翌日のキサラギ領土にて。
「おはよう諸君!この俺が秘密結社キサラギグレイス支部長の戦闘員六号さんだ!」
メガホン片手にスノウ、ロゼ、フレア、ラッセルの前で高々と挨拶するのは看板支部長の六号。オレとアリスは六号の隣に立って待機している。
グリムはロゼ曰く、まだ魘されているそうなので戦力外だ。
「今回の任務は《魔の大森林》開拓の足掛かりとなる要塞建設だ。俺達の星の環境汚染や人口増加による土地・食料問題。諸君らの肩には人類の未来がかかっている!」
「更にはこの周辺の土壌問題の解決も狙っている。上手くいけば居住可能な土地が増える筈だ」
何せこの星は荒れ地が多いからな。素人の考えだが、緑を増やしていけば自然のサイクルが成立していく筈だ。
「クロスブレードマン。今、俺がかっこよく演説してるんだけど」
六号がめっちゃ渋顔してるが、オレは構わずに話を続けていく。
「この任務が成功すれば六号は中堅クラスの社員へと昇進、お前達には特別ボーナスが出る。だから精を出して働け」
六号の昇進は可能性、スノウ達のボーナスはアリスの貯蓄からだけど。
たぶん、アリスが一番お金を持ってる。キサラギ製の薬や素材を売って金を今も稼いでるみたいだし。
「そうだ!この任務が成功したら偉くなるんだから、お前らみたいな下っ端社員とは別格になるんだぞ!」
「誰が下っ端社員だ」
六号の上機嫌な言葉にスノウが顔を顰めてそう呟く。
いや、スノウだけじゃない。フレアもロゼも微妙な表情で、丸太に腰かけているラッセルはバカにしている表情で六号を見ている。
明らかに社員扱いされたことに不満そうだが、六号の言葉はあながち間違いじゃないだろ。
「私はあくまでこの国の騎士だ!怪しげな結社に―――」
「仮の拠点を爆破した今のお前はキサラギのアルバイターだろ。アルバイトでも立派な社員だから借金を返す為にも文句言うな」
「ぐはぁっ!?」
スノウ、撃沈。
アリスから聞いた限り、剣のローンだけでもスノウの借金は結構ヤバいレベルだからな。それに仮アジトの借金もあるんだ。文句を言える余裕はない筈だろ。
「アタシもその結社とやらに入った覚えはないんですけど……」
「銃弾作りのバイトをしている時点で入社してるに決まってるのに、今さら何言ってるんだ?」
「むむぅ……」
フレア、沈没。
本格的なアジトが完成したらそこに住めるんだし、持ち出しの件で信用失ってるんだからしれっと流せ。
「あたしを勝手に社員扱いするのやめてくださいよー!」
「建設中はモケモケやスポポッチの肉、地球の野菜が食べられるんだから我慢しろ」
「だから毎回食べ物与えれば、大人しく言うこと聞くと思わないでください!今回も従いますけど!」
ロゼ、陥落。
ロゼは勧誘されてる身だし、ブラックな騎士団よりキサラギの方が素性調べを含めて絶対良いからな。キサラギは何だかんだで社員を大切にするし。
「六号。ボクはお前みたいな弱っちいヤツには従わないよ。ボクたちキメラは野生動物に近いからね」
……ラッセルは本当に学習してないな。反抗的な態度を取って痛い目にあったばかりなのに。
「うっせえバカ雑魚女装キメラ!お前は野生動物じゃなくて温室育ちの動物だろうが!後、俺やトラ男にパンツ覗かれて喜ぶ変態だろうが!」
「だ、誰がお前らに覗かれて喜ぶか!トラ男にも逆らえないから諦めてるだけだ!」
六号の叫びにラッセルは慌てて反論するも、女性陣から露骨に距離を取られた。
……ラッセルはバカな上にパンツ見られて悦ぶ変態だったのか。本当にどうしようもないな。
「ちょ……ちょっと待てよ同族。なんでボクから距離を取るんだい?」
「同族扱いするのやめてくれませんか?これでも真面目に生きてますし、ラッセルさんと同じバカ扱いされたくないので」
そう言うロゼの目は汚物を見るような目だった。
「待ってよ!ボクも真面目に生きてるよ!この格好は本当に無理矢理で!後、ボクはバカじゃない!」
「いや、バカだろ。イキッてそんな目に合っているのに、少しも学習せずにイキッてたんだからな。ロゼ、お前はこいつのようにはなるなよ?」
「それにラッセルさんは“誰がお前らに覗かれて喜ぶか!”って言ってましたし。それはつまり、隊長さんとトラ男さん以外で喜んでいる可能性が……」
「ち、違っ!あれは言葉の綾で……!」
フレアの呟きにラッセルはあたふたして弁明しているが、それが逆効果となって女性陣たちからますます距離を取られていく。
「お願いだからボクから距離を取らないでくれよ!本当に違うんだからね!」
「もう話しかけないでくれませんか?話すだけで身の毛が弥立ちそうですので」
ロゼがめっちゃゴミを見る眼差しでラッセルを見ている。
……これは精神衛生上良くないな。
「仕方ない。ラッセルはトラ男の下に送……」
「本当にごめんなさい!お願いだからボクを見捨てないでください、クロスブレードマン様!!」
ラッセル、涙目で土下座。そんなにトラ男の下に行きたくないのか。
「けど、部下三名の精神衛生上……」
「本当にお願いします!大人しく素直に従いますから、どうかトラ男の下に送らないでください!!」
そうやって土下座して懇願してくるラッセルはガチで泣いている。
……しゃあない。オレも鬼じゃないし妥協するか。
「……取り敢えずラッセル。お前はこれに着替えろ」
オレはそう言ってラッセルに作業着(女性もの)を手渡す。
「……これは?」
「トラ男が一晩で作った女性ものの作業着だ。メイド服は清潔が第一だからと言ったら用意してな。半ズボンとスカートだからメイド服で作業するよりはまだマシだろ?」
「クロスブレードマン様……!」
ラッセル、涙目で感激してるな。そんなに嬉しいことなのか?
「何でクロスブレードマンが最高責任者みたいになってんだよ!?俺、支部長なのに!!」
六号が憤慨してるが知らん。それよりも早くアジトを建設したい。
「長引けば長引くほどテント暮らしが続くんだぞ。早くプライベートの部屋が欲しいから早く始めるぞ」
「そうだぞ六号。お前だって個室がなけりゃ安心してエロ本読めねぇだろ」
アリスのその指摘に六号はギクリと顔を顰める。
「お前らもそうだ。アジト建設と開拓任務が上手くいけばウチの問題が解決する。そうすりゃお前らはウチの英雄だ。莫大なボーナスと豪勢な生活……そんな薔薇色がお前達を待っているんだ」
……ラッセル以外、ヨダレを垂らしているな。何を考えているのか容易に想像できるぞ。
「よし、やる気になったな?」
「ま、まあ?俺も早く昇進したいし?そろそろ始めないとなー」
六号はそう言って小型の転送装置にメモ用紙をかざして何かを申請する。
送られてきたのは……ショベルカーと大量の資材であった。
「なあ六号。お前の悪行ポイントのマイナスはかなりのもんだった筈だよな?アジト建設に必要なものしか前借り出来ないとはいえ、こんだけの重機と資材は呼べないはずだ。お前、どうやってポイントを稼いだ?」
「アジトの建設が終わったら教えてやるよ」
あの顔は後で自慢気に話すパターンだな。どっちにしろアジト建設に支障が出ないならいいけど。
「それじゃ、工事を始めるぞ!」
「「「「「「おー!」」」」」」
六号の宣言にオレ達は掛け声で応え、アジト建設の為の作業を開始していく。
ショベルカーの運転はアリスに任せ、スノウとフレアは大きな石をツルハシでかち割って取り除き、オレと六号はそれぞれの得物で木を伐採していく。
砕いた岩や伐採した木はロゼと作業着に着替えたラッセルが運んでいくのだが……
「……敵襲です!」
その建設を妨害するように、《魔の大森林》からモケモケやスポポッチの群れが襲い掛かってくるのだ。
「これで三度目だぞ!?ちょっと森の横にアジトを建てようとしているだけなのに、何でこんなに襲ってくるの!?」
拳銃を構えた六号がそう文句を言っているが、そんな暇があるなら一体でも多く狩れよ。
「せい!」
「我が業火の海に沈むがいい!永久に眠れ、【クリムゾンブレス】!!」
フレアも剣を振るい、ロゼもブレス吐いて狩ってるんだから。
オレ?カラー
「さあ来いボーナスども!フハハハハハ!!」
スノウは唯一爆破に耐えた、トラ男から貰ったキサラギ製の刀を振るってモケモケとスポポッチ達を斬っていく。
……あれがなければ騎士なんだがなー。本当に業が深いな。
「ぶふぅ!?」
「あ、ゴロゴロまで出て来ましたよ!」
……あの人型サイズの鉄の塊とも言える、ダンゴムシのような生物はゴロゴロと言うのか。
それとラッセル。お前は本当に打たれ弱いな。少しはロゼを見習え。
「アレの特徴は?」
「身体の表面は鉱石なので結構硬いです。肉は柔らかくて美味しいですけど」
「加えてゴロゴロの表面の鉱石は結構上物です。剣や鎧の素材としても使えるんですよ」
ロゼとフレアの説明にオレは納得する。だからスノウの目が¥や$に見えるのか。
『セイバーカラーチェンジ!ヒートカラー!!』
取り敢えず炎の剣で斬っていくけど。
「……凄いですね、副隊長さんは。ゴロゴロを次々と倒していますよ」
「ゴロゴロは硬くて火にも多少強いから、面倒な魔獣なんですけどね……」
フレアにロゼ。関心してないで働け。
にしてもこのゴロゴロはモケモケより硬いな。結構力を込めて振るわないと斬れないし。
「白いゴロゴロもいるぞ!あのゴロゴロの表面の鉱石は魔法の触媒にもなるから高値で売れる―――へぶぅ!?」
スノウ、白いゴロゴロに吹き飛ばされたな。
「……何のこれしきぃ!!」
あ、持ちこたえた。そしてそのまま、白いゴロゴロを狩らんと突撃していった。
キメラのラッセル、スノウに負けた瞬間である。
「……ん?」
モケモケとスポポッチ、ゴロゴロ達を斬っていると、背後の森の茂みに別の何かがいる。
「……なるほど。カチワリ族が魔獣を追い立てていたのか。ああして縄張りを守るとは……実に興味深い」
「興味深くねえよ!」
フムフムと考察するアリスの呟きに六号は反論しているが、今のオレにはどうでもいい。
元凶がカチワリ族だと分かったんだからな!!
「死に晒せぇえええええええええええっ!!」
『ブレイクヒートカリバー!!』
オレはおもいっきり跳躍してカラフルセイバーの必殺技を発動。急降下と共にカチワリ族が隠れている場所に叩き付けて爆炎を立ち上らせる。
「「ひぎゃああああああああっ!?」」
カチワリ族二名は直撃こそ免れたが、爆破の衝撃を諸に受けて盛大に吹き飛ばされて彼方へと消えていった。
「二度と来るなぁ!!」
オレはカチワリ族が消えていった方向に中指を突き立ててそう叫ぶ。
そして、三度目の襲撃も乗り越えて再び建築作業を再開していくが……
「敵襲!敵襲だ!!」
スノウがそう叫んだ瞬間にオレは森に突撃。何故か涙目だったカチワリ族を速攻で捕まえて問い質した。
「二度と来るなと言ったよな?お前達の脳ミソは猿以下か?」
「俺達だってやりたくねぇよ!でも、縄張り守らなきゃいけないし、精霊に祟られたくないからやるしかないんだよ!」
「そうだそうだ!」
「我々だって生活が掛かっているんだ!」
カチワリ族達はそう反論するが……
「言い訳無用ッ!!死にたくなかったら今すぐ魔獣連れて立ち去れぇッ!!」
「「「「は、ハイィイイイイイイイイイイッ!!」」」」
オレの怒気全開の叫びにその場にいたカチワリ族全員涙を大量に溢しながら頷き、手持ちの石斧を使って追い立てた魔獣を再度追い立てて森の中へと消えていった。
「相変わらず凄いなクロスブレードマンは。蛮族を力で従わせるとは」
アリスが感心したように頷いているが、そんな感心はどうでもいい。
次、カチワリ族が来たら問答無用で叩き斬ってやる。
そんな感情を残しながら四度目の防衛を終え、安全用のフェンスを設置していると……
「また蛮族が攻めてきたぞ!」
フェンスの外で作業をしていた六号の警告がオレの耳に飛んでくる。
またカチワリ族かと思い、オレは殺気と怒気全開でフェンスの外に出ると……
「……誰だ?こいつら」
カチワリ族とはまた違った蛮族だった。両手には木を削って作ったであろう杭を持って。
「あれはツラヌキ族です!」
「ヤツらはカチワリ族ほど好戦的ではないが、縄張り意識が非常に―――」
スノウの説明が終わる前に、オレはそのツラヌキ族を殴り飛ばした。
「「「「……え?」」」」
殴り飛ばされて宙を舞うツラヌキ族に、他のツラヌキ族は頭上を見上げている間にオレは残りのツラヌキ族をワンパンしていく。
「ツラヌキ族がポンポン飛んでいってますね……」
「ツラヌキ族もかなり強い筈なんですが……」
「クロスブレードマン様は本当に強いね……」
ロゼ、フレア、ラッセルの何処か呆れた声が聞こえてくるが知らん。今は震えて倒れているツラヌキ族に警告することが重要だ。
「死にたくなかったら、二度と来るな」
ドスを効かせたオレの警告にツラヌキ族はコクコクと頷き、そのまま仲間を連れて森の中へと消えていった。
「……なあ、アリス。やっぱ候補地考え直さないか?これじゃアジト完成しても毎日襲われるぞ」
「せっかく手に入れた支配地を簡単に手放せるか。それに魔獣はサンプルを本社に送れば報償代わりに悪行ポイントを貰えるように賢い自分が上と交渉したしな。だから、早く地球に帰りたいなら、頑張って稼ぐんだな。相棒」
どうやらアリスは上と交渉して犯罪行為以外でも悪行ポイントを稼げるようにしたようだ。
「分かったよチクショウ!じり貧生活脱却の為にやってやんよ!地球に帰ったら、こんな目に遭わせた幹部連中に身体で詫びさせてやる!」
そんな六号の情けない決意を尻目に。
アジト建設はツラヌキ族の撃退以降は問題なく進行していた。
「そろそろ昼飯だな」
材料はモケモケとスポポッチ、ゴロゴロの肉にトマトや茄子、ピーマンにカボチャモドキやレンコンモドキと多彩だからな。
「ゴロゴロの肉は脂が乗っててジューシーですからね。本当に楽しみですよ」
そう言うフレアの顔はめっちゃにやけている。
見た目はダンゴムシなのに脂が乗ってるのか。柔らかいようだしかなり期待できそうだな。
調理はラッセルがやってるから、一旦休憩……
「また蛮族か?カチワリ族やツラヌキ族とは別口みたいだが」
…………あ゛?
「まずい!あれはヒイラギ族―――」
オレは速攻で変な踊りをしていた蛮族を全員殴り飛ばした。
「「「「「「…………」」」」」」
「……またワンパンで倒したな」
「ところで連中は何で踊ってたんだ?武器も持ってなかったし」
「……ヒイラギ族は魔法とは違った不思議な力が使えるんだ。太鼓や笛、踊りはその力を行使する為の儀式のようなものなんだ」
「ヒイラギ族は森近くの建造物に凄く攻撃的ですからね。過去に森近くに拠点を建てた際、空から光の柱を降らせて一瞬で消し去りましたし」
「ソーラー・レイ式の光学兵器か?衛星の類は降下時には確認できなかったが……」
後ろが色々言ってるが、森の連中は本当にしつこいな。
……あれ?こんなに影が伸びてたっけ?
オレはそう思って後ろを振り返ると……
「…………」
建設中のアジトが巨大光線に呑み込まれていた。しかも衝撃波まで飛んでるし。
そして光が止むと……建設中のアジトは見事に消し飛んでいた。
「…………」
オレはこれをやったであろう、倒れているヒイラギ族に顔を向ける。
そして―――
「おらぁ!たらたら動いてないできびきび働けぇ!今日一日は帰さんからなぁ!!」
カラフルセイバーを肩に置きながら、オレは捕らえたヒイラギ族共にアジトの建設をやらせていた。
「何で俺たちが……こんな目に……」
ヒイラギ族の一人が文句を言ったので、オレはソイツにアイアンクローを喰らわせた。
「ぎゃあああああああああっ!?」
「文句言ってないでさっさと働け。いいな?」
「は、ハイィイイイイイイイッ!!」
アイアンクローを喰らわせたヒイラギ族のその声にオレは解放すると、解放されたヒイラギ族は急いでセメント袋を運んでいく。
残りのヒイラギ族もガクガク体を震わせながらも鉄骨を運んで行っている。うん、素直なのはいいことだ。
「やっぱクロスブレードマンはヤバイ。蛮族を従わせてアジト建設に協力させるとか」
「自分としては臨時で人員追加出来て良いがな」
六号とアリスは資材を運ぶヒイラギ族を見てそう呟いている。
「あ、またヒイラギ族が来ましたよ!」
ロゼがそう叫んだ瞬間、オレはフェンスの外へ向かってダッシュ。踊り始めようとした第五波のヒイラギ族を速攻で殴って沈める。
「また、働かされるヒイラギ族が増えたな……」
「初めてヒイラギ族に同情しましたよ……」
スノウとフレアが憐れな目で引き摺られるヒイラギ族を見ているが、妨害の罪は重い。
オレは殴って気絶させたヒイラギ族を敷地内に連れ込むと、ビンタで全員無理やり起こす。
目を覚ましたヒイラギ族はアジト建設に働かされているヒイラギ族を見てぎょっとしているが、オレは構わずに要求を突き付ける。
「お前らも働け。最初の連中が壊した責任を取る形でな」
「ふざけるな!何故私達が―――」
「あ゛?お前らもアジトを壊そうと来たんだろ?此方は本来は晒し首にするところを働かせてチャラにしてやってるんだぞ?働くか晒し首になるか……好きな方を選んでいいぞ?」
オレがカラフルセイバーの刀身を撫でながら第五波のヒイラギ族達にそう告げる。
……後ろに第二波連中の晒し首をちらつかせて。
第二波連中は働くの却下して裁くとかほざいたからな。問答無用で首チョンパしてやった。
「「「「「は、働かせていただきます!!」」」」」
ウンウン。素直でよろしい。第三と第四のヒイラギ族も素直に聞いてくれたからな。
人間、素直が一番だ。
「……もう、このまま捕虜でいようかな?いや、女装は嫌だから魔王軍に……だけど、クロスブレードマン様に敵対するのは……!」
ラッセルがウンウンと唸ってスコップを使って穴掘りする中、オレは恐怖で震えるヒイラギ族を夜になるまで働かせるのであった。
ちなみに森なのに砂嵐が起き、ミピョコピョコの大群が嵐に紛れて飛んできたが、ヒイラギ族の巨大光線で簡単に難を逃れた。
なので解放した時にはモケモケやスポポッチ、ゴロゴロの肉に育てた野菜を報酬として与えて森へと帰すのであった。
プロフィール
============
ツラヌキ族
《魔の大森林》にいる蛮族の一つ。
名前の由来は獲物を先端を鋭く尖らせた木の杭で刺し貫くことから。
縄張り意識が非常に強いが、クロスブレードマンに秒で負けたことであっさりと引き下がった。