本格的なアジトの建設は急な天候変化に加え、魔獣の襲撃を受けながらもつつがなく進行していた。
「森林でいきなり砂嵐とか……この星の自然環境は本当にどうなってんの?」
「そんなの今更だろ。オレ達の常識がこの星に通用しないのはもう周知の事実だし」
「そうだぞ六号。この星の自然環境を舐めていたが、アジトの建設は比較的順調に進んでいるから文句を言うな」
確かにアリスの言う通り、建設は比較的順調に進んでいるな。
魔獣の襲撃は続いているが最初のような大群ではないから簡単に対処出来ているし、森の蛮族達はあれ以降大人しくしてるし。おかげで仮設で寝る場所くらいは確保できた。
後、簡易のイスとテーブルもな。
「まあ、悪行ポイントの減りが比較的緩やかだから別にいいんだけど。テントの寝泊まりからも脱却できたし」
「資材の転送にも悪行ポイント使わないといけないのが情けない気がするがな」
重機は百歩譲って仕方ないにしても、アジト建設に必要な資材の転送まで悪行ポイント消費するって地味に酷いだろ。
「バカ言え。資材の運搬だってタダじゃねえんだ。横流し防止の意味でも資材の転送に悪行ポイントを使うのは当然の措置だ」
「それもそうか」
確かにアリスの言う通りだ。資材がタダで手に入るなら、現地の資金稼ぎに悪用する可能性は十分にあり得る。
特にスノウがこっそり持ち出しそうだし。
「にしても六号。お前はどうやってポイントをあれだけ稼いでいるんだ?少なくとも三桁クラスの気がするんだが」
セメントに鉄骨、断熱材まで取り寄せているからな。幾ら前借りできるとはいえ、大量に稼いでないと無理な筈だ。
「それはアジトが完成したら教えてやるよ。こう見えて、俺は潜入工作が得意だったんだぜ……」
……潜入工作、ねえ。
コイツ、マジで女性の家に侵入して添い寝でもしてるんじゃないのか?
それともどこぞの騙されたTVの変態オジサンとなって居座っているとか?
「そろそろ食べていいですよね?」
「まだだよ。後はしばらく煮込まないと美味しくならないからね」
……馴染んでるなあ、ラッセル。作業服姿だけど。
一応、アジト建設に携わっている間はメイド服ではなく作業服で仕事できるようにトラ男と交渉したので問題ない。
ちなみに今日の晩飯はシチューモドキとゴロゴロの角煮だ。
「にしてもお前は随分と積極的に手伝っていたな。それだけクロスブレードマンが怖いのか?」
「それだけじゃないよ」
アリスの質問にラッセルはそう答えると、そのまま言葉を続けていく。
「元々魔王軍も《魔の大森林》の開拓を検討していたのさ。“砂の王”に居住地を砂漠化されて窮地だったからね。巨大兵器で“砂の王”を始末する方の作戦は見事に潰れたけどね」
「いや、アレじゃ返り討ちだろ。オレと六号相手に一時間も粘れなかったし」
「同感だな。しかも周辺への被害も考慮してある程度セーブしていた上でだ。どう足掻いても結果は敗北だっただろうよ」
「……事実だから否定できないよ」
オレとアリスの指摘にラッセルはガックリと肩を落とす。あの怪獣巨大モグラはラッセルが動かした巨大ロボよりも強かったからな。
装備も乏しい上に操縦も下手なら高確率で返り討ちに合っていただろう。
「それで開拓の参考になるかと思ったけど……全然参考にならなかったよ」
「あ?何でだよ?今、順調にアジトの建設が進んでいるだろうが」
六号はそう文句を言うが、対するラッセルは遠い目だった。
「だって、妨害は全部クロスブレードマン様がその理不尽極まりない強さで解決してるじゃないか。しかも蛮族を力で従わせて働かせたし……全然魔王軍じゃ真似出来ないよ」
「……確かに他じゃ真似できないよな。デストロイヤー使えば不可能じゃないけど」
「今はデストロイヤーを使う程状況は切羽詰まってないし、必要ないだろ」
おーい、六号にアリス。オレから顔背けて呟くなよ。
「あ、同族。何をして……っ」
「もっと量を増やそうかと……この量じゃ足りないと思いますし」
「そっちの鍋はともかく、こっちの鍋に入れたらダメだよ!この角煮は煮込むのに三時間も掛かるんだし!」
ロゼは本当に味より量なんだな。
煮込みのタレは此方の星のものを使ってるので、今後も含めて大丈夫である。
ちなみにスノウとフレアは銃弾作りのバイト中だ。ショットガンだけでなく拳銃の銃弾も作っているが。
「角煮か……無性に冷えたビールが恋しくなるな」
「こっちの酒と氷で我慢しろ」
オレはそう言って自腹で買った酒が入ったボトルと自作の氷が入った容器を簡易テーブルの上に置く。
ちなみに酒はボトル一つだけだからな?
「……あるだけマシか。欲を言えば炭酸水で割りたいけど」
「人の奢りなのに本当に感謝の念がないな」
あんまり文句言うならやらんぞ?
「……良し!明日は前線の戦闘員を何人か借りて一気にアジトを完成させようぜ!俺達キサラギが本気を出せば、クロスブレードマン並に出来るってことを証明してやるぜ!!」
「お前は本当にフラグをよく立てるなあ……」
「明日は面倒な妨害が来るのかよ……」
見事に失敗フラグを建築した六号に、オレとアリスは諦めたように呟くのであった。
ゴロゴロの角煮は本当に美味だった。
――――――――――――
―――翌日。
「こんなところにいられるか!もう俺は地球に帰る!!」
「仕事放棄すんな!」
フェンスを乗り越えようとする、大量のゾンビを前にして逃げ出す六号にオレはそう叫ぶも、六号ならびにデブ、モヒカン、ゴーグル、オカッパの戦闘員も震えて逃げ出している。
オレ一人で戦わせようとすんなよ!
「コレがお前らが言っていたゾンビってヤツか。なんらかの生物に寄生されて死体が操られている……または内部がロボットだとか……?」
「ロボットはさすがにないだろ。明らかに非効率だしな」
ゾンビロボットなら、肉を腐らせるという無意味面倒な工程をしなければならなくなる。攻撃方法も殴るか喰らうしかしないなら、どう考えてもロボットで作る意味がない。
むしろ、生物に寄生されている方がよっぽど現実味がある。現にゾンビの切断面に機械パーツが一つもないんだからな。
「それもそうか。そうなるとかじることで寄生した生物は他者の身体の中に侵入して内部から侵食するのか?」
「そんな分析はどうでもいいから!」
そうだぞ六号。どうでもいいから早く他の戦闘員共々戦えよ。
ロゼとラッセルは鼻を押さえて蹲っているから戦力外だし。
「戦うのは戦闘員の仕事なのに何でそんなに怖じ気づいてんだよ?少しはクロスブレードマンを見習え」
アリスがブルブル震えている逃げ腰の六号達に呆れていると、六号達は一斉に反論した。
「無茶言うなよ!ゾンビは悪の天敵なんだぞ!?」
「そうだそうだ!」
「ゾンビ映画じゃ俺たちみたいなのが真っ先に殺されるんだぞ!?」
「しかも調子に乗ってゾンビを倒した奴ほど、酷い死に方をするってジンクスもあるんだぞ!」
「それもゾンビの仲間になるというオマケ付きでな!!」
お前らホラー映画見すぎだろ。そのゾンビも相変わらず恨み節を呟いていて鬱陶しいし。
「ふん!ノロマなゾンビなど!我が剣の錆にしてやる!」
スノウ、そんな事を言ってる暇があるなら仕事しろよ。それとチラチラとアリスに顔を向けるな。
「戦わないならこの飛び道具、お借りしますねー」
おいフレア。お前は悪の戦闘員から武器を掻っ払うな。
てか……
「……アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!!派手に射つわよぉ!!」
やっぱりトリガーハッピーモードになるのかよ!!
しかも機関銃を二丁持ってばら蒔くように撃ちまくってるし!!
「やっぱりコレ、最高!!ヒィハァアアアアアアアアアアアアア―――ッ!!」
そう叫ぶフレアの顔はマジで危ない薬をキメた奴のそれだ。
ああ、ゾンビが蜂の巣になっていく。銃弾の消費がマジで早い。
「このままではフレアとクロスブレードマンに手柄を独占されてしまう!私も活躍してボーナスを手に入れないと!!」
スノウは危機感露にフェンスの外に出ると、刀を振るってゾンビを片っ端から斬っていく。
オレ?ヒートカラーのカラフルセイバーで何体も斬ってますが?
「……お前たちは本当にだらしねぇな。変なジンクスなんぞに怖がりやがって」
アリスが情けないと言わんばかりにそう呟くと、六号達は再び一斉に反論した。
「ゾンビや幽霊がいるってことは、死後の世界があるんだぞ!?」
「悪の組織の戦闘員だからこそ、死んだら地獄行き確定で怖いんだろうが!」
「しかも六号の話じゃ、悪人は家畜に転生させられるみたいだし!」
「豚や牛、鶏生なんて想像するだけで恐ろしいんだよ!」
「だから俺たち戦闘員はしぶといし、今を精一杯生きるんだよ!」
ああ、キサラギの社員は悪人の自覚はあるのか。あのブラック上司は絶対に悪人の意識は持ってないと言うのに。
てか家畜への転生は他の戦闘員も信じるんかい。
「キサラギの戦闘員なら地獄もついでに侵略してやれ。仮に牛や豚になっても逆に周りを巻き込んで反乱でも起こしとけ」
それもアリスにバッサリと切り捨てられたが。
「チッ、弾が切れたか……お前ら弾寄越せぇえええええええええッ!!」
うわ、機関銃の弾が切れたから戦闘員達に弾を集り始めたぞ。このトリガーハッピー。
「持ってねぇよ!弾はあれで全部だ!」
「なら他の飛び道具を寄越せ寄越せ、寄越せぇえええええええええッ!!」
うわ。今度は拳銃を掻っ払って撃ち始めたぞ。本当に重症だな。
てか、拳銃の使い方をどうやって覚えた。マガジンの再装填もめっちゃスムーズだし。
「いいぞ異世界人の剣士!」
「あんたは最高だよ!」
「もっと活躍を見せてくれ!」
だからー、声援送ってないでゾンビ退治に参加しろよ。てかお前ら、スノウを凝視してないか?
「まったく、ゾンビごときに情けない男たちだ!」
スノウはそう言いながらも悪い気はしないのか、若干顔をニヤケつかせながらゾンビを斬っていく。
「すげー!」
「揺れてる揺れてる!」
「戦闘力が測定できない!」
「アレはアスタロト様……いや、べリアル様級だ!」
……そういうことか。
そんなこんなでゾンビの殲滅終了。フレアは拳銃を手放していないが、獲物がいなくなったことで一時的に鎮火している。
「……クロスブレードマン。アイツらが言っていたべリアル様級とはどういう意味だ?」
「胸のデカさ」
オレがそう言った瞬間、スノウの顔が一気に赤く染まった。
べリアルはグラビアモデルになれるくらいにはあった筈だからなー。戦闘力は天と地ほどの差があるし、順当に考えればそっち方面だろ。
「お前たちは本当にロクでもない連中だな!六号共々叩き斬ってやる!」
スノウはそう言って六号達の方へと突撃していった。
……って、またゾンビが来やがった!
「おいスノウ!またゾンビが来たぞ!早くアイツらを斬ってこい!」
「うるさい!今はゾンビよりお前たちを―――」
「ボーナス」
「任せてくださいアリス様!」
アリスの一言でスノウは迷うことなくゾンビに再突撃していった。
フレアもまた拳銃をバカスカ撃ちまくってるし。
「……ん?」
よく見ると、木の陰に隠れている奴が一人いるな。ゾンビのように突撃せずに様子を窺ってるみたいだし。
「貴様が犯人かぁあああああああッ!!」
「!?クロスブレードマン!?」
スノウが驚いた様子でオレに顔を向けているがどうでもいい。今はゾンビを焚き付けたであろう存在をぶった斬ることが重要だ!!
オレはソイツが隠れている木に突撃していくと、ソイツはすぐに森の中へと逃げ始めた。
「逃がすかぁあああああああッ!!」
『セイバーカラーチェンジ!ウィンドカラー!!』
オレはカラフルセイバーをウィンドカラーにすると、ソイツに向かって鎌鼬をガンガン飛ばしていく。
木を次々と斬り飛ばしながら迫っていき、ついに一刀両断した。
一刀両断したソイツの正体は……
「……着ぐるみ?いや、ぬいぐるみか?」
人間が入れる程の大きさがある灰色の猫のぬいぐるみだった。
中身はぎゅうぎゅうに詰められていた綿しかなく、人が入れるスペースはない。まさか……
「変わり身の術を使ったのか……!?」
この星にも忍者のような存在がいたのか!?だとしたら、かなり厄介になりそうだ。
取り敢えずこのぬいぐるみの残骸を持って戻るか。
「おいクロスブレードマン。そのぬいぐるみは何だ?」
戻って早々、アリスが胡散臭げな表情でぬいぐるみについて聞いてきた。
「追いかけて斬ったのがこれだった。綿もぎゅうぎゅうに詰まっていたから、おそらく変わり身の術のようなものの筈だ」
「この惑星にも忍者のような奴がいたのかよ?丸太じゃなくてぬいぐるみを変わり身に使ったのかは謎だけど」
「結局、このゾンビを駆り立てた奴をまんまと逃がしたのかよ」
「……すまない」
アリスの責めるような言葉に、オレは素直に謝る。逃がしたのは事実だからな。
「ここまで妨害が続くと面倒だ。もう森を焼いちまおう」
「賛成」
その瞬間、アリス以外がずっこけた。
「お前、マジで倫理観どうなってんの!?悪の組織の俺が言うのもなんだけど、普通は反対するんじゃないの!?」
「だってこうも妨害が続くと本当にめんどくさいんだよ。妨害がなくなるなら何でもいいんだよ」
「良いわけあるか!そんなことをすれば森から反撃を受けるぞ!!」
森からの反撃?
「おいスノウ。それはどういう意味だ?」
「言葉通りの意味だ!森そのものに意思があり、余程でない限り反撃してこないが森を焼けば間違いなく報復して来るぞ!」
マジか。この森に意思があるのか。やっぱりこの星は地球の常識が通用しない。
そんなことを考えていると……地面から耳が横へと尖った全裸少女が出てきた。
「美少女だ!」
「この星には美少女の生る木があるのかよ!」
「「「「バンザイ!異世界バンザイ!美少女バンザイ!!」」」」
美少女の生る木って……確かに蔓を周囲に靡かせてるからその可能性はあるけど。
そんな全裸少女に興奮する六号たちを他所に、その全裸少女は右手の人差し指をオレ達へと向ける。
そして蔓にあった蕾?種子?が膨らむと……ボッ!という音と共に何かが吐き出される。
それは弾丸並みの速度でオレ達に襲い掛かった。
「…………」
……結構痛いな。それと、コイツも建設を妨害しに来た敵なのか。
「コンビカラー、
『ダブルカラー!』
オレは橙、緑の《ダブルカラー》になると……殺気と怒気全開で全裸少女に突撃していった。
「上等だ!二度と妨害できないように徹底的にボコってやらぁあああああああああッ!!」
全裸少女は蔓から銃弾モドキをガンガン飛ばしてくるが、オレはクリアライズエネルギーブレードも抜いて悉く叩き落としていく。
そして、そのまま全裸少女をみじん切り。
「また美少女が生えてきたぞ!」
「それもたくさんだ!」
さっきと同じ全裸少女がオレを取り囲むように複数同時に生えてくるも、オレは速攻でぶった斬り。ついでに周りの木や同じく生えてきていたデカイ根も一緒に切断。
「愚かな人間よ……我に―――」
何か言ってるが知らん!幾ら生えようが全部ぶった斬ってやる!
『ドッキングコンプリート。ダブルセイバーモード』
さらにカラフルセイバーの刀身は長剣モードに変更!必殺トリガーは五回だ!!
『アルティメットダブルクリアフィニッシュ!!』
さあ、往生せいやぁ!!
―――そして。
「本当にごめんなさい。この通り謝りますから許してください」
メチャクチャに斬り倒された木々を背後に、全裸少女は涙目でオレに土下座していた。
「……建設中のアジトがまた一からやり直しだな」
オレの背後にいる六号の言う通り、この全裸少女どものせいで建設中だったアジトが全部ダメになってしまった。
ちなみにアリスと六号以外は地面に伏している状態だ。
「なぜ妨害した?」
まずはそこからだ。
全裸少女は土下座を止めて顔を上げ……消え入りそうな声で話し始めた。
「それは……そのぉ……カチワリ族やフェロモン等で誘導した魔獣達が全然役立たずで……カチワリ族達に至っては土下座して断ってきたし……それで……私自らが制裁に……」
なるほど。つまり、今までの妨害はコイツが元凶だったのか。
「そうか。なら、死ね」
「言っとくけど私は死なないよ?この姿は本体じゃないし、本体は森そのもの―――」
「仕方ない。森を全部斬るか」
「ごめんなさい。本当にごめんなさい。お願いですから森を斬らないでください」
全裸少女、再び土下座。
「謝るなら、二度とアジト建設の妨害をするな」
「……はい。少なくとも私はもう二度と妨害しません。もちろん煽動もしません。なのでどうか、どうか、これ以上森を伐採しないでください」
直接的な妨害も間接的な妨害もしないのか。それならギリ許せそうだ。
そうだ。一つ聞いておこう。
「今日のゾンビを駆り立てた存在はどこの誰だ?知らないなんて言うつもりはないよな?」
「……申し訳ありませんが私は知りません」
…………あ゛?
オレが怒気全開で睨むと、全裸少女は涙目で弁解を始めた。
「本当に!本ッ当に知らないんです!分かるのは何かしらの魂がぬいぐるみを依り代にして取り憑いて、あなた様の言うゾンビとやらを操っていたことだけです!」
魂がぬいぐるみを依り代にして取り憑いた?
「あれ、変わり身の術じゃなかったのか?」
「カワリミノジュツ……?それはよく分かりませんが、少なくともあれはあなた様への強い怨念で動いている魂ですよ。あなた様に斬られて依り代を放棄して逃げましたが」
オレへの強い怨みで動いている魂?
……一つだけその魂に心当たりがあるぞ。これはガチでグリムに相談しないとな。
一応、オカルトのスペシャリストだし。オレはそっち方面じゃ無力だし。
「それと……これは今回のお詫びです」
全裸少女はそう言ってオレに手を翳すと……オレの身体が一瞬だけ光った。
「……一体何をした?」
「精霊の力を分け与えました。それでは失礼しますね」
全裸少女はそう言って……ロクに説明せずに地面の中へと消えていった。
取り敢えず……
「帰るか」
「「異議なし」」
その日からオレ達は再びテント暮らしとなった。
――――――――――――
―――オマケ。
「……ギャウッ」
チーン。
「……こっそり採取したから薄まっていたのに失神するのかよ。やっぱりアイツは本当におかしい」
その後、とある寝室でパンツ一丁で皿回しを敢行した。
プロフィール
============
スノウ
Ver.2
グレイス王国遊撃隊隊員。
元は近衛騎士団の隊長だったが、失態によって降格となった守銭奴。
更に仮アジト爆破で元々あった借金が増え、全部アリスが無利子で立て替えた。
ゆえにアリスには頭が上がらなくなった。
クロスブレードマンの評価:借金女。