから炎は出ない筈なんだけどなー。良くて超高温の熱風が吹き出すだけの筈なのに。
しかし、この《トライアルカラー》は長くは持たない。数分でオーバーヒートで限界が来て強制的に待機モードになってしまうからだ。だから、速攻で決める。
戦闘服と同様に、三色に染まったカラフルセイバーの必殺トリガーを上限数である五回まで一気に引く。
『アルティメットトライアルダイナミック!!』
必殺音声が響き渡ると刀身の蒼い炎が一際強くなり、カラフルセイバーからキュィイイイイイイン!!とけたたましい駆動音も響き始めていく。
「テメェ、一体何を始める気だ!?」
ガダルカンドもその音に警戒してか、すぐに動かずに問い質してくる。
だからバカ正直に教える気はないっての。すぐに分かることだし。
けど、代わりに名乗っておくか。
「《地》のガダルカンド、最後に名乗っておいてやる。オレの名はアーマードライダー、クロスブレードマン。お前達魔王軍を葬り去る……ダークヒーローだ」
……自分で言ってなんだが、痛い名乗りだなぁ。しかもダークヒーローって言っちゃったし。
「お前もろとも、この場をオレの色で染め尽くす!!」
自然と出てしまったヒーロー時代の決め台詞を吐きながら、オレは剣を振りかぶってガダルカンドへと突撃する。
「返り討ちにしてやるよ!人間がぁ!!」
対するガダルカンドは迎え撃つ体勢。金棒を頭上へと振り上げている。
互いに同時に振るわれる剣と金棒。結果は―――
「―――なっ!?」
ガダルカンドの金棒が両断される結果だった。それだけではない。反対の腕も巻き込まれて鎧ごと両断されている。どちらの断面も煙が立ち上っている。
オレはそんなガダルカンドに構うことなく、カラフルセイバーを縦横無尽に振るっていく。
「が、ま―――」
振るう度に近くにいた者達は斬られ、超高温となった鎌鼬も飛びまくり、ゴーレムが、オークが、狼男が、ワイバーンが、デーモンが鎧ごと爆発するように両断され、地面もどんどん削れていく。
「やあああああああっ!?」
「ひぃいいいいいいっ!?」
「ぎゃあああああああっ!?」
「に、逃げろぉおおおおおおおおっ!!」
戦線が下がったことでここぞとばかりに攻めいっていた魔族達は悲鳴を上げているが、オレは構わずに戦場を走りながら容赦なく剣を振り回す。
時折炎や水、鎌鼬がオレに向かって飛んでくるが軽々と全部避け、そのまま剣をガンガン振るっていく。
「ちょっ、副隊長!?攻撃がこっちにも飛んで来てますよ!?」
「巻き込んでる!巻き込んでるから!!もう少し周りを―――ふぎゃっ!?」
「ひょえええええ!?死んじゃう!アタシも死んじゃう!!」
そんな叫びも聞こえつつ、《トライアルカラー》の活動限界まで剣を振りまくる。
そしてオーバーヒートとなって剣も戦闘服も強制的に待機モードとなった頃には、辺りは大惨事となっていた。
「い、一体どれだけの魔族が死んだんでしょうか……?」
「少なくとも半滅状態と言っていいくらいは死んだんじゃないでしょうか……?……本当にあの人は人間なんですか……?」
「副隊長が味方で本当に良かったです……」
辺りは魔族や魔物の血や肉片、役目を果たせなくなった鎧や剣、棍棒の残骸だらけ。残っていたゴーレムは全部ただの岩くれ。地面も焦げたようにあちこちが削れている。ついでに王都の正門もボロボロだ。
そんな中でロータスを始めとした、運よく生き残った何名かは踞ってガタガタと身体を震わせていた。向こうに見える魔王軍もこの惨状に二の足を踏んでいる始末である。
取り敢えず、猫耳押さえて震えているロータスに近寄っていく。
「ロータス」
「ふぁい!?」
「残りの奴ら連れて尻尾巻いて逃げろよ。今なら追撃はしないぞ?」
しばらく《カラーモード》は使えないし、エネルギーカートリッジもさっきので全部空になった。まだまだ大勢いる魔王軍をこれ以上相手にするのは面倒だからな。
そんな事を言ってわざとらしく剣を地面に突き立てると……
「……て、撤退!全軍撤たーいっ!!!!!!!」
ロータスは目尻に涙を浮かべて一目散に逃げ出した。それに追従するように他の連中も逃げ始めていく。
少ししてグリフォンを含めた空の連中も逃げるように去っていき……
「か、勝ったのか……?」
魔王軍が逃げていくその姿を、誰かが半信半疑といった感じで呟く。
それから少しして、勝利の雄叫びが辺り一面に響き渡るのであった。
「勇者様!第二の、勇者様!!」
「あなたのおかげで我々は救われました!!ありがとうございます!第二の勇者様!!」
「第二の勇者様は、我々の新たな希望だ!!」
……オレは勇者なんかじゃねぇええええええええええッ!!!!!!!!
――――――――――――
魔王軍が撤退し、戦った兵士達が治療を受けながらも勝利に安堵する中、オレは六号達と合流していた。
「本当にお前はぶっ飛んでるな」
「一人で魔王軍の奴らを倒しすぎだろ!いや、前例あるから全然不思議じゃないんだけど!!」
六号達の方はRバッソーを転送して大暴れした後で、ハイネに一月の停戦交渉を迫ったそうだ。
そのハイネは六号によってミンチにされた魔族達と、撤退を勝手に始めた魔王軍のことをアリスから聞かされて速攻で頷いて撤退したとのこと。
……対物ライフルとRバッソーって何れくらいポイント使うんだ?二百ちょっと内に収まるのか?
まあ、関係ないから別にいいけど。
「どっちにしろ向こうは大損害だからな。幹部クラスが戦死した上に大勢の魔族が死んだんだ。整うまでは本格的に攻めてこないだろ」
アリスの言う通り魔王軍は大きな痛手だからな。幹部二人が消えた上に撤退した魔王軍は攻めてきた時の半分くらいだったみたいだし。
一月の停戦は向こうとしても安心だろうしな。
「六号様。クロスブレードマン様……本当にお疲れ様でした。お二人のおかげで我が国は無事に生き長らえました。本当に、ありがとうございました」
「そう思うならこの国の歴史の一頁にしっかり俺の名を記してくれよ」
「こっちはがっつり消し去ってくれ。勇者扱いされてホント嫌だから」
このままじゃ魔王を倒しに行けって言われかねないし。魔王倒した後も国の礎とか何だと言って酷使されそうだし。
そんなオレ達の言葉に一緒にいたティリスは小さく頷いた後、躊躇いがちに口を開いた。
「……あの、お二人はもう一度この国の騎士になるおつもりは……」
「ないよ。このまま残れば厄介極まりないものにされそうだし」
だって周りの連中が第二の勇者って騒ぎまくるんだもん!勇者とかヒーローとか、そんなブラック一直線はもう二度と御免だからな!
オレの答えに、ティリスは寂しそうにしながらも仕方ないとばかりに苦笑する。
「俺も同じだな。変な部下達のお守りで正直疲れたし」
「確かに。守銭奴に地雷、食いしん坊の変な部下達だったからな」
六号の言葉に同意すると、突然背後から誰かに飛び付かれた。
「食いしん坊の変な部下って、ひょっとしてあたしの事ですか!?いくら副隊長でもかじりますよ!!」
「既にかじってるだろ!?」
「隊長は私とあんなことをしたのに置いていくの?こんな体にした責任を取ってよ!!」
「新しい車いすやって夜の街を駆け回っただけだろ!」
ちなみにグリムへの制裁は今回は見送った。どうやらオレの攻撃のせいで正門が何ヵ所も崩れ、その瓦礫の一つがグリムの後頭部に見事にヒットしたから。
取り敢えず腕に噛みついてくるロゼを引き剥がしていると、いつの間にかスノウが近くで立っていた。
「…………」
おーい、スノウ?何か言えよ。反応に困るだろ。
「……?何だよ、何か言えよ」
「……お前たちは自分の国に帰るのか?」
口を開いたと思ったら、とんでもないことを言ってきやがった!!
「誰があんなブラックな場所に帰るか!!わざわざこんな場所まで逃げてきたのに、帰るとか本当に無いわ!!」
「そ、それじゃあ副隊長は残るのか!?」
「残るわけないだろ!ここにいても酷使されそうだし、とっとと立ち去るに決まってるだろ!!」
オレの間髪入れずに言い放ったその言葉に、スノウは落ち込んだように顔を俯ける。そんな態度取っても今度は折れないからな!
「……六号、お前は……」
「俺は帰るよ。どこかの誰かさんがおっかないからな」
「…………そうか」
……普段なら六号に突っかかるのに、ただ俯くだけとか。
良心が痛むが我慢だ!ここで折れたら……!
「……げ、現在、我が国は今夜の魔王軍との激戦で、甚大な被害を受けた。よって部隊の指揮や戦える人材を探している。もうお前達の素性は問わないし、私のような部下や名声とかが嫌なら……その……雇われの傭兵とか……」
……本当にめんどくさい。勇者とか嫌だけど、六号とアリスは地球に帰る以上、今は行く当てもないし……
オレは本当に自分の甘さにうんざりしつつ悩んでいると、六号が不敵に笑って提案した。
「戦闘員、いかがですか?」
……あー、なるほど。転送機の安定は一ヶ月後だし、その後はキサラギの戦闘員や怪人連れて魔王軍と戦うってか。
一応、臨時バイトだし協力するか。
けど、その前に―――
「条件、付けていいか?」
あのブラックの根源であろうハゲジジイは排除しないとな。
――――――――――――
―――とある屋敷にて。
「この薄毛懲罰兵器“ガムテープ”で荒野になってしまえ!!」
「ぎゃぁあああああああああ!?」
ピロリロリ~ン♪
『悪行ポイントが加算されます』
「荒野は生ぬるい。この二度と毛が生えてこなくなる“永久脱毛剤”と熱々に燃える剣で焼け野原にしてやる!!」
「止めろぉおおおおおおおお!!」
「なら永久脱毛剤は俺がかけてやるよ!髭も含めたすべての毛は、全部消え去るがいい!!」
「ぁああああああああああああっ!?」
ピロリロリ~ン♪
『悪行ポイントが加算されます』
この後も蓮根詰め、焼け野原への辛子、蓮根の辛子あえ、バレたら困る証拠の回収等、容赦なく制裁を下していくのであった。
プロフィール
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参謀
典型的な姑息な卑怯者。自身の保身の為なら気にいらない相手にさえ媚を売る。
その上、使い捨てを平然とやるからよっぽど酷い。
本作では外交での取引で金額の水増し、水増し分を互いの懐に入れるという行いまでやっている。
その結果、問答無用のお礼参りと地獄の制裁を受ける羽目となった。
クロスブレードマンの評価:元凶!!