家に帰った後……俺はバッグを下ろして、早速夕飯の準備に取りかかる。
その瞬間、俺の体からオレンジ色の粒子が出て来てそれが人の形を成していき……一人の男性が現れた。
『翔平ー!貴様に言いたいことは山程あるのだぁ!だが一つ言わせて貰おう!
1日で貴重なライフを二個も無駄遣いするとはどういうことだーーー!!』
「うるせえわ!あの時はただ出てくる場所をミスしただけなんだよ!」
このとてつもなくうるさい男……この男の名は、『壇黎斗』と言ってかつては仮面ライダーエグゼイド達の敵であり、共闘する関係にもあった人物だ。
だがこいつは一度消滅した……が、どういうわけかよみがえってしまった。
これには理由がある。まず、翔平がゲンムの力を貰った時、『プロトマイティアクションXガシャットオリジン』と『マイティアクションXガシャットオリジン』の二つを貰ったのだが…どうやら、プロトタイプの方に壇黎斗のデータが入っていたらしく、そこから翔平の体へと感染することでバグスターとして生きているのだ。
「(はぁ~…何でこいつが…。まあ、こいつが感染してくれたお陰でウイルスの抗体が出来て適合することができたけども…)」
『…まさかガシャットがたったの二本しか無い…?ゴッドマキシマムや他のプロトガシャットすらない上に、私が持っていたデンジャラスゾンビガシャットはいつの間にか使えなくなっているとは…』
「……そろそろいいか?俺、飯にするから。」
俺は、自称神を無視して飯を食べる。だがその途中で、俺の目の前に黎斗が座った。
『翔平に聞きたいことがある。』
「……何だよ。」
『ここは一体どのような世界なんだ?教えてくれ。』
俺は暫く考えたが、教えた方がいいと思い教えることにした。
ここは自分達の住んでいた世界とは違う世界だと言うことを……ノイズについては教えたが、シンフォギアに関しては教えなかった。
自分もよく知らないから……。
『……ヤツのいた並行世界というやつか?確かに、この世界自体は日本とそこまで変わらない。
変わってるところは私の会社がないことと、ノイズと呼ばれるものがいるくらいか…。』
その後、少し考えておくと言い俺の体の中……ではなく、大きめのゲーム機みたいな所に入り込んだ。
「……邪魔だな、これ。」
コレが自分の住居のスペースを取っているのだが、同居人の住む場所と考えて割りきる事にした。
俺もそろそろ眠くなってきたので、自室に戻り布団で眠ることにした。今日はぐっすり眠れそうだ…。
『この世界の事は把握した…。だが最初にやるべき事は、私の会社をこの世界に復活させることだ!
ゲンムコーポレーションは私の会社だ!そしてこの世界でも、私は偉業を成し遂げ、神の道へと登り詰める!
ふふふ…ふははは!…ヴェエハハハハ!!』