沙綾とまりなが受付にて話をしていた頃、香澄はミィーティングルームにて待っていた人物にとても驚いていた、その人物は最近になって長らく空席であった鬼の名前を継いだ人物である美竹蘭がいた。
「え、何で蘭ちゃんがいるの?」
「何で香澄が?」
「ふふふ、いらっしゃいデース、2人とも」
「切歌さん」
「調さん。どうしてこのミィーティングルームに? 、確か、今日、非番でしたよね」
「いやあ、私の愛しの奥さんからの頼みじゃ、断れないデスからね」
「切ちゃん違うよ。切ちゃんのじゃなくて私の奥さんだよ」
……ちなみにだけど、2人の言ってる奥さんって言うのは響さんのことなんだよね。
あの響鬼こと、立花響さんは女性でありながら、女性にモテるという体質の人間である。響さんの奥さんは結構な人数いて、このcircleの経理を担当している伊吹鬼こと、小日向未来さんや、ここにいる切歌さんや調さん、それにホールのチーフであるマリアさん、響鬼さんのサポートをしているクリスさん、現在ワールドツアーで世界を飛び回っている天羽奏さんや風鳴翼さんといった芸能人、さらには何年か前に世界的なテロを仕掛けた戦後時代頃から鬼として活動しておりつい最近ようやく娑婆に出てきた孟司の大老と言われている見た目どう見ても幼女なキャロルさんとかがそれに当たるみたいだ。
ちなみに歴代の鬼の中には特に第二次大戦時の日本で増加した女の鬼、その中で男の鬼たちは戦地で鬼の力を振るわけにもいかずに何年も戻らないことが多かった為に鬼に伝わる秘術を使うことに女同士で子供をつくることが可能な技術が開発されていたそれ以降だが、女性の鬼の中には稀に同性にモテる体質の者が現れるみたいだ。そしてその体質を持つ者に共通しているのは戦闘のセンスはピカイチだが、夜のベットの上では弱々な総受け体質らしい。
まあ、長くはなったが響さんがいかにモテているかの説明ではなく、今日、香澄と蘭は突然に呼ばれ、何の話なのかを聞きに来たのだ。
けして、目の前の2人の惚気話合戦を見にきた訳ではない。
「それでデスね。2人には正式に婚約をしてもらいたいのです」
「「はっ⁉︎」」
「婚約?」
「な、何で?」
「香澄ちゃんは響さんがああいう体質だって知ってるよね」
「はい、そうですね」
「香澄ちゃんも響さんと同じ体質だったことがわかったの。
だから、とりあえず正式に名前を継いだタイミングで香澄ちゃんには1人目、つまりは第一の旦那を決めてもらうことになったの」
「それで選ばれたのが、私……」と蘭は顔を赤くして俯いていた。
「ちょっ、ちょっと蘭ちゃん⁉︎」
「まあ、とりあえずお互いの家には、ちゃんと説明してあるからさ。詳しい話はまた今度ね」
となんともとんでも無い話になってきた。ちなみに鬼の女性同士の結婚はとある理由から重婚が認められているのだ。
結局、りみりんと会うことはなかった別の用事だったのかな。
ミーティングルームを出た蘭と香澄
「…………」未だに顔を赤くして俯いている。
「あの蘭ちゃん?」
「……、か……香澄、し、幸せにするから」
「蘭ちゃん……」
と香澄も顔を赤くする。
「う……、うんよろしく」
それから2人はすごい忙しかった。いくら少子化の煽りを受け、尚且つ鬼の人口が減っているための対策だ。その為、この2人の婚約は孟司により全面的にバックアップされることになる。まず住まいはとあるマンションのワンフロアを与えられ。現在は蘭と香澄の2人だけだが、今後、香澄の旦那はある程度増えていくことになるだろうから広く取られている。ちなみに上のフロアには香澄や蘭とも顔馴染みの玉出ちゆが住んでいたりする。
まあ、とりあえず正式な婚儀は高校卒業後ということらしいから、とりあえず今の段階ではシェアハウスとでも思っておくかな。
という訳で香澄の旦那さん候補はとりあえずは、アフロの皆は候補に入ってます。基本の香澄の総受けハーレムは鬼関係者中心で形成されていくことになります。旦那のリクエストなども募集してるのでよろしくお願いします。ちなみに孟司の共産の会社の中に弦巻財閥がいたりします。