「はぁ!」香澄は烈雷で鎧蜘蛛の脚を烈雷で斬りつけるが
さすがは土蜘蛛の上位種というべきなのか、今まで香澄が相手にしてきた土蜘蛛よりも硬く、斬り飛ばすまでには至らなかった。
「硬い……、はぁぁっ!」ふたたび斬りかかる
「こっちもやるよ、やァァ!」
と百合も音撃三角や鬼爪なども駆使して攻撃を加えていくけどやはり、硬いな、さて、この鎧蜘蛛という魔化魍、ここ最近の記録では打、弦、菅の鬼が束になって倒したという記録が残っている。つまり、ほとんどが鬼2人以上での討伐がマストな魔化魍なのだ。若い頃の響鬼さん達も初めて鎧蜘蛛を倒したのは3人がかりだったというし、中学の頃の研修で出くわした個体は香澄の父が1人で倒したようなもので、あまり経験値はないのだ。、
「どうしたものかな」
そのとき、鎧蜘蛛の硬い甲殻に3発の弾丸が撃ち込まれた。
「あの人は!」
「伊吹鬼さん!」
私達を援護してくれたのは、関東十一鬼の1人、伊吹鬼さんでした。
「2人とも、まだ終わってないんだからぼうっとしない。とどめいくよ!」
と伊吹鬼さんは音撃管に音撃鳴を取り付ける。
「「はい!」」
香澄と百合は2人がかりで鎧蜘蛛を転ばせて、香澄は腹に烈雷を突き刺して、百合は三角をトライアングルの形にする。
「音撃射・疾風一閃」
「音撃斬・雷電激震!」
「音撃響・偉羅射威」と打、弦、管の清めの音の三重奏が
あたりに響き渡り、魔化魍、鎧蜘蛛は爆発した。
「ふぅー、終わった」
と香澄は顔だけ変身を解いた。
「こら!」と香澄は未だ変身を解いていない伊吹鬼こと小日向未来からチョップを受けた。
「迂闊に変身を解かない」と注意を受ける。
「ほら、あそこ」と百合さん、西鬼は私の後方を指さすと
「もう、迂闊に変身を解かないっていうのは鬼学科でも一番最初に習う基本なのに」
「え、あれって、沙綾!」
と私は沙綾のもとに走る。
「か、香澄、その格好どうなってるの?」
「あ、これ…………、なんて説明したらいいかな。……伊吹鬼さん! 、どうしたらいいですか」
「もう、見た感じ、最初から見ていたっぽいし、説明しちゃった方が早いかもね」と伊吹鬼、未来さんは顔だけ変身を解きながら
「ごめんね。うちの子が迷惑をかけて私は伊吹鬼じゃなくて、小日向未来っていうの、よろしくね」
「貴女達は一体なんなんですか? 、香澄や貴女が変わったその姿は……」
「んー、とりあえず話すにもこっちも準備がいるの。少し待っててもらえる」と未来さんは完全に変身を解く。
服も無事のままだ。いいな、あれ私に出来ないんだよな。
その為に壊れない服が作られてたりするけど、羽丘の時のならまだしも花女の制服にはそんなものはない。
「はい、これ。香澄ちゃんはきがえてきてね」
と未来さんは私用の着替えを何処から取り出したのか、リュックから取り出して香澄に渡す。
「あ、ありがとうございます」
と私は木陰に隠れて、着替えに行く。
その間に未来さんは私のことや鬼、魔化魍についてのことなどを話している間に着替えていく。
そして着替え終わって、沙綾のもとにいく。そこには百合さんはもういなくて、聞くと魔化魍の巣に捕らえられていた生徒を未来さんが発見しており、それを助けに向ったらしいのです。それに合わせて救急車も呼んでいるらしい。
「沙綾、未来さん!」
「香澄!」
「香澄ちゃん、おかえり、大体のことは、説明しておいたけどあとは、2人で話したほうがいいでしょう。私も百合ちゃん、手伝ってくるから」
とそこで香澄と沙綾は2人きりになった。
「全部、聞いたんだよね」
「うん、未来さんから聞いたよ。……なんていったらいいか、わからないけど。香澄のこと、もっと教えてくれたらって思ったんだ。だから……、また話そ。いつもみたいに」
「沙綾!」
それから、私と沙綾は私のバイクに乗り、花咲川へと帰るのでした。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
よろしければ感想やお気に入り登録をお願いします。