異形のガンダムと共に理不尽な世界に反逆を   作:スズきょろ

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 久しぶりに書きたくなって書いた。ただそれだけ


プロローグ

 この世界は、たった一つの事件によって狂ってしまった。

 

ー『白騎士事件』

 

 その日、日本を狙うことのできる軍事基地のコンピューターが全てハッキング、日本に向けて約2000発以上のミサイルが発射された。

 日本に住む人々が絶望する中、突如として現れた謎の機体がこのミサイルの半数以上を迎撃、事態が収束した後謎の機体を鹵獲しようと軍事兵器が発進したが、死者を一人も出さずに無力化されその期待を目視した兵士たちは、口々に『白い鎧を纏った騎士のようだった』と口にしていたと言う。

 謎の機体は『白騎士』と呼ばれて、その名をとって『白騎士事件』と呼ばれた。

 

 

 この事件こそ世界を狂わせる事件、世界を大きく震撼させる兵器の誕生だった。

 

 

 

《インフィニット・ストラトス》

 

 

 通称《IS》と呼ばれるこの兵器は、現存する兵器では太刀打ちできないのスペックを誇る新世代の兵器だ。

 そしてこの兵器には、この世界の根幹から変えてしまった大きな特徴があった。

 

 それは”女性にしか反応しない”というものだ。

 これにより男女の社会的なパワーバランスが完全に崩壊、女尊男卑の風潮が当たり前になり男性は生きていくことすら辛い世界なった。

 

 この女尊男卑はかなり厳しいものがあり、世界的に男性の冤罪や奴隷化などの非人道的な行為が日常茶飯事に行われるようになった。

 

 この女尊男卑が当たり前になってしまったこの世界で、一つの大きな波が現れる。

 

 それは、()()()()()()I()S()()()()()()というもの。このニュースは瞬く間に世界中に広がり、他にもISを動かすことのできる男性が現れるかもしれないという仮説が立てられて、各国で男性を対象にIS適性検査というものが一斉に行われた。

 

 

 

 

 

 

「おーい、次はお前らの番だぞー」

 

 卒業したはずの学校の体育館に集まり、数日前にお別れしたはずの別に懐かしくもない体育教師に呼ばれ検査の列に加わる。

 

「なぁ、もしも動かせたらどうするよ」

「そんなのハーレム作る一択だろー」

「でもよー、IS学園なんてゴミの思考に染まり切った奴らばっかりだと思うんだけど、その辺どうおもってる?」

「「「………」」」

「「「そんな地獄いきたくねぇっっ!!!!」」」

 

 そんなことを大声で口にする、一緒に並んでいる友達。この辺りの街には比較的珍しく女尊男卑の風潮が広まっていない珍しい街だった。

 

「なぁ、士道はそこんとこどう思ってんの?」

「行きたくないに決まってんだろ…」

「だよなー」

 

「次の人、前に」

 

「士道、呼ばれてるぜ?」

「ああ」

 

 士道と呼ばれた俺は前に進む。そこにあったのは純日本製第二世代IS、名を打鉄(うちがね)

 

(これがIS、改めて見るけど凄いな…)

 

 突然だが俺には前世の記憶がある、といってももうほとんど覚えていないが。今でも覚えているのはガンダムビルドダイバーズRe:RISEのガンダムゼルトザームのプラモデルを買って帰る途中でトラックに引かれる、死ぬ直前の記憶だけ。転生前に何を頼んだかは当然覚えていない。だが、家はISの武装を考案する会社で、俺にはISの武装を考え付くだけの頭脳があった。会社では、特別主任として先頭に立ち指揮を執っている。もちろんこの事は外部に漏らしていない。作っている武装もガンダム系に偏っている気がしたけど、絶対に特典だろうと思って気にしないことにした。なんか、気にしたら負けな気がしたんだ…

 

「ISに触れてください」

「わかりました」

 

 検査官に言われた通りに、ISの無機質で光沢を放つ走行に触れる。

 

(まぁ、結果は分かっているんだけどね)

 

 瞬間、光が体育館に溢れ、ハイパーセンサーが周りの人達の表情をとらえる。

 

 カランッ

 

 目の前の机に座って適性検査の結果を記録していた検査官の手から、ペンが床に転げ落ちた。

 

「うそ、でしょ…二人目の適正者…?」

 

 その言葉を放ったのは誰だったのか、俺からしたらどうでもいいことだった。

 起動されたISの装甲をその身に纏い、手を動かし二人目の適正者を確かにする。

 

「士道、お前…」

「お前が、動かしてんのかそれ…?」

「ああ、俺が動かしているいるよ。この通りさ。

 さて検査官さん、どうすればいいですか?」

 

「えっ!?はい!?そうですねっえっと、まずはそのままでお願いします!

 今上の者に掛け合ってきますので少々お待ちください!!至急学園のほうに連絡をお願いします!」

「は、はい!」

 

 

 全くの想定外のことが起き、検査会場が混乱状態に陥る。

 さっきまで仲良く会話していた友達から困惑の声が漏れる。

 それもそのはずISを動かすためのコアは全部で四百六十七個、つまりISの数も四百六十七機しかない。

 その一つを動かすことのできる男性操縦者が今、目の前にそれも自分の友達が動かしているのだ。この反応は当然である。

 

「なぁ、士道ってさ…」

「なんだ?」

 

 友達の一人が神妙な顔つきでこちらを向いたので、何か深刻なことがあるのか反応を返すと、

 

 

「実は女だったとかそんな事ないのか?」

おい、あんまりふざけた事言ってるとぶん殴るぞ

 

 

 確かに中性的な顔つきだけど、ちゃんと男だよ!!

 

 この日、士道優紀(ゆうき)の、原作への介入が始まった。

 

 

 

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