黒い車に乗って何処かへと向かう。赤い髪の男性が本当に来て、付いてきて欲しいと言われた。
そうしたら何故か手錠が嵌められてしまい、大人しく連行されております。
「(何で!?怖いんだけど!)」
ここで暴れるのはよろしくない。神…黎斗が付いてきてくれているので安心と言えば安心なのかもしれない。付いたら付いたで暴れるかも知れない。
支配力は黎斗の方が強くて精神を交換すると、俺が願わないと交換してくれない。
『わたしが付いていっても…将平が無事かどうかは分からない。いざとなったら、粒子になって…』
「(それが出来るのは神だけだろ!俺は人間だから出来ないんだよ!)」
正確にはバグスターウイルスに感染した人間なんだけども。しかし、感染してるからどうした?って感じになるのは否めない。
それにこの世界にはシンフォギアがある。ノイズに対してはそれで対抗できる筈なのだ。
「(……ん?そう言えばあの赤い髪のおっさん、どっかで見かけた気がするんだよな…。)」
あの時は眠たくってそっちに気を回してなかった。でも、今考えてみると見かけた気がする…のだが、どうにも思い出せない。
考え事をしていると車の速度が落ちた。目の前にあったのは……
「(……聞いてない!)」
そう、ここはリディアン。地下にはこの世界の人類をノイズから守る為の組織が存在している。
そして赤い髪の男性は……
「(嘘だろ!?もしかして何処かで見られてたとか!?)」
あの男性が誰なのかようやく分かるも時既に遅し。リディアンの手前まで連行されてしまってはもう逃げ出せない。
大人しく連れていかれること10分間…いや、もう時間は取り敢えずどうでも良い。
「(これ、原作に関わること確定やん…。)」
終わった…。俺の人生はとっくに終わってるけど二度目の人生が終わったのだ。
後で辞世の句を考えようかな…?…いや、待てよ?もしかしたらこれは夢かも知れない。
そうか、これは夢なんだな!早く覚めろ!
「………」
【悲報】夢じゃなかった。ふざけんなよマジでよ…!目の前にはどう考えても二課の職員達が居ますね。
逃げたいです!今すぐ逃げ出したいです!しかし忍者が居るのでそんな事は出来ません。
お前これで人類の為に戦ってくれとか言われたら命を削りながら戦う必要がありますね、マジで何?
「君には聞きたいことがある。良いかな?」
「は、はい…」
「君は、謎の仮面の戦士について知っているか?」
思ってたんと違った。聞いてきたことがまさかのゲンムについてだった。
でもこれなら…
「あぁ…あの紫色の奴の事ですよね?僕も良く分からなくて…」
「いや、俺が言ってるのはガンマンのような戦士の事を言っているんだが…」
……墓穴掘りました。自分の中で神が頭を抱えて呆れたかのようなポーズを取っていた。