夏目漱石「吾輩はウマである」   作:四十九院暁美

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お待たせして申し訳ありません。
夏コミの原稿で非常に忙しくしていたもので……。

C102は土曜日東地区"キ"ブロック14b、「追い込みの重い女ステークス」で参加いたしますので、参加する方はよろしくお願いしますね。
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弐漆

 私が走ったあとにはしばらくして菊花賞が始まる。エアシャカールの三冠がかかってるってんで世間は大賑わいだが、当の本人はどこ吹く風で練習に励んでいるから肝が太い。

 一方で私はまだなんとも言えない気分だから妙である。間近じゃあレースで勝つには勝ったが、それでテイエムオペラオーとメイショウドトウに勝てるのかと言われたらわからぬ。十挑んで一勝てるかという気持ちなもんで、どうにも踏ん切りがつかぬ。しかしそんなでいては一生勝てなさそうで走らないのもありそうで難儀である。

 シリウスシンボリは目標を決めろと言う。目標に狙いを定めておけばなんだって良いと言うのだ。

 目標ってなら有マ記念がある。スペたちが帰国した後に全員で走る一世一代の大レースなんだから、ここに出なけりゃ死んでも死にきれない。

 それを伝えるとシリウスシンボリは「ならまずは投票してもらえるようにしなきゃな?」とレースの予定表を指す。結局のところうだうだ悩む前に走らねば始まらないのである。

 春天で3着で、アルゼンチン共和国杯は1着ならジャパンカップが最有力になる。投票じゃあそこそこいい場所にいるらしいから、そのまま行ってくれりゃあ万々歳だ。

 

 私がジャパンカップを走る前にまず菊花賞がある。エアシャカールが出るレースだ。

 世間様じゃあ三冠ウマ娘がそうなんべんも出ると有り難みというのが薄れるなんて意見もあるようだが、そういうのを天邪鬼と言うのだ。なんだって功績なら偉いほうが良いに決まってる。無論私もそのつもりである。

 さても当日だが控室じゃあ計算は完璧だってんで余裕にしていたエアシャカールは、宣言通り菊花賞を快勝してしまったからここまでくるともはや呆れる。よっぽど研究したんじゃあ勝って当然だがそれにしたって強いもんだ。まったくコイツの脳みそと努力には敵うやつはいないだろう。

 

「よく勝つもんだ。よっぽどじゃないか」

 

 ウィナーズサークルに来たエアシャカールに声をかけると、コイツは得意になって鼻で笑った。

 

「1%でも可能性があンなら勝てんだよ、当然の帰結だ。……他でもねェお前のおかげだぜ」

 

 そう言われても私は要領を得なかったんで、とりあえず頷いて「それなら私に感謝しておけ」と言っておいた。エアシャカールは変な顔をして「らしい言い草だなァ」と頭を掻くだけだった。

 

 あとで聞いたら、私のダービーを見ていろいろ考え直した結果らしい。

 私は当時だとどうもダービーじゃあ勝てる見込みがないってんで、エアシャカールはたかを括って見ていた。しかし蓋を開けてみれば私がスペとすっかり同着したんで心底魂消て、どういう理屈だと思ってシリウスに加入したそうだ。ちなみにどれくらい私に見込みがないかって言えば、勝てる確率は0%中の0%で、まったくないってくらいだったそうだ。呆れたもんだ、私を過小評価するようなパソコンなのだから随分ポンコツだ。

 

「そいつは過小評価じゃあないか。私はチビだがそうまでちっちゃくはないぞ」

 

「自分で言うなよ……」

 

 自慢のケツを叩いて胸を張って言ってやったら、エアシャカールは呆れたものを見る目で答えた。こいつの次走はジャパンカップで、私にも、メイショウドトウにも、テイエムオペラオーにも勝つつもりらしい。豪胆なことだ、戦い甲斐がある。

 

 菊花賞が終わったら次は秋天である。テイエムオペラオーとメイショウドトウが走るのだが、世間じゃあまたテイエムオペラオーが勝つだろうってんで話題になっていた。なにぶん強い。すこぶる強い。今のアイツは無敵と言っても良いほどだ。

 ジャパンカップに向けて応援に行くより練習しろと言われたので、私は練習の休憩時間にレースを見る。スポーツドリンクとチョコ味のスタミナバーをもそもそ食いながら見るんだ。

 

「ハッ、見ろよオペラオーのあの顔……ギラギラしてやがる」

 

 チームの部室で、シリウスシンボリが気取ってぶどうジュースをワイングラスで飲んでいるのを横目に見ながら、テレビのモニターを眺める。走らないからって気楽なものだ。しかしぶどうジュースだってのに良く様になるもんだ。顔がいいからなんだろうが、なんだか腹が立つ。あとで尻を引っ叩いてやろうと思った。

 向こうじゃもうファンファーレが終わってゲート入りも済ませたところだ。もうゲートも開くだろう。

 

「見ておきな、テイエムオペラオーの走りを。奴には明確な弱点がある……それを見つけろ」

 

 スモークチーズをムシャムシャ食っているシリウスシンボリのありがたいお言葉に従って、モニターに穴が開くほど走りを見ていると、ゲートが開いてレースが始まった。テイエムオペラオーは先行の位置に居て、その後ろにメイショウドトウがつけている。まだ序盤じゃあよくわからないもんだ。もう少しレースが進まなきゃ見つけられん。

 そうこうしてるうちにレースは向正面にはいった。依然として弱点らしいところは見当たらない、バ群の真ん中あたりじゃあテイエムオペラオーが元気に笑ってらあ。

 

「ラストスパート、よく見てな」

 

 最終コーナーに入った直後にシリウスシンボリから言われて、テイエムオペラオーのラストスパートをじぃっと見てみる。

 力強くバ群から抜け出して、先頭を目指す。追い縋るドトウが並ぶ。抜け出すかどうか、いや抜け出さない。抜け出せない。ハナ差くらいを保ったままゴール板を横切った。今回のレースもテイエムオペラオーの勝ちだ。

 

「わかったか?」

 

 私は肩をすくめて首を振った。モニター越しでわかるもんか、見ただけでそれがわかりゃあ苦労はしない。

 シリウスシンボリは呆れたと笑ってジュースを飲み干すと「ま、せいぜい頑張るんだな」と言った。教えてくれないとはケチなやつだ。しかしこれは自分で見つけねばならんものなんだろうから文句も言えぬ。

 

「録画してあんだろ? それて見て、あいつとしっかり研究するんだな。ああ、ヒントをやろうか? ちゃんと、おねだりできたら……だがな」

 

「いらん」

 

 得意になって言いやがるもんだから、私は躍起になって録画を見直すことにした。絶対に自分で見つけて、アイツの鼻を明かしてやらねば気が済まなんだ。

 そうしてしばらく練習を再開するまで録画を見直して何が弱点かなんて探していると、ちょっぴり不思議なことに気付いた。私が慌ててソファから飛び上がって過去のレース結果をおさめたファイルを広げたら、やはりそこには、私の気付きが事実として整然と並べられていたからこれだと叫んだ。

 わかった私は得意になって早速シリウスシンボリに突撃すると勝ち誇って言ってやった。

 

「やい、わかったぞ」

 

「おっ、存外早いな。で、何がわかったんだ?」

 

「何もわからんということがわかった」

 

「……は?」

 

「……」

 

「……」

 

「ばかたれ」

 

「あいたっ」

 

 いかにも呆れたため息を吐くシリウスシンボリに、ぽかりとゲンコツを貰った。

 

 さっきよりよっぽど厳しくなったシリウスシンボリにヒィヒィ言いながら扱かれていると、日が沈んだ頃になってチームの奴らが戻ってきた。メイショウドトウに惜しかったなぁと言って頭を撫でてやると、ふぇえっ、と情けない声を上げる。よっぽど悔しいだろう、涙目であった。

 

「そっちはどう?」

 

「6割だな」

 

 干物の問いかけにシリウスシンボリはこう答えた。何がといえば私の完成度である。テイエムオペラオーに勝つための走りの完成度は、向こうからするとまだまだらしい。

 

「大丈夫なんですか?」

 

「知らん。だがなるようになるもんだ」

 

 心配した顔で私のそばに来たフクキタルに、私はあっけらかんとして言った。走ってみないことにはなんでもわからんから、私もどうも答えられないんだ。しかしフクキタルはそれで満足したのか私の頭を撫でた。汗でベタついてるから触らないでほしいのだが、ここは甘んじて受け入れてやろう。

 

「勝つつもりだが、負けたら負けたで次があるのだから、そう悩むもんじゃないんだ。」

 

「相変わらずですね」

 

 私が強がって続けると、フクキタルは少しだけ安心したように私の頭を撫でた。前より撫でるのが上手い、こいつも成長したようだ。褒めて遣わすとする。

 

「で、でも……どうしたら、勝てるんでしょうかぁ……」

 

 困ったようにメイショウドトウが呟くと、エアシャカールはフンと鼻を鳴らした。

 

「データはある。あとはこいつを解析して紐解けば良いだけだろうが」

 

 強気な言葉だ。研究熱心な奴だから、テイエムオペラオーのデータだってたっぷり集めたんだろう。

 

「共有は?」

 

「すると思うか?」

 

 聞いてみると、いかにも勝ち誇った顔で返してくる。よっぽど自信がおありのようだ。

 しかしこういう奴に限ってピンチになるとデータにないとか言うんだ。今のところエアシャカールが言っているところは見たことないが、きっといつか言うに違いないと思ってる。ゴールドシップとナカヤマフェスタとはそれで賭けをしているんだ。

 

「うん、じゃあ今日はこの辺でいったん解散しようか。ドトウも疲れてるだろうしね」

 

 立ち話をしていると干物がパンと手を打ったからそういうことになった。今日のところはこれで解散である。

 私はフクキタルと一緒に寮に帰ると疲れていたせいですぐに眠ってしまった。シリウスシンボリのやつがいっつもビシバシするものだから、帰ったらすぐにバタンキューで困ってしまう。しかしアイツのおかげで強くなれた実感はあるから、そこが悩ましい部分である。

 

 練習をするうちに気付けばジャパンカップ当日になっていた。結局シリウスシンボリが言ってた弱点ってのはわからなかったが、今日を走ったらわかることもある。テイエムオペラオーのことは穴が開くほど見ていてやろう。

 そう思いながら控え室で靴の具合を確かめていると、干物たちが来た。出走間近に来たのは、メイショウドトウとエアシャカールの応援に行ってたからだった。

 

「久しぶりのG1ですけど、調子は良さそうですね」

 

「うん、いい具合だぞ」

 

「ドトウにも、シャカールにも言ったけど……怪我しないように、めいっぱい走ってきてね」

 

「みんなのこと応援してるからね!!!!! がんばれー!!!!!!!」

 

「が、がんばれー……!」

 

 4人にワイワイ言われて見送られながら、控室を出てターフに向かう。ついこの間にも歩いたのに、地下バ道を歩くのもずいぶん久しぶりな気がする。半年近くG1に出てないのだから、余計そう感じるに違いない。

 ターフへの出口から突き抜けてきた歓声が全身を打った。さすがにジャパンカップは量が違う。質が違う。熱が違う。なんだか身体が震えてくるくらいだ。

 

「来たね」

 

 背後から声がした。振り向くと暗がりでも輝くものが見えた。テイエムオペラオーである。

 

「待っていたよ、我がモルドレッド」

 

「誰だそいつは」

 

 相変わらず格好つけて知らん名前を言うから私はこう返してやった。モルドレッドだかは誰だか知らないが、私にはちゃんとした名前があるのだ。名前で呼んでもらわねば困る。

 

「海を渡りし英雄たちが集う祭典、否! カーニバル! ここでもボクは輝くのさ、この世界を照らす太陽のようにね!」

 

「私だって、負けてやるつもりはないぞ。吠え面をかかせてやるからな」

 

「ハーッハッハ! それでこそだ!」

 

 仰々しい身振り手振りで言ったテイエムオペラオーに胸を張って答える。ところでメイショウドトウが遅れてやってきて、テイエムオペラオーの後ろですっ転びかけた。

 

「あわわわ……!」

 

「おっと! 大丈夫かいドトウ?」

 

「す、すみませぇん……!」

 

 こいつもこいつで相変わらずである。これだけレースに出てるのだからそろそろ落ち着いてもいいものを、よっぽどドジが治らない性分だ。しかし普段がこんなでもレースじゃあすこぶる強いんだから不思議である。

 

「メイショウドトウ。お前は私と同じチームだが、私はお前にだって負けてやるつもりはないぞ」

 

「……! わ、私だって……おふたりには負けましぇん! ……あわわ、噛んじゃいましたぁ……」

 

「ハッハッハ! 君たちの闘志が伝わってくるよ! けれど、今日の勝利もこのボクのものだ。覇道は続いている! 依然! 変わりなくね!」

 

 テイエムオペラオーが笑うと、私も笑った。メイショウドトウも笑った。全員負ける気なんかこれっぽっちもない。いい気分である。

 みんなして強気でいると、また誰かが来た。黒い影に黄色と青が目立つ勝負服は、エアシャカールだった。

 

「それとも……君が、この覇道を終わらせるデウス・エクス・マキナとなるのかな? シャカールさん?」

 

 テイエムオペラオーが言った。私は暗がりにいるエアシャカールを見つめた。黄金のように輝く瞳が細く伸びた。

 

「茶番に付き合うつもりはねえ」

 

 不機嫌に鼻を鳴らして私たちを横切ったエアシャカールは、ターフに出る直前に一瞬だけ立ち止まってこちらを振り向くと、微かに喜色の混じった声でこう宣戦布告した。

 

「勝つのは、オレだ」

 

 それはテイエムオペラオーだけでなく、私とメイショウドトウにも向けられた言葉だった。エアシャカールは私たちにすっかり勝つ気でいるのだ。

 なんという舐めた態度だろう。チームの併走じゃあ私のほうが勝ち越してるってのに、そう言われては言い返してやらねば気が済まない。

 

「三冠ウマ娘だって調子に乗るんじゃない。私のほうが強いんだ、今更負けてなんかやらないぞ」

 

「……ハッ」

 

 私の文句に笑ったエアシャカールは、ターフに出て行った。私たちも顔を見合わせて頷きあうと、三人で揃ってターフに出た。

 

 耳をつんざく歓声の中に、ヒリヒリとした空気が漂っていた。久しぶりにレースに出たと実感する。

 勝てるだろうか。私は一瞬だけ自問して首を振った。勝てるかどうかではない、勝つのだ。誰にだって負けないで、勝つのだ。そうでなければ勝てるものも勝てない。前からずっと言ってきたことである。今日もそれでいこう。

 ターフにゃあ外国の奴らもいた。ジャパンカップってのが海外のウマ娘の参戦も許されてるから、こういう腕自慢もとい脚自慢が賞金目当てで来る。よっぽど自信家なんだろうが、負けて帰るのはかわいそうである。

 軽い準備運動をしてゲートにはいる。私の枠は最内側だから最初にはいる。背後でガチャンと戸が閉まった。横を見たら他のウマ娘も次々入っていくのが見えた。流石にここまで来たらゲート入りをぐずるような奴はいない。嫌そうな顔をしたってちゃんとはいっていくんだから感心だ。

 

 そうして全員がゲートにはいったら、少し間を置いて勢いよくゲートが開く。いつもよりちょっとタイミングを遅らせて私は飛び出した。いの一番に逃げウマ娘が先頭争いに行くのが見えたが、それ以外はなんてことはない。前にバ群があって少し壁なくらいだが、序盤も序盤であるからなんともないことだ。

 素早く目と耳を走らせるとエアシャカールは私のちょっと前にいるのがわかった。向こうも向こうで忙しなく耳を動かしてるから、こっからどうするか考えてるんだろう。メイショウドトウとテイエムオペラオーの姿は見えないが、このぶんだとバ群の向こう側にいる。

 第一コーナーにはいるとバ群が固まって私とエアシャカールはバ群の真後ろに尾いて行くことになった。

 最初とあまり変化はないが、向正面にはいると海外ウマ娘の一部が上がっていくのがわかった。第三コーナーまでに前を取ってやろうという魂胆なのかもしれないが、海外の走り方など私はまだ知らないのでよくわからない。警戒しておくに越したことはないだろう。

 前は相変わらず壁で前方が確認できない。ここで焦って前に出るのが負け筋だ、大人しく待っていなければならぬ。

 エアシャカールは私より少し後ろにいるようだ。目の前の壁をうまく風除けに使っている。本当は私を風除けにしたいんだろうが、私はチビなんで使えないから悔しかろう。

 向正面を出れば第三コーナーになる。まだバ群は動かない。私たちも動かない。テイエムオペラオーとメイショウドトウもおそらく動いていない。

 第四コーナーでやっと動く。少しずつ目の前のバ群が乱れて横に広がっていくと、コーナーの終わりでテイエムオペラオーとメイショウドトウの後ろ姿が見えた。

 ここだ、ここで行くのだ。私はここで行かねば追いつけない。

 ダッと踏み込んで加速する。エアシャカールも加速した。横に並んで上がっていく。

 直線を半分走って一歩前にふたりが迫った。

 

 テイエムオペラオーが身体を低くする。

 残り100m。

 メイショウドトウが強く踏み込む。

 残り50m。

 エアシャカールが呼吸を止めた。

 残り25m。

 私は歯噛みして足を回した。

 

 ほとんど横並びにゴール盤を駆け抜けた。

 束の間、審議である。だが私には負けた自覚があって、きっと4着だろうと思った。実際4着であったから私の感覚ってのは正しい。

 

「ハーッハッハ! どうやら海を超えて来たる来訪者すらも、覇王たるボクを揺るがすには力不足なようだね!」

 

 ハナ差と表示された掲示板を見たテイエムオペラオーが言う。よくも調子に乗って言う。しかしそれが許されているのがコイツだから何も言えぬ。

 

「チィ! データ修正だ……」

 

「つ、次こそ……!」

 

 エアシャカールとメイショウドトウは歯噛みしてテイエムオペラオーを見た。

 私もあいつを見た。超えるべき壁、最大の強敵の背中を絶対に超えてやると決意して、私は気炎を吐いていた。

 

 しかし、私の超えなきゃいけないやつってのはコイツだけじゃない。

 

 海外から、帰ってくる。

 

 黄金世代の、あいつらだ。




 残り、2話。



 吾輩はウマであるは電子書籍化しました。
 本編に大幅な加筆修正に加え、新規エピソードが追加されていたり、各主要キャラの設定を見直したりと、いろいろな部分に手を加えています。
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