病院の屋上・・・・・、そこでは先程、自らの師の引退により、師の扱う品を引き継いだ2人の弟子達がいた。
「・・・・・まさか本当に師匠が引退しちゃうなんて」
「仕方ないよ。最近、ちょっと調子が悪そうだったし」
「・・・・・、ごめんね。花ちゃん、師匠のこと任せっきりにして」
「仕方ないよ。だってレイのお父さん、結構な頻度で孟司の支部を転勤していってるし、それに合わせて師匠も鍛えていけるようにしたんだし」
「ううん、ごめんね。花ちゃん、わたし、まだ修行終わってないんだ。だからまだここに戻ってくるわけにはいかないんだ。父さんにも今回は特別に許してもらって東京に来たんだ。」
「そっか、しばらくかかりそう?」
「うん、後もう少し、後半年くらいしたらこっちに戻ってくるよ。それじゃ花ちゃん、私頑張ってくるね。」
「あ、待ってレイ!」
「どうしたの、花ちゃん?」
「これ!、持っていって」と、渡されたのは探索用のディスクアニマルより、少し小さい大きさのディスクアニマルを渡す。
「これって、さっきの」
「そう、師匠から貰った新型ディスクアニマル、閃光ウサギの戦闘用ディスクだよ。」
「いいの?」
「うん、私は結構な枚数貰ったから、お守り」
「うん、ありがとう。花ちゃん」
「あと、これね。」とたえはギターケースから音撃弦刀弦響
の半分をレイに手渡す。
「うん、そうだね。これがなくちゃ」とギターケース共々
その半分を受け取り、和奏レイは病院を後にした。
その後、2人は引き継ぎの手続きなどを行い、それぞれの帰路についた。
・・・翌日
おたえはcircleに顔を出していた。
「あ、おたえちゃんいらっしゃい。」
「まりなさん。こんにちは」
「おたえちゃん、実はお願いがあるんだけどいいかな?」
「はい、なんですか?」
「実はね、最近鬼に復帰した子がいるの。」
「鬼に復帰した?、もしかして戸山さん」
「そう、轟鬼ちゃん、その子まだサポーターがいないの、それでね。蛮鬼さんが引退しちゃって担当が空いちゃったでしょ。もしたえちゃんがこれからも孟司に残ってくれるなら短い期間でもいいからさ。」
「え、でも」
「会ってみるだけでもいいんだけど」
「わかりました。」
「ありがとう。それじゃ、また今度顔合わせやるから、改めて連絡するね。」
「わかりました。」
「うん、それじゃ今日もバイトよろしくね。」
「はい、わかりました。」
それから数時間、circleのバイトが終わり、スタッフルームでたえが片付けをしているとこのライブハウスのオーナーである立花響さんが入ってきた。
「やあ、たえちゃん、昨日ぶりかな。」
「響さん、こんにちは。」
「うん、こんにちは。そういえば、香澄ちゃんのサポーターの話、検討してもらえてるみたいでありがとうね。私はまだあの子達、学生だしやっぱりあんまり実戦に出すのはっても思ったんだけど、夏のシーズンで忙しくなってるのも本当だからさ。私もさっきまで巴ちゃんと山籠りに行ってたとこだったんだよ。だからさ、あんまり気負わずにね。香澄ちゃんのこと、サポーターやることになったら支えてあげてね。」
と響はスタッフルームを出ていった。
それから、時間は過ぎていき、たえに香澄との顔合わせの日程についての連絡が来た。
そしてその当日、circle、ミーティングルームにて
「・・・・」
「・・・・」
「それじゃあ、私から戸山香澄です。コードネームは轟鬼です。」
「わたしは花園たえ、よろしく戸山さん。」
「あの、同じクラスだよね。」
「うん、そうだよ。」
「そっか、私、ここ2年くらい孟司とか、鬼とかから離れてたからさ、花園さんが孟司だなんて知らなくて」
「私も名前を聞いたことがあるくらいで、同じクラスの戸山さんだったなんて知らなくて・・・」
「・・・・あの、おたえっても呼んでもいい?」
「うん、いいよ。じゃあ香澄は香澄で」
と思った他、波長があったのか、香澄とたえはすぐに仲良くなり、その場でサポーターとなることが決まったのだ。
そしてプライベートや学校の方でも一緒にいることが多くなったりなど、学内の友人で組んだバンド、ポッピンパーティーのメンバーに加わることになるのだった。