ノイズを相手に戦っているのは、奏と翼。彼女達は、トップアイドル『ツヴァイウィング』の顔とノイズから人々を守るために戦っている『シンフォギア装者』としての二つの顔を持っている。
そんな彼女らは、既にノイズを殲滅し終えていた。
「これで全部か?翼。」
「ええ、後は二課に戻って報告を…!」
その時、翼は気配に気付き臨戦態勢をとった。奏も異常に気づいたのか、同じく臨戦体勢を取り構える。
「そこにいるのなら、出てきたらどうかしら?」
翼の言葉に反応したのか、物陰から一人の人間?と思わしき未確認生物が現れた。
まるでゲームのキャラクターを思わせるかのような風貌をしているが、何だか少し不気味に思えてきた。
「翼…こいつは一体…」
「分からない…奏、注意してね?」
『奏!翼!そっちに謎の反応をキャッチした!一体何が起こっているんだ!』
男性の声が聞こえてきた。恐らくは、二人に指示を出してる司令塔のような人物であろう。
その男性に応答する翼。
「先程ノイズを倒し終えた所、その謎の反応の正体とおぼしき未確認生物が出現しました。」
そう報告した時、突然未確認が攻撃を始めた。ビームのような武器で攻撃をしてきたのだ。
直ぐ様通信を切ると、直ぐ様迎撃体勢に入った。
「……私の名はゲンム。お前達シンフォギア装者の戦闘データを取らせて貰おう。」
音声を変えているのか、かなり不気味な声を発しながら攻撃を開始。
翼と奏は距離を取りながら、自身のアームドギアである剣と槍で反撃する。
「ハァッ!」
翼の剣が、ゲンムのバグヴァイザー・ビームモードと激突する。彼女自身は、ゲンムの使う武器は遠距離専用と思っており、接近戦は不得意かと思えた…しかし
「(!…近接攻撃も熟知していると言うのか!?)」
ゲンムの格闘攻撃に驚くも、翼は少女であれどノイズを相手に戦ってきているので遅れをとるような事はしない。
奏も同等であり、横から槍での攻撃をいれてくる。ゲンムは避けるが翼の攻撃は素直に受け止めるしかない。
「(!…ただの少女と思って甘く見ていたが、どうやら油断は禁物らしいな…)」
ゲンムは、奏と翼のコンビネーションに驚いていたのだが、それは二人にとっても同じだった。
「翼、このゲンムとか言う奴…かなり強いぞ。」
「2対1と言う状況下で、私達と互角の強さを持っているということか…!」
両者は動かずにお互い見合ったままであったが、先に動いたゲンムが目の前でビームを発射すると土煙を上げて目眩ましに使った。
「…!逃げられたか…」
「しょうがないわ、次こそ捕まえましょう。」
「……」
ゲンムは二人が去ったのを確かめると、変身を解いて翔平と意識を入れ替わる。
「ハッ!……おい黎斗てめぇ!何を余計なことしてくれてんだこの野郎!
何で原作キャラと関わったんだ!」
『私のゲーム開発の為には必要な事だった、それだけさ。』
「答えになってるようでなってねぇー!」
翔平は、意識が入れ替わっても自分自身の意識がなくなるわけではないが、黎斗の精神力が強すぎて表に出れないだけである。
「ホントに何でこんな奴と同居しなきゃならないんだよ…」
翔平の嘆きなど知ったこっちゃないと言う風に、ゲーム作りに没頭する黎斗であった。