1話 早速コンテニュー
ノイズ…突然表れた災害よりもたちの悪い生き物なのか何なのかよく分からない存在。
そんなやつらから逃げ回る人々。
「……嘘だろ?」
そして、買い物の途中だった青年。彼の名前は桐谷 翔平…この『戦姫絶唱シンフォギアの世界』に転生してきた人間である。
「ああああーー!!(ふざけんな!何でこうなるんだよ!)」
桐谷 翔平……彼は、ただの一般人だった。しかし…転生と言う措置を受けて別世界で再び生を得た。
しかし、生を受けた世界が『戦姫絶唱シンフォギア』だったのだ。
これには流石に白目になるしかなかった。だが、一つだけ良かったことがある…それは
「(俺の身内に原作キャラは居ない…と言うことは、下手な事をしなければ、原作介入はあり得ない!)」
そう、それは原作キャラが身内に誰も居ないこと。だが考えてみれば…下手な事せんでもモブとして人生終えられることである。
これは強みと呼べるかは分からない…。
「ポウッ!」残りライフ99→98
そうそう…俺の転生特典は、仮面ライダーゲンムの力(コンテニュー付き)だ。
コレがあれば安全にモブ生活を送ることが出来る。
「ちょっとまって!?出てくる場所ミスッ…!」←炭化
「復活!」残りライフ98→97
翔平は兎に角逃げた。1日で二つのライフを消費したものの、これ以上減らされたらたまったものではない。
逃げまくっていたら……いつの間にか避難用シェルターについていた。
俺は其処に避難して外の騒動が収まるまで待ち続ける。すると……泣いてる子供の声が聞こえた。
俺は急いで向かうと……足を押さえている子供が。
「どうしたんですか?」
「避難してる時に足を踏まれてしまったみたいで…」
「痛いよぉ…」
「どれ、ちょっと見してみ?」
後、俺はここで一応元・医者としての顔がある。俺は子供の足を見てみると……
「(こりゃあ…完全に折れてんな…)」
俺はバッグに入れていた木の棒を子供の足に当てると、自分の服を脱いで破くと、足の所を木の棒と共に余裕があるように縛って固定させる。
「取り敢えず…応急処置はこれでいいな。ここから出たら病院に行きな。
タクシー呼んどいてやるから。」
「ありがとうございます!」
「気にしないでくれ、ただの人助けだよ。」
そう言って、避難用シェルターから出た後にタクシーを呼んで親子を病院に向かわせた。
「……はぁ、こんな世界に転生しなきゃ良かった…。」
若干の後悔を感じながらも、立ち上がって家に向かって歩き出す。
その手には、紫色のカセットがしっかりと握られていた。
そして……
『何故変身しなかった!私の力を何故使わなかったんだ~!』
「勝手に変身したら怒るからだろうが!」
俺の体に、厄介な同居人を抱え込んだ状態で。