創造と破壊の化身は幻想を征く 作:JUDGEMENTReaper
今回は紅魔郷後の宴会とマスターハンドとクレイジーハンドの世界で蠢く何者かのお話デス
それでは…ゆっくり見て行ってね!
異変が終わり、博麗神社への帰路についている途中…
マ「ところで霊夢よ、宴会とは何をするのかね?」
霊「え?、ん〜そうね…お酒とか食べ物とか用意して飲んで食って楽しむ…って感じかしら」
魔「ああ、ここでは異変が解決したらいつも宴会をするんだ」
マ「ほう…ならば私達も何か用意しなければな」
ク「ああ、確か何があったかな〜…ま、戻りながら考えようぜ」
マ「ああ、そうだな」
博麗神社
マ「ん?、誰かいるな」
霊「げっ…あいつは…」
???「おー霊夢お帰り〜、おや、そのでっかい手袋は何処のどいつだい?」
霊「なんであんたがいるのよ萃香…」
ク「萃香?」
魔「ああ、この幻想郷には妖怪の山っていうとこがあってな、そこの四天王の一人なんだ」
ク「へぇ…」
萃「おん?、お〜魔理沙もいたのか」
魔「よお萃香、相変わらず酔っ払ってるな〜」
萃「当たり前だよ、私が酒を飲まないときは死ぬときさ、んで…改めて名前を聞こうか?」
マ「お初にお目にかかる萃香殿、私の名前はマスターハンド、ここへは休暇で訪れさせてもらい現在博麗神社にて世話になっている、そして…」
ク「俺の名前はクレイジーハンド、こいつの相方みたいなもんだ、よろしくな」
萃「マスターハンドとクレイジーハンドね、私の名は伊吹萃香だよ、よろしくね、…んで霊夢、さっきまで上ってた紅い霧が消えたわけだけど…異変だったんでしょ?つまりだ、宴会…するんだろ?」
霊「ええ、まあ異変も解決したことだしね」
萃「よしきた!!今日はとことん楽しむぞ〜!!」
霊「ハァ…ま、いいか、それじゃあ準備を始めましょうか」
魔「よっしゃ!!んじゃあマスターとクレイジーの顔合わせも兼ねて知り合いを呼んでくるぜ!!」
マ「ふむ、では私達は食事を用意するとしようかね」
ク「おう!」
化身+少女準備中…
宴会の準備が終わり、その夜、紅魔館組を始めとした魔理沙の友人、アリス・マーガトロイドや既にいた伊吹萃香等が博麗神社に集まり宴会が始まった。
霊「乾杯ー!……っぷはぁ〜!!、久々のお酒にご馳走!やっぱり宴会って最高ね〜」
マ「む?、霊夢よお前は未成年ではないのか?」
霊「え?い〜のよい〜のよ私も魔理沙も普通に飲んでるしね」
マ「ふむ…そういうものなのか」
少し考えなんとか納得したマスターハンド、しかしその姿はいつもの姿とは大きく変わっていた、それはクレイジーハンドも同じな様であり…
霊「そ〜ゆ〜ものなの、にしてもあんた達、人型にもなれるのね、ま、ここじゃよくあることだけど」
マ「まあ、私も様々な世界へ渡り続けてアイデアを生み出しているからな、その世界の中では当たり前だがあの素の状態ではバレやすい上、魔物だの化け物だのと敵対意志の有無言わずに襲い掛かってくるのでな」
ク「ま、そうじゃなくても頭見たやつは警戒だのなんだのとしてきたり頭隠しても正体を看破してくるやつとかヘーキでいるけどなぁ」
魔「まぁそうだろうな、私も二人が人型に化けたとき普通に白いスーツと手袋した紳士みたいな感じだなって感じたけど顔を見ようとしたら顔がなくて代わりに頭並みの大きさの手袋が付いてるときは驚いたぜ?」
そう、マスターハンドとクレイジーハンドは人間の姿となっていたのだ、それには理由があり、実はマスターハンドとクレイジーハンド、準備が終わったこの二人はその大きさから神社内に入れない事に準備できたあとに気付いたのである。
マスターハンドが紅霧異変時前の世話になっていた際は、そこそこ広い空間があったので眠るスペースとして潜り込める場所がギリギリあったから大丈夫だったのであって、宴会をやる場合には入るスペースが全くもってなかったのだ。
二人はすぐさま人型形態を取りその問題を解決したのだが、その姿は彼ら自身が様々なファイターを制作していく中で彼等のオリジナルの情報を知るために身につけた(マスターハンドが全て制作)技術なのだ。
だが顔が手となっていること、これに関してはちょっとした理由があった。
それはマスターハンドが自分の人間体を制作していた当時、顔を作るという工程に入ったところで問題が起こった、実は彼はオリジナルのキャラを創るという事を今まで行ったことが無かったのだ。
だがそれもそのはず、彼というか彼が創った世界に存在するものはほぼ全てが既存の存在であり一部自然環境や一部アイテム、戦場・終点等のオリジナル試合場そして消滅したエインシャント島以外の全てがファイターの世界に存在するものを模倣したものなのだ。
マスターハンドは一応人間形態の身体の部分は完成はしていた、然しそこから先、顔を創る工程で難航していた、顔というものはその者にとって最も大切なものとなる部位であり一番のアイデンティティ、人たらしめるものと言えるからだ。
顔の候補はたくさんあった、いや、ありすぎたというのが正しいだろう、そんな中フィギュアを手に入れ大乱闘を創るきっかけとなった世界に何か良い案がないか情報を探っていた時、ある概念を見つけた、それは
『異形頭』
である。
異形頭とはその名の通り人の体に頭が人の頭ではなくカメラであったりランプであったり無機物が頭部の代わりにに付いているものなのだが自分等の人間形態を制作するに当たり顔をどうするか決めあぐねていたマスターハンドには渡りに船であり、それによりこうして今の形態を生み出すに至ったというわけである。
パ「でも、人の姿を取るのならそこらの人間を模倣してもいいんじゃないかしら…」
マ「ん?、君は…」
ク「お、パチュリーじゃねえか」
パ「さっきぶりね…クレイジーハンド、貴方がマスターハンドね、私はパチュリー・ノーレッジ…紅魔館に住んでる内の一人よ、よろしく…」
マ「パチュリー殿か、確かあの時クレイジーと会話していたが私とは初めましてだな、初めましてパチュリー殿、マスターハンドだ」
パ「えぇ初めまして、それでさっきの質問だけど」
マ「ああ…、まぁ効率や手っ取り早く人の姿をとるならそれのほうが良いのだが…というか以前はそうしていたんだが…まぁ色々あってな…」
パ「色々?」
ク「こいつ前にそれやってたら、なったその素体が中々にヤバい奴だったみたいでそのせいで追っかけにあったみてぇでよ、こんなこともある精神で別のやつの姿になったら、今度は色んな意味でヤベえ奴に襲われそうになって、そんで帰ってきたときに自分の人間体創ろうって腹になったんだ、あん時のマスターハンドつったら…ダハハハハハ!!今思い出しても笑えるぜ!!」
マ「クレイジー…それ以上笑えばふっ飛ばすぞ…」
パ「まぁ…色々と大変だったのね…」
マ「…一応言っておくならこの姿はパチュリー殿が思うよりかなり使えるのだよ」
パ「ふ〜ん…例えば?」
マ「例えばこの頭、自律行動というか…これが本体みたいなものでな」
マスターハンドの頭の手が外れ自由に動き回る。
マ「(スポッ)…っとまあこのような感じでな、ない頭はマネキンでもおいて偽装しつつ私自らは相手の観察をするということも可能だ、ボディもオートで動く事もできるから本体離脱の時間稼ぎやボディの援護にも回れるしな」
パ「へぇ…なかなかに興味深いわね…」
ここからは宴会での会話の一部をダイジェストで送る。
1.人形遣い同士
ア「貴方がマスターハンドね、魔理沙から話は聞いてるわ、初めましてアリス・マーガトロイドよ」
マ「初めましてアリス・マーガトロイド嬢、マスターハンドだ」
ク「ん?、よぉ!アリスお前も来てたのか」
ア「クレイジー、久しぶりね」
マ「知り合いか?」
ク「あぁ、魔理沙の家に世話になってるときに会ってな」
マ「ほう」
魔「アリスにな?、マスターとクレイジーのこと話したら、二人に聞きたい事があるって言っててな」
ア「ちょっと魔理沙…」
マ「ふむ、聞きたいこととは何かな?」
ア「えぇ…あなたは沢山の人形を作って、そのほぼ全てが自由で明確な意思を持っているってクレイジーから聞いてね」
ク「ま、俺は戦闘系云々が主軸だからな、そっちはマスターの領分で俺は門外漢ってやつだからそういうのなら…」
マ「私が最も適任…ということか」
ア「えぇ、そういう事」
マ「ふむ…そう言うことなら力になれるか少し怪しいな…」
ア「それはどうしてかしら?」
マ「うむ、私の制作したファイターやフィギュア達はな…
創造の化身説明中…
ア「う〜ん…、元のモデルを元に人格を与える…ね」
マ「うむ、一応オリジナルの人格を持つもいるにはいるがボディをファイターベースに創っているせいか思考がベースよりになって参考になるかは少々怪しいもので畑違いかもしれんがな」
ア「いえ、色々と参考にはなったわ、ありがとう」
マ「因みにだが、それを知って何をしようとしているのだ?」
ア「私の目標はね、自由な意思を持って自由に動き回る完全自立人形を作る事なのよ」
マ「ほう…、それは興味深い…その制作過程少々聞かせてくれるかね、私の制作過程も話そう、畑違いながらも実に実りのある話になりそうだ」
ア「あら…それはいいわね、ぜひそうしましょうか」
ク「あ〜あ〜…マスターのやつ職人モードに入っちまった、俺もうシ〜ラネ…」
魔「職人モード?」
ク「あぁ、あいつ自分の興味を惹いたのにはえげつねえ程に調べ上げる質でな、引き際は弁えられるんだがそういうのを気にしなくて良い時になると最悪丸一日以上飽きずに調べ上げるわ、質問しまくるわ討論するわで結構面倒なんだよ…」
マ「ふむ…、それは中々に面白いな、私の方だと…」
ア「…っ!、なるほど…そういうのもありなのね、ならこういうのはどう?」
マ「ほお!成る程こういう視点もあるか…」
魔「………それが上手く噛み合うとこういう事になるのか、ヤバい少し頭がクラクラしてきたぜ…」
ク「俺もだ、さっさと退散しようぜ」
魔「そうだな…」
マ(ペチャクチャペチャクチャペチャクチャ…)
ア(ペチャクチャペチャクチャペチャクチャ…)
2.OFF波動の原理
パ「そういえば聞きたいことがあるのだけど」
ク「ん?、どうした?」
パ「貴方とマスターハンドがフランのラストスペルと同時に放ったスペルカード、OFF波動といったかしら、あれ一体どういった原理なの?、貴方達の弾幕やスペルカードには魔力を感じないから気になるのよ」
レ「それは私も気になるわね、ありとあらゆる物を破壊する能力を持つフランのラストスペルを打ち破ったスペルカード、えぇとても気になるわ」
フ「私も!、と言ってもその時の意識はないけどね…」
ク「あ〜…そうだな、アレの原理を簡単に言えば…対極性のエネルギーの同調で生成される強制的なリセット効果とそれに付随されて発生する攻撃性のある衝撃波ってとこか」
パ「強制的なリセット効果?」
ク「あぁ、あの技で放たれた波動には当たればリセットさせる効果があってな弾幕だのの遠距離攻撃や相手の状態をリセット…ま、簡単に言っちまえば相手の攻撃やバフ効果を消し飛ばしたうえでバカ高え威力を持った衝撃波を諸にブチ当てる技ってやつだ、まぁ…この技に関しちゃ真似たもんなんだがな」
パ「真似できるものなのね」
ク「まあな、だが簡単なもんじゃねえ、その真似たやつ自体が俺等の世界を侵略して自分の世界にしようとしてきたマジもんの怪物でな、少なくともそいつの実力に自分の能力で真似できそうなもんを尖らせてねえと真似も模倣もできねえぜ」
パ「ふむ…中々に面白いわね…構築するなら炎と氷辺りかしら…」
ク「あー…それなぁ、それだと違うもんができるぜ」
パ「違うもの?」
ク「ああ、前にそれの呪文を使っている世界に行ったことあってな、一度それを実際に使っている所を見たことあるんだがその場合だと対極の位置につく炎と氷の呪文の融合によって対消滅でできたエネルギーで攻撃する魔法だったな」
フ「なんか私の能力と似ているわね」
パ「いいえフラン、破壊と消滅は異なるものよ、まだ形や残骸が残るのが破壊とするならば消滅は一欠片も残さないほどに跡形もなくなるわ、にしてもそうだとすればどうやってそれを模倣できたのかしら?」
ク「んー…一番は記憶だな、どういった技だったのかを経験というか覚えておけばそこへ似せていかせる事ができるからな、んで二番目が対極性のあるエネルギー自体の格のようなもんだな」
レ「格?」
ク「俺等の場合なら俺等の創造と破壊といった概念的なもんをエネルギーとしてそいつを技の元にしてるからな、炎と氷の対極の魔法を生み出す魔力と概念自体をエネルギー化したもの、どっちが格が高いか分かるだろ」
パ「成る程ね…」
ク「ま、今回やったのは中途半端なもんだしオリジナルに勝ることは難しい、改善点もたっぷりある、何よりオリジナルとは違うんだ、ただ模倣するよりかはそこにオリジナリティーがあってもいいんじゃねえかとは思うんだよな、マスターは堅物だからオリジナルを尊重しすぎてそのまんまがいいとか言うがよ」
パ「あら、いい考えじゃない私のような魔法使いはオリジナルを尊重しつつオリジナリティーを付加して残すのが誇りでもあるのよ」
ク「ほう、いいねぇマスターにも聞かせてやりたいいい言葉だぜ」
マ「ほう…、それならぜひ聞かせてもらいたいな…クレイジー…お前からな」
ク「………あー、アリスとの楽しいお話は?」
マ「絶賛楽しくお話していたが、気になる興味深い会話が聞こえたものでな…少し中断して後日話す事にさせてもらったよ」
ク「そうか…、んじゃあ…一時退散!!」パチン!
マ「待てっ!!」パチン!
パ「あちょっと!…はぁ…でも格、ね…面白いじゃない」
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と、宴会が盛り上がるうちに夜もふけマスターハンドとクレイジーハンドは神社の屋根の上にいた。
ク「なぁ…マスター、当たりだったな」
マ「どうした突然」
ク「俺がここに来たときの初め、楽しかったと思ったのは魔理沙との弾幕勝負だけだったから、あんまり楽しいことが少なくてつまんねえと思っていたけどよ、この世界で異変に巻き込まれてやった魔理沙以外との弾幕勝負で確信したぜ」
マ「確信?」
ク「あぁ、この世界は俺等の鍛え直しにピッタリだ、タブーの一件から俺等も鍛え直したがそしたら今度はキーラとダーズにやられた、俺等はあくまでもあの世界の責任者的な存在であるのにも関わらずにだ、それにマスターの中にある『そいつ』、それもまだ完全に制御できてねえんだろ、ならちょうどいいだろ?」
マ「………そうだな、元は休暇のつもりだったがこの世界なら更に強くなるためになるだろう」
ク「だろ?、それにあっちには分身を置いているから、暫くは大丈夫だろうしな」
マ「……あまりそういうのは言わないでおけ」
ク「あ?なんでだよ」
マ「何となく嫌な予感がしてくるからだ…」
ク「…ま、そう言うならそうさせてもらうさ」
マ「…そろそろ戻るか」
ク「ああ、そうだな」
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大乱闘世界
フヨ…
ウィーン…
フヨ…
???「ミツケマシタ…」
スゥー…
???「フフフ…ヨウヤク…ヨウヤクモドルコトガデキマシタ、ソレニ…」
フヨ…コンッコンッ…
フヨ…ゴンッゴンッ…
???「マサカ、ワタシトオナジヨウニコノセカイヲエヨウトシテイルソンザイガイタトハ、マァワタシトオナジクハイボクシテイタヨウデスガ…」
???「デスガ…、チョウドヨイデスワタシにキョウリョクシテイタダキマショウカ…コンドコソコノセカイヲワタシノセカイトスルタメニ…ネ」
???「マズハジメハ…マタオナジヨウニアレヲアヤツリマショウカ…」
いかがだったでしょうか
ということでお久しぶりでございます死神デス。
そして、マスターハンド、クレイジーハンドファンの皆様申し訳ございません、異形頭化させました。
なぜって?、異形頭が大好きだからさ!、というのは半分冗談で、東方においてデカいというのは正直な所ストーリーにおいて少し邪魔な部分が多く、戦闘においては元の状態で行動はできますが日常や探索においてはデカいせいで難しい所、例えば迷いの竹林であったり人里であったりと話に入れておきたいところに入れられないという状態は避けたいので人形形態を入れようと思いました。
見た目としてはどちらも白スーツですがマスターハンドはしっかりと模範的な着こなし、クレイジーはボタン外したりと崩れた着こなしをしておりそれぞれクレイジーは左胸マスターは右胸にスマッシュボールのバッチを付けています。
それでは次回第11話 人里にて
それでは次回もゆっくり見ていってね!
良いお年を!!