転送先が死後の世界→異世界だった件   作:厄介な猫さん

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てな訳でどうぞ


外交官(美人局、もしくは生け贄)追加

今日はティリスから呼び出しを受け、同じく呼び出しを受けた六号と共に城へ赴いたのだが……

 

「おちん○ん祭り!」

 

その呼び出した本人は、例の雨乞い装置の前であのパスワードを変なポーズをしながら叫んでいた。

雨乞い装置は大勢の人の前でパスワードを言わないと起動しないようなので、当然装置はウンともスンとも言わなかったが。

 

「やはりダメですか……かといってこれを国民の前で唱えるのは……」

 

どうやらものは試しでやってみたようだ。まあ、普通に嫌だよな。あんなパスワードを大勢の人の前で大声で言うだなんて。

 

「お姫様だってはっちゃけたい年頃だもんな」

「ッ!!」

 

肩に優しく手を置いて変に納得している六号に、見られていたとは思っていなかったらしいティリスはビクリ!と身体を強張らせる。

 

「まあ、同情はしますよ。六号がアホな考えで起動パスワードをあんな言葉にしたんだからな」

「……え?お前、なに言ってんの?」

 

……………………は?

 

「……六号様?本気で仰られてますの?アーティファクトの祝詞をこんなバカで恥ずかしいのに変えた張本人ですのに」

「……そうだっけ?」

「嘘でしょう?まさか本気で忘れたんですか!?」

 

……どうやら六号は本気で忘れているようだな。よし、頭を鷲掴みにして思い出させてやろう。

 

「あだだだだだッ!?痛い!マジで痛いって!」

「少しは思い出せたか?」

「思い出しました!ちょっとティリス様の恥ずかしがる顔が見たくてやりましたぁああああッ!!」

 

うんうん。無事に思い出せたようで何よりだ。

ちゃんと思い出せたから六号を鷲掴みから解放すると、六号は痛そうに頭をさする。

 

「あの時、“ブラック企業撲滅”が選ばれていれば良かったのに……」

「……クロスブレードマン様も祝詞を勝手に変えようとしてたんですね。六号様のより遥かにマシですが」

 

お、ティリスも認めてくれたな。起動パスワードに選ばれなかったのが本当に悔やまれる。

 

「そ、それよりお二人をお呼びしたのは、このアーティファクトについてお話があったからです」

 

ティリスは咳払いして気持ちを切り替えると、雨乞い装置に顔を向ける。

 

「我が国では、昔から水の必要な時期にこれを起動させて雨を降らせてました」

「この一月くらいでも雨が降った記憶がほとんどないしな」

「ええ。しかし、アーティファクトが壊れて以降、隣国のトリス王国で採掘されている水精石という水が湧き出てくる希少鉱石に頼っていたのです」

 

水が湧き出る鉱石かー。まさにファンタジーな鉱石だな。

 

「一応アーティファクトが直り、今年は輸入量を減らしてもらったのですが……アーティファクトを起動することを今更になって嫌がったお父様が……行方を眩ませて逃げました」

 

指の爪を噛んでそう告げたティリスの顔は、マジでふざけんなよと言いたげな怖いものだった。

そりゃ嫌だよな。間違いなく変態扱いされるし。

ていうか……

 

「何で雨降らせる前に輸入量を減らしたんだ?実際にコイツを使ってからの方が良かったんじゃ……」

 

鉱石なら一応貯蓄できそうだし。

 

「……財政難で安易な決定をしたお父様には、この件と合わせて本当に恨みしかありません」

 

これ、ティリスじゃなくて親バカ王の決定だったのね。そりゃ恨み言の一つや二つ、言いたくなるわ。

後、親バカ王。責任を放棄すんな。

 

「それならティリスが叫べばいいじゃん」

「叫べませんよ!大勢の民の前であんな言葉!」

 

六号の指摘をティリスは顔を両手で被って却下する。まあ、確かに普通に嫌だよな。

 

「それなら六号が祝詞を変えたと広めてから叫べば?同情視線と六号への社会制裁でダメージが……」

「その祝詞を人前で叫びたくないんですよ!さっきのだって本当は嫌なんですけど、頑張って妥協したんですよ!?」

 

ダメか。しかもさっきのは妥協点だったのか。失敗に終わったけど。

……ん?そういえば、王様とティリス以外にも起動できる奴が一人いるじゃん。

 

「勇者になった王子さんは?一月も経ってるからさすがに何かしらの情報が届いてるんじゃないのか?」

「……お兄様の行方は、生死共に依然として不明のままです」

 

そう告げるティリスの顔は完全に明後日の方へと向いている。何で顔を背けてるの?

 

「マジかよ。魔王を倒す勇者だから、必死こいて捜索して情報の一つや二つは出てきそうなのにな」

「…………」

 

六号の言葉に対してティリスは無言。何で同意しないの?

 

「実は……クロスブレードマン様が我が国を守る第二の勇者という情報が広まってしまいまして……あの時の戦いの活躍と合わさってしまい、勇者であるお兄様の捜索に各国が本腰を入れなくなってしまったのです」

「マジでふざけんなよ、チクショウ!!」

 

ティリスが明かした事実にオレはその場で頭を抱える。

オレは勇者なんかじゃねぇし、やる気もねぇよ!!というか、もっと危機感持てよコラァ!!

 

「……何でクロスブレードマンが第二の勇者として他の国に広まってんの?人伝の噂ならまだしも、国同士の認識なら修正が効きそうなんだが」

 

言われてみれば六号の言う通りだ。お偉いさんの耳に届いても、ティリスが違うと言えばそれで終わる筈だ。

そう思ってオレはティリスに顔を向けるも……その本人は頑なにオレの顔を見ようとしなかった。

 

「……なあ、何で顔を逸らすんだ?まさか、積極的に広めたのか?」

「そのような事は断じてしてませんよ。向こうが勝手に勘違いして我が国に便宜を図ってくれているだけです」

 

この王女、国の利益の為にオレを売りやがった!!

 

「本当に何してくれてんの!?オレ、そういうの嫌だって言ったよな!?」

「それは誤解ですよ。ちゃんとクロスブレードマン様は勇者でないと仰いましたし、向こうが謙虚と勘違いして聞かなかっただけです」

「なら、もっと努力しろよ!!」

 

このままじゃ、魔王を倒しに行けと周りから押されかねないじゃないか!!

そしたら魔王を倒した後のお約束展開、脅威だから葬り去るデッドエンドルートへの突入になってしまうだろ!!

 

「そ、それよりも今は水についてです!!現在お父様の捜索を行っていますが、見つからない場合も考慮してトリスへ外交官を派遣する予定です!お二人には、その外交官の護衛をお願いしたいのです!」

 

話を逸らすなティリス!まだ終わってないぞ!!

 

「しかし、一度減らした輸入量を戻すのは難しい交渉になります。トリスの第一王子は大変な好色で知られているので、性格はアレですが容姿は整っているスノウを外交官として派遣しようかと」

 

この王女……オレを売るだけに飽きたらず、自分の家臣であるスノウを生け贄にする気か!?

 

「スノウを売ろうという気はありませんよ」

 

オレ達の表情を見て慌ててティリスは否定するが、じゃあどうする気なんだと聞きたい。

 

「第一王子は美女好きで知られています。スノウを見れば手籠めにしようとするかもしれません。その現場を押さえて糾弾するだけでいいのです。外交官に手を出せば国家間の大問題ですので、交渉を有利にできるでしょうから」

「それ、俺の国では美人局ってんだぜ」

 

ティリスの考えに六号はうんざり気味に言葉を洩らしている。

めっちゃ腹黒いな、この王女は。

 

「そもそもスノウだと、自分から喜んで身体を売りそうなんだが」

「……え?」

 

オレの呟きにティリスはまるで石化したようにピシリッと固まる。

だって昨日もアレの缶詰めを売ろうとか考えてたくらいだし、土に埋めて処理しようとしていたその空缶も残り香で泣く泣く断念してたからな。

ちなみにロゼはあまりの臭さに心肺停止していた。心臓殴ったら復活したが。

 

「だよな。アイツ、かなり強欲だし」

「上手くいけば次期国王の伴侶だからな。絶対懐柔しようと躍起になる姿しか想像できんわ」

 

それはそれで便宜は図れそうだけどな。

 

「それ、絶対にあの子の前では言わないでくださいね!……仕方ありません。外交官をもう一人追加しましょう」

 

この王女、スノウじゃ美人局できそうにないと知ったら生け贄追加してきたよ。

 

「二人なら互いに止めようとする筈ですし、外交官二人に手を出せば、確実に国家間の大問題。交渉は確実に有利に進められるでしょうから……フフ、我ながら妙案ですね」

 

本当に腹黒いな、この王女。いくらおちん○ん祭りを大勢の前で言いたくないからってここまでするか?

 

「いつもならトリスとの外交は参謀に任せていたのですが、どこかの誰かさん達のせいで辞任されましたし」

 

ティリスはオレ達をジト目で睨んでくるけど知らね。そもそも外交で不正しまくってたハゲ野郎だし排除した方が絶対得だろ。

 

「へー、良かったじゃないか」

「良くないですよ!そのせいで外交の人手が足りないのですから!」

「つっても賄賂、着服、横流しとかしまくっていたからなー。そんな奴いても迷惑なだけだろ」

「私それ、初耳なんですけど!?」

 

ティリスが参謀の不正事実に驚いてるけど、把握してなかったの?いや、あの親バカ王の代わりに国政を取り仕切っていたからな。そこまで手が回らなかっただけか。

例の捨て駒部隊についても知らなかったし。

 

「とにかく!今回は外交官を務めてもらう二人の護衛をしていただきたいのです!今回の報酬はアリスさんから頼まれた情報ですので!!」

 

あー、例のあちこちにある、科学技術で作られた可能性が高い遺跡たちか。

ちなみにロゼに関する遺跡は完全に進展なしだった。そっちは関係者とちょっとOHANASHIした結果判明し、進展は望めないからそれ以上の追求は諦めたが。

取り敢えず、護衛の件は受けとくか。絶対、スノウが嬉々として勝手に受けそうだし。

そんなわけでティリスの依頼を受け、仮拠点に帰還。アリスに今回のことを報告する。

 

「今回の報酬は交渉に行くトリスにある手付かずの遺跡に関する情報だな」

「その調査許可を頼んでいるみたいだが、入り口が開けられないから難航しているそうだ」

「電子的な認証キーならどうにかなるな。特に今回の護衛任務は重要だな。失敗したらその遺跡の調査すら出来なくなるからな」

 

上手く交渉が進めばその調査をオレ達がやることになるだろう。もしかしたらロゼに関する情報もあるかもしれない。

 

「もしその遺跡にロゼの知りたいことがあれば……」

「キサラギに引き込める格好の手札になるな。アイツは有望な怪人見習いだからな」

「本当にぶれないな、お前らも」

 

めっちゃロゼを勧誘する気満々だな。ブラック騎士団よりかは待遇は良くなるだろうけど。

 

「それとアスタロト様からの指令は今月中に結果を出せとも言われている。だから絶対に余計なことをするなよ?」

 

余計なことをするな……か。

 

「六号に釘差してもスノウ達がやらかす気がするんだが?」

「ここ一番でやらかすのが六号だから釘差してんだよ」

 

凄い正論だった。

 

「ついでにべリアル様からの伝言も―――」

「あー、あー。きーこーえーまーせーんー」

 

 

 

――――――――――――

 

 

 

============

調査報告

 

この星の土壌は育てていたキュウリが問題なく育った為、地球のものと同質である可能性が高いと思われます。

ただし、傭兵契約しているグレイス王国は荒野であるため常に水不足に頭を悩ませている状況にあります。

本来はソーラー式の電源を持つ雨乞い装置で雨を降らせるようですが、現在は不具合によって使用できない状態であります。

その為、現在は水精石という水が湧き出る不思議な鉱石で水を確保している模様。

この国の食文化は野菜が環境から希少である為に肉が中心となっており、オークといった知的生命体も食肉となっています。

オークは名称通り味、食感共に豚肉に近く、出所を知るまでは六号も普通に食べていたのでその辺りは問題はないが、知って以降は抵抗を覚えるようになった為、地球への普及は困難と思われます。

魚については先述のように荒野であることからどこまで浸透しているかは不明である。

保存技術も中世くらいの燻製のみのようであり、肉はその日の内に処理するのが普通のようである。

モケモケは巨大な青いザリガニのような生物であり、個人の食感ではエビに近いものである。

スポポッチは巨大な蛇であり、蒲焼きにして食べるととても美味であったことが判明。

その為、モケモケとスポポッチは地球でも普及する可能性は高いと思われる。

今後も生態調査の必要性があるが、上手くいけば食料問題に大きな進展が望めそうと判断。

農作物に関してはこれからも調査する必要性がありと判断します。

 

報告者

グルメ愛好家クロスブレードマン

 

追伸

絶対に地球には帰りません。リベンジしたかったら百歩譲ってそっちから此方に来るなら考えます。

============

 

 

「……向こうは知的生命体すら食べるんだね」

「取り敢えず……オーク肉以外はいただきましょうか」

「……ねえ、アスタロト。少しだけ向こうに行ってもいいかな?」

「ダメよ。ヒーロー達の反抗が本当に激しくて、余裕なんてほとんどないんだから」

「うわぁあああん……」

 

この後、モケモケとスポポッチの肉は三幹部によって焼肉として美味しくいただかれました。

ついでにオーク肉は新人二人に押し付けられました。

 

 

 

――――――――――――

 

 

 

翌日。

オレ達は何時ものメンバーに一人追加して、六号が取り寄せた八人乗りの車でトリス王国に向かっていた。

 

「うう~……トリスとの交渉、本当に上手くいくんでしょうか……?」

「心配するなフレア。今回の交渉は私が行うから傍にいるだけで十分だぞ」

 

フレアと呼ばれた十六歳くらいの紅髪ツインテールの少女の不安げな呟きに、スノウは自信げにそう元気付ける。

フレアの服装は近衛騎士団のものなので、近衛騎士の一人だと思う。

ちなみに後部座席がオレとロゼ、真ん中の席がスノウ、フレア、グリム。助手席が六号で運転席がアリスだ。

 

「あはははは!私は風よ!風になるわ!!」

 

それとグリムは車のサンルーフから上半身を乗り出してスピードを感じているが。

後ろからはあの狼モドキの群れが追いかけているが、車のスピードに勝てずに全然距離を詰めれずにいる。

 

「それにしてもこれは本当に凄いですね。ユニコーンにも負けてませんよ」

「全くだ!おい六号。これを売る気はないか?売れば相当な金になるぞ!」

 

スノウとフレアはもちろん、窓の外を見つめているロゼも初めて乗る車にカルチャーショックを受けているようである。スノウは売る気満々だが。

 

「お前ら!外ばかり見てないでグリムを止めろよ!それと売らないからな!」

「無理だぞ六号。こいつら全員聞いちゃいねえ」

 

何せこの星の移動手段は動物か徒歩の二択だからな。驚かない方が無理だろうな。

 

「てかアリス。お前、アクセルに足届いてるのか?」

「自分は高性能アンドロイドだぞ?機械の類ならコネクト挿せば支配下だ」

 

本当に何でもありだな。このロボットは。

 

「じゃあ何でハンドル握ってんの?」

「気分の問題だ。クロスブレードマン」

 

気分なんだ。本当に人間くさいロボットだな。

 

「それよりここからは道が悪い。そろそろグリムを引っ込めておけよ」

 

アリスがそう警告した直後、車が激しく揺れる。

 

「あはははははははははははははははは……」

 

グリムの叫び声がどんどん小さくなる。

まさかと思って窓から顔を出して後ろを見ると……グリムは案の定、車から放り出されていた。

 

「隊長!副隊長!グリムがっ!」

「言わんこっちゃない!」

 

見事にバウンドしながら転がっていくグリムに六号は悪態を付くが、その間にも狼モドキ達がグリムに群がろうとする。

 

「フレア!出番だ!!」

 

スノウはそう言うと、何故か持っていた黒色の弓をフレアに握らせる。

一体何してるんだと思っていると、その答えはすぐにもたらされた。

 

「……ヒィイイハァアアアアアアアアッ!!」

「「!?」」

 

今までの育ちが良さそうな顔つきから一転、薬物中毒者のような危ない表情で叫び声を上げると、後部座席に置いてあった矢筒を乱暴にひったくって腰にぶら下げる。

そして、サンルーフから身体を乗り出してあり得ない速度で矢を三射同時に次々と射ち始めた。

 

「なんか……性格変わってないか?」

 

そんなフレアに対する六号の呟きに対し、スノウがその疑問に答えた。

 

「フレアは弓を持つと性格が変わるんだ。状況を一切見ず、後先考えずに矢を放ちまくるから普段は使わせないように徹底してるんだ」

 

どうやら彼女は典型的なトリガーハッピーのようだった。

 

「てかグリム大丈夫か?下手したら巻き添えになるんじゃ……」

「その辺りは大丈夫だ。フレアの腕前は百発百中だからな……たぶん」

「その最後の一言で全部台無しだな!!」

 

取り敢えずオレは車から降りて急いでグリムに接近。襟首掴んで引っ張っていき、急いで車の中へと戻っていく。

 

「オラオラァ!!もっと矢を寄越せぇッ!!」

「本当に性格変わりすぎだろ!!」

 

完全にフレアはスノウ達の同類だと確信しつつ、狼モドキ達がガトリングガン並みに襲いかかる矢で動きが止まっている隙に、オレはグリムを乱暴に放り込んで乗り込む。

それを確認したアリスは車を急発進させ、そのままこの場から離脱していく。

 

「毎回戦う前から戦闘不能になるな、この地雷女」

「爆睡、死亡率も高いから、マトモに役立った回数が本当に少ないからな」

 

数える程度しか活躍してないからな。

後、グリムは気を失ってはいるが痙攣してるからまだ生きてはいるだろう。うん。

 

「アハハハハハハハハッ!ヒャハハハハハハハハッ!!もっと射たせろぉ!!」

「もう十分射っただろ!もう弓は回収するからな!!」

 

スノウはまだ暴走しているフレアを止めにかかってる。どんだけトリガーハッピーなんだ。この女は。

 

「久々にマトモな奴かと思ったら、十分に危ない奴だったな……」

「アイツには絶対に銃は握らせない方がいいな……」

「同感だな。あれじゃ弾がいくらあっても足りない。むしろ無駄使いになる」

 

クリアライズエネルギーブレードも触らせない方がいいな。下手したら大爆発になりかねない。

またしても面倒な人物であることにうんざりしながら、トリス王国へと向かうのであった。

 

 

 




プロフィール

==========
フレア

近衛騎士団所属の紅髪ツインテールの少女。年齢十六。色気を感じるまな板。
剣の腕前は近衛騎士団所属だけあってそれなりにあるが、一番強いのは弓を使う時である。
ただし、弓を持つと状況関係なく矢をどんどん射つので普段は弓を持たせないように徹底している。
ちなみに彼女の使う弓は男ですら満足に引けないほど堅い。
クロスブレードマンの呟きによって追加の外交官としてトリスへと派遣される。

クロスブレードマンの評価:トリガーハッピー。
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