バイクで移動していく中、将平はあることを体の中にいる黎斗に質問した。
「そう言えば…神ってどうしてデータ体になってガシャットの中にいたんだ?」
『九条貴利矢との戦いに敗れ、気がついたらその転生特典として選ばれたわたしのガシャットの中にデータ体として入っていた。』
成る程……自分の謎が晴れた。て言うか神って貴理矢さんに負けたんだな。
……良く勝てたなこの
『さて…そろそろつく。ゲーマドライバーを巻いておけ。』
「……はいはい。」
将平がゲーマドライバーを腰に巻くと黎斗が憑依し、ガシャットを取り出して起動する。
マイティアクションX!
「……変身。」
レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム?アイム ア 仮面ライダー
ずんぐりむっくりな体型で二頭身。そんなゆるキャラのような見た目をしている仮面ライダーゲンムLv1。今回の目的もデータ収集なので、こちらの姿の方が妥当であると判断しての結果だ。
「さぁ、データを回収しようか。」
立花響が二課に所属して1ヶ月がたった頃、やはりと言うか…風鳴翼との相性は良くなかった。戦いの経験の差と言うものもあるのだろうが…それ以前に、何だかギスギスしている感じがしている。
実際、翼は響と戦おうとしていたのだ。
一ヶ月前……
「あなたと私…戦いましょうか…。」
翼がそんな事を響に向かって言った。その様子を見ていた玄十郎と了子。
「何をやってるんだアイツらは!?」
「青春真っ盛りって感じね!」
その言葉を聞いた玄十郎は急いでエレベーターへと向かって走り出した。
「指令、どちらへ?」
「誰かがあの馬鹿者共を止めなきゃいかんだろうよ!」
「こっちも青春してるなぁ。でも確かに気になる子よねぇ、放っておけないタイプかも。」
了子は、エレベーターに乗り込んだ玄十郎を尻目にモニターに映る響を見ていた。
そして対峙している響と翼……
「あの…そう言う意味じゃありません!翼さんと力を合わせ…」
「分かってるわ、そんな事。」
「だったら何故…」
理由なんて簡単だ。風鳴翼自身が、響を…今のガングニール装者を認めないからだ。
「私はあなたを受け入れられない。力を合わせ、あなたと共に戦う事など、風鳴翼は許せる筈がない。あなたもアームドギアを構えなさい。それは常在戦場の意思の体現。あなたは、何者をも貫き通す無双の一振り、ガングニールのシンフォギアを纏うのであれば。胸の覚悟を構えてごらんなさい!」
「か…覚悟とか、そんな…私、アームドギアなんて分かりません…分かってないのに構えろなんて、それこそ全然分かりません!」
響のアームドギアは腕にあるのだが…それを知るのはまだ早い。翼は、遊び半分で戦場に立つ響の事が許せないのだ。
その後、玄十郎が二人を止めたが…響が天羽奏の代わりに戦うなどと言った途端、翼に平手打ちされてしまった。その翼は…泣いていた。
ある日、ブドウ型ノイズを倒している最中、駅の地下へと逃げていった。それを追いかける響だが、爆弾で上に穴を空けて逃げようとしたノイズだが…しかしそこに一閃の光が。
「流れ星…?」
いや、違う。風鳴翼は蒼ノ一閃を使ってノイズを切り裂いた。爆弾と共に炭化するノイズ。
「私だって守りたいものがあるんです!だから!」
着陸した翼に響はそう言う。翼が響の目を見つめている。その時…
「だからぁ?んでどうすんだよ?」
乱暴な口調の少女が暗闇から現れた。白い鎧に緑のバイザー、ピンク色の鞭を持った銀髪少女が現れた。満月の光がその姿を露にすると、翼の口から声が漏れる。
「ネフシュタンの…鎧…!」