戸山香澄は轟く鬼   作:のうち

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第3話

 有咲と香澄はランダムスターの一件依頼、一緒に学校に登校するのが日課になりつつあった。

 

  「なあ、香澄」 

 

 「なに、有咲?」

 

  「この前、楽器屋で蘭ちゃんって子と会った時、お互いのことを轟鬼だの歌舞鬼だとか、言ってたけどあれなんなんだ?あだ名?」

 

 

 「あはは、まあ、そんな感じかな」

 

 「なんか、変わったあだ名だな。・・・・そういうや、もうすぐうちの学年も林間学校だな。」

 

「林間学校?」

 

 「そう、毎年この季節は一年が林間学校に行ってんだ。」

と香澄は有咲に林間学校についての話を聞きながら、学校に到着した。

 

  「おはよう、香澄」

 

 「おはよう沙綾!」

 

  「おはよう、相変わらず元気だね。」

 

 「そうだ。沙綾、さっき有咲から聞いたんだけど、林間学校あるの?」

 

  「ん、そっか香澄、外部生だったね。そうだよ。高等部の一年生はこの時期に毎年、林間学校があるんだよ。」

  

 「へぇー、そうなんだ。」(林間学校か・・・・、森のコテージに泊まるのか、用心のために一応、あれを持って行った方がいいかな。)

 

  「・・・・・香澄?」

 

 「あ、ごめんごめん。楽しみでつい、色々考えてたらぼぉーっとしちゃって」

 

  「ははは、香澄らしいね。」

 

 「そうかな?」

 と沙綾の説明の通り、その日のホームルームにて林間学校についての説明が行われた。

 

 (林間学校、羽丘の鬼学科は夏の魔化魍退治のための演習だったからね。あの時は響鬼さんも来てくれてたんだよね。懐かしいな。)と香澄は林間学校のプリントを見ていると

 

  (ここって、確か最近、魔化魍の出現が頻繁に目撃されてらあたりじゃなかったっけ?、まあ、とりあえず今日はcircle行ってみようかな)

 

  放課後、かつての孟司、関東支部の立花勢次郎さんが引退してからは孫である響鬼さんこと立花響さんが経営してするライブハウスcircleが孟司の関東支部として認定され孟司の従業員や甘味処たちばなの店員達もそちらに移ったのだ。そのことを生かして、カフェメニューには甘味処時代の餡蜜などのメニューがあり、そこそこの人気を博している。に私はやってきた。

 

  「いらっしゃいませ〜って!、香澄ちゃん!」

と香澄をそんな声が迎え入れる。声の主は月島まりな、響鬼と同期の鬼で関東十一鬼の1人である。現在は鬼として前線に立ちながらも、circleの店長として響鬼の補佐をしている。

 

  「まりなさん、お久しぶりです。」

 

 「それで、今日はどうしたの?、まさか、本当に鬼の名前を返上しに?」

 

  「うーうん、違うの実は今度行く林間学校の場所が少し気になってて」

 

  「あー、そういうこと、確か、花女の林間学校には確か、西鬼ちゃんが陰ながら同行する筈だから大丈夫だと思うけど」

 

  「西鬼?」

 

 「そう、西鬼、2年前にその子とその家族がこちらに移動してきて。その子が西鬼を襲名しての初仕事になるのかな。」

 

 「へえ、そうなんですね。」

 

   「まあ、よっぽどのことがない限りは大丈夫だと思うけど油断はしないでね。」

 

  「充分気をつけますよ。それじゃ」と香澄はcircleを後にした。

  

 

 

 




 今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。
 

モカの鬼の名前

  • 弾鬼
  • 裁鬼
  • 蛮鬼
  • 闘鬼
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